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NewsPicksの学割ユーザー拡大
目次
1. 現状分析
2. 課題解決へのアプローチ
3. 課題解決の具体案
4. 予想される質問と回答
5. まとめ及び今後の展望
テーマ:NewsPicksの学割ユーザー拡大
1.現状分析
「NewsPicksの学割プラン申込ユーザーを、拡大/増加するためのアイデア」
現状
あるべき姿
学生会員が今よりも増えた状態
真の課題
 学生がNewsPicksへ課金する価値を見出せない
⇒価値認識の問題⇒付加価値の問題
 学生がNewsPicksの存在を知らない
⇒価値伝達の問題⇒知名度の問題
学割プラン申込ユーザーが少ない
本提案では、付加価値と知名度の側面から解決策を提案する
1.現状分析
学生ならびに多くの大人は、ニュースメディアにあまり注目していない
⇒大量のニュースが無料で読めるメディアが存在するため
一方、新聞のように上質な情報をわかりやすく提供することで差別化に成功したメディアも存在
NewsPicksは内容の質は担保されているため、差別化によって注目される戦略が良い
Twitter:フォロワー2万人
YouTube:登録者36.2万人
Instagram:フォロワー6.6万人
様々なメディアでの積極的な情報発信
現在の大学生/院生の登録者は合わせて11%
2.課題解決へのアプローチ
価値を
伝える方法
付加価値を
高める方法
企業による
実名討論会
価値不足
(価値認識)
大学の
講義で利用
ログイン
ボーナス導入
問題点 具体案
課題解決方法
価値伝達
(知名度)
現状の課題
• 学生にとってNewsPicksに課金したいと思える付加価値が少ない
• NewsPicksに課金するだけの価値を伝えきれていない
⇒これらを解決すればNewsPicksの学割ユーザーを増やせるのではないか
2.課題解決へのアプローチ
≪ターゲット≫ 大学生
大学生最大の関心は「就活」
⇒就活に対する実益を感じることは高い付加価値につながる
現状のシステムをいかし、学生に与えられる価値とは下記2点だろう
≪広告戦略≫
・大学で授業の教材としての使用
・就活情報サイト
・大学のキャリアセンター
⇒さらに、「就職に役立つ」という点は口コミ効果、知名度向上も見込まれる
①就職に関するクローズドな情報
②実名討論の場
3.課題解決の具体案
①就職に関するクローズドな情報
NewsPicksが記事に取り上げる対象は「企業」や「経済」
学生にとって「企業」や「経済」との結びつきは「就活」や「インターン」
「就活」や「インターン」の情報をクローズドに伝えられれば、
NewsPicksの価値は一気に向上するのではないか?
• NewsPicksが推奨する、
「実名でのコメント投稿」への対価が不十分
⇒企業側がNewsPicksを覗き、経済ニュースに対する
学生の実名コメントを見て就職活動の判断材料とする
ことが理想
どうして
クローズド?
3.課題解決の具体案
②実名討論の場
他のSNSにおける議論の現状
ほぼすべてのソーシャルメディアでの
コメントは「匿名・無料」である。
・他者評価には使えない
・非建設的な口論となりやすい
・同調圧力ゆえ意見が一様になりやすい
⇒建設的な議論の場とは言い難い
NewsPicksにおける議論の理想
NewsPicks の「実名・会員制」を拡充
・意見を遡れるため、他者評価に使える
・有料会員限定であり、有用な情報を
引き出そうと建設的な議論になりやすい
・上質な記事である分、様々な意見が
期待できる
⇒建設的な議論の場に近づき
⇒学生の意見が正当に評価される!
差別化!
3.課題解決の具体案
ⅰ) 実名制の拡大とDM・返信機能の実現
≪実名制≫
・全ユーザーが実名で討論可能
≪DM・返信機能≫
・NewsPicks内の記事に寄せられたコメントに全ユーザーが返信可能になる
・議論に情報を補足したり、反論が可能になる
・直接企業側から学生にメッセージを送ることもできるようにする
≪テーマ指定型討論≫
・企業が特定のニュースや社会課題を題材に毎月意見を募る
・優れた意見を示した学生には、企業がDMでインターンなど就活情報を優先的に提供
3.課題解決の具体案
実名制
学生 企業
学生の意見表明
DMによる企業と学生の交流
実名のインセンティブ
優れた意見を示すと、
企業からのDMなどで
インターンや採用、OB
訪問といった就活情報を
クローズドに収集可能
実名のインセンティブ
優れた意見を示した学生の
過去の発言を遡ったり、
どこの誰かと把握できるため、
優秀な学生を早期に高い
精度で判別可能
⇒学生×企業 双方にメリットがある
3.課題解決の具体案
企業討論
企業が特定のニュースや
社会課題を題材に
毎月意見を募る
返信機能
・記事に寄せられたコメントに
全ユーザーが返信可能に
・情報を補足したり、
反論が可能になる
DM機能
クローズドな情報を
企業から優秀な学生に
直接提供可能
○○ ○○
○○ ○○ ○○ ○○
200
200
3.課題解決の具体案
ⅱ)ログインボーナスの導入
・ログインボーナスの導入で、学生が継続的に利用するインセンティブとする
・ログインや記事閲覧、コメントによってポイントが貯まり景品と交換できる
(例)
NewsPicksには大学教授や著名人からも多く記事やコメントが寄せられている
⇒直接、大学教授らへ講演や著書提供など、協力のお願いもしやすい
ログイン:1P
記事閲覧:5P
いいね数:15P
コメント:25P
オンライン講演会参加:100P
オリジナルグッズ:100P ~
電子書籍:500P ~
貯めて交換!!
3.課題解決の具体案
ⅲ)大学の授業での活用
・NewsPicksには大学教授からも多く記事や
コメントが寄せられている
⇒直接、大学教授らへ協力のお願いもしやすい
・大学でNewsPicksのコメント欄を利用した
討論基本講座のようなセミナーなどを実施
・毎週様々な人のコメントを集め、授業内で
記事をもとに討論の授業を行う
・大学のキャリアセンターや教授との協力、
オンライン化で授業へのコストも抑えられる
ⅳ)ユーザーの利便性向上
・学生が興味のある企業情報の拡充
・月額費による契約よりも年会費による契約に
割引などインセンティブを与える。
例)12か月分の支払いで25%off
6か月分の支払いで15%off 等
4.予想される質問と回答
・無料体験のように、値段を下げて価値を実感してもらう方法もあるのでは?
⇒長期的に利益を出し、メディアとしての価値を上げるには、他のメディアとの
差別化が難しく、メディアとしての低俗化を招きうるため不採用
・なぜ実名にこだわるの?
⇒コメントをする人は発言に責任が伴い、討論のモラルが一定以上に保たれる
また、企業側がDMを送る際の心理的ハードルを下げることができる
・コメント欄やDMの安全性は大丈夫?
⇒企業・学生ともに社員証や学生証で認証し、1人1アカウントを徹底する
また、コメントやDMの内容をNewsPicksが監視し、安全性を確保する
5.まとめ及び今後の展望
課題
• 付加価値が少ない(価値認識の問題)
• 知名度がない (価値伝達の問題)
課題解決
アプローチ
• 就職に関するクローズドな情報提供の場
• 実名討論の場
具体案
• 企業主催型討論会 ・大学の授業で活用
• DM/返信機能 ・利便性の向上
5.まとめ及び今後の展望
≪NewsPicksの未来予想図≫
≪情報提供の役割≫
・良質な情報の提供
・学生の関心の高い情報掲載
≪討論の場としての役割≫
・学生が堂々と意見を表明できる
・建設的な議論の場を提供
・討論ができる
・就活の良いアイテム
・学生の利便性が高い
NewsPicksのユーザー拡大!
NewsPicksの未来の役割とは

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