出版社の編集者でもなければプロのライターでもない私が、 「書く」ことを通じて大切にしていること

1. Live like you Edit.
出版社の編集者でもなければプロのライターでもない私が、
「書く」ことを通じて大切にしていること。

2. まえがき
私はこれまでの人生で、
狂ったように日記やらブログやらを書き、
最近では仕事でも書き狂っており、
とにかく脳内がしっちゃかめっちゃかなのです。
私の中で「書く」とはどういうことなのか？
一度、整理しておきたい。
そんな似非ライターの“編集思考”を軸にした備忘録スライドです。
1
エ セ

3. １．まえがき
２．大切にしている本
― 「異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考」 佐々木紀彦
― 「読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術」 田中泰延
３．大切にしていきたい考え方
４．あとがき
もくじ
2

4. 3
大切にしている本

5. 大切にしている本
4

6. 大切にしている本
5
１冊目のこちらの本は、
「東洋経済オンライン」の編集長
「NewsPicks」の初代編集長などをつとめた
佐々木さんという方のビジネス本。

7. 大切にしている本
6
編集のプロの佐々木さんが言うに、
編集には４つのプロセスがある。
セレクト(選ぶ)
コネクト(つなげる)
プロモート(届ける)
エンゲージ(深める)

8. 大切にしている本
7
いろんなものの中から選び惚れ抜いて、
セレクト(選ぶ)
コネクト(つなげる)
プロモート(届ける)
エンゲージ(深める)

9. 大切にしている本
8
それらの要素をかけ合わせて、
セレクト(選ぶ)
コネクト(つなげる)
プロモート(届ける)
エンゲージ(深める)

10. 大切にしている本
9
届けたい相手に送り出した後も、
セレクト(選ぶ)
コネクト(つなげる)
プロモート(届ける)
エンゲージ(深める)

11. 大切にしている本
10
改善しながら深めて育てていく。
セレクト(選ぶ)
コネクト(つなげる)
プロモート(届ける)
エンゲージ(深める)

12. 大切にしている本
11
編集として
一般的にイメージされるのは
字のごとく（集めて編む）
ここらへんだけど、
セレクト(選ぶ)
コネクト(つなげる)
プロモート(届ける)
エンゲージ(深める)

13. 大切にしている本
12
それ以降の工程も含めて
編集なんだよって話らしい。
セレクト(選ぶ)
コネクト(つなげる)
プロモート(届ける)
エンゲージ(深める)

14. 大切にしている本
13
２冊目のこちらの本は、
電通で24年間コピーライターをした後に、
自称「青年失業家」として独立し活動している
田中さんのギャグ本。

15. 大切にしている本
14
５W１Hに沿った分かりやすい章立てと
異常なまでのフォントサイズのデカさと、
ただただ面白い田中さんの文章が
中毒性を生んでいる一冊。

16. 大切にしている本
15
本の内容は、
目次を見れば大体わかってしまう。
が、ぜひ購入をオススメしたい。
（手元に常備していたいので貸し出せない）

17. 16
大切にしていきたい考え方

18. 大切にしていきたい考え方
17
ということで、
この２冊から教えてもらったことを、
私にとっての「書く」や、
生きる上での考え方に落とし込んでみる。

19. 18
もくじ
How どう書くのか？
・スタンスを決めておく
・話しながら書く
・“初対面のちょっとませた中学生”に向けて情報を整理する
・武器をバランスよく組み合わせる
・こだわりのタイトルをつける
・汎用性と再現性を問う
Why なぜ書くのか？
・書くことを止めるな
・苦しい文章は捨てろ
・自分が一番、自分の言葉の味方であれ
・小さなコミュニケーションを大切にする
・言葉はメイク道具
・言葉のパワーを信じて
What なにを書くのか？
・書きたいことは “五感の違和感”の中で見つける
・自分だけの面白コラボを考える
・目を細めて見る
・ユニバーサルか？サステナブルか？
・必ずしも言葉である必要はない
When いつ書くのか？
・書くテーマは “鮮度”と“直感”で決める
Who だれに書くのか？
・読んでもらえると思うな
・読む人の呼吸をイメージする
・ターゲットは決めすぎない
Where どこで書くのか？
・チャネルを使い倒す／使い分ける
・戦いのための文章は書かない

20. 19
What
なにを書くのか？

21. 書きたいことは
“五感の違和感”の中で見つける
20
What

22. 21
世の中、情報に溢れ返っているので、ヒントはそこら中に落ちている。
些細なことでもいいから、「ん？」と五感アラートが立ったものをテーマにしてみる。
書きたいことは “五感の違和感”の中で見つける
セレクト
What
日経新聞アプリ
最近食べたもの
スーパーの
食品売り場
みんなの
キラキラインスタ投稿
知人とのLINE
外で聞いた
なんか変な会話
AppleMusic

23. 自分だけの面白コラボを考える
22
What

24. 23
一つのテーマをとことん深掘りするのもいいけれど、
大抵の場合、そんなんは既に別の人がやってくれている。
先行研究ってやつ。
玄人に勝とうとは考えず、
素人なりの複数視点でオリジナルなものを書く。
日常で働かせてる五感を、ここで登場させる。
自分だけの面白コラボを考える
コネクト
What

25. 目を細めて見る
24
What

26. 25
書きたいことが見えてきたとき、
ちょっと遠くから見たらどうだろうか？と距離をとってみる。
近すぎて見えていなかったことに気づくこともある。
また、“目を細める”＝批判的に見る、という意味も込めて。
少し歪んだ目で、疑いの目で見たっていい。
当たり前なんて、ない。
目を細めて見る
セレクト
What

27. ユニバーサルか？サステナブルか？
26
What

28. 27
書きたいことが見えてきたとき（Part2）、
それって、誰にとっても、ずっと、そうなのか？を考える。
まだ歩けない子どもでも？
耳が遠いおじいちゃんおばあちゃんでも？
これから先も続くことなのか？
この一瞬だけの話なのか？
ユニバーサルか？サステナブルか？
セレクト
What

29. 必ずしも言葉である必要はない
28
What

30. 29
「書きたい」という気持ちの根底にあるのは
「伝えたい」という気持ちなはずだから、
うまく言葉で表現できなさそうであれば、
別の人の言葉（作品）に頼ったり、
色や絵で描き出してみたりでもいい。
きっと「書く」ことがゴールではなく、
「伝えたいことを伝える」がやりたいことなはず。
必ずしも言葉である必要はない
プロモート
What

31. 30
いつ書くのか？
When

32. 書くテーマは
“鮮度”と“直感”で決める
31
When

33. 32
いろんなことを書きたい気持ちが、常にある。
そんな中で、いつ何を書くかでいうと、
それは、旬かどうか（鮮度）とフィーリング（直感）に任せる。
私がそのとき書きたいと思ったことを書けばよくて、
きっと私がそのとき気になったのだから、
周りの人も気になっている可能性がある。
書くテーマは“鮮度”と“直感”で決める
セレクト
When

34. 33
だれに書くのか？
Who

35. 読んでもらえると思うな
34
Who

36. 35
私の言葉を読んでくれて、
ありがたいコメントや感想をくれるような仏がいると、
ついつい勘違いしてしまいがちだが、
みんなそこまで暇じゃない。
読んでもらえるという前提をとっぱらい、
読んでもらえるようなオリジナルでFUNな工夫を続けろ。
読んでもらえると思うな
プロモート
Who

37. 読む人の呼吸をイメージする
36
Who

38. 37
雑誌デザインのお仕事をする人が、
読み手が「どんな環境や精神状態で読むか？」で
写真の置き方や、字詰めの空間を決める と言っていた。
文章に関しても、きっと同じことが言える。
読む人の呼吸をイメージする
プロモート
Who

39. ターゲットは決めすぎない
38
Who

40. 39
ある程度、読む人を想像することは必要としつつも、当てすぎないこと。
そんなにピンポイントに伝えたいなら、LINEすればよい。
何より自分が「書きたい」と思ったことを書くのだから、
これを読んだ誰がどう感じるかな？とかは、深く考えすぎないこと。
自分が思ってもみなかったところに響くこともある。
その反応を、楽しめばいい。
ターゲットは決めすぎない
セレクト
Who

41. 40
どこで書くのか？
Where

42. チャネルを使い倒す／使い分ける
41
Where

43. 42
同じ「言葉」の発信だったとしても、
どこからユーザーが流入してくるのかを意識して、
SNSの特性（＝そこに生息するユーザーの特性）によって
プロモーションの仕方を使い分ける。
チャネルを使い倒す／使い分ける
プロモート
Where

44. 戦いのための文章は書かない
43
Where

45. 44
「誰かを傷つけたり、対立を生むような文章は書かない」という意味も、
もちろん込めているけれど、
ここでは「コンテストや大会のために書く」ことが
自分には合っていないということを意味している。
「挑戦してみなよ！」と言われていくつか書いたけど、
与えられたテーマに乗っかって書くことはどうも気が乗らなかった。
「書く」ことで、他人と比べられることへの気持ち悪さが勝ってしまった。
戦いのための文章は書かない
セレクト
Where

46. 45
どう書くのか？
How

47. スタンスを決めておく
46
How

48. 47
どこから物申してんの？と読者が迷子にならぬよう、
自分の身分が伝わるようにしておく。
これは組織や人間関係においても一緒で、
集団の中で自分がどんな立ち位置で立ち回るのか？のスタンスを
最初から持って、それを軸に行動する。
場合によりけりだけど、リーダータイプではないので、
基本は「副班長」くらいのポジション目指しちゃってる。
スタンスを決めておく
プロモート
How

49. 話しながら、書く
48
How

50. 49
①「書く」となると、
急に言葉を積み重ね、一文を長々と綴る人がいる。
② 私は「読む」のが苦手だけど、
同じインプットでも「聞く」なら、まだイケる。
①②より、
「話している」かのように書かれた文章であれば、
少なくとも私は「聞く」ように「読める」ので、そこを目指す。
話しながら、書く
プロモート
How

51. “初対面のちょっとませた中学生”に向けて
情報を整理する
50
How

52. 51
自分の言葉がどこまで旅をするか分からないとき、
「みんなそんくらい分かってるっしょ！」ではなく、
「はじめまして、君は美術部だっけ？」くらいの距離感を大事に、
情報を噛み砕いたり、
うまく順番を組み替えたりして、
初めて私の言葉にアクセスした人も、
すんなりと理解できる文章を綴りたい。
“初対面のちょっとませた中学生”に向けて情報を整理する
プロモート
How

53. 武器をバランスよく組み合わせる
52
How

54. 53
漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字・数字など
異なる表現をバランス良く散りばめて視覚的に飽きさせない。
画像・音楽・動画・サイトリンクを所々にアクセントとして入れる
空白や改行を上手く使うなどして、文章にテンポ感を出す。
人がノンストップで読めるのは、1000字くらいのまとまりらしい。
そこで一回何かしらの休憩を挟むようにする。
武器をバランスよく組み合わせる
コネクト
How

55. こだわりのタイトルをつける
54
How

56. 55
目に触れたその一瞬で、ある程度の内容が理解できる。
かつ内容がポップに伝わり、読んでみたいと前のめりになれる。
人が一度にパッと読めるのは13文字、というルールもあるけれど、
大体そのあたりを目指してタイトルや見出しをつけるようにしている。
あとは、語呂・声に出したときの韻、パワーワードも意識する。
私のnoteの場合、恋愛・デート・青春・女子・結婚・仕事あたりが人気っ☆
こだわりのタイトルをつける
セレクト
How
プロモート

57. 56
How
汎用性と再現性を問う

58. 57
「この表現、いい！」という言葉に出会ったら、メモして盗む。
・・・でも誰かの模倣は、し過ぎたくない。
「そういや、あの時なんて書いたっけ」と思い出して、コピペする。
・・・でも毎回同じような文章になってしまうことは、避けたい。
汎用的で再現性があることは便利で良いことでありながら、
そんな文章や生き方は、別の誰かに託して、
自分は次の新しい場所へ進むべきなのかもしれない！
汎用性と再現性を問う
セレクト
How

59. 58
なぜ書くのか？
Why

60. 59
Why
書くことを止めるな

61. 60
知識のインプットだけが「学び」ではないはず。
書いてアウトプットすることも「学び」を深める一環。
私は「書く」ということを体系立てて学んだ経験はないけれど、
「書き続けてきた」という継続性にだけは自信があるから、
2021年も、この先も、書くことを止めないでほしい。
学びを止めないでいてほしい。
まぁ言われなくても止めないと思うけど。
書くことを止めるな
プロモート
Why

62. 61
Why
苦しい文章は捨てろ

63. 62
自分が書いてて気乗りしないことは書かなくて良い。
当たり前のことだけど。
あと、どんなに凄い人・偉い人が書いている文章でも、
少し読み始めて苦しくなったり眠くなったりしたら、潔く閉じてもいい。
かっこいい人＝いい文章が書ける人、とは限らない。
うっかり騙されないこと。
苦しい文章は捨てろ
Why
セレクト
プロモート

64. 63
Why
自分が一番、自分の味方であれ

65. 64
自分が読みたいことを書く、という田中さんの書籍タイトルのまま。
自分が生み出し綴った言葉なのだから、
責任と愛を持って。
誰にけなされようがスルーされようが、
自分が好きでいてあげられれば言葉も身体も嬉しい。
それで十分。
自分が一番、自分の味方であれ
Why
セレクト
プロモート

66. 65
Why
小さなコミュニケーションを
大切にする

67. 66
こんな拙い私の言葉や、
私というそもそもの人間に、声をかけてくれる人がいる。
時に厳しく、大半は優しい。
どんなに小さなことでも、
時間と手間をとって向き合ってくれているその事実に感謝をする。
一つ一つ記憶・記録して、
ネチネチ関係を続ける必要はないけれど、思い出として大切にする。
小さなコミュニケーションを大切にする
エンゲージ
Why

68. 67
Why
言葉はメイク道具

69. 68
言葉そのものに高い安いの価格設定はないけれど、
身近にある手の届く言葉でも、上手く使えば素人も美人になれる。
逆にどんなに凄い人でも、
上手く使えなければ、本来の魅力は伝わらない。
マツキヨで買えるメイク道具で化粧をして、ハリウッドを目指す。
そんなつもりで、私は書き、生きよう（？）
言葉はメイク道具
プロモート
Why

70. 69
Why
言葉のパワーを信じて

71. 70
マツキヨからハリウッドデビューする話じゃないけど、
言葉にはパワーがある、魔法がある、人を動かせる。
別に大きな実績があるわけじゃないけれど、
なんとなく根拠も掴みつつある。
それだけ力がある「言葉」で、下手に転ぶ可能性もあるけれど、
恐れずに、信じて、やってみなはれ！って感じ。
言葉のパワーを信じて
Why
プロモート
エンゲージ

73. 72
自分以外の人には何のためにもならない、
自己満の70枚スライドが無事に終わりました。
半年に一回くらいのペースで
見直しに戻ってこようと思います。
ここまでお付き合いいただいた方がいらっしゃいましたら、
ありがとうございました！
また、どこかで。
あとがき