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桜木町意見書～市長への手紙～震災と住民不在の須磨多聞線 120 140 第２部 第７回住民集会～第９回住民集会
- 1. 第 7回住民集会 」こんな まちに した 61 1995年 11月 26日 天理教兵神大教会地下食堂 参加者 :28人 これまでの鶴 集会のワークショップでも、復興にJJする意見やまちの将来につιl ての提案などは、まちの好 きなところ、嫌ιlな ところもあるιlは須磨多聞線との関係 におιlて出されてきた。特に、後者の観点は桜木町が置かれてιlる 状況か らするとも 致 したな tlも のと考え られる。 しか し、襄災 による被害や、須磨多聞線の事業認 「 7に鰤わらず存在 していた問題 点、さらにはまちの将来にとって必要な事柄Iま数多くある。今回のワークションプで は、問題点とともにまちの将来への提案 をまと妨 れ ヽと考えた。 「 一 ― 一 ― ― ― ― ― ― ― ― 一 ■震災時の被害状況 、細街路の状況が確認できた. ■避難場所が地域 に不足 して いることが分か った。 日避難場所 、避難経路の安全確保の重要性が確認 された. ■日常使 う細街路の必要性、重要性が確認 された。 ■その他地域 に必要な公共施設 、オープ ンスペースの重要性が確認 された。 L_________一 ― ― ― ― 一 ― 一 一 ― 一 一 ― 一 ― 一 一 一 一 一 一 一 ― 一 J 方 法 5∼ 6人のグループに分かれて、地図を日んで震災時の問題点と 今後に向けた具体的提案を出し合った。それ らは、補修、建替、ゴ ミ、街灯、セットパ ック、みちの補修、市民公園の管理、離宮道対 策、今後必要な施設など、個人の問題でも、住民同士で解決すべき 問題でも、自治会で取 り組むべき問題でも、神戸市等行政に要請す る必要のある問題でも構わないものとした. プ ログ ラ ム 1。 自治会活動報告、今後の活動について (30分) (2時 間 20分 )2E環 境調査中間報告 (10分) 3.こ れまでの住民集会の成果確認 (25分) 4.こ んなまちにしたいワークショップ (1時 間 10分) 説明 (5分) グループに分かれて (40分) 各グループの発表 ‐ (20分) まとめ (5分) 5.ま とめ (5分) ￢ 120
- 5. 第 8回住民集 会 」意見 書をつ くろ う 1996年 2月 25日 天理教兵神大教会地下食堂 参加者 :34人 これまでの住民集会では、桜木町につιlて様々な意見が出 されてきた力亀なかでも 須磨多聞線とまちの再建の問題が非 常に切実であることがあらためて実感 された。こ れ らの集会の成果をふまえ■ 桜木町の住民の気持 ちをIF 市を始めとしても多くの 人に伝えるため、意見書をつくることにな った。今回はまず作成 申の意見書をみんな で見ても感想や知 喘 1た点などを出 し合った。また意見書の巻頭にもこのなかで言ιl たいことを簡潔に箇条書きにまとめた文章 を載せることにな グ、この箇条書きをみん なで意見を出し合ってつくることにした。 「 ― ― ― 一 ― ― 一 ― ― ― ― ― =― ― ― =― ― ― ￢ ￨■ これまでの集会で共有 されてきた ことをもとにも桜木 町住民全体 と しての ￨ 1 意見をみんなでまとめる ことができた. ￨ L_________一 ― 一 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 一 ― ― ― 一 ― 一 一 ― ― 一 ― 」 プログラム (2時間) 1.自 治会長の挨拶 (5分) 2。 意見書についての説明 (10分) 3。 意見書箇条書き部分を みんなで考えるワークショップ (1時間40分) 説明 (10分) テープルに分かれて (40分) 発表 (10分) 全体でまとめる作業 (40分) 4。 まとめ (5分) 意見書箇条書き部分 をつ くる方法 <各テープルでの作業> 1.5∼ 6人 <ら いで 1つ のテープルに座り、各人がこの意見書の 巻頭で言いたいことを、5枚程度のカードに書いて出し合う。 2.出 し合った意見カードを、似たもの同士でグループ分けする。 3.分類したグループを、それぞれ 1つ の文章にし、短冊に書く。 <全体での作業> 1.テープルごとで作られた短冊を前に貼り出して、それらを似た もの同士でグループ分けする. 2.分類したグループを、それぞれ 1つの文章にする。 126
- 7. □仮設住宅の入居期間の延長。 1.毎 日追い立てられるような気持ち 2.住宅の品質見直し ↓ 『住民が安lbし て暮らせる権利き 保障して下さい.』 『仮設住宅の施設充実と期間の延長を 要求します.』 テーフルB(水色) ■道路 □道路計画反対。 □道路計画に反対。 □須磨多聞線絶対反文J。 日高速道路計画を自紙撤回して、低家質の市営 住宅を被災者の希望する地域に多数建設する こと。 □高速道路計画に反対。 □この自然豊かrJ西須磨、桜木地域に、尼崎43 号線道路公害の犠牲者と同じ被害者が出るこ とに絶対反対。 ↓ 『須磨多聞線道路計画に絶対反対 ノノ』 『歴史、自然の豊かな環境を守しノたい。』 ■被災者に住宅き ノ □神戸空港よじノ先に、被災者の生活 (職)、 住宅 を考えるべきです。 日被災者に対して安い住宅がほしい。 □ (被災者に対して)家 質の安い住宅きたくご ん作つてほしい。 □仮設住宅の入居期間の 延長と将来の住居の見 通しきはつきじノしてほ しい。 ↓ 『なによじノt、 被災者の 住宅きはじめとする 生活を保障せよ ノ』 128 ■公 共 の 場所 □いこいの家。公共で使える建物がほしい。 □身近な道路の整備き早くしてほしい。 □こどもの遊び場があれば…。 ↓ 『住民のための /At共 の場所を確保せよ。』 ■その他 □七つと住民にい3い 3FJこ とを知らせてほし い (仮設から帰つてきたものにも)。 ↓ 『tつ と住民に情報を公開してほしい。』 テープルC(紫色) ■道路計画きやめよ □多聞線建設に絶対反対。 □須磨多聞線の自紙撤回。 □須磨多聞線反対。 □須磨多聞線白紙撤回.どうしてしなら離宮公 園きけずしノ、天丼川へ流す案。 □自動車公害、環境問題、排気ガスで大変。高架 道路はもつた<ごん。 □須磨多聞線建設絶対反対 ノ白紙撤回せよ。 □須磨多聞線反対。 □24時間大型トラツク等が通つてい3為、空 気、音がすご<、 この上多聞線をつくる事に は絶対反対です。 ↓ 『須磨多聞線の計画白紙撤回を求めます。』 出し合ったカー ドは内容 ごとにグループ分けし、分類 した各グループ を、それぞれ文章にまとめて短冊に書 く。
- 9. ■税金が住民に還つてこない □固定資産税は他市よしノ高い。 □神戸市高速鉄道七高い。これ以上上げrJい で。 ↓ 『税金を有意義な復興資金にすることき 要求します。』 ■集会所 □最新の情報がいつでも誰にでも表示できる、 見ることができる場所の設定。 テーフル E(オレンジ色) ■道路の問題 □地下道にせよノ 須磨多聞線は地下を通すべ きだ。 □自動車の道￨さもつと遠慮して通すことき者カ てほしい。 □住民を追い出す須磨多聞線の自紙撤回き求め 3。 ロルート変更してぼしい。 □環境き破壊しないで。地下道の意見があしノま すのでこの方法を求めます。地下道の上を遊 歩道にしてほしい。 □自分の土地・家に住む権利の保障を求める。 □住民を追い出す須磨多聞線の自紙撤回き求め 3。 □住民が満足してい3桜木町およびこの地区￨よ 南北に短<、 南北の道路は者為ず、東西の道 路を地下道で通すことききた3べきだ。 各テープルでつ くった を短冊 を前 に貼 り出 し、それ らを再び グループ 分 けする。 130 □車が通過す3だけの道路￨さ、この地区に住む 住民が反対していれば作3べきではFJい。 □神戸市の発展に、まだ桜木町以外の人のだめ に、道路が必要であ3なら、地下道を考え3 べきであ3。 □住民が反対する道路は作3rJ。 ↓ 『通過道路以外の何物でもない須磨多聞線を 自紙撤回せよ。』 ■離 宮 道 □離富道の自動車の量を者えてほしい。桜木町 にはすでに通過する自動車で迷惑き被つてい る地域がある。 ↓ F離富道の自動車の通行量を減らしてくれ。』 ■細 街 路 の整 備 □道路の補修。 □現在の道路 (細街路)の整備と溝の蓋をして、 歩行者のための道を歩きやすくすることを求 める。 ↓ 『須磨多聞線きつくるよじノ、現在ある道路を、 子どもやお年寄しノの安lbし て歩け3道 に。』
- 11. ■まちの顔を大切 に □海と出と人間の街き保ちたい。 □須磨海岸、須磨離宮とその眺望、離宮道、須磨 寺、その他歴史上の遺跡等は全神戸市民の財 産である。須磨の自然の調和の美き絶文Jに 乱 ごないでぼしい。残すべきである。鉄の巨大 な構築物、高架を作つてはFJら FJい。 ↓ 『全神戸市民の財産である、須磨の自然美であ3 海と山と人間の街き保ちたい ノ』 ■いこいのある環境き ノ □離宮公園きもつと利用すれ￨ぎ良いと思つだ。 □緑の公園き ノ(離宮公園は有料で開鎖的)防災 といこいのだめli。 ■防災 □潤いのあ3街として、人がいこい、散策出来3 様な、そして災害時の避難場所とFJ3離宮道 き。 ↓ 『いつでもみんなが集い、いこいあえ3離宮公園 と、その道の環境き災害時にも使えるよつ ￨こ ノ』 ■新 しい知恵き ロドイ｀ソ等ヨーロl1/パ に古都を通過す3道路￨さ 貪て地下や迂回路を作つている。資料を取つ て神戸市は検討すべき。どうしても道路が必 要FJら 地下道路を作つて下さい。条件は離宮 道を公園のような道路として復元すること。 ↓ 『世界の新しい知恵き集めて、 古い街の道路計画を考えБノ』 ■ライフ ライ ンの確 保 □電線の地下埋設。 ↓ 『日常生活道路、ライフラインの確保 ノ』 ■まずは安lbし て住める □新しい道路を作3ま しノし、被災しだ者はまず 自分の場所にもど3と云つこと。精神的に安 定する。(道路問題があると弁)住民がまず 戻つてこれ3環境を ノ ↓ 『震災後、一人一人の大切なこの街に、 まず￨さ安心して戻しノ、住めるように するべき ノ高架道路￨さそれから。』 各チーフルから出た文章 (短冊) の分類およびそれをまとめた文章 ■道路 問題 『須磨多聞線の自紙撤回を要求します。』 (グループA) 『須磨多聞線道路計画に絶対反対 ノノ』(B) 『須磨多聞線の計画白紙撤回き求めます」 (C) 『小さFJ桜木町を寸断する須磨多聞線の自紙撤回 を求めます。』(D) 『通過道路以外の何物でもない須磨多聞線を自紙 撤回せよ。』(E) 『須磨多聞線をつ<3よじノ、現在ある道路を、子 どじやお年寄しノの安心して歩け3道に。』(E) 『世界の新しい知恵を集めて、古い街の道路計画 き考え3/』 (F) 『一人一人の大切な場所を奪い、騒音と排気ガス をまきちらす高架道路反文Jノ 』(F) ↓ 《須磨多聞線の白紙撤回を求めます。》 132
- 13. 第 9回住民集 会 」題 名をつけよ う 1996年 3月 31日 天理教兵神大教会地下食堂 参加者 :19人 間覧期間 申にこの意見書の題名を募 グ、23の案が出された。これにこの集会で出 し合った 8つの案を加えても投票 を行つた.得票数の多か った 3つの案をひとつにま とめても題名を決定すること力ゞできた。 プログラム (1時 間 20分) 1.自 治会長の挨拶 (5分) 2.7年度の会計報告 (10分) 3.意見書についての説明 (10分) 4。 意見書の題名を決めるワーク.シ ョップ (50分) 今までに出された案の紹介 (10分) 題名案を出し合 う (15分) 投票 (10分) 決定 (15分) 5.ま とめと今後の活動について (5分) 意 見 書 題 名 を決 め る 方法 出し合った 31の題名案を張 り出し、良いと思う題名をひとり3 つ選んで投票 した。得票数の多かつた 3つの案を組み合わせて意見 書の題名と副題を決定 した. 出 し合 った題名案 を前 に張 り出 して、みんなで投票 した。 134
- 15. 須磨多聞線 に関 するアンター ト 第 2回、第 3回住民集会で出された意見 をもとに、猥磨多聞線の事業化に対する 住民の意向を知るためにもアンケー ト調査を行 うこと力亀 8月 δ日の第 5回住麟 会 誠 定 した。アンター ト用紙:ま避難 してιヽる人を含めた連絡の取れるすべての住民 2 77世帯に配布 し、 8月末までに '2δ 票の回答を得た。 「 ― ― ― 一 ― ― ― ― 一 ― 一 一 ― 一 一 ― 一 ― ― 一 ― ― ― 一 ￢ ￨■ 住民の大半が道路計画 に反対 している ことが分か り (賛 成 2.4% 反対 ￨ 78。 6%)賛 成はすべて「反対 して もどうにもな らないか ら」 という消 極 的理由であることが分か った. ■ほとんどの住民が今後の希望として、震災前の住所のまま (82。 5%)、 将来桜木町に戻 りたい (4.8%)と してお り、このまちに住み続けたい 意向の強 いことがわか った. L_________― ― ― 一 一 ― 一 一 ― 一 一 一 ― ― ― 一 一 一 一 一 ― 一 一 一 J ア ン ケ ー ト回 収 率 アンケー ト配布数 217票 中 126票 58。 1% この うち現在桜木町に住んでいる 197票 中 126票 64。 0% 震災前の総世帯数 372世 帯中 126票 33。 9% ア ンケ ー ト結 果 1.現在のお住 まいの状況 について イ.ご家族は 65才 未満 300人 年齢 について無記入 口.被災状況は 全壊 29戸 半壊 その他 40戸 無回答 ハ.今後のお住まいは 震災前の住所のまま 他へ移転 3人 将来戻ってくる 6人 その他 3人 無回答 10人 2.須磨多聞線に関して イ.あなたは須磨多聞線の道路計画をご存じですか はい 117人 いいえ 5人 無回答 4人 口.あ なたの土地または住居 (自 家、借家を問わず)は道路工事 区域にかかつていますか はい 37人 いいえ 69A‐ わからない 13人 無回答 7人 ハ.あ なたは須磨多聞線が計画どおりできることに対 して、賛成 ですか、反対ですか 賛成 3人 反対 99人 どちらとも言えない 19人 無回答 5人 136 65才以上 58人 2人 04人 一戸 一戸 １ ９ ８
- 17. 須磨多聞線が計画 どお りできる ことに対 して □ 2.4% 賛成 国 78.6% 反対 日 15。 1% どち らともいえない % 4。 0% 無口答 ３ ９ ９ ５ ９ １ 2.現在の住 まいの状況 {1)家 族構成 {2}被 災状況 63.5% 65才未満のみの世帯 8 22.2% 65才未満・ 以上 をともに含む世帯 2 10.3% 65才以上のみの世帯 4.0% 無回答・ 年令につ いて無記入 23。 0% 全壊 29 38。 0% 半壊 49 31.7% その他 40 6.3% 無回答 8 □ □ □ ％ □ 国 国 ％ 138 ０ ８ ３ ５
- 18. 6εL Ｉ ９ ８ ２ ８ ６ ι 最回導 ヽQ専9暉q ヽQ専ヽ1ユCC暉 9ヽ1ユC暉暉 %9・SZ %1°OI□ %8・フg囲 %「6Z□ %Z・1 %0°フ %6・τ6 暑回導%6・1 710■%予・z 9>ユこヨ¥針%8・フ 尋颯ヽ珊%フ ゜ z 準準0堕■0騨Y菫%S・z8 コl猫コ章I器夏暉留珊 ｀ 聴TO彰口{乙〕 ユ、lCコl璽擢覇夏0彗■響覇彫{L〕 ユ、lCEI彗□f覇膨・8 □ 圏 □ 導 野 野 回 脅 ｃ 暑 専 ユ ｕ ｕ９ Ｉ Ｉ レ ９ ２ 国 ％ □ □ □ Ｉ Ｉ ０ ０ ８ ９ ８ レ ヾ-4く∠,単園コl彗口響覇彰 ヽ1率珊0磯与{ε}
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