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Cpg2016ｂ
- 3. 1991年 ここから始まる Gordon Guyatt ：EBMという言葉を米国内科学会誌に記載 Iain Chalmers ：最初のSR、92年にはUK CochraneCenter Steve Jobs ：アップルを追われてNext設立 Windows 3.0 最初のWebが欧州原子核研究機構(CERN）に作成
- 4. Periodontal diseases で検索した、Clinical Trial と Systematic Review の推移 Internet IT の 変化と時を同じくするEBM
- 6. 医療技術評価推進検討会 1998〜1999 ○高久 史麿（自治医科大学学長・日本医学会副会長） 座長 長谷川敏彦（国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長） 久繁 哲徳（徳島大学医学部衛生学講座教授） 廣井 良典（千葉大学法経学部助教授） 福井 次矢（京都大学医学部附属病院総合診療部教授） 宮城征四郎（沖縄県立中部病院長） 矢崎 義雄（東京大学医学部教授）
- 8. Minds設立 wikipedia記載 2000 年度には 12 のガイドラインの作成となり、また当時の国立公衆衛生院に EBM 情報センターを設置し、そこに作成された診療ガイドライン、その患者 向 けのバージョン、またコクランライブラリーのアブストラクト翻訳などを収載し ようというプロ ジェクトが始まった。そのための 6 億円の予算がほぼ確定した。 と ころが、当時の自民党が反対した。日本医師会にバックアップされたものであ る。（津谷：日本のEBMの動きからのレッスン） 最終的には(財)日本医療機能評価機構に Medical Information Network Distribution System（Minds） という部署が設置され、2004 年から診療ガイド ラインが収載されるようになった。
- 13. Cochrane.org Iain Chalmers：最初 のSR、92年にはUK CochraneCenter フロッピーで配布 CD DVD やがて ONLINE WEB
- 20. MLに添付しました 2月22日水曜日13:30~16:40 成育医療研究センター講堂 日本コクランセンター設立記念 「系統的レビューの将来を考える特別 セミナー」 特定非営利活動法人日本コクランセンター設立記念 日時 ：2017 年 2 月 22 日（水）13:30～16:40 場所 ：国立成育医療研究センター講堂（〒157-8535 東京都世田谷区大蔵 2-10-1） 主催 ：特定非営利活動法人日本コクランセンター、コクラン日本支部、AMED 研究班（母子保健領域に おける国際的動向を踏まえた予防方法や治療方法の開発及び情報発信等に関する研究） 共催 ：国立成育医療研究センター、聖路加国際大学 参加費 ：無料 事前申込：不要 プログラム（予定）： 挨拶 （13:30-13:40） 国立成育医療研究センター 理事長 五十嵐隆 招待講演（13:40-14:10） "Too Much Evidence": Promises and pitfalls of evidence-based medicine inChina 元コクラン・チャイナ ディレクター Joey Kwan 新設法人紹介（14:10-14:40）活動計画とコクランセンター化等の紹介 国立成育医療研究センター政策科学研究部 部長 森臨太郎 話題提供１ （14:40-15:10）「人工知能を利用した系統的レビュー」 奈良県立医科大学中央手術部 医局長 / 病院講師 田中優 話題提供２ （15:20-15:50）「臨床研究の情報の信頼性の問題について」 京都大学大学院医学研究科健康増進・行動学 准教授 渡辺範雄 話題提供３ （15:50-16:10）「世界保健機関 WHO との連携について」 聖路加国際大学国際看護学 教授 大田えりか パネルディスカッション（16:10-16:40） 司会 森臨太郎 話題提供者 お問い合わせ先：国立成育医療研究センター研究所 政策科学研究部 〒157-8535 東京都世田谷区大蔵 2-10-1 Tel: 03-3416-0181 E-mail: cochrane.japan@gmail.com
- 21. 系統的レビュー、CPG学習の場 〇 EBM-TOKYO 〇 日本コクランセンター 成育、聖路加、奈良県立医大、京都大学 〇 Minds 〇 系統的レビュー作成者支援会議 〇 CASP Japan 〇
- 22. ご静聴ありがとうございました。
Editor's Notes
- 25年前のEBMの始まりから 思い出してみましょう
- ９１年 インターネットが始まる年に EBMもスタートです。ネット、ITツールの変化と医学研究の方向性には深いかかわりがあります。
- 2015年初頭に pubmedで「periodontal diseases」で検索し、CT と SRの増加を5年ごとに示しました。累積したらもっと大きなカーブになります。
- 90年台に戻ってみると、厚生省時代の検討会が鍵でした。
- 座長は高久先生（現医学会会長）、話の大半を占めたのは 公衆衛生畑の長谷川、久繁氏の二名。 とりわけ 久繁氏の発現力は強かった。不祥事がなければ Mindsの初代理事になっていたと思われます。
- 学会に EBMガイドラインを作る能力は無いということは何度も指摘され、各学会にEBMを指導できる人を派遣するという意見が出ました。しかし 実際には それは無理な話で（そういう人を育成できていない）絵に書いた餅だったという事です。
- wikipediaにも引用されている 津谷氏の話を入れました。 Mindsは 久繁氏の不祥事により 山口氏が初代理事に。
- 科研費をばらまいて 初期のガイドラインが作られましたが、GOBSAT の代物ばかり。 2007年にガイドライン作成の手引が出ましたが、明瞭な作成支援はなく、エビデンスヒエラルキーの誤解による推奨がはびこりました。現在ようやくGRADEによる 妥当性、透明性のあるガイドラインが出始めたところです。GRADEは相原先生のWEBを。
- 方法論がある程度 形になってきたので 次は ガイドラインの普及、活用成果の確認、教育などが課題になってきます。
- 広島市で開業する藤原歯科医院では、電子カルテの中にガイドラインがポップアップできるようにし、患者さんへの説明共有ツールとして利用が始まっています。PCばかり見て お話を聞いてくれない と言われないためにもIpadのような共有ツールは重要ですね。
- 最後に コクランに着いて話します。
- コクランが亡くなった4年後、イアイン・チャーマーズが産科領域のRCTデータベースを駆使して 最初のシステマティックレビューを作成しました。それは現在のコクランのロゴに示されています。
- コクランのwebは ３つのサイトから構成されます。 コクランから委託されてレビューを掲載するワイリー社運営のコクランライブラリー。 コクランレビュー作成者のトレーニング、開発ツールを提供するコミュニティ。 コクランの会議、総会、ニュースなどまとめレビューの要約をよりわかりやすく解説する .org。
- .org のwebページは現在各国語でアクセス可能なように翻訳チームが活動中
- .orgの翻訳は smartling system というツールを使用。 レビュー作成には アーチー、 reviewmanager などのデータベース、ソフトウエアの習熟が必要。さらに現在は Slack などのクラウド共有作業ツールの導入も見込まれており、これらのツールに習熟することは大きなアドバンスになると思います。