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「平成 19 年 市立病院統合移転事業検証・検討」 について 4.移転新築の整備場所について  ①候補地の選定について   ②検討の手順について  ③評価の考え方と比較項目の設定について  ④各候補地の比較検討について 5.現地建替えを含めた比較検討について  ①現地建替えと各候補地への移転新築   のコスト比較について                             福岡市総務企画局  第4回こども病院移転計画調査委員会説明資料 1
4.移転新築の整備場所について  ①候補地の選定について (1)検証・検討の位置付け ,[object Object],2 「第2回調査委員会説明資料」資料1 平成 17 年 12 月 新病院基本構想 (市立2病院を統合移転) 平成 19 年 12 月 検証・検討報告書 平成 20 年 7 月 市の方針決定 平成 20 年 12 月 新病院基本構想 医療機能 成育医療 (小児・周産期医療含む) 危機管理医療 (小児救急・感染医療含む) 高度医療 小児医療 小児救急医療 周産期医療 感染症医療 小児医療 小児救急医療 周産期医療 同左 病 床 数 414 ~ 470 床 程度 250 床程度 230 ~ 260 床 同左 延床面積 約 45,000 ㎡ 25,000 ㎡程度 23,000 ㎡~     26,000 ㎡ 同左 敷地面積 約 50,000 ㎡ 15,000 ㎡~     30,000 ㎡ 最低 30,000 ㎡ 35,000 ㎡
3 (2)前提条件の考え方 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],新病院建設の 前提条件 整備手法や候補地が限定されないように考慮したこと       <医療機能>   小児・周産期医療、感染症医療     <建築形態>  全国の主なこども病院の平均床面積 を参考に1床当たり100㎡を想定  (250床 × 100㎡)     <敷地面積>  延床面積や容積率を考慮して、  現地を含む候補地を幅広く対象と    して選定できるよう条件を設定 検証・検討報告書 P71
4 (3)候補地選定の経緯  取得可能時期が3年以内の 1.5 ha以上の福岡市内の土地 現病院の老朽化・耐震改修の必要性により考慮したこと   候補地の条件 <調査方法> ① 福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議 (H15) で検討  した候補地を再調査  ・九州大学箱崎キャンパス跡地(東区箱崎)  ・香椎副都心土地区画整理地区(東区千早他)  ・アイランドシティ健康未来都市(東区香椎照葉)  ・九州大学六本松キャンパス跡地(中央区六本松)  ・シーサイド百道中学校(早良区百道浜)  ・橋本(地下鉄車両基地周辺地区)地区(西区橋本他)  ・伊都区画整理地区(西区徳永他) ② 都市計画GISで 1.5ha 以上の市内未利用地を検索 ③ 行政財産(国等の行政所有地)の処分予定リスト
5 (4)条件に合った候補地  5候補地   九州大学六本松跡地(中央区六本松)   九州大学田島寮跡地(城南区田島)   当仁中学校跡地(城南区鳥飼)   香椎副都心土地区画整理地区(東区千早)   アイランドシティ(東区香椎照葉) 検証・検討報告書 P71
[object Object],[object Object],検証・検討報告書 P72 ② 検討の手順について ◆ 候補地の選定 第1段階 ◆ 考慮したこと  ①地域密着型の病院ではないが、市民意見として現地   での整備、もしくはその付近への移転を希望する声が   多いこと  ②現在の患者やその家族の中にはこども病院が現地に   あることを前提に生活している方もいること  等   九州大学六本松跡地 九州大学田島寮跡地 当仁中学校跡地 6
7 検証・検討報告書 P74 ◆ 候補地の選定 第2段階 ◆ 第1段階の検討を踏まえて  最適な場所が得られない場合には、さらに地域を広げて他の候補地も検討する。   香椎副都心土地区画整理地区   アイランドシティ    第1段階の3候補の中では、当仁中学校跡地が  比較的優れているが、課題や問題点もあることから最適な場所であると結論を得るには懸念が残るため候補地の範囲を市内全域まで広げた。
③ 評価の考え方と比較項目の設定について   (1)評価の視点-新病院基本構想との比較- 検証・検討報告書 P72 8 厚く配点 厚く配点 厚く配点 新病院基本構想( H17) 検証・検討   (H19) 考え方 1.市民の利便性 1.利便性 ・新病院基本構想とほぼ同様な評価の視点で行った。 ・小児・周産期医療に特化したことから(H17は市民病院と統合)、本市及び近隣の高度医療機関とのネットワークによる新生児搬送、ハイリスク母体のバックアップ、他の医療機関を経由した受入等を考慮。 ・市民意見で利便性を望む声が多いことから利便性と救急面を重視。 ・財政負担抑制の観点から経済性を重視。 2.救急・防災面 2.救急面 3.経済性 3.経済性 4.将来の拡張性 4.敷地の活用性 5.療養環境・周辺環境 5.療養環境・ 周辺環境 6.まちづくりの視点 6.まちづくりの視点 ・現況
(2)評価の数値化について 9 ・新病院基本構想(H17)での候補地選定 ・第20回検証・検討チーム会議( H19.8.17 )資料         「△」「○」「◎」の三段階の評価 <検証・検討における候補地比較の評価> ・ 評価項目ごとに 「 A 」「 B 」「 C 」「 D 」「 E 」 の5段階評価 ・ 「 A 」 =5, 「 B 」 =4, 「 C 」 =3, 「 D 」 =2, 「 E 」 =1 とし、数値化 ・ 「利便性」、「救急面」、「経済性」を重視し、 1.5 倍の配点 ・ 37.5 点満点->100点満点に換算 <第20回検証・検討チーム会議議事要旨より> ・△、○、◎ではあいまい。点数化できるとわかりやすい。 ・3段階では幅があり、5段階くらいで細かく評価した方がよい。 ・評価項目では重視する項目を点数化の際に配点を厚くしては。 検証・検討報告書 P72、P73
(3)各視点の比較項目について ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],新病院基本構想(H17) 6つの視点 15 の評価項目 検証・検討(H19) 6つの視点 10 の評価項目 検証・検討報告書 P72、P73 10
11 <検証・検討の比較項目> ① 最寄りの公共交通機関 ・バス停からの距離、バスの路線数 ・鉄道駅からの距離 ② 都市高速道路ランプからの距離   評価の視点1  利便性 <新基本構想(H17)の比較項目>  ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ① 車による現況の所要時間 ( 各駅・最寄りの IC からの時間 ) ② 車による将来のアクセス予想時間(人口カバー率) 検証・検討報告書 P73 厚く配点
12 <検証・検討の比較項目> ③ ヘリ離発着の容易性 ④ 他の医療機関とのネットワーク (九州大学病院、福岡大学病院、  九州医療センターとの距離)   評価の視点2  救急面 <新基本構想(H17)の比較項目>※下線は検証・検討で採用 ( H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用) ③ ヘリポート設置可能の有無 ④ 市内救命救急センターの配置的バランス ⑤ 市内周産期母子医療センターの配置的バランス ⑥ 将来転送所要時間 ⑦ 夜間の車による将来アクセス予想時間 ⑧ 市内災害拠点病院の配置的バランス ⑨ 大地震時に対しての対応性 検証・検討報告書 P73 厚く配点
13 <検証・検討の比較項目> ⑤ 購入費比較  (土地単価 × 利用敷地面積)   評価の視点3  経済性 <新基本構想(H17)の比較項目>  ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑩ ㎡単価(近隣の公示価格等) 検証・検討報告書 P73 厚く配点
14 <検証・検討の比較項目> ⑥ 利用敷地面積   評価の視点4  敷地の活用性 <新基本構想(H17)の比較項目>  ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑪ 将来的な病院機能の拡張性 検証・検討報告書 P73
15 <検証・検討の比較項目> ⑦ 病院としての環境 ⑧ 直近・周辺の道路状況 ⑨ 交通量比較(平日混雑度)   評価の視点5  療養環境・周辺環境 <新基本構想(H17)の比較項目>  ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑫ 病院としての環境 ⑬ 都市計画法から見る敷地利用の制限 検証・検討報告書 P73
16 <検証・検討の比較項目> ⑩ 都市計画から見る敷地利用  (活用の制約等)   評価の視点6  まちづくりの視点・現況 <新基本構想(H17)の比較項目>  ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑭ 都市計画上から見た土地利用の適性 ⑮ 新病院を核とした周辺区域のまちづくりの可能性 検証・検討報告書 P73
検証・検討報告書 P73 ④ 各候補地の比較検討について(第1段階) <1.利便性> 17 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮 跡地  当仁中学校 跡地 バス停距離(路線数) 六本松 : 0m (26) 別府団地前 :400m (4) 梅光園 :560m( 2 ) 鳥飼 : 0 m (2) 鉄道駅距離 ( SB: 地下鉄) SB 六本松駅 : 0 m SB 別府駅 :930m SB 六本松駅 :970m SB 別府駅 :700m 都市高速道路ランプ距離 西公園 :3.0km 堤  :4.2km 西公園 :3.7km 堤   :3.7km 西公園 :3.1km 評価 A 交通至便 C 公共交通機関までやや遠い B 地下鉄までやや遠い、バス停は近いが路線少ない
検証・検討報告書 P73 <2.救急面> ※ 九大:九州大学病院   福大:福岡大学総合周産期母子医療センター   九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター 18 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校 跡地 ヘリ離発着の容易性 周辺は住宅地で、航空法に基づく周辺住民等との調整が必要 他の医療機関とのネットワーク 九大 :5.7km 福大 :4.0km 九医 :2.6km 九大 :6.4km 福大 :3.4km 九医 :2.8km 九大 :6.2km 福大 :3.9km 九医 :1.6km 評価 B B B 他の医療機関とのネットワークは良いが、周辺環境から救急車の出入りやヘリの離発着が懸念される。
検証・検討報告書 P73 <3.経済性> 19 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 土地単価A (㎡あたり) 実勢価格 約 400 千円 公示価格 約 131 千円 公示価格 約 174 千円 購入費比較 (A × 利用敷地面積) 約 12,000 百万円 約 2,882  百万円 約 3,271  百万円 評価 E B B
検証・検討報告書 P73 <4.敷地の活用性> 20 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 利用敷地 面積 概ね北側半分の約 30,000 ㎡を仮定 約 22,000 ㎡ 約 18,800 ㎡ 評価 B 拡張は可能 D 一定の拡張は可能 E 駐車場の確保や機能の拡張等困難
検証・検討報告書 P73 <5.療養環境・周辺環境> ※ 平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を 12 時間交通容量で除した数値 21 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 病院としての環境 既成市街地であり、周辺を含めた療養環境の確保は困難 直近・周辺の道路状況 ・幹線道路に面しているが周辺道路は一方通行が多い ・相互一車線 ・接道幅員が狭隘で中央線なし ・相互一車線 ・三方を道路に囲まれている 交通量比較 ( 平日混雑度 ) 東油山唐人町線 :1.11 博多駅草香江線 :1.38 大濠東油山線  :1.11 東油山唐人町線 :1.11 東油山唐人町線 :1.11 堅粕西新2号線 :1.43 千代今宿線   :1.39 評価 D E C
検証・検討報告書 P73 <6.まちづくりの視点・現況> 22 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校  跡地 都市計画の敷地利用 第1種住居地域・商業地域 第1種中高層住居専用地域 第2種中高層住居専用地域 活用の制約等 ・処分は公用、公共用優先が原則 ・南側は裁判所・検察庁等の法曹関連施設を跡地利用計画に位置付け ・北側は地元まちづくり協議会が地域の活性化に繋がる施設を望んでいる ・処分は公用、公共用優先ではない ・城西中学校第2グランドとして使用 ・一部、文化財保管室及び自転車保管施設として使用 ・今後、行政用途への活用、又は売却を検討 ・水害対策のためのポンプ場を建設中 評価 E C C
検証・検討報告書 P73・P74 <第1段階 検討結果> 23 ※ 評価の数値化の考え方はP9参照 九大六本松   キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 総合評価と検討結果 59点 ・利便性や他の医療機関とのネットワークが優れている。 ・敷地の活用性もあるが跡地利用計画では「商業・業務・サービス交流機能と居住機能等」と位置づけられている。 ・土地が高額である他、救急面、特にヘリポート設置は航空法に基づく周辺住民等との調整が必要であり、適地とは言い難い。 60点 ・公共交通機関からの距離はややあるが他の医療機関とのネットワークは優れ、土地単価は安価で経済性も評価できる。 ・周辺道路が狭隘で中央線もなく、救急車への対応が懸念 ・ヘリポート設置は航空法に基づく周辺住民等との調整が必要であり、一定の拡張は可能だが限度あり適地とは言い難い。 67点 ・利便性や他の医療機関とのネットワークはやや優れて、土地単価は安価で経済性も評価できる。 ・敷地面積が狭小で、利用者アンケートで要望の強い駐車場確保やファミリーハウスの整備などに不安があり、将来の拡張も困難。 ・救急面ではヘリポート設置で航空法に基づく周辺住民等との調整が必要。
検証・検討報告書 P75 ④ 各候補地の比較検討について(第2段階) <1.利便性> 24 香椎副都心    土地区画整理地区 アイランドシティ バス停距離(路線数) 千早駅 :0m (2) アイランドシティ :0m( 4 ) 鉄道駅距離 JR 千早駅 :0m 西鉄千早駅 :0m JR 香椎駅 :2.1km 都市高速道路ランプ距離 香椎浜 :0.8km 香椎浜 :2.2km 評価 A 交通至便 D バスの路線、本数ともに少ない
検証・検討報告書 P75 <2.救急面> ※ 九大:九州大学病院   福大:福岡大学総合周産期母子医療センター   九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター 25 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ ヘリ離発着の容易性 航空法に基づく周辺住民等との調整が必要 病院敷地内の陸上に設けることは可能と思われるが、進入区域内における障害物について考慮する必要がある 他の医療機関とのネットワーク 九大 :6.0km 福大 :14.9km 九医 :11.3km 九大 :8.2km 福大 :18.5km 九医 :14.9km 評価 B 他の医療機関とのネットワークを考慮すると距離的に遠い。 B 他の医療機関とのネットワークを考慮すると距離的に遠い。 当初から病院を立地する旨の説明を行っており、救急車やヘリ離発着の理解は得ている。
検証・検討報告書 P75 <3.経済性> 26 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 土地単価A (㎡あたり) 実勢価格 約 422 千円 処分計画試算値 約 134 千円 購入費比較 (A × 利用敷地面積) 約 6,330 百万円 約 4,020 百万円 評価 E B
検証・検討報告書 P75 <4.敷地の活用性> 27 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 利用敷地 面積 約 15,000 ㎡ 約 30,000 ㎡ 評価 E 駐車場の確保や機能の拡張等困難 A 整形地で施設の自由度が高く、拡張も可能
検証・検討報告書 P75 <5.療養環境・周辺環境> ※ 平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を 12 時間交通容量で除した数値 28 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 病院としての環境 ・東区における副都心であり、療養の場としては必ずしも馴染まない。 ・療養に適した公園等が確保できている。 ・既に公園等があり、今後、街の熟成により、更に環境整備が進むことが考えられる。 直近・周辺の道路状況 ・相互一車線 ・交通至便 ・相互三車線~二車線 交通量比較 (平日混雑度) 福岡東環状線 :0.83 香椎停車場線 :0.91 奈多香椎浜線 :0.87 評価 C B
検証・検討報告書 P75 <6.まちづくりの視点・現況> 29 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 都市計画の敷地利用 商業地域 第2種住居地域 活用の制約等 ・公社が先行取得している行政区画用地( 1.5 ha)について、今年度中(※ H19) に整備の方向性を決定予定 ・まちづくりのコンセプトの一つに健康未来都市構想があり、病院を中心に、快適な都市環境を創造する計画がある。 評価 D B
検証・検討報告書 P75・P76 <第2段階 検討結果> 30 ※ 評価の数値化の考え方はP9参照 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 総合評価と検討結果 56点 ・利便性は優れているが、土地単価が高額で財政負担が大きくなる。 ・敷地が狭小であるため敷地の活用性が低い。 ・まちづくりの視点は、本市の東部地域における副都心で商業地域であることから、適地とは言い難い。 75点 ・土地単価が安価で、敷地の活用性も高く、周辺環境等も優れているが、利便性は劣っている。 ・まちづくりが進むに従い、公共交通機関の充実が図られる可能性は十分にあると考えられ、将来的には期待できる。
5.現地建替えを含めた比較検討について ①現地建替えと各候補地への移転新築のコスト比較   31 検証・検討報告書 P77 概要比較 現こども病院 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 香椎副都心土地区画整理地区 アイランドシティ 場所 中央区 唐人町 中央区 六本松 城南区 田島 城南区 鳥飼 東区 千早 東区 香椎照葉 予定面積 16,794 ㎡ 30,000 ㎡ 22,000 ㎡ 18,800 ㎡ 15,000 ㎡ 30,000 ㎡ 土地単価㎡当たり   22.67   万円 40.0   万円 13.1   万円 17.4   万円 42.2   万円      13.4   万円 容積率 200% 200% 150% 150% 500% 300% 最大整備可能延床面積 33,588 ㎡ 60,000 ㎡ 33,000 ㎡ 28,200 ㎡ 75,000  ㎡ 90,000  ㎡ 概要 現地ローリング 新築移転 工事期間 61 ヶ月 36 ヶ月
32 <金額の根拠> ・整備費用:  73.6 億円(新棟建設費:※PWC委託報告書) ×1.15 (中間免震構造に          よる追加)+ 0.9 億円(外構工事費※PWC委託報告書) ・ローリング費用: 85.5 億円(整備費用) ×0.5 (専門家意見を参考に事務局で判断) 検証・検討報告書 P77 コスト比較 現こども病院 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 香椎副都心土地区画整理地区 アイランドシティ 整備費用 85.5億円 ローリング費用 42.8 億円 なし 土地処分収入 なし △ 38億円 土地購入費用 なし 120 億円 28.82  億円 32.71 億円 63.3   億円 40.2   億円 合計 128.3   億円 167.5  億円 76.32  億円 80.21  億円 110.8   億円 87.7   億円
※ 注釈    説明資料は、市立病院統合移転事業検証・検討報告書(平成19年12月)、及び、平成19年4月~12月に行われた検証・検討チーム会議の配付資料や議事録をもとに作成していますが、上記公文書に記載のない事項については、検証・検討事務局の職員の記憶に基づき再構成して作成しております。   なお、今回は4ページの「調査方法」、10ページの「評価項目を設定する際の主な考え方」、及び32ページの「金額の根拠」が該当いたします。 33

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  • 19. 「平成 19 年 市立病院統合移転事業検証・検討」 について 4.移転新築の整備場所について  ①候補地の選定について   ②検討の手順について  ③評価の考え方と比較項目の設定について  ④各候補地の比較検討について 5.現地建替えを含めた比較検討について  ①現地建替えと各候補地への移転新築   のコスト比較について                             福岡市総務企画局  第4回こども病院移転計画調査委員会説明資料 1
  • 20.
  • 21.
  • 22. 4 (3)候補地選定の経緯  取得可能時期が3年以内の 1.5 ha以上の福岡市内の土地 現病院の老朽化・耐震改修の必要性により考慮したこと   候補地の条件 <調査方法> ① 福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議 (H15) で検討  した候補地を再調査  ・九州大学箱崎キャンパス跡地(東区箱崎)  ・香椎副都心土地区画整理地区(東区千早他)  ・アイランドシティ健康未来都市(東区香椎照葉)  ・九州大学六本松キャンパス跡地(中央区六本松)  ・シーサイド百道中学校(早良区百道浜)  ・橋本(地下鉄車両基地周辺地区)地区(西区橋本他)  ・伊都区画整理地区(西区徳永他) ② 都市計画GISで 1.5ha 以上の市内未利用地を検索 ③ 行政財産(国等の行政所有地)の処分予定リスト
  • 23. 5 (4)条件に合った候補地  5候補地   九州大学六本松跡地(中央区六本松)   九州大学田島寮跡地(城南区田島)   当仁中学校跡地(城南区鳥飼)   香椎副都心土地区画整理地区(東区千早)   アイランドシティ(東区香椎照葉) 検証・検討報告書 P71
  • 24.
  • 25. 7 検証・検討報告書 P74 ◆ 候補地の選定 第2段階 ◆ 第1段階の検討を踏まえて  最適な場所が得られない場合には、さらに地域を広げて他の候補地も検討する。   香椎副都心土地区画整理地区   アイランドシティ    第1段階の3候補の中では、当仁中学校跡地が  比較的優れているが、課題や問題点もあることから最適な場所であると結論を得るには懸念が残るため候補地の範囲を市内全域まで広げた。
  • 26. ③ 評価の考え方と比較項目の設定について   (1)評価の視点-新病院基本構想との比較- 検証・検討報告書 P72 8 厚く配点 厚く配点 厚く配点 新病院基本構想( H17) 検証・検討   (H19) 考え方 1.市民の利便性 1.利便性 ・新病院基本構想とほぼ同様な評価の視点で行った。 ・小児・周産期医療に特化したことから(H17は市民病院と統合)、本市及び近隣の高度医療機関とのネットワークによる新生児搬送、ハイリスク母体のバックアップ、他の医療機関を経由した受入等を考慮。 ・市民意見で利便性を望む声が多いことから利便性と救急面を重視。 ・財政負担抑制の観点から経済性を重視。 2.救急・防災面 2.救急面 3.経済性 3.経済性 4.将来の拡張性 4.敷地の活用性 5.療養環境・周辺環境 5.療養環境・ 周辺環境 6.まちづくりの視点 6.まちづくりの視点 ・現況
  • 27. (2)評価の数値化について 9 ・新病院基本構想(H17)での候補地選定 ・第20回検証・検討チーム会議( H19.8.17 )資料         「△」「○」「◎」の三段階の評価 <検証・検討における候補地比較の評価> ・ 評価項目ごとに 「 A 」「 B 」「 C 」「 D 」「 E 」 の5段階評価 ・ 「 A 」 =5, 「 B 」 =4, 「 C 」 =3, 「 D 」 =2, 「 E 」 =1 とし、数値化 ・ 「利便性」、「救急面」、「経済性」を重視し、 1.5 倍の配点 ・ 37.5 点満点->100点満点に換算 <第20回検証・検討チーム会議議事要旨より> ・△、○、◎ではあいまい。点数化できるとわかりやすい。 ・3段階では幅があり、5段階くらいで細かく評価した方がよい。 ・評価項目では重視する項目を点数化の際に配点を厚くしては。 検証・検討報告書 P72、P73
  • 28.
  • 29. 11 <検証・検討の比較項目> ① 最寄りの公共交通機関 ・バス停からの距離、バスの路線数 ・鉄道駅からの距離 ② 都市高速道路ランプからの距離   評価の視点1  利便性 <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ① 車による現況の所要時間 ( 各駅・最寄りの IC からの時間 ) ② 車による将来のアクセス予想時間(人口カバー率) 検証・検討報告書 P73 厚く配点
  • 30. 12 <検証・検討の比較項目> ③ ヘリ離発着の容易性 ④ 他の医療機関とのネットワーク (九州大学病院、福岡大学病院、  九州医療センターとの距離)   評価の視点2  救急面 <新基本構想(H17)の比較項目>※下線は検証・検討で採用 ( H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用) ③ ヘリポート設置可能の有無 ④ 市内救命救急センターの配置的バランス ⑤ 市内周産期母子医療センターの配置的バランス ⑥ 将来転送所要時間 ⑦ 夜間の車による将来アクセス予想時間 ⑧ 市内災害拠点病院の配置的バランス ⑨ 大地震時に対しての対応性 検証・検討報告書 P73 厚く配点
  • 31. 13 <検証・検討の比較項目> ⑤ 購入費比較  (土地単価 × 利用敷地面積)   評価の視点3  経済性 <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑩ ㎡単価(近隣の公示価格等) 検証・検討報告書 P73 厚く配点
  • 32. 14 <検証・検討の比較項目> ⑥ 利用敷地面積   評価の視点4  敷地の活用性 <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑪ 将来的な病院機能の拡張性 検証・検討報告書 P73
  • 33. 15 <検証・検討の比較項目> ⑦ 病院としての環境 ⑧ 直近・周辺の道路状況 ⑨ 交通量比較(平日混雑度)   評価の視点5  療養環境・周辺環境 <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑫ 病院としての環境 ⑬ 都市計画法から見る敷地利用の制限 検証・検討報告書 P73
  • 34. 16 <検証・検討の比較項目> ⑩ 都市計画から見る敷地利用  (活用の制約等)   評価の視点6  まちづくりの視点・現況 <新基本構想(H17)の比較項目> ※下線は検証・検討で採用 ※ H15 「新福岡市立病院将来構想アドバイザリー会議」資料引用 ⑭ 都市計画上から見た土地利用の適性 ⑮ 新病院を核とした周辺区域のまちづくりの可能性 検証・検討報告書 P73
  • 35. 検証・検討報告書 P73 ④ 各候補地の比較検討について(第1段階) <1.利便性> 17 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮 跡地  当仁中学校 跡地 バス停距離(路線数) 六本松 : 0m (26) 別府団地前 :400m (4) 梅光園 :560m( 2 ) 鳥飼 : 0 m (2) 鉄道駅距離 ( SB: 地下鉄) SB 六本松駅 : 0 m SB 別府駅 :930m SB 六本松駅 :970m SB 別府駅 :700m 都市高速道路ランプ距離 西公園 :3.0km 堤 :4.2km 西公園 :3.7km 堤   :3.7km 西公園 :3.1km 評価 A 交通至便 C 公共交通機関までやや遠い B 地下鉄までやや遠い、バス停は近いが路線少ない
  • 36. 検証・検討報告書 P73 <2.救急面> ※ 九大:九州大学病院   福大:福岡大学総合周産期母子医療センター   九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター 18 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校 跡地 ヘリ離発着の容易性 周辺は住宅地で、航空法に基づく周辺住民等との調整が必要 他の医療機関とのネットワーク 九大 :5.7km 福大 :4.0km 九医 :2.6km 九大 :6.4km 福大 :3.4km 九医 :2.8km 九大 :6.2km 福大 :3.9km 九医 :1.6km 評価 B B B 他の医療機関とのネットワークは良いが、周辺環境から救急車の出入りやヘリの離発着が懸念される。
  • 37. 検証・検討報告書 P73 <3.経済性> 19 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 土地単価A (㎡あたり) 実勢価格 約 400 千円 公示価格 約 131 千円 公示価格 約 174 千円 購入費比較 (A × 利用敷地面積) 約 12,000 百万円 約 2,882  百万円 約 3,271  百万円 評価 E B B
  • 38. 検証・検討報告書 P73 <4.敷地の活用性> 20 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 利用敷地 面積 概ね北側半分の約 30,000 ㎡を仮定 約 22,000 ㎡ 約 18,800 ㎡ 評価 B 拡張は可能 D 一定の拡張は可能 E 駐車場の確保や機能の拡張等困難
  • 39. 検証・検討報告書 P73 <5.療養環境・周辺環境> ※ 平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を 12 時間交通容量で除した数値 21 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 病院としての環境 既成市街地であり、周辺を含めた療養環境の確保は困難 直近・周辺の道路状況 ・幹線道路に面しているが周辺道路は一方通行が多い ・相互一車線 ・接道幅員が狭隘で中央線なし ・相互一車線 ・三方を道路に囲まれている 交通量比較 ( 平日混雑度 ) 東油山唐人町線 :1.11 博多駅草香江線 :1.38 大濠東油山線  :1.11 東油山唐人町線 :1.11 東油山唐人町線 :1.11 堅粕西新2号線 :1.43 千代今宿線   :1.39 評価 D E C
  • 40. 検証・検討報告書 P73 <6.まちづくりの視点・現況> 22 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校  跡地 都市計画の敷地利用 第1種住居地域・商業地域 第1種中高層住居専用地域 第2種中高層住居専用地域 活用の制約等 ・処分は公用、公共用優先が原則 ・南側は裁判所・検察庁等の法曹関連施設を跡地利用計画に位置付け ・北側は地元まちづくり協議会が地域の活性化に繋がる施設を望んでいる ・処分は公用、公共用優先ではない ・城西中学校第2グランドとして使用 ・一部、文化財保管室及び自転車保管施設として使用 ・今後、行政用途への活用、又は売却を検討 ・水害対策のためのポンプ場を建設中 評価 E C C
  • 41. 検証・検討報告書 P73・P74 <第1段階 検討結果> 23 ※ 評価の数値化の考え方はP9参照 九大六本松   キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 総合評価と検討結果 59点 ・利便性や他の医療機関とのネットワークが優れている。 ・敷地の活用性もあるが跡地利用計画では「商業・業務・サービス交流機能と居住機能等」と位置づけられている。 ・土地が高額である他、救急面、特にヘリポート設置は航空法に基づく周辺住民等との調整が必要であり、適地とは言い難い。 60点 ・公共交通機関からの距離はややあるが他の医療機関とのネットワークは優れ、土地単価は安価で経済性も評価できる。 ・周辺道路が狭隘で中央線もなく、救急車への対応が懸念 ・ヘリポート設置は航空法に基づく周辺住民等との調整が必要であり、一定の拡張は可能だが限度あり適地とは言い難い。 67点 ・利便性や他の医療機関とのネットワークはやや優れて、土地単価は安価で経済性も評価できる。 ・敷地面積が狭小で、利用者アンケートで要望の強い駐車場確保やファミリーハウスの整備などに不安があり、将来の拡張も困難。 ・救急面ではヘリポート設置で航空法に基づく周辺住民等との調整が必要。
  • 42. 検証・検討報告書 P75 ④ 各候補地の比較検討について(第2段階) <1.利便性> 24 香椎副都心    土地区画整理地区 アイランドシティ バス停距離(路線数) 千早駅 :0m (2) アイランドシティ :0m( 4 ) 鉄道駅距離 JR 千早駅 :0m 西鉄千早駅 :0m JR 香椎駅 :2.1km 都市高速道路ランプ距離 香椎浜 :0.8km 香椎浜 :2.2km 評価 A 交通至便 D バスの路線、本数ともに少ない
  • 43. 検証・検討報告書 P75 <2.救急面> ※ 九大:九州大学病院   福大:福岡大学総合周産期母子医療センター   九医:九州医療センター地域周産期母子医療センター 25 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ ヘリ離発着の容易性 航空法に基づく周辺住民等との調整が必要 病院敷地内の陸上に設けることは可能と思われるが、進入区域内における障害物について考慮する必要がある 他の医療機関とのネットワーク 九大 :6.0km 福大 :14.9km 九医 :11.3km 九大 :8.2km 福大 :18.5km 九医 :14.9km 評価 B 他の医療機関とのネットワークを考慮すると距離的に遠い。 B 他の医療機関とのネットワークを考慮すると距離的に遠い。 当初から病院を立地する旨の説明を行っており、救急車やヘリ離発着の理解は得ている。
  • 44. 検証・検討報告書 P75 <3.経済性> 26 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 土地単価A (㎡あたり) 実勢価格 約 422 千円 処分計画試算値 約 134 千円 購入費比較 (A × 利用敷地面積) 約 6,330 百万円 約 4,020 百万円 評価 E B
  • 45. 検証・検討報告書 P75 <4.敷地の活用性> 27 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 利用敷地 面積 約 15,000 ㎡ 約 30,000 ㎡ 評価 E 駐車場の確保や機能の拡張等困難 A 整形地で施設の自由度が高く、拡張も可能
  • 46. 検証・検討報告書 P75 <5.療養環境・周辺環境> ※ 平日混雑度:平日の実交通量を乗用車換算した台数を 12 時間交通容量で除した数値 28 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 病院としての環境 ・東区における副都心であり、療養の場としては必ずしも馴染まない。 ・療養に適した公園等が確保できている。 ・既に公園等があり、今後、街の熟成により、更に環境整備が進むことが考えられる。 直近・周辺の道路状況 ・相互一車線 ・交通至便 ・相互三車線~二車線 交通量比較 (平日混雑度) 福岡東環状線 :0.83 香椎停車場線 :0.91 奈多香椎浜線 :0.87 評価 C B
  • 47. 検証・検討報告書 P75 <6.まちづくりの視点・現況> 29 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 都市計画の敷地利用 商業地域 第2種住居地域 活用の制約等 ・公社が先行取得している行政区画用地( 1.5 ha)について、今年度中(※ H19) に整備の方向性を決定予定 ・まちづくりのコンセプトの一つに健康未来都市構想があり、病院を中心に、快適な都市環境を創造する計画がある。 評価 D B
  • 48. 検証・検討報告書 P75・P76 <第2段階 検討結果> 30 ※ 評価の数値化の考え方はP9参照 香椎副都心土地区画整理地区  アイランドシティ 総合評価と検討結果 56点 ・利便性は優れているが、土地単価が高額で財政負担が大きくなる。 ・敷地が狭小であるため敷地の活用性が低い。 ・まちづくりの視点は、本市の東部地域における副都心で商業地域であることから、適地とは言い難い。 75点 ・土地単価が安価で、敷地の活用性も高く、周辺環境等も優れているが、利便性は劣っている。 ・まちづくりが進むに従い、公共交通機関の充実が図られる可能性は十分にあると考えられ、将来的には期待できる。
  • 49. 5.現地建替えを含めた比較検討について ①現地建替えと各候補地への移転新築のコスト比較   31 検証・検討報告書 P77 概要比較 現こども病院 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 香椎副都心土地区画整理地区 アイランドシティ 場所 中央区 唐人町 中央区 六本松 城南区 田島 城南区 鳥飼 東区 千早 東区 香椎照葉 予定面積 16,794 ㎡ 30,000 ㎡ 22,000 ㎡ 18,800 ㎡ 15,000 ㎡ 30,000 ㎡ 土地単価㎡当たり   22.67   万円 40.0   万円 13.1   万円 17.4   万円 42.2   万円      13.4   万円 容積率 200% 200% 150% 150% 500% 300% 最大整備可能延床面積 33,588 ㎡ 60,000 ㎡ 33,000 ㎡ 28,200 ㎡ 75,000  ㎡ 90,000  ㎡ 概要 現地ローリング 新築移転 工事期間 61 ヶ月 36 ヶ月
  • 50. 32 <金額の根拠> ・整備費用: 73.6 億円(新棟建設費:※PWC委託報告書) ×1.15 (中間免震構造に          よる追加)+ 0.9 億円(外構工事費※PWC委託報告書) ・ローリング費用: 85.5 億円(整備費用) ×0.5 (専門家意見を参考に事務局で判断) 検証・検討報告書 P77 コスト比較 現こども病院 九大六本松キャンパス跡地 九大田島寮跡地 当仁中学校跡地 香椎副都心土地区画整理地区 アイランドシティ 整備費用 85.5億円 ローリング費用 42.8 億円 なし 土地処分収入 なし △ 38億円 土地購入費用 なし 120 億円 28.82  億円 32.71 億円 63.3   億円 40.2   億円 合計 128.3   億円 167.5  億円 76.32  億円 80.21  億円 110.8   億円 87.7   億円