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The very basics of Web3
Web3の超基礎知識
6
Google Trends “Web3” ハッシュタグは#エンターテック
Googleトレンド:Web3
7
Google Trends “Web3” in Japan ハッシュタグは#エンターテック
Googleトレンド(日本):Web3
8
Framing the Future of Web 3.0 ハッシュタグは#エンターテック
ゴールドマンサックスの見解
9
In our view, the global Internet is in the middle to late innings of the innovation
curve of Web 2.0…
(世界のインターネットは、Web2.0 のイノベーションカーブの中盤から後半に位置して
いると我々は考えている)
https://www.goldmansachs.com/insights/pages/gs-research/framing-the-future-of-web-3.0-metaverse-edition/report.pdf
Web3 is Counter Culture ハッシュタグは#エンターテック
Web3はカウンターカルチャー
10
https://newspicks.com/news/6546490/body/
Web2 Issues ハッシュタグは#エンターテック
Web2の主な課題
11
利益の寡占
データ漏洩
(プライバシー管理)
今日では、オンライン上のデータをいかにして集めるかの競争が繰り広
げられているのです。これはユーザーデータはより良い広告になるとい
うアイデアからきています。その後のAIの台頭により、このニーズはま
すます強まっていますよね。
しかし残念ながら、これらデータは巨大な中央集中型のサーバーによっ
て収集されており、そこはハッカー達の格好の的となっています。
Techジャイアントはクリエイターのコンテンツを搾取する代わりに、
「いいね」を返し人間の承認欲求を一時的に満たすことでPFに滞在する
コンテンツ量を増やし、広告料を徴収していましたが、クリエイターに
は1円も還元されてきませんでした。当然ですが、それはおかしいこと
なのです。
https://nobumei.substack.com/p/web30consensysweb3?s=r
https://note.com/metacortex/n/nb0883533719a
Key Features of Web 1.0, 2.0 & 3.0 ハッシュタグは#エンターテック
12
https://grayscale.com/wp-content/uploads/2021/11/Grayscale_Metaverse_Report_Nov2021.pdf
Web1-2-3の特徴
読む 読む-書く 読む-書く-所有する
非中央集権型 中央集権型 非中央集権型
静的テキスト 双方向コンテンツ ヴァーチャル経済
企業 プラットフォーム ネットワーク
PC クラウド&モバイル ブロックチェーン
Key Points of Web3 ハッシュタグは#エンターテック
13
Web3の重要ポイント
https://newspicks.com/news/6546490/body/
Featured Music/Web3 Services
注目のWeb3×音楽サービス
14
Music NFT Landscape ハッシュタグは#エンターテック
15
音楽NFTのカオスマップ
https://coopahtroopa.mirror.xyz/8OrpDmu5wboGX36-vXIt3gBMQMoihY0k_kV4XowlMMo
MUSIC2⇒MUSIC3 ハッシュタグは#エンターテック
16
MUSIC2からMUSIC3へ
https://mirror.xyz/friendshipdao.eth/Yy0K5e8pn9b-ffx2V4vPWDmthWmecH5mrTNfqwEsBaU
Is Web2 Streaming Service Unfair? ハッシュタグは#エンターテック
17
Web2ストリーミングシステムは不公平?
レーベル/出版の分配比率は適切か?
DSPの収益分配方式は適切か?
https://committees.parliament.uk/publications/3613/documents/35231/default/
https://www.visualcapitalist.com/how-many-music-streams-to-earn-a-dollar/
Issue:The Payment of Music Royalties ハッシュタグは#エンターテック
18
レーベル/出版の分配比率問題
レーベル/出版の
分配比率は適切か?
Historically, the royalties split was justified by record labels taking on the labour of
manufacturing and distributing physical records, and paying for studio sessions and musicians.
With the advent of streaming, the label’s role has diminished, says songwriter and Ivors
Academy chair Crispin Hunt. “Record labels are still taking a manufacturing and distributing
cut when all they’re doing is a marketing job.”
—
歴史的には、レコード会社が物理的なレコードを製造・流通させ、スタジオセッションやミュージ
シャンにお金を払うという労働を引き受けることで、印税の分配は正当化されてきた。ストリーミン
グの登場によりレーベルの役割は減少したと、ソングライターでアイヴァース・アカデミー会長のク
リスピンハント氏は言う。「レコードレーベルは、マーケティングの仕事しかしていないのに、製造
と流通の分け前をまだ取っている」
https://www.theguardian.com/music/2021/feb/12/songwriters-fight-to-be-heard-in-streaming-revenues-debate
Issue:DSP’s Royalty Distribution System ハッシュタグは#エンターテック
19
DSPの収益分配方式問題
DSPの
収益分配方式は適切か?
Spotify, Apple Music and most other major platforms use a so-called pro rata system of royalty
distribution. In this model, all the money collected from subscribers or ads for a given month
goes into a single pot, which is then divided by the total number of streams. If, say, Drake had
5 percent of all streams that month, he (and the companies that handle his music) get 5
percent of the pot — meaning that, effectively, he gets 5 percent of each user’s money, even
those who have never listened to his music.
This system, critics say, favors artists with mass appeal. Features like playlisting (where songs
are selected for curated lists with sometimes gigantic followings) and algorithmic
recommendations, they say, also contribute to a network effect in which popularity leads to
more popularity, putting niche genres at a disadvantage and extending the gulf between
music’s haves and have-nots.
—
Spotify、Apple Music、その他ほとんどの主要プラットフォームは、いわゆるプロラタ方式によるロ
イヤリティ分配を採用している。このモデルでは、ある月の加入者や広告から集めたお金はすべて1つ
のポットに入り、それをストリーミングの総数で割る。例えば、ドレイクがその月のストリーミング
の5%を占めたとすると、彼(と彼の音楽を扱う会社)はその5%を手にする。つまり、彼の音楽を聴
いたことがないユーザーも含めて、事実上、各ユーザーから5%ずつお金をもらうことになるのだ。
このシステムは、大衆にアピールできるアーティストを優遇していると批判されている。また、プレ
イリストやアルゴリズムによるレコメンデーションは、人気が人気を呼ぶというネットワーク効果を
もたらし、ニッチなジャンルは不利になり、音楽の持てる者と持たざる者の間の溝が広がっていると
指摘する。
https://www.nytimes.com/2021/05/07/arts/music/streaming-music-payments.html
Audius ハッシュタグは#エンターテック
20
Audius
設立 2018年10月
調達ラウンド シリーズA
累計調達額 1,360万ドル
サービス ブロックチェーンを活用した、ソーシャルメ
ディア機能を持つ分散型音楽ストリーミング
サービス『Audius』
数値データ ・20万曲のライブラリ
・月間平均リスナー600万人
(2022年1月時点)
Streaming
Audius Development Background ハッシュタグは#エンターテック
21
Audius開発の背景
いまの音楽業界で残念に思うのは、アーティストがもつべきパワーを業界が制限していること。アーティストが音楽でマネタイズするには、もっとアーティス
トに裁量権がなくてはならないし、アーティストに経済的な還元がされる必要がある。いまのSoundCloudでは、すべての曲に広告が入ってる。その広告料が
アーティストに還元されないのはおかしいよね。でも、業界にいろんな人がいて、それぞれがお金を儲ける必要があるから。
音楽とお金の関係は、これまで業界を築いてきた人たちにとって、都合のいいように設計されている。2018年のシティバンクのレポートによると、アーティス
トに還元されている経済的な恩恵は業界全体の12パーセントにすぎない。70~75パーセントは、アーティストではないビジネスパーソンがもっていってしま
う。狂ってるだろ?
スポーツの世界ではそうじゃない。フットボールでは、トップリーグの選手は売上の55パーセントをもらっているそうだ。選手がいないと成り立たないんだか
ら、考えてみたら当然だよね。
でも、音楽はなぜかそうなっていない。たくさんのアーティストがつらい思いをしてきた。アーティストは、より現実的なソリューションを求めている。
Audiusでは、ぼくらのような思想をもつコミュニティがオーナーシップをもっている。外部の業界人がぼくらに変化を求めても、嫌だったら決して応じない
よ。
いまこそ、この音楽業界の問題を解決するチャンスだ。ぼくらはアーティストが売上の90パーセントを得る世界をつくりたい。この構造変革が、音楽市場全体
を活性化させるとも思っている。こういう仕組みは、音楽以外でもこれから起きるだろう。
目指すはSounCloudのオルタナティブ
https://wired.jp/2020/09/20/starro-audius/
Feature of Audius ハッシュタグは#エンターテック
22
Audiusの特徴
“If our company shuts down tomorrow, All of this would keep working so long as the artists that are using Audius want it to keep working.”
—
もし明日、私たちの会社が閉鎖されたとしても、Audiusを使っているアーティストが望む限り、このすべてが機能し続けるのです。
1.分散型コミュニティ=DAO
2.独自トークン「AUDIO」
https://musictech.com/features/interviews/audius-ceo-roneil-rumburg-music-streaming-web3-crypto-blockchain/
【AUDIOが持つ3つの機能】
①安全性:運営側に悪影響を及ぼす動きに対して、金銭的なペナルティを課すことができる。
②アンロック機能:トークン数に応じたアクセス権を付与するなどして、特別なコンテンツや利益を享受できるようにする。
③ガバナンス:トークンには投票権が与えられており、ネットワークに加えられるあらゆる変更はユーザーコミュニティによって承認される。
3. 透明性と説明責任
you don’t even know what the size is — there’s this black box that sits between artists or rightsholders and fans and you have no idea what the
calculus is that’s going on behind the scenes that determines why you’re getting paid like 10 bucks or whatever for 100,000 streams…It’s technically
possible to give artists these freedoms and powers, so why don’t they? Why don’t those things exist?
—
アーティストや権利者とファンの間にブラックボックスがあり、10万回のストリーミングで10ドルなどの報酬を得るために、舞台裏でどのような計算が行われ
ているのかがわからないのです…技術的にはアーティストにこうした自由や権限を与えることは可能なのに、なぜそうしないのでしょうか?なぜそういうもの
が存在しないのでしょうか?
https://www.musicbusinessworldwide.com/audius-has-raised-nearly-10m-for-its-spotify-rival-can-its-model-change-the-game-for-artist-payments/
Feature of Audius ハッシュタグは#エンターテック
23
Audiusの特徴
So you could pay a recurring monthly subscription specifically to an artist and be able to get exclusive content from that artist. The thinking here is
that folks could use some of their core catalogue or tentpole pieces that everyone knows and loves as marketing to bring people into this funnel to
up-sell them into these more premium types of content and experiences, where folks typically have a higher propensity to pay or they’re willing to
pay a more meaningful amount.
—
あるアーティストに対して定期的な月額料金を支払うと、そのアーティストからの限定コンテンツを手に入れることができるのです。ここで考えられるのは、
誰もが知っているコア・カタログや代表的な作品をマーケティングとして利用し、人々をこのファネルに引き込み、よりプレミアムなタイプのコンテンツや体
験にアップセルすることができます。
4.ファンクラブシステム
―ON THE SUBJECT OF FAN CLUB-STYLE OFFERINGS WITHIN AUDIUS — HOW DOES THAT DIFFER TO WHAT PLATFORMS LIKE PATREON AND
BANDCAMP ALREADY OFFER?
It differs by marrying the streaming user experience with a fan club offering. There’s a lot more data available to the artists in terms of who they
should be targeting and offers around that.…Patreon has become this great place for artists to build up a super fanbase, if you will, but without
native streaming features and a broader funnel that you can source fans from.
―Audiusのファンクラブについてですが、PatreonやBandcampのようなプラットフォームがすでに提供しているものとどのように違うのでしょうか?
ストリーミングのユーザーエクスペリエンスとファンクラブの提供を融合させるという点で異なります。アーティストが誰をターゲットにするか、またそのた
めのオファーについて、より多くのデータを利用することができます。…Patreonは、アーティストがスーパーファンベースを構築するための素晴らしい場所と
なっていますが、ネイティブストリーミング機能やファンを獲得するための幅広いファネルはありません。
https://www.musicbusinessworldwide.com/audius-has-raised-nearly-10m-for-its-spotify-rival-can-its-model-change-the-game-for-artist-payments/
Recorded Music Today ハッシュタグは#エンターテック
24
アーティストの収益は少なすぎる?
Of the $40bn music industry revenue in US, only ~12% is
captured by artists.
—
米国における音楽産業の収益400億ドルのうち、アーティストが
獲得しているのはわずか12%に過ぎません。
12% One song may have an incredibly profound impact on
someone’s life, an aspect of music that $0.003 per stream
doesn’t come close to representing.
—
1曲の音楽が、誰かの人生に大きな影響を与えるかもしれません。
それは、1ストリームあたり0.003ドルでは表しきれない音楽の側
面です。
https://thedefiant.io/building-the-investable-layer-of-music-by-3lau/
Streaming platforms that exist today, because they don’t
have that direct connection between the artist and the fan,
there’s never been an opportunity for an artist to be able to
discover who their superfans are and how they can monetize
that group of people more effectively.
—
現在のストリーミング・プラットフォームは、アーティストと
ファンの間に直接的なつながりがないので、アーティストがスー
パーファンを見つけ出し、その人たちをより効果的にマネタイズ
する機会を作れません。
https://www.musicbusinessworldwide.com/audius-has-raised-nearly-10m-for-i
ts-spotify-rival-can-its-model-change-the-game-for-artist-payments/
Royal ハッシュタグは#エンターテック
25
Royal
設立 2021年 ※8月サービスローンチ
調達ラウンド シリーズA
累計調達額 7,100万ドル
サービス 楽曲の原盤権・著作権をトークン化し、誰も
が購入・取引可能にしたマーケットプレイス
ファウンダー EDMアーティスト/プロデューサー・3LAU
と、住宅購入スタートアップ「Opendoor」の
共同設立者・JD Rossによる共同創業
Royalty Investment
Feature of Royal ハッシュタグは#エンターテック
26
Royalの特徴
【ロイヤリティの仕組み】
アーティストは、NFTを保有するファンのために、自分のロイヤリティシェアをどれだけ確保するか、また特定の楽曲に対していくつの「公式版」を作成する
かを発行時に決定する。
例えば、ロイヤリティの50%をアーティストがとる設定にして、100個の公式版が作られた曲の場合は、NFTの所有者が残りの50%を得ることができます。100
個発行なので、それぞれの所有者は、その曲が生み出すロイヤルティの0.5%を受け取ることができることになります。
1.原盤権・著作権の小口化
2. 豪華な投資家ラインナップ
VC系:A16z Crypto、Connect Ventures、Crush Music、Coinbase Ventures、Founders Fund、Paradigm
アーティスト系:The Chainsmokers、Nas、Logic、Kygo
https://bspeak.substack.com/p/royal?s=r
Connecting artists directly with fans as royalty owners creates a deeper connection with aligned incentives, providing numerous advantages for
everyone involved and flipping the legacy music business model upside down. Artists can simultaneously empower their fanbase while funding their
careers. At the same time, fans get access to opportunities that traditionally have only been available to major labels, hedge funds and
highly-connected individuals.
—
アーティストとファンが直接ロイヤリティオーナーとしてつながることで、より深いつながりと一致したインセンティブが生まれ、関係者全員に多くのメリッ
トがもたらされ、従来の音楽ビジネスモデルがひっくり返されることになります。アーティストは、自分のファン層に力を与えると同時に、自分のキャリアに
資金を供給することができます。同時に、ファンは、従来、メジャーレーベル、ヘッジファンド、そして高いコネクションを持つ個人にしか与えられなかった
機会にアクセスすることができるようになるのです。
https://medium.com/join-royal/royal-welcomes-the-chainsmokers-nas-logic-kygo-as-investors-and-announces-a-55m-series
-a-round-c4b41296c005
Royal’s First Drop “Ultra Black” ハッシュタグは#エンターテック
27
Royal×Nasの事例
【Nas『Ultra Black』プロジェクト】(2022年1月)
・全部で760トークン
・トークンはGold、Platinum、Diamondの3種類
・分配率はNas:Gold:Platinum:Diamond=50:7:21:21
・Goldは50ドル×500トークン
・Platinumは250ドル×250トークン
・Diamondは4,999ドル×10トークン
・わずか数分で完売
・オリジナルリリース実績:1年半でSpotify800万再生
・Diamondで利益を出すには3,430万ストリーム必要
・Goldで利益を出すには5,140万ストリーム必要
Sound ハッシュタグは#エンターテック
28
Sound
設立 2021年
調達ラウンド シード
累計調達額 500万ドル
サービス リスニングパーティ(新曲試聴会)から始ま
る、1/1ではなくエディション(限定複数版)を
提供する音楽NFTマーケットプレイス
ファウンダー David Greenstein
NFT Marketplace
Feature of Sound ハッシュタグは#エンターテック
29
Soundの特徴
1. 新曲をNFT化して、固有の番号をつける
アーティストが新曲を出すとき、限定版のNFTとして発表します。NFTには固有の番号が振られるため、ファンはいち早く応援したことをアピールできるように
なっています。
2. NFTへのコメント機能
SoundのNFTは、曲のNFTを所有することで、コメントを入れることができます。NFTを売ると、所有者のコメントは消え、新しい所有者がコメントを入れられ
るようになります。
3. 金の卵
すべての曲NFTには、「金の卵」が隠されています。これは、コメントを残したNFT所有者の中からランダムで1人選ばれ、その人のNFTが限定版にアップグ
レードされるという機能です。そしてアーティストが、限定版にアートをつけることができます。
4. discord
NFTをもっていると、Discord上のSoundコミュニティへのアクセスもできます。そこでは、アーティストとNFTホルダーが電話や共同プロジェクトなどを通じ
て交流できるそうです。
5. アーティストの収益
アーティストは出版権の所有権を放棄せずに、収益の100%と転売された場合の10%を受け取ることができます。
1.豊富なカスタマイズ機能
2. 豪華な投資家ラインナップ
VC系:A16z Crypto、Variant Fund、Weekend Fund、Scalar Capital
アーティスト系:Holly Herndon、21 Savage、DJ Drama
https://bspeak.substack.com/p/nftsound?s=r
Sound’s First 7 Drops ハッシュタグは#エンターテック
30
Soundの事例
We launched with a simple hypothesis: that there is an unmet demand for listeners to support the artists they love. Our initial drops have
demonstrated that our vision is possible: all seven drops sold out in under one minute. This is early validation of one of our foundational beliefs:
digital ownership, via NFTs, allows artists to make a living off their music with 100 true fans, not millions of listeners.
Sound generated 21 million streams’ worth of revenue for seven independent artists, in under seven minutes. The economic model for streaming isn’t
just broken, it is failing to unlock the full value of music and facilitate listeners’ desire to directly support artists and discover music as a
community. Artists and their communities should determine the value of music, not platforms and labels.
—
私たちは、リスナーが愛するアーティストを支援したいという満たされないニーズがあるというシンプルな仮説からスタートしました。最初のドロップは、私
たちのビジョンが可能であることを証明しました。7つのドロップはすべて1分以内に完売しました。NFTによるデジタルオーナーシップによって、アーティス
トは数百万人のリスナーではなく、100人の真のファンと共に音楽で生計を立てることができるのです。
サウンドは、7人のインディペンデント・アーティストに対して、7分間で2,100万ストリーム相当の収益を生み出しました。ストリーミングの経済モデルは破
綻しているだけでなく、音楽の価値を最大限に引き出し、アーティストを直接支援し、コミュニティとして音楽を発見したいというリスナーの欲求を促進する
ことに失敗しているのです。音楽の価値を決めるのは、プラットフォームやレーベルではなく、アーティストとそのコミュニティであるべきです。
https://sound.mirror.xyz/fjGhBTbZAQYCjuRprbFoSkcIsrayFok1nz3j1vJ_X60
Music/Web3 Services ハッシュタグは#エンターテック
31
その他のWeb3×音楽サービス
Label DAO
Dreams Never Die
DAO(に転換しようとしている)の形式で運営されるレーベル。新人アーティストや音楽ビジネスの才能を持
つ人々のためのインキュベーターとして、搾取的なパラダイムに惑わされることのない、持続的なエコシス
テムの構築を目指している。
Label DAO
Good Karma DAO
独自のKARMAトークンによって管理される、インディーアーティスト向けのレーベルDAO。アーティスト
との契約、クリエイティブな仕事(プロダクション、グラフィックデザイン、ミキシングなど)、DAOの
日々の運営に貢献することでトークンを獲得することができる。
CrowdFunding
Mirror
記事のNFT化を可能とする、Web3時代のコンテンツ配信プラットフォーム。アイデアやプランを公開し、
クラウドファンディングのような資金調達にも利用できる。Daniel Allenなどが作品制作の際に、ファンか
ら資金を集めた事例も。
Music/Web3 Services ハッシュタグは#エンターテック
32
その他のWeb3×音楽サービス
DAW / NFT Marketplace
Arpeggi Labs
ブロックチェーン上に楽曲データが記録された状態で作曲、コラボレーション、NFT化して販売ができる音
楽制作プラットフォーム。
Music Video
Glass Protocol
ミュージックビデオをNFT化できるプラットフォーム。クリエイターが動画を投稿すると、ファンは視聴だ
けでなく購入して所有できる。
Merchandise
POAP
リアル/バーチャルのイベントに参加した方に、「その場にいた証明」としてNFT化されたバッジを発行でき
るサービス。手に入れたPOAPはWebサイト上で確認でき、コレクションや記念品として集めて楽しむこと
ができる。

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  • 8. Key Points of Web3 ハッシュタグは#エンターテック 13 Web3の重要ポイント https://newspicks.com/news/6546490/body/
  • 10. Music NFT Landscape ハッシュタグは#エンターテック 15 音楽NFTのカオスマップ https://coopahtroopa.mirror.xyz/8OrpDmu5wboGX36-vXIt3gBMQMoihY0k_kV4XowlMMo
  • 12. Is Web2 Streaming Service Unfair? ハッシュタグは#エンターテック 17 Web2ストリーミングシステムは不公平? レーベル/出版の分配比率は適切か? DSPの収益分配方式は適切か? https://committees.parliament.uk/publications/3613/documents/35231/default/ https://www.visualcapitalist.com/how-many-music-streams-to-earn-a-dollar/
  • 13. Issue:The Payment of Music Royalties ハッシュタグは#エンターテック 18 レーベル/出版の分配比率問題 レーベル/出版の 分配比率は適切か? Historically, the royalties split was justified by record labels taking on the labour of manufacturing and distributing physical records, and paying for studio sessions and musicians. With the advent of streaming, the label’s role has diminished, says songwriter and Ivors Academy chair Crispin Hunt. “Record labels are still taking a manufacturing and distributing cut when all they’re doing is a marketing job.” — 歴史的には、レコード会社が物理的なレコードを製造・流通させ、スタジオセッションやミュージ シャンにお金を払うという労働を引き受けることで、印税の分配は正当化されてきた。ストリーミン グの登場によりレーベルの役割は減少したと、ソングライターでアイヴァース・アカデミー会長のク リスピンハント氏は言う。「レコードレーベルは、マーケティングの仕事しかしていないのに、製造 と流通の分け前をまだ取っている」 https://www.theguardian.com/music/2021/feb/12/songwriters-fight-to-be-heard-in-streaming-revenues-debate
  • 14. Issue:DSP’s Royalty Distribution System ハッシュタグは#エンターテック 19 DSPの収益分配方式問題 DSPの 収益分配方式は適切か? Spotify, Apple Music and most other major platforms use a so-called pro rata system of royalty distribution. In this model, all the money collected from subscribers or ads for a given month goes into a single pot, which is then divided by the total number of streams. If, say, Drake had 5 percent of all streams that month, he (and the companies that handle his music) get 5 percent of the pot — meaning that, effectively, he gets 5 percent of each user’s money, even those who have never listened to his music. This system, critics say, favors artists with mass appeal. Features like playlisting (where songs are selected for curated lists with sometimes gigantic followings) and algorithmic recommendations, they say, also contribute to a network effect in which popularity leads to more popularity, putting niche genres at a disadvantage and extending the gulf between music’s haves and have-nots. — Spotify、Apple Music、その他ほとんどの主要プラットフォームは、いわゆるプロラタ方式によるロ イヤリティ分配を採用している。このモデルでは、ある月の加入者や広告から集めたお金はすべて1つ のポットに入り、それをストリーミングの総数で割る。例えば、ドレイクがその月のストリーミング の5%を占めたとすると、彼(と彼の音楽を扱う会社)はその5%を手にする。つまり、彼の音楽を聴 いたことがないユーザーも含めて、事実上、各ユーザーから5%ずつお金をもらうことになるのだ。 このシステムは、大衆にアピールできるアーティストを優遇していると批判されている。また、プレ イリストやアルゴリズムによるレコメンデーションは、人気が人気を呼ぶというネットワーク効果を もたらし、ニッチなジャンルは不利になり、音楽の持てる者と持たざる者の間の溝が広がっていると 指摘する。 https://www.nytimes.com/2021/05/07/arts/music/streaming-music-payments.html
  • 15. Audius ハッシュタグは#エンターテック 20 Audius 設立 2018年10月 調達ラウンド シリーズA 累計調達額 1,360万ドル サービス ブロックチェーンを活用した、ソーシャルメ ディア機能を持つ分散型音楽ストリーミング サービス『Audius』 数値データ ・20万曲のライブラリ ・月間平均リスナー600万人 (2022年1月時点) Streaming
  • 16. Audius Development Background ハッシュタグは#エンターテック 21 Audius開発の背景 いまの音楽業界で残念に思うのは、アーティストがもつべきパワーを業界が制限していること。アーティストが音楽でマネタイズするには、もっとアーティス トに裁量権がなくてはならないし、アーティストに経済的な還元がされる必要がある。いまのSoundCloudでは、すべての曲に広告が入ってる。その広告料が アーティストに還元されないのはおかしいよね。でも、業界にいろんな人がいて、それぞれがお金を儲ける必要があるから。 音楽とお金の関係は、これまで業界を築いてきた人たちにとって、都合のいいように設計されている。2018年のシティバンクのレポートによると、アーティス トに還元されている経済的な恩恵は業界全体の12パーセントにすぎない。70~75パーセントは、アーティストではないビジネスパーソンがもっていってしま う。狂ってるだろ? スポーツの世界ではそうじゃない。フットボールでは、トップリーグの選手は売上の55パーセントをもらっているそうだ。選手がいないと成り立たないんだか ら、考えてみたら当然だよね。 でも、音楽はなぜかそうなっていない。たくさんのアーティストがつらい思いをしてきた。アーティストは、より現実的なソリューションを求めている。 Audiusでは、ぼくらのような思想をもつコミュニティがオーナーシップをもっている。外部の業界人がぼくらに変化を求めても、嫌だったら決して応じない よ。 いまこそ、この音楽業界の問題を解決するチャンスだ。ぼくらはアーティストが売上の90パーセントを得る世界をつくりたい。この構造変革が、音楽市場全体 を活性化させるとも思っている。こういう仕組みは、音楽以外でもこれから起きるだろう。 目指すはSounCloudのオルタナティブ https://wired.jp/2020/09/20/starro-audius/
  • 17. Feature of Audius ハッシュタグは#エンターテック 22 Audiusの特徴 “If our company shuts down tomorrow, All of this would keep working so long as the artists that are using Audius want it to keep working.” — もし明日、私たちの会社が閉鎖されたとしても、Audiusを使っているアーティストが望む限り、このすべてが機能し続けるのです。 1.分散型コミュニティ=DAO 2.独自トークン「AUDIO」 https://musictech.com/features/interviews/audius-ceo-roneil-rumburg-music-streaming-web3-crypto-blockchain/ 【AUDIOが持つ3つの機能】 ①安全性:運営側に悪影響を及ぼす動きに対して、金銭的なペナルティを課すことができる。 ②アンロック機能:トークン数に応じたアクセス権を付与するなどして、特別なコンテンツや利益を享受できるようにする。 ③ガバナンス:トークンには投票権が与えられており、ネットワークに加えられるあらゆる変更はユーザーコミュニティによって承認される。 3. 透明性と説明責任 you don’t even know what the size is — there’s this black box that sits between artists or rightsholders and fans and you have no idea what the calculus is that’s going on behind the scenes that determines why you’re getting paid like 10 bucks or whatever for 100,000 streams…It’s technically possible to give artists these freedoms and powers, so why don’t they? Why don’t those things exist? — アーティストや権利者とファンの間にブラックボックスがあり、10万回のストリーミングで10ドルなどの報酬を得るために、舞台裏でどのような計算が行われ ているのかがわからないのです…技術的にはアーティストにこうした自由や権限を与えることは可能なのに、なぜそうしないのでしょうか?なぜそういうもの が存在しないのでしょうか? https://www.musicbusinessworldwide.com/audius-has-raised-nearly-10m-for-its-spotify-rival-can-its-model-change-the-game-for-artist-payments/
  • 18. Feature of Audius ハッシュタグは#エンターテック 23 Audiusの特徴 So you could pay a recurring monthly subscription specifically to an artist and be able to get exclusive content from that artist. The thinking here is that folks could use some of their core catalogue or tentpole pieces that everyone knows and loves as marketing to bring people into this funnel to up-sell them into these more premium types of content and experiences, where folks typically have a higher propensity to pay or they’re willing to pay a more meaningful amount. — あるアーティストに対して定期的な月額料金を支払うと、そのアーティストからの限定コンテンツを手に入れることができるのです。ここで考えられるのは、 誰もが知っているコア・カタログや代表的な作品をマーケティングとして利用し、人々をこのファネルに引き込み、よりプレミアムなタイプのコンテンツや体 験にアップセルすることができます。 4.ファンクラブシステム ―ON THE SUBJECT OF FAN CLUB-STYLE OFFERINGS WITHIN AUDIUS — HOW DOES THAT DIFFER TO WHAT PLATFORMS LIKE PATREON AND BANDCAMP ALREADY OFFER? It differs by marrying the streaming user experience with a fan club offering. There’s a lot more data available to the artists in terms of who they should be targeting and offers around that.…Patreon has become this great place for artists to build up a super fanbase, if you will, but without native streaming features and a broader funnel that you can source fans from. ―Audiusのファンクラブについてですが、PatreonやBandcampのようなプラットフォームがすでに提供しているものとどのように違うのでしょうか? ストリーミングのユーザーエクスペリエンスとファンクラブの提供を融合させるという点で異なります。アーティストが誰をターゲットにするか、またそのた めのオファーについて、より多くのデータを利用することができます。…Patreonは、アーティストがスーパーファンベースを構築するための素晴らしい場所と なっていますが、ネイティブストリーミング機能やファンを獲得するための幅広いファネルはありません。 https://www.musicbusinessworldwide.com/audius-has-raised-nearly-10m-for-its-spotify-rival-can-its-model-change-the-game-for-artist-payments/
  • 19. Recorded Music Today ハッシュタグは#エンターテック 24 アーティストの収益は少なすぎる? Of the $40bn music industry revenue in US, only ~12% is captured by artists. — 米国における音楽産業の収益400億ドルのうち、アーティストが 獲得しているのはわずか12%に過ぎません。 12% One song may have an incredibly profound impact on someone’s life, an aspect of music that $0.003 per stream doesn’t come close to representing. — 1曲の音楽が、誰かの人生に大きな影響を与えるかもしれません。 それは、1ストリームあたり0.003ドルでは表しきれない音楽の側 面です。 https://thedefiant.io/building-the-investable-layer-of-music-by-3lau/ Streaming platforms that exist today, because they don’t have that direct connection between the artist and the fan, there’s never been an opportunity for an artist to be able to discover who their superfans are and how they can monetize that group of people more effectively. — 現在のストリーミング・プラットフォームは、アーティストと ファンの間に直接的なつながりがないので、アーティストがスー パーファンを見つけ出し、その人たちをより効果的にマネタイズ する機会を作れません。 https://www.musicbusinessworldwide.com/audius-has-raised-nearly-10m-for-i ts-spotify-rival-can-its-model-change-the-game-for-artist-payments/
  • 20. Royal ハッシュタグは#エンターテック 25 Royal 設立 2021年 ※8月サービスローンチ 調達ラウンド シリーズA 累計調達額 7,100万ドル サービス 楽曲の原盤権・著作権をトークン化し、誰も が購入・取引可能にしたマーケットプレイス ファウンダー EDMアーティスト/プロデューサー・3LAU と、住宅購入スタートアップ「Opendoor」の 共同設立者・JD Rossによる共同創業 Royalty Investment
  • 21. Feature of Royal ハッシュタグは#エンターテック 26 Royalの特徴 【ロイヤリティの仕組み】 アーティストは、NFTを保有するファンのために、自分のロイヤリティシェアをどれだけ確保するか、また特定の楽曲に対していくつの「公式版」を作成する かを発行時に決定する。 例えば、ロイヤリティの50%をアーティストがとる設定にして、100個の公式版が作られた曲の場合は、NFTの所有者が残りの50%を得ることができます。100 個発行なので、それぞれの所有者は、その曲が生み出すロイヤルティの0.5%を受け取ることができることになります。 1.原盤権・著作権の小口化 2. 豪華な投資家ラインナップ VC系:A16z Crypto、Connect Ventures、Crush Music、Coinbase Ventures、Founders Fund、Paradigm アーティスト系:The Chainsmokers、Nas、Logic、Kygo https://bspeak.substack.com/p/royal?s=r Connecting artists directly with fans as royalty owners creates a deeper connection with aligned incentives, providing numerous advantages for everyone involved and flipping the legacy music business model upside down. Artists can simultaneously empower their fanbase while funding their careers. At the same time, fans get access to opportunities that traditionally have only been available to major labels, hedge funds and highly-connected individuals. — アーティストとファンが直接ロイヤリティオーナーとしてつながることで、より深いつながりと一致したインセンティブが生まれ、関係者全員に多くのメリッ トがもたらされ、従来の音楽ビジネスモデルがひっくり返されることになります。アーティストは、自分のファン層に力を与えると同時に、自分のキャリアに 資金を供給することができます。同時に、ファンは、従来、メジャーレーベル、ヘッジファンド、そして高いコネクションを持つ個人にしか与えられなかった 機会にアクセスすることができるようになるのです。 https://medium.com/join-royal/royal-welcomes-the-chainsmokers-nas-logic-kygo-as-investors-and-announces-a-55m-series -a-round-c4b41296c005
  • 22. Royal’s First Drop “Ultra Black” ハッシュタグは#エンターテック 27 Royal×Nasの事例 【Nas『Ultra Black』プロジェクト】(2022年1月) ・全部で760トークン ・トークンはGold、Platinum、Diamondの3種類 ・分配率はNas:Gold:Platinum:Diamond=50:7:21:21 ・Goldは50ドル×500トークン ・Platinumは250ドル×250トークン ・Diamondは4,999ドル×10トークン ・わずか数分で完売 ・オリジナルリリース実績:1年半でSpotify800万再生 ・Diamondで利益を出すには3,430万ストリーム必要 ・Goldで利益を出すには5,140万ストリーム必要
  • 23. Sound ハッシュタグは#エンターテック 28 Sound 設立 2021年 調達ラウンド シード 累計調達額 500万ドル サービス リスニングパーティ(新曲試聴会)から始ま る、1/1ではなくエディション(限定複数版)を 提供する音楽NFTマーケットプレイス ファウンダー David Greenstein NFT Marketplace
  • 24. Feature of Sound ハッシュタグは#エンターテック 29 Soundの特徴 1. 新曲をNFT化して、固有の番号をつける アーティストが新曲を出すとき、限定版のNFTとして発表します。NFTには固有の番号が振られるため、ファンはいち早く応援したことをアピールできるように なっています。 2. NFTへのコメント機能 SoundのNFTは、曲のNFTを所有することで、コメントを入れることができます。NFTを売ると、所有者のコメントは消え、新しい所有者がコメントを入れられ るようになります。 3. 金の卵 すべての曲NFTには、「金の卵」が隠されています。これは、コメントを残したNFT所有者の中からランダムで1人選ばれ、その人のNFTが限定版にアップグ レードされるという機能です。そしてアーティストが、限定版にアートをつけることができます。 4. discord NFTをもっていると、Discord上のSoundコミュニティへのアクセスもできます。そこでは、アーティストとNFTホルダーが電話や共同プロジェクトなどを通じ て交流できるそうです。 5. アーティストの収益 アーティストは出版権の所有権を放棄せずに、収益の100%と転売された場合の10%を受け取ることができます。 1.豊富なカスタマイズ機能 2. 豪華な投資家ラインナップ VC系:A16z Crypto、Variant Fund、Weekend Fund、Scalar Capital アーティスト系:Holly Herndon、21 Savage、DJ Drama https://bspeak.substack.com/p/nftsound?s=r
  • 25. Sound’s First 7 Drops ハッシュタグは#エンターテック 30 Soundの事例 We launched with a simple hypothesis: that there is an unmet demand for listeners to support the artists they love. Our initial drops have demonstrated that our vision is possible: all seven drops sold out in under one minute. This is early validation of one of our foundational beliefs: digital ownership, via NFTs, allows artists to make a living off their music with 100 true fans, not millions of listeners. Sound generated 21 million streams’ worth of revenue for seven independent artists, in under seven minutes. The economic model for streaming isn’t just broken, it is failing to unlock the full value of music and facilitate listeners’ desire to directly support artists and discover music as a community. Artists and their communities should determine the value of music, not platforms and labels. — 私たちは、リスナーが愛するアーティストを支援したいという満たされないニーズがあるというシンプルな仮説からスタートしました。最初のドロップは、私 たちのビジョンが可能であることを証明しました。7つのドロップはすべて1分以内に完売しました。NFTによるデジタルオーナーシップによって、アーティス トは数百万人のリスナーではなく、100人の真のファンと共に音楽で生計を立てることができるのです。 サウンドは、7人のインディペンデント・アーティストに対して、7分間で2,100万ストリーム相当の収益を生み出しました。ストリーミングの経済モデルは破 綻しているだけでなく、音楽の価値を最大限に引き出し、アーティストを直接支援し、コミュニティとして音楽を発見したいというリスナーの欲求を促進する ことに失敗しているのです。音楽の価値を決めるのは、プラットフォームやレーベルではなく、アーティストとそのコミュニティであるべきです。 https://sound.mirror.xyz/fjGhBTbZAQYCjuRprbFoSkcIsrayFok1nz3j1vJ_X60
  • 26. Music/Web3 Services ハッシュタグは#エンターテック 31 その他のWeb3×音楽サービス Label DAO Dreams Never Die DAO(に転換しようとしている)の形式で運営されるレーベル。新人アーティストや音楽ビジネスの才能を持 つ人々のためのインキュベーターとして、搾取的なパラダイムに惑わされることのない、持続的なエコシス テムの構築を目指している。 Label DAO Good Karma DAO 独自のKARMAトークンによって管理される、インディーアーティスト向けのレーベルDAO。アーティスト との契約、クリエイティブな仕事(プロダクション、グラフィックデザイン、ミキシングなど)、DAOの 日々の運営に貢献することでトークンを獲得することができる。 CrowdFunding Mirror 記事のNFT化を可能とする、Web3時代のコンテンツ配信プラットフォーム。アイデアやプランを公開し、 クラウドファンディングのような資金調達にも利用できる。Daniel Allenなどが作品制作の際に、ファンか ら資金を集めた事例も。
  • 27. Music/Web3 Services ハッシュタグは#エンターテック 32 その他のWeb3×音楽サービス DAW / NFT Marketplace Arpeggi Labs ブロックチェーン上に楽曲データが記録された状態で作曲、コラボレーション、NFT化して販売ができる音 楽制作プラットフォーム。 Music Video Glass Protocol ミュージックビデオをNFT化できるプラットフォーム。クリエイターが動画を投稿すると、ファンは視聴だ けでなく購入して所有できる。 Merchandise POAP リアル/バーチャルのイベントに参加した方に、「その場にいた証明」としてNFT化されたバッジを発行でき るサービス。手に入れたPOAPはWebサイト上で確認でき、コレクションや記念品として集めて楽しむこと ができる。