1. VS
1240100227-6
Akihiro Shimizu
(Takao Ohkawa Seminar)
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2. 研究の動機
なぜ日本は高速鉄道の輸出が盛んではない
のか？
仮説：費用を軽減する戦略がライバルより
 2010年代から高速鉄道建設計画が盛んになった
弱い
日本企業は通勤車両を多くの国に輸出
しかし…高速鉄道建設や輸出は盛んではない
2

3. 鉄道車両の世界市場シェア そ
世界の鉄道車両の市場規模(%)
の
中南米
他
5%
2%
日本
10%
アジア・大洋州
10% 欧州42%
北米
10%
中国
21%
出典：三菱重工 3

4. 高速鉄道の建設計画
国名 内容 現状
ベトナム ハノイ―ホーチミン間
で新幹線方式での計画
インド ニューデリーなどでの 調査入札は日本が一部
高速鉄道計画 を獲得。その他は欧州
が受注獲得
アメリカ カリフォルニアなど11 財政難により凍結
の計画が存在
ブラジル リオデジャネイロ―サ 入札の延期が発生
ンパウロ間で計画・入
札開始
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5. 日本の鉄道車両製造企業
 鉄道会社が製造企業を保有
 車両のみの製造がメイン
東海旅客鉄道 東日本旅客鉄道
日本車輌製造 総合車両製作所
5

6. 海外の鉄道車両製造企業
 車両のみならず線路設備・信号システムも製造
車両 信号システム
鉄道車両製造
企業
線路・軌道 その他
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7. 世界の主なライバル企業
 Big3が世界シェアの50％を占める
企業名 会社所在地 輸出先
ボンバルディ カナダ イタリア
ア
アルストム フランス 韓国
シーメンス ドイツ 中国
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8. 高速鉄道輸出のリスク
 2種類のリスクが存在
建設リスク 開業後のリスク
建設の長期化による 収入が入らないこと
費用増加 による運営会社の破
たん
為替変動リスク トラブル発生時の賠
償リスク
許認可遅延
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9. 日欧のリスクへの対応
日本政府 欧州政府
金融支援
規格の国際化 規格の国際化
日本企業 欧州企業
企業間の部分連携 企業買収による規模の経済
追及
現地生産の推進 現地生産の推進
新興国に合わせたコンサル
ティング
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10. まとめ
 日本は規模の経済で欧州より弱い
→ 固定費用の削減が限定的
 規格の国際規格化で主導権がない
→ 自国にない規格の存在が日本の参入障壁に
 政府の支援・コンサルティング体制が脆弱
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11. 日本企業・政府の今後の戦
略
日本企業 日本政府
規模の経済の追及 金融支援
鉄道会社のノウハウを生 需要リスクを軽減させる
かしたコンサルティング 対策を輸入国に要求
開業後の経営に関与しな
い
Thank you for Listening!!
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