More Related Content Similar to これからのWeb制作に必要な3つの心得 Similar to これからのWeb制作に必要な3つの心得 (20) これからのWeb制作に必要な3つの心得1. これからのWeb制作に必要な心得
これからのWeb制作
現在のWeb制作
今の世の中、街中でラップトップや携帯端末を広げれば、無線LANを通じていろいろな情報が飛び込んできます。ICカー
ドリーダーしかり、エゕタグを使った「セカカメラ」しかり。また、自分の保管する自己情報は、PCや携帯端末とも連
動できます。それに加えて、GPSなどの位置情報、コンパス情報、端末の揺れや傾きに反応するセンサーなどから得た自身
の情報は、ホストコンピュータへと送信して解析され、情報にあったリプラやゕクションとして返信されるわけです。
このように、周りを見渡しただけでも、あらゆる情報やサービスがンターネットを媒介してさまざまな端末に共有されて
いることに気がつくはずです。そんな中、「我々Web制作者の仕事の領域ってどこまでなのだろうか?」と改めて考える
と、恐ろしくなる反面、武者震いがしてなりません。それだけWeb制作と一言で言っても、幅広いスキルやゕデゕが求
められてきています。そこで今回は、これからのWeb制作に必要な心得について考えていきたいと思います。
[セカカメラ] [コンビニマップ] [ダーツゲーム]
2. これからのWeb制作に必要な心得
これからのWeb制作
これからの時代の変化のポント
Web制作者として、これからの時代の変化のポントを押さえておく必要があります。
その重要となるポントは、次の3つです。
1 いわゆる「ブラウザの時代」は終わった
2 クラウドコンピューテゖングがもたらす可能性
3 自由なンターフェス設計
3. これからのWeb制作に必要な心得
Web制作における時代の変化
1.いわゆる「ブラウザの時代」は終わった
今まで、私たちが取り組んでいたWeb制作というとIE、Firefox、SafariなどのWebブラウザ内で上から下へスクロールし
て閲覧できるコンテンツ制作を指していたと思います。しかし、昨今のノベーションのなか、デジタルサネージ、電化
製品、携帯端末(スマートフォン)、タッチパネル、タブレット、地デジ(地上デジタルテレビ放送)、ICカードなど、
あらゆる端末がンターネットを通してつながっており、情報表示がシームレスになってきています。
これらは、今までWebブラウザのように、ボタンや枠があって、スクロールして……といった機能が必ずしも統一されて
いません。ですが、それらすべては私たちの仕事領域です。
4. これからのWeb制作に必要な心得
Web制作における時代の変化
2.クラウドコンピューテゖングがもたらす可能性
個人レベルのゕプリケーションやデータをマコンピュータに格納する時代は、もう終わりです。雲のようにンターネッ
ト上に散らばるゕプリケーションやサービスの活用、そして自分に関連するさまざまなデータを集約したり、二次利用した
りといったことが次のフェズのポントとなっていくでしょう。
クラウドコンピューテゖングとは?
クラウドサービスとは、一般的には「ンターネット経由で提供
されるさまざまなサービス」のことを指します。
クラウドコンピューテゖングでは、サーバーが連携し合い、クラ
ウド(雲)と呼ばれる一個のコンピュータリソースとして捉えら
れます。
動画、写真、メールなど、従来自分のPCのハードデゖスクの中に
保管していたものをネットワーク上に置き、いつでもどのPCから
でも利用できるようにしたものが一般的なクラウドサービスです。
さらにはエクセル、ワードのようなビジネス系のソフトウェゕ、
ゕプリケーションやOSまでクラウドサービスで提供されています。
5. これからのWeb制作に必要な心得
Web制作における時代の変化
3. 自由なンターフェス設計
人間工学や認知工学などに基づいた「人間中心設計(HCD:Human Centered Design)」という考え方が注目されてい
ます。これは「使う人間のためのものづくり」という意味ですが、Webサトでも、使う側に思考を求めることなく、直
感的に操作できるようなンターフェスデザンを意識していくべきでしょう。
ンターフェスとは?
ンターフェスとは、「境界」や「接点」を意味する言葉です。
例えば、人間がドゕを開けるとき、ドゕのノブを掴みます。その接したときにできる状態をンターフェスと言います。
言ってみれば、人間があらゆる道具やモノを使う時には、必ず何らかの形のンターフェスが生じているわけです。
ユーザーンターフェースとは、コンピュータプログラムと人間(ユーザー)との間で情報をやり取りするための方法、
操作、表示といった仕組みの総称です。
仮にサッカーゲームで例えてみると、通常は「Aボタンでシュート」、「Bボタンでパス」
のようにコントローラーやボタンなどを操作してゲームをすると思いますが、ボールを指
で操作できたらどうでしょう?シュートもパスも方向も強さも、感覚的に操作できます。
いちいちAボタンやBボタンで何ができるのかを知る必要はありません。
これが、使う側に思考を求めることなく、直感的に操作できるようなンターフェスデ
ザンと言えるでしょう。
6. これからのWeb制作に必要な心得
Web制作の創造
未来のWeb制作のメージ
時代の変化の3つのポントを押さえたうえで、将来的にこんな時代になるのではなかという映像を紹介します。
iPhone 5 Concept Features A Day Made of Glass...
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=lzsBwnv_dAg#! http://www.youtube.com/watch?v=6Cf7IL_eZ38&feature=player_embedded
技術は常にノベーションを起こしていきますが、いつの時代でも変わらず重要なのはゕデゕです。使い勝手などの利便
性を追求していくことは進化を遂げるうえでとても価値のあることですが、ストレスが皆無となった使い心地は退屈という
側面も持っています。エンターテメント性も兼ね備えたゕデゕで、核となるコンテンツを充実させなければ、どんなに
技術が進化しても意味がないのです。
7. これからのWeb制作に必要な心得
これからのWeb制作で求められるもの
これからのWebデザナーに求められるものとは?
広く浅くのやり方では、デザンテンプレート化、優れたCMSやソフトウェゕに負けてしまう可能性があります。
これからのWebデザナーに求められるものは、専門性です。 複雑化されてきたため、Webデザナーはますます分業
が進むと考えています。
ゕデゕを考える人、画面をデザンする人、画面の構成を考える人、CSSを使ってパズルのように組み立てる人、 シ
ステム化を行いデータを動かす人など、専門性を持つことが重要になってくると思います。
昨今のソーシャルメデゖゕやスマートフォンの流行から、今後さらに人々の生活と密接に関わるサービスやデバスが
生み出されていくことが予想されます。
Webデザナーとしては、そういった新しいサービスと自分が生み出すクリエテゖブをどう結びつけていくのか、そ
れがどのような可能性・拡がりを持つのか、日々考えながら仕事ができる方。単にキレなものをつくるだけでなく、
ロジックと感性を融合させたクリエテゖブが出来る方が 求められているのではないでしょうか。
未経験の人でもWebデザナーとして働けますか?その場合の判断基準は何ですか?
働けますが、常に新しいものが好きな人、チャレンジし続ける人、依頼に対してできないと言わない人を採用したいと
思っております。常に新しいものが好きな人は、このWebの技術の進歩に臨機応変に対応できると思います。またチャレ
ンジし続ける人は、今のデザンに納得しない、満足しない、そのように考えづづける事で、進歩が生まれます。また依
頼に対してできないと言わない人というのは、基本的に依頼者も無理なことは頼みません。越えられる試練しかきません。
もちろん大丈夫です!社内のWebデザナーのほとんどが、独学もしくは未経験からスタートしています。現在一緒に働
いているWebデザナーに共通して言えるのは、Web業界やWebデザンに対して、非常に高い関心や熱意を持ってい
ることです。また、「ひとがら」が当社とマッチしていることも採用の重要な判断基準になっていると思います。30名程
度の小さな会社ですから、社内の雰囲気が良いことはとても大切です。できるだけ長く一緒に働いていきたいという当社
の考えと照らし合わせても、「ひとがら」は大切な要素のうちの一つですね。
参考:Webデザナーになりたい!Web制作会社で働く為の就活ガド | Webクリエターボックス
8. これからのWeb制作に必要な心得
これからのWeb制作で求められるもの
どんなスキルが求められる?
現在のWeb制作で、特にニーズの高いスキルは次の3つです。
iPhone … Objective-C
1 スマートフォンゕプリ開発 Android … Java
WindowsPhone … C#, Visual Basic
2 HTML5 + CSS3 + Javascript(スマートフォン対応)
3 LAMP 【Linux+Apache+MySQL+PHP/Perl/Python】
最後に。
Web制作を通じてどのようなサービスを生み出していきたいのか、それを実現するためにはどのようなスキルが必要な
のか、ということを常に意識していくことが大切です。
就職を考えている場合、「就職をしたいのか?」あるいは「目的を実現したいのか?」をハッキリするべきでしょう。
9. これからのWeb制作に必要な心得
Web業界のこれから
10年後を生き抜くWeb業界の心得10か条
この先、Web業界で生き延びていくために意識しておきたい「Web業界の心得10か条」を明記します。
この10項目を頭に叩き込み、実戦を心掛ければ、10年後も安泰でしょう!
1. ブラウザの時代は終わったのだよ、皆さん!
2. クラウドコンピューテゖングがもたらす可能性を熟考するべし!
3. されどンターフェスデザン。ボタン1つにもこだわるべし!
4. しかしながら、ンターフェスデザンとは水道の蛇口をひねるようなもの!
5. センスを磨け! かっこ良いものと、ダサものを瞬時に嗅ぎ分けるセンサーを身につけよ
6. 施策実行後、市場の動向を見ながらタミングよくコンテンツを投入せよ!
7. 結局、ユーザーへ刷り込ませたいのは「ラフタムバリュー」である
8. 時代は、よりヒューマンセンター的な考えに、そしてエンターテメントに
9. Web業界は製造業ではありません、常に常識打ち破ろう!
10.いつまでも子供のような気持ちを忘れるな!
中川直樹
社団法人 日本WEBデザナーズ協会
(JWDA)会長
2011/5/11(水) 株式会社ゕンテゖー・フゔクトリー 代表取
締役/ゕートデゖレクター
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/05/11/10161