氏神サマ! アーバンデータチャレンジ用プレゼンテーションシート

1. 国立国会図書館蔵
地図データ©2018 Google, ZENRIN

2. サービス名：氏神サマ！
氏神さまとは自らの住む土地をお守りくださる神様のこと(http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/ujigamisama/)
主なゲーム内容：
過去に東京で撮影された写真から撮影場所を探し当てる謎解きアドベンチャー
アプリタイトル画面 実際のプレイ画面
地図データ©2018 Google, ZENRIN

3. あらすじ
昔、幸福をもたらすとしてとある狐がいたそうな。その狐はその土地の人々
に祀られて、気がつけばその土地の氏神さまへとなっていた。
昼寝程度のつもりで眠っていた氏神さまの「ナリ」が目を覚ます。するとそこ
がかつての東京の街並みではないことに気づく。それもそのはずなんと５０
年以上も眠ってしまっていたのだ。そこでナリは自分の古くなっている記憶
や思い出を辿り、街の姿の変化を知るために東京中を飛び回るのであっ
た。

4. 遊び方①
メニュー画面から「記憶の場所を探す」のボタンを押し、表示された写真一覧の画面か
ら写真を一つ選びます。
メニュー画面 写真一覧画面
国立国会図書館蔵

5. 遊び方②
表示された写真についてナリがコメントしているので、それを手掛かりに地図上にナリ
を配置しゲームが開始します。
写真一覧画面 地図上でナリを配置して開始
国立国会図書館蔵
地図データ©2018 Google, ZENRIN

6. 遊び方③
3Dマップ上でゲームをプレイします。写真と同じ場所を見つけると画面上に「！」が表
示されるので画面をタップすると過去から未来へと遷移する映像が流れ、アーカイブが
新しい写真に更新されます。
プレイ画面
場所発見時画面 カットイン画面
国立国会図書館蔵
地図データ©2018 Google, ZENRIN

7. 遊び方④
全ての写真を新しいものに更新できればゲームクリアとなります。
アーカイブ更新画面
国立国会図書館蔵
地図データ©2018 Google, ZENRIN

8. このサービスの魅力
・ゲーム感覚で、楽しく時代の流れや歴史に触れるこ
とができる
・サービス内完結型にすることで気軽に散歩気分を味
わえて、リフレッシュに繋げることができる
・キャラクターを設定することでよりエンターテインメン
ト性を持たせられる
※今回設定したキャラクター。架空の東京の氏神さま「ナリ」

9. ズバリ私たちの解決したい地域課題は…
(38)教育：デジタルツールおよびデータの教育における活用
社会、理科などを主な対象としたデジタル教育に関するノウハウ共有も可能なデジタル教材を作り、
デジタル教材の不足を補う仕組みを作りたい
さらに社会科目の歴史に着目
「楽しく学ぶことのできる」「歴史を身近に親しみやすく感じることのできる」新し
い仕組みを提案

10. 親しみのある地域にどのような歴史があるのか興味を持つ機会が少ない
「歴史」という言葉には妙に距離を置きたくなる
少し興味を持って覗いてみれば、まだ知らない面白い歴史が眠っているかもしれない
なぜ歴史なのか…
もっと身近で親しみやすく、歴史について考えることで「新たな魅
力」に気づくことができるのではないだろうか

11. 「歴史」を手軽にかつ、より身近にするため
”ゲーミフィケーション”を用いたサービスに
ゲーミフィケーションにおいて、ユーザーに楽しんでもらうことが何よりも大切
そこで、
①サービス(ゲーム)を楽しんでもらう
②ゲームを通して知り得た情報を、ユーザーは知らぬ間に知識として獲得する
といった段階を踏ませていきたい

12. 出典：”総務省「通信利用動向調査」”、
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
スマホが固定電話に
肩を並べる
モバイル端末（携帯電話）
全体は横ばいなので、そ
の中でのスマホの割合の
増加が見て取れる
タブレット端末も
急速に普及してい
る

13. そこで、サービス展開を行う媒体をスマートフォンやタブレット等の
携帯通信端末に、サービスをアプリゲームとしました

14. 課題解決へのアプローチ
- ゲーミフィケーションを用いたサービスにより、遊びながらにも、ふと頭の中に知識として蓄
え、学習に繋げることができるデジタル教材の提案
- ゲーム要素はもちろんオリジナルのキャラクターがいることや誰でもゲームしやすい媒体を
用いることで、歴史をより身近に、楽しいものと感じることのできるデジタル教材の提案
教材としての強み
- アプリ内完結型なので教室等の学習用途に用いられる場所から、自宅などの自分の好きな
場所で使うことができる
- 学校内で先生の下、生徒たちとワイワイしながら、自宅で家族と一緒に … と場所や環境を選
ばないことにより新たな学習へと発展し、ゲームとしての魅力だけでなく教材としての価値も
上がる
- 自分たちから離れた地域のことについても、その場にいるかのように学習することができる
課題に対して

15. 今回扱った地域課題以外への挑戦
(45)観光：地域の観光資源の掘り起こしと情報発信をしたい (観光地デザイナー)
- GoogleMap等の既存の2D・3Dマップデータを用いることで、自分の好きな場所で気軽に遊ぶ
ことができます。自分のいる場所から離れた地域のことを知ることができ、ゲームの舞台と
なっている地域からしても新しい視点を持ったユーザーが遊んでくれることで新たな観光資
源の発見に繋がります。場所を選ばないということで情報発信をどこまでも行うことができま
す。
(4)人口問題：街の変化の様子を正しく把握したい
- アプリ内で使用されている画像などから、その地域の人々の動向や人の数の変化を見ること
ができ、さらにそれらが比較しやすいので街の変化の把握を気軽に行えます。

16. 今後の展望
・ゲーム内での遊び方や追加コンテンツを増やし、新たなキャラクターなどを登場させる
- ユーザーに飽きさせないゲームの提供に繋がると考えます。
・地域での古い写真をオープンデータとして公開してもらう
- 現在古写真は、デジタルアーカイブとして国立国会図書館や東京国立博物館にて、個人的なブログで、
大阪市ではオープンデータとして公開されていますが、それらデータにはオープンデータ化されたものか
らそうでないものまでが混在し、更に集約先がばらけてしまっていて使いづらい面があります。
- そこでそれらをオープンデータとして集約した
- 扱いやすいサービスの提供を望みます。それに
- より今回提案したサービスの他、多くの制作物
- の提供につながると考えます。
出典：”古写真リンク集”、http://www.geocities.jp/web_ukiyoe/link3.html