アイドルゼミ#1分析資料
- 2. PIP(Platonics Idol Platform)とは
情報環境学者でありアイドルにも造詣が深い
濱野智史氏がプロデュース
コンセプトは「アイドルをつくるアイドル」。将来的に
はメンバー自身がプロデューサーとして独立
することを目指す。
PIPから独立したグループもPIPグループに属し、
将来的には2020年にAKBグループの「メンバー
数」を超えることを目標とする
しかし、昨年6月のデビュー時に22人居た
メンバーは次々と卒業し現在11名
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そんなPIPを救うべく、我々東大アイドル同好会が立ち上がりました!
Editor's Notes
- それではPIPさんの分析およびその特性を考慮した最適な企画と題しまして、東京大学アイドル同好会の堀と埜本が発表させて頂きます。
- まず、PIPというグループについて簡単に説明する。
PIPは情報環境学者であり、アイドル評論などでもお馴染みの濱野智史さんのプロデュースという触れ込みで結成されたアイドルである。
コンセプトは「アイドルを作るアイドル」ということで、将来的にはメンバー自身がプロデューサーとなって独立することを目指すというのが大きな特徴である。
メンバー自身がプロデューサーとなり独立したグループもPIPグループに属し、将来的には2020年にAKBグループを「メンバー数」で超えることを目標としている。
しかし、昨年6月のデビュー時に22人居たメンバーは次々と卒業し現在は11名となってしまっている。
そんなPIPを救うべく、我々東大アイドル同好会が立ち上がった。
- 次に、今回出演されるメンバーについて1人ずつ分析を行います。
- まずは石川野乃花さんの分析を行う。
今回はこのように五角形のレーダーチャートでメンバーの個性を数値化した。
石川さんはPIPのリーダーとしてメンバーをまとめている上にイベント告知などの業務もこなしているため、プロデューサー力をMAXの5にした
また、個人として舞台に出演した際に身に着けた表現力がステージでも発揮されているためパフォーマンス力を4にした。
- 次に空井美友さんの分析を行う。
空井さんは大学4年生時に内定を辞退しPIPに入るという特徴的な経歴のあるメンバーである。
レーダーチャートについては、「真面目」担当の通りブログを毎日更新するなどファンサービスに熱心であるためファンサービスをMAXの5にした
また、他番組やイベントのMCなどでロッテ好き、偏食、私服がダサいなど様々なキャラを確立しているためバラエティ力を4.5にした
- 最後に濱野舞衣香さんの分析を行う。
濱野さんは乃木坂46のファンであり、PIPのイベントとして自身のファンと乃木坂46の握手会で連番(一緒に握手に行くこと)したこともある
また、「さいたま郷土かるた」が得意で地区大会、市内大会を勝ち抜き県大会に出場したことがあるという変わった特技もある。
レーダーチャートについては、ファンからも「ビジュアル番長」と評されるメンバーのため、ルックスをMAXの5にした。
また、ライブでは歌唱力に定評があるため、パフォーマンス力を4.5にした。
- そして、私たちが注目したPIPさんの突出した魅力は、ズバリ「文章力」です
これより、このように私たちが導き出した根拠を説明します
- PIPさんを更に詳しく分析するために、私たちはブログの解析を行った。
現在、ほぼ全てのアイドルグループがブログを利用しており、PIPもデビュー1ヶ月後よりブログを更新している。そのため、ブログから得られる様々な数値データからアイドルの特性が見えてくるのではないかと考えた。
ここで私たちはAmebaブログにおけるいいね!機能に注目し、1エントリあたりのいいね!数がライトなファンの数に比例し、1エントリあたりのコメント数がコアなファンの数に比例すると推定した。
この2つの推定をすると、いいね!数分のコメント数はライトファン数分のコアファン数に比例し、すなわちこれはファンの熱量と比例すると推定することができる
これら3つの指標について、2015年8月1ヶ月間においてAmebaブログを利用している他グループ(27組)と比較しPIPの特性を推定した
- まずは1エントリあたりのコメント数を横軸、1エントリあたりのいいね数を縦軸に取り両対数グラフにプロットした結果を示す。
PIPはここに位置する。
少々雑な判断ではあるが、コアファン数やライトファン数がアイドルファンならば概ね納得のいく順番で並んでいることからライトファン数、コアファン数の推定が概ね正しいことがわかる
また、相関係数は0.97とコアファン数とライトファン数が強い相関を示すことがわかる
- 次に、先ほどのグラフでPIPに近い領域を線形軸にして拡大したグラフを示す。
緑の線が線形近似した場合の線であり、PIPが緑の線の下にあることから、比較的コアファン数の多いグループであると言える
- そして、ファン熱量を全グループで比較した結果、解析グループ中トップであった。
- 解析より、PIPはファンの母数では人気グループには及ばないものの、いいね!数分のコメント数はトップであることがわかった
これはすなわちPIPのブログはいいね!をした人がコメントもしたくなるブログであると言うこともできる
すなわち、PIPのメンバーはファンを熱狂させるような文章を書く力が突出しているのではないか言える。
- ここで、PIPメンバーがどんなブログを書くのか、実際の文章を皆さんに見てもらいます。
- まずは空井さんが内定を辞退してアイドルになった経緯を語ったブログを紹介する。
赤字部分「~な私。」「~できるよう」と結句反復することで印象に残るフレーズにしている
- 次に、濱野さんが仲の良かったメンバー「羽月あずさ」の卒業公演を振り返ったブログを紹介する。
タイトルにあえてメンバーの名前を用いずに「君」を用いることで読者をひきつけることに成功している
また、赤字部分では反復法を用いて印象に残るフレーズにしている
- そんな”文章力”が突出したPIPの皆さんにやって頂く企画をいよいよ発表致します
- 企画は題しまして「ファンを熱狂させるような理想のキスシチュエーション小説を作ろう」です
メンバーの皆さんには事前に理想のキスシチュエーション作文を書いてきて頂いており、その作文をこれからスタジオで発表してもらいます
そして作文のストーリーや文章に散りばめられた表現を評価していきます
PIPさんは先ほどの解析の結果判明したブログでの文章力の他にも、著書多数の濱野智史さんにプロデュースされており、オーディション審査では作文も課せられたということで、きっと素晴らしい文章を書いてくれていることでしょう
- 以上で発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。
- PIP一周年記念公演前日のブログ