SlideShare a Scribd company logo
1 of 13
自己分析技法としての
“words”
自己分析技法としての”words”
仮説
• 人は、その人の中にある「言葉」によって動かされるのでは?
• その人が生まれてから受けてきた言葉
• その人が生まれてから発してきた言葉
⇒ その「言葉」を分析すれば、その人が理解できるのでは?
着想元:世の中の「名言集」
• その人は、なぜ、その言葉を「名言」だと思ったのか?
• その人の集める「名言」には、どんな傾向があるのか?
⇒ それらを紐解けば、その人のことが理解できるのでは?
⇒ 自分の言葉を紐解けば、自分のことが理解できるのでは?
あなたを形作っている「言葉」は?
• 自分の言葉を見つける
• 自分の好きな言葉
• ふと思い起こす言葉
• かけられて、勇気をもらった言葉
• 座右の銘
• 自分の軸となっている言葉
• どこから?
• 自分の体験の中から
• 親兄弟、先生、先輩、チームの活動で
• 本、漫画、アニメ、映画、音楽…
そこには
どんな
傾向が?
作業イメージとして
• 好きな言葉×KJ法
• 好きな言葉をとにかく羅列
• それを大きな傾向で分類(グルーピング)
→ タイトルを付ける
• そのタイトルが、あなたの「軸」になるのでは?
• Wordsを思い浮かべる際に… 以下の2点はある?
• そのwordは、なぜ好きなのか? なぜ記憶に残っているのか?
• そのwordを好きになった具体的なエピソードは?
⇒ それがないのなら… 本当に好きなの?
ここがポイント!
絞り込む(決める・収束する)前に、
たくさんの言葉を出す(拡散する)ことで、
自分の思考の傾向が見えてくる!
私のWords
事例として
・タイトルはそのwordsが自分のものになった時期
幼少期~中学校
• なんでジオンは戦ったのだろう?
→ 悪と言われる側にもその行動をする理由がある(ガンダムのジオン公国への感想)
• 心に愛が無ければスーパーヒーローじゃないのさ(アニメ・キン肉マンの主題歌)
• 人に甘く自分に厳しく → 人に厳しく自分にもっと厳しく
(小学校の先生のお説教からの気づき)
• 世界はぜんぜん平和じゃない!自分だけが平和で良いのか?(ニュースを見て)
• メロスの友情は、断じて友情などではない!(国語・走れメロスの感想文)
• 正しい過程の積み重ねが、正しい結果を導く(数学・「式」の重要性への気づき)
• 一本の補助線が、違う空間を作ることもある(数学)
• 人は、過程ではなく、結果だけを見て、才能という(受験後の反応に対して)
• 見てきたことや聞いたこと今まで覚えた全部。
でたらめだったら面白い。(The Blue Hearts)
• やることやれ、嫌なことやれ、偉いやつは言うけど。
嫌なことは嫌だ!死んでも嫌だ!好きなことだけやる!(米米CLUB)
• 自信をつけたければ、勝手に思い込むことだ。「俺って天才だぜぇー!」。
だがそれだけだとバランスの悪い人間になってしまう。「俺ってバカだ―!」
(柔道部物語より抜粋)
• 150%の努力をしよう。そうすれば緊張で70%しか出なくても、100点を超える
(受験の時のおまじない)
高校• 自分よりも圧倒的な努力と才能の持ち主は、山ほどいる(挫折)
• 自分のフィールドで戦う(挫折から立ち直るときの決意)
• 優先順位(アルバイトでの実感)
• お前ほどいいやつも少ないけど、お前ほどムカつくやつもいないよな。
平均すると、ちょっとムカつく寄り(高校の同級生)
• 天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり(福澤諭吉)
• 流されて、浮き上がることはない(大学進学先を決めたときの判断基準)
• 努力した者が全て報われるとは限らん。
しかし!成功した者はすべからく努力しておる。(はじめの一歩)
• Mix-up(はじめの一歩)
• 楽することと楽しいことは違う。
目標達成のための努力は苦しくても、結果的に楽しい(帯をギュッとね)
• 僕が僕であるために立ち続けなきゃならない(尾崎豊)
大学・大学院①
• 自我作古・半学半教(福澤諭吉)
• 熱い魂と冷たい技術(ゼミの先輩)
• 絶対に無理だと言われるが… それは本当か?(ゼミの先輩)
• カネで時間が買えるなら、それは出そう(ゼミの先輩)
• 反対の意見の人にYesと言わせるために考えるのが君のやることだろう(ゼミの先生)
• 仕事の依頼を断ってはいけない。
頼ったのに断られたら、その人は一生、君に仕事を依頼しない(ゼミの先生)
• 「なんで私がこんな仕事を」と当時は思った。
しかし、その経験で後に役に立たなかったものはない。(ゼミの先生)
• 先輩って、結局、面白ければなんでもいい人ですよね!?(後輩からのコメント)
• 80%の力でほぼ100点を取るのがプロ。余力で、緊急対応や新展開を考えろ。(後輩との会話)
• 先輩って、「なぜなぜ君」ですよね(後輩からのコメント)
• 専門でなくても、論理的・多角的であれば議論ができる(ゼミ活動での実感)
• 大学院生は、自分でその道を選んだ以上、社会人の自覚が必要(ゼミの後輩との会話)
• 主義主張が対立していても、誠実な者同士は仲が良い(先生同士の討論を見て)
• 何とかしようとすれば、何とかなる。(留学初日)
大学・大学院②
• 「お前は変」は誉め言葉(日常)
• 君と友達だって言うと、「よくあんな変な人と友達でいられるね」って言われるんだよね!(親友)
• あなたができることを、誰でもできると思わないでよ(彼女にガチギレされたときの言葉)
• あなたは結局、1人で生きられる人なのよね(振られたときに言われた言葉)
• 人間万事塞翁が馬(大失恋をしたときに先生にかけてもらった言葉)
• 「5個、褒めて」→頑張れば、相手の良いところを見つけられる!(別の彼女に求められたこと)
• 君って、小学校の時から、上から目線だったよね(小学校の時の友達と再会して)
• 困ったときに「じゃあ、どうする?」と即座に考え始めるのが、先生の教えですよね
(塾講師時代の教え子のコメント)
• 人の気持ちを理解できれば、それを利用して自分の想いを達成することができる(日常)
• 正しいことがしたければ、偉くなれ(踊る大捜査線)
• たかが最強程度で最高に勝てるわけがねーだろうが!(クローズ)
• お前を殺す者以外、皆がお前を強くしてくれる(昴)
• 40歳になれば、自分の顔に責任を持たなければならない(リンカーン)
• Noblesse Oblige「高貴なる者に伴う義務」(フランス語)
• 学生との会話
• 正しいことは必ずしも人を幸せにしない
• 疑うことによって、確信することができる
• 無理に万能包丁を目指す必要はない。最高の錐を目指せば良い。
• 楽しい!ではなく、楽しむ!
• 欠点とは、成長できる個所を教えてくれるところだ
• 意識し続ければ、無意識でできるようになる
• 何かを選択するということは、選択しないことを決めるということだ
• 褒めて伸びるタイプですって言うけどさ、褒められて伸びてその程度なんだろ?
• 学生からのコメント
• 先生は性格が悪いんじゃなくて、底意地が悪いんですよね
• 先生は学生がちょうど嫌なことを課題にしますよね。それを出すとき、満面の笑みですよね
• 先生が「great」とか「素晴らしい」って言ってる時って、話を聞いていないときですよね
• 真剣な相談をしているときに、カチカチ音がしてますけど、ゲームしてませんか?
• 先生のゼミだって言うと、他の先生から白い目で見られるんですけど。
先生、いつも何やってんですか?
• 先生って、信号を待ってる時でさえ、偉そうですよね
• 先生は、いつも適当なこと言ってるくせに、たまに良いことを言うからムカつくんだよね
大学教員①
• 複眼的視点・常に別の視点から見ることを心がける(地域研究)
• 相手の論理を理解せずに、相手を説得できるわけがない(地域研究)
• 飯は何を食うかじゃなくて、誰と食うかだ(嫌いな上司のいる食事会を断るときに)
• 俺のことを嫌いな奴が苦渋の表情で俺に頼ってきて、それを笑顔で引き受けるときが快感(仕事観)
• 同じ言葉を使っていても、言いたいことが違うときがある(実感)
• 考具(書籍)
• カネがないで付き合いを断るな。たかだか数千円をケチって縁を失うな。カネがないって理由で付き
合いを断るやつを相手にするな。後輩と飲むときはカネを出せ。虚業なんだからみみっちいと思われ
たら終わりだぞ(父親)
• どぶさらいをする人を大切しろ。どぶさらいを厭うな。お前だけが頑張っていると思うな(父親)
• 黒ミサ(俺の研究室で学生と面談しているところを通りかかったT先生のコメント)
• 自分が本気で面白いと思った事じゃないと、学生が面白いと思うわけがない(T先生)
• この1回で絶対に成功させる!という意気込みで、100回試行錯誤する(Y先生との会話で)
• 答えを教えるのは、指導者の怠慢(アオアシ)
• Thought Leader(麻生太郎)
• 苦しいときは私の背中を見なさい(澤穂希)
• 首を振れ(サッカー用語)
大学教員②
グルーピングし、タイトルを付ける
→ 自分の軸となる大グループと小グループ
→ そこから言えることは?
自己評価:偏り
• 俺は変らしい
• 極端
• 口が悪い
• 俺様が過ぎる
ものの見方
• 問う力と意識
• 視点を変える
• 視野を広げる
• 考える技術
自分を鼓舞する
• 自信と誇り
• 自分が行動する
• 環境のせいにしない
• 自分を好きでいるため
の努力
独りよがりにならないよう、
常に自分を客観視すべく努める
より良く考えるために、
常に「考え方」を意識する
常に頑張れるように、
「頑張る源泉」を準備しておく
終わりに 「言葉」を軸にして、自分をふり返る
• 具体的には、20程度のwordsがあれば、十分に分析可能
• 私の場合、「言葉」が好きなので、90程度になりましたが…
→ 日頃からふりかえり(リフレクション)を習慣にしていると、出やすい。
• 色んな種類の言葉があって良い!思い浮かんだ言葉に正直に。
• Wordsを出すために、「自分史」を紐解く
• それぞれの場面で、どんなことを思ったか
• その際に、印象に残った言葉は?
• 自分が好きだったもの、好きなことは、なぜ好きなのか?
• その頃の口癖は?
• 今も妙に覚えているお説教は?

More Related Content

What's hot

Presentation
PresentationPresentation
Presentationpankeiku
 
Presentation2
Presentation2Presentation2
Presentation2pankeiku
 
人生学体験セミナー
人生学体験セミナー人生学体験セミナー
人生学体験セミナーHiroshi Suzuki
 
130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)
130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)
130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)Akihisa Hosino
 
A5 人の心理を読む事
A5 人の心理を読む事A5 人の心理を読む事
A5 人の心理を読む事Sue Wun
 
3分で読める「禅の思想」
3分で読める「禅の思想」3分で読める「禅の思想」
3分で読める「禅の思想」Taku Aoyama
 

What's hot (6)

Presentation
PresentationPresentation
Presentation
 
Presentation2
Presentation2Presentation2
Presentation2
 
人生学体験セミナー
人生学体験セミナー人生学体験セミナー
人生学体験セミナー
 
130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)
130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)
130525 読書会トライアル プレゼン資料(ver b)
 
A5 人の心理を読む事
A5 人の心理を読む事A5 人の心理を読む事
A5 人の心理を読む事
 
3分で読める「禅の思想」
3分で読める「禅の思想」3分で読める「禅の思想」
3分で読める「禅の思想」
 

Similar to 自己分析技法としての"words"

20110811_Vol.1自己分析
20110811_Vol.1自己分析20110811_Vol.1自己分析
20110811_Vol.1自己分析Emi Kubo
 
オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太
オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太
オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太Shuta M
 
第三回(価値観を大切に)5月15日
第三回(価値観を大切に)5月15日第三回(価値観を大切に)5月15日
第三回(価値観を大切に)5月15日Cozy Azuma
 
倉敷市連協研修会20161116 配布資料
倉敷市連協研修会20161116   配布資料倉敷市連協研修会20161116   配布資料
倉敷市連協研修会20161116 配布資料Atsushi TAKAOKA
 
記述論理の解釈を見て思ったこと
記述論理の解釈を見て思ったこと記述論理の解釈を見て思ったこと
記述論理の解釈を見て思ったことKazuro Fukuhara
 
ONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーション
ONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーションONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーション
ONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーションFICC inc.
 
第七回(自分軸の作り方)6月21日
第七回(自分軸の作り方)6月21日第七回(自分軸の作り方)6月21日
第七回(自分軸の作り方)6月21日Cozy Azuma
 
第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日
第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日
第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日Cozy Azuma
 
スライド (自分再発見セミナー)
スライド (自分再発見セミナー)スライド (自分再発見セミナー)
スライド (自分再発見セミナー)Cozy Azuma
 
言語学概論第7回
言語学概論第7回言語学概論第7回
言語学概論第7回Kazuya Abe
 
初回(キャリアって何?)4月24日
初回(キャリアって何?)4月24日初回(キャリアって何?)4月24日
初回(キャリアって何?)4月24日Cozy Azuma
 
スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館
スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館
スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館Cozy Azuma
 
第2回気持ちと向き合う Opening
第2回気持ちと向き合う Opening第2回気持ちと向き合う Opening
第2回気持ちと向き合う OpeningfantasistaVppr
 
「自分の心と言葉で考える」練習シート
「自分の心と言葉で考える」練習シート「自分の心と言葉で考える」練習シート
「自分の心と言葉で考える」練習シートKeisuke NAKAMURA
 

Similar to 自己分析技法としての"words" (15)

20110811_Vol.1自己分析
20110811_Vol.1自己分析20110811_Vol.1自己分析
20110811_Vol.1自己分析
 
オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太
オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太
オープン予選で勝負できるスピーチの育て方 宮崎 秀太
 
第三回(価値観を大切に)5月15日
第三回(価値観を大切に)5月15日第三回(価値観を大切に)5月15日
第三回(価値観を大切に)5月15日
 
倉敷市連協研修会20161116 配布資料
倉敷市連協研修会20161116   配布資料倉敷市連協研修会20161116   配布資料
倉敷市連協研修会20161116 配布資料
 
記述論理の解釈を見て思ったこと
記述論理の解釈を見て思ったこと記述論理の解釈を見て思ったこと
記述論理の解釈を見て思ったこと
 
質問力
質問力質問力
質問力
 
ONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーション
ONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーションONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーション
ONE FICC / パーパスと学際的リベラルアーツによるイノベーション
 
第七回(自分軸の作り方)6月21日
第七回(自分軸の作り方)6月21日第七回(自分軸の作り方)6月21日
第七回(自分軸の作り方)6月21日
 
第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日
第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日
第五回(コミュニケーション能力向上)5月29日
 
スライド (自分再発見セミナー)
スライド (自分再発見セミナー)スライド (自分再発見セミナー)
スライド (自分再発見セミナー)
 
言語学概論第7回
言語学概論第7回言語学概論第7回
言語学概論第7回
 
初回(キャリアって何?)4月24日
初回(キャリアって何?)4月24日初回(キャリアって何?)4月24日
初回(キャリアって何?)4月24日
 
スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館
スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館
スライド(夢の描き方・叶え方のコツ)船橋宮本公民館
 
第2回気持ちと向き合う Opening
第2回気持ちと向き合う Opening第2回気持ちと向き合う Opening
第2回気持ちと向き合う Opening
 
「自分の心と言葉で考える」練習シート
「自分の心と言葉で考える」練習シート「自分の心と言葉で考える」練習シート
「自分の心と言葉で考える」練習シート
 

自己分析技法としての"words"

  • 2. 自己分析技法としての”words” 仮説 • 人は、その人の中にある「言葉」によって動かされるのでは? • その人が生まれてから受けてきた言葉 • その人が生まれてから発してきた言葉 ⇒ その「言葉」を分析すれば、その人が理解できるのでは? 着想元:世の中の「名言集」 • その人は、なぜ、その言葉を「名言」だと思ったのか? • その人の集める「名言」には、どんな傾向があるのか? ⇒ それらを紐解けば、その人のことが理解できるのでは? ⇒ 自分の言葉を紐解けば、自分のことが理解できるのでは?
  • 3. あなたを形作っている「言葉」は? • 自分の言葉を見つける • 自分の好きな言葉 • ふと思い起こす言葉 • かけられて、勇気をもらった言葉 • 座右の銘 • 自分の軸となっている言葉 • どこから? • 自分の体験の中から • 親兄弟、先生、先輩、チームの活動で • 本、漫画、アニメ、映画、音楽… そこには どんな 傾向が?
  • 4. 作業イメージとして • 好きな言葉×KJ法 • 好きな言葉をとにかく羅列 • それを大きな傾向で分類(グルーピング) → タイトルを付ける • そのタイトルが、あなたの「軸」になるのでは? • Wordsを思い浮かべる際に… 以下の2点はある? • そのwordは、なぜ好きなのか? なぜ記憶に残っているのか? • そのwordを好きになった具体的なエピソードは? ⇒ それがないのなら… 本当に好きなの? ここがポイント! 絞り込む(決める・収束する)前に、 たくさんの言葉を出す(拡散する)ことで、 自分の思考の傾向が見えてくる!
  • 6. 幼少期~中学校 • なんでジオンは戦ったのだろう? → 悪と言われる側にもその行動をする理由がある(ガンダムのジオン公国への感想) • 心に愛が無ければスーパーヒーローじゃないのさ(アニメ・キン肉マンの主題歌) • 人に甘く自分に厳しく → 人に厳しく自分にもっと厳しく (小学校の先生のお説教からの気づき) • 世界はぜんぜん平和じゃない!自分だけが平和で良いのか?(ニュースを見て) • メロスの友情は、断じて友情などではない!(国語・走れメロスの感想文) • 正しい過程の積み重ねが、正しい結果を導く(数学・「式」の重要性への気づき) • 一本の補助線が、違う空間を作ることもある(数学) • 人は、過程ではなく、結果だけを見て、才能という(受験後の反応に対して) • 見てきたことや聞いたこと今まで覚えた全部。 でたらめだったら面白い。(The Blue Hearts) • やることやれ、嫌なことやれ、偉いやつは言うけど。 嫌なことは嫌だ!死んでも嫌だ!好きなことだけやる!(米米CLUB) • 自信をつけたければ、勝手に思い込むことだ。「俺って天才だぜぇー!」。 だがそれだけだとバランスの悪い人間になってしまう。「俺ってバカだ―!」 (柔道部物語より抜粋) • 150%の努力をしよう。そうすれば緊張で70%しか出なくても、100点を超える (受験の時のおまじない)
  • 7. 高校• 自分よりも圧倒的な努力と才能の持ち主は、山ほどいる(挫折) • 自分のフィールドで戦う(挫折から立ち直るときの決意) • 優先順位(アルバイトでの実感) • お前ほどいいやつも少ないけど、お前ほどムカつくやつもいないよな。 平均すると、ちょっとムカつく寄り(高校の同級生) • 天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり(福澤諭吉) • 流されて、浮き上がることはない(大学進学先を決めたときの判断基準) • 努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし!成功した者はすべからく努力しておる。(はじめの一歩) • Mix-up(はじめの一歩) • 楽することと楽しいことは違う。 目標達成のための努力は苦しくても、結果的に楽しい(帯をギュッとね) • 僕が僕であるために立ち続けなきゃならない(尾崎豊)
  • 8. 大学・大学院① • 自我作古・半学半教(福澤諭吉) • 熱い魂と冷たい技術(ゼミの先輩) • 絶対に無理だと言われるが… それは本当か?(ゼミの先輩) • カネで時間が買えるなら、それは出そう(ゼミの先輩) • 反対の意見の人にYesと言わせるために考えるのが君のやることだろう(ゼミの先生) • 仕事の依頼を断ってはいけない。 頼ったのに断られたら、その人は一生、君に仕事を依頼しない(ゼミの先生) • 「なんで私がこんな仕事を」と当時は思った。 しかし、その経験で後に役に立たなかったものはない。(ゼミの先生) • 先輩って、結局、面白ければなんでもいい人ですよね!?(後輩からのコメント) • 80%の力でほぼ100点を取るのがプロ。余力で、緊急対応や新展開を考えろ。(後輩との会話) • 先輩って、「なぜなぜ君」ですよね(後輩からのコメント) • 専門でなくても、論理的・多角的であれば議論ができる(ゼミ活動での実感) • 大学院生は、自分でその道を選んだ以上、社会人の自覚が必要(ゼミの後輩との会話) • 主義主張が対立していても、誠実な者同士は仲が良い(先生同士の討論を見て) • 何とかしようとすれば、何とかなる。(留学初日)
  • 9. 大学・大学院② • 「お前は変」は誉め言葉(日常) • 君と友達だって言うと、「よくあんな変な人と友達でいられるね」って言われるんだよね!(親友) • あなたができることを、誰でもできると思わないでよ(彼女にガチギレされたときの言葉) • あなたは結局、1人で生きられる人なのよね(振られたときに言われた言葉) • 人間万事塞翁が馬(大失恋をしたときに先生にかけてもらった言葉) • 「5個、褒めて」→頑張れば、相手の良いところを見つけられる!(別の彼女に求められたこと) • 君って、小学校の時から、上から目線だったよね(小学校の時の友達と再会して) • 困ったときに「じゃあ、どうする?」と即座に考え始めるのが、先生の教えですよね (塾講師時代の教え子のコメント) • 人の気持ちを理解できれば、それを利用して自分の想いを達成することができる(日常) • 正しいことがしたければ、偉くなれ(踊る大捜査線) • たかが最強程度で最高に勝てるわけがねーだろうが!(クローズ) • お前を殺す者以外、皆がお前を強くしてくれる(昴) • 40歳になれば、自分の顔に責任を持たなければならない(リンカーン) • Noblesse Oblige「高貴なる者に伴う義務」(フランス語)
  • 10. • 学生との会話 • 正しいことは必ずしも人を幸せにしない • 疑うことによって、確信することができる • 無理に万能包丁を目指す必要はない。最高の錐を目指せば良い。 • 楽しい!ではなく、楽しむ! • 欠点とは、成長できる個所を教えてくれるところだ • 意識し続ければ、無意識でできるようになる • 何かを選択するということは、選択しないことを決めるということだ • 褒めて伸びるタイプですって言うけどさ、褒められて伸びてその程度なんだろ? • 学生からのコメント • 先生は性格が悪いんじゃなくて、底意地が悪いんですよね • 先生は学生がちょうど嫌なことを課題にしますよね。それを出すとき、満面の笑みですよね • 先生が「great」とか「素晴らしい」って言ってる時って、話を聞いていないときですよね • 真剣な相談をしているときに、カチカチ音がしてますけど、ゲームしてませんか? • 先生のゼミだって言うと、他の先生から白い目で見られるんですけど。 先生、いつも何やってんですか? • 先生って、信号を待ってる時でさえ、偉そうですよね • 先生は、いつも適当なこと言ってるくせに、たまに良いことを言うからムカつくんだよね 大学教員①
  • 11. • 複眼的視点・常に別の視点から見ることを心がける(地域研究) • 相手の論理を理解せずに、相手を説得できるわけがない(地域研究) • 飯は何を食うかじゃなくて、誰と食うかだ(嫌いな上司のいる食事会を断るときに) • 俺のことを嫌いな奴が苦渋の表情で俺に頼ってきて、それを笑顔で引き受けるときが快感(仕事観) • 同じ言葉を使っていても、言いたいことが違うときがある(実感) • 考具(書籍) • カネがないで付き合いを断るな。たかだか数千円をケチって縁を失うな。カネがないって理由で付き 合いを断るやつを相手にするな。後輩と飲むときはカネを出せ。虚業なんだからみみっちいと思われ たら終わりだぞ(父親) • どぶさらいをする人を大切しろ。どぶさらいを厭うな。お前だけが頑張っていると思うな(父親) • 黒ミサ(俺の研究室で学生と面談しているところを通りかかったT先生のコメント) • 自分が本気で面白いと思った事じゃないと、学生が面白いと思うわけがない(T先生) • この1回で絶対に成功させる!という意気込みで、100回試行錯誤する(Y先生との会話で) • 答えを教えるのは、指導者の怠慢(アオアシ) • Thought Leader(麻生太郎) • 苦しいときは私の背中を見なさい(澤穂希) • 首を振れ(サッカー用語) 大学教員②
  • 12. グルーピングし、タイトルを付ける → 自分の軸となる大グループと小グループ → そこから言えることは? 自己評価:偏り • 俺は変らしい • 極端 • 口が悪い • 俺様が過ぎる ものの見方 • 問う力と意識 • 視点を変える • 視野を広げる • 考える技術 自分を鼓舞する • 自信と誇り • 自分が行動する • 環境のせいにしない • 自分を好きでいるため の努力 独りよがりにならないよう、 常に自分を客観視すべく努める より良く考えるために、 常に「考え方」を意識する 常に頑張れるように、 「頑張る源泉」を準備しておく
  • 13. 終わりに 「言葉」を軸にして、自分をふり返る • 具体的には、20程度のwordsがあれば、十分に分析可能 • 私の場合、「言葉」が好きなので、90程度になりましたが… → 日頃からふりかえり(リフレクション)を習慣にしていると、出やすい。 • 色んな種類の言葉があって良い!思い浮かんだ言葉に正直に。 • Wordsを出すために、「自分史」を紐解く • それぞれの場面で、どんなことを思ったか • その際に、印象に残った言葉は? • 自分が好きだったもの、好きなことは、なぜ好きなのか? • その頃の口癖は? • 今も妙に覚えているお説教は?