SlideShare a Scribd company logo
1 of 22
捨てる会議
全体構成
其の一、開幕
其の二、改革元年
其の三、捨てる会議 【零】
其の四、捨てる会議 【壱】
其の五、捨てる会議 【弐】
其の六、捨てる会議 【参】
其の七、閉幕
待ちゆく障害を取り除く
1.企画趣旨説明
「捨てる会議」とは?
某ITベンチャーで実施された、うまく機能
していないものを一度ゼロにリセットし、
また新しく創ろうという目論みで行ったも
のです。
背景
• なぜ捨てるのか?
–残り期間僅か。選択と集中が重要。
• 何をするのか曖昧
• どれもこれも中途半端に
–捨てられないAIESEC in Japan。
• 意思決定できない
• 結局何が大事なのかわからない
捨てる会議目的・効果
1)目的
組織の新陳代謝をよくすると同時に機能し
ていない無駄を削ぎ落し、本来やり遂げた
いものへ注力できる準備。
2)効果
・優先度の高い施策や業務の洗い出し
・戦術や資源のバッファをつくる
捨てる会議が
機能するポイント
捨てる会議の3箇条
①まず捨てる。
必要であればまた創ればいい。
②経営幹部で捨てる場をもつ
③厳しいことだからこそ、明るくやる
“捨てる会議”全体構成
1)捨てる会議準備【20分】
– 説明
– 捨てる対象選定
2)捨てる会議【120分】
– 捨てる案の提案→80分
– LCP点数評価→10分
– 異議受付→30分
3)“ちゃんと”捨てる会議【40分】
– 影響範囲検討
– アクション検討
捨てる対象に関して
• 捨てる対象
・YP/MPの戦術・施策
・上記にないが実施している戦術・施策
・その他ルーティン業務や
オペレーション業務
ex.)XDがJITCOの記入をする
EBが毎週メンバーとご飯に行く
→とにかく施策から業務レベルまで
洗い出しましょう‼
捨てる会議の進め方
① VPをファシリテーターにLCPを除くEB
で捨てる案を提案する
② LCPが、0点・1点・2点・3点で採点し、1
点以上はすべて捨てる
③ 採点の時には、EBの意見を聞いたり、
EB全体でディスカッションをすることも
ある
④ またEB内で異議があれば「反論プレー
ト」をかかげて、提案チームへ質問や反論
をする
進め方
①捨てる対象をリストアップ。
②ひとつひとつ、どちらかを選ぶとしたら
どちらを選ぶか決める。
③一番下のものから、やめる/やめないを
決める。
④その決定を実行した時に起こる障害を想
定する。
⑤その想定される障害をどうするか決める。
優先順位付け及び捨てる基準
(1)費用対効果
・どくれくらいのコストがかかるのか
・他に代替できる方法はないか
(2)実現可能性
・どの程度明確なイメージがあるか
・その施策を実行できるHRはあるか(スキルや人数)
・共感やわくわく感はあるか
(3)影響度
・その施策どれくらいのメンバーを巻き込むことができるか
・どの程度の達成度で、どれくらいのKPIへの影響があるか
(4)経験測や感覚値
・EB全員が必要でないと判断しているもの
時間配分
① 捨てる案の提案→70分
– 今の施策をリストアップ:10分
– ひとつひとつ、どちらかを選ぶとしたらどちらを選
ぶか決める:15分
– 一番下のものから、やめる/やめないを決める:45
分(※1案件:最大5分)
② LCP点数評価→10分
– 採点の時には、EBの意見を聞いたり、EB全体で
ディスカッションをすることもある
③ 異議受付→30分(※1案件:最大5分)
– 「反論プレート」をかかげて、提案チームへ質問や
反論をする
注意事項
• 案件処理の制約時間を越えたら、LCPが
意思決定する(※選択肢:捨てる/捨てない/保留) 。
• ちゃんと経営観持ちましょう。
• 建設的な議論になるように取り組みま
しょう。
• 掲げる「価値観」や「目的」を忘れない。
いざ、始め!!
今後の取り組み
• 意思決定ができなかったチームはその原
因や課題を認識しよう。
• 今回の議論で決め切れなかった部分をい
つ消化するのかを決めておこう。
全体構成
其の一、開幕
其の二、改革元年
其の三、捨てる会議 【零】
其の四、捨てる会議 【壱】
其の五、捨てる会議 【弐】
其の六、捨てる会議 【参】
其の七、閉幕
待ちゆく障害を取り除く
ちゃんと捨てる会議
• 「捨てる」って決めたらそれで終わり?
– メンバーのこと考えるとちきる…
– 捨てるプロセス結構コストかも…
➡ちゃんと捨てる準備をしよう!
ちゃんと捨てる会議
影響範囲を検討する
捨てるプロセスを確認する
捨てる量に応じてチームを分けましょう
影響範囲を検討する
• メンバーの心理的に与える影響
– 誰がどんなことを感じる?
• メンバーの活動に与える影響
– 誰の活動がどれくらい変わる?
• EBの活動に与える影響
– 誰の活動がどれくらい変わる?
捨てるプロセスを確認する
• いつ、だれが、だれに、どうやって
• 影響を考慮して、追加で必要なアクショ
ンを検討しておく
捨てるプロセスを確認する
• EB全体で、行うアクションとタイムライ
ンを確認しましょう
おわりに
「捨てる」と決めるだけでは意味がない
何かを変えるときは、しがらみはつきもの
勇気を持った意思決定をしよう

More Related Content

Similar to 1507地区リプラン_捨てる会議(前半)

Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~
Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~
Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~
Akiko Kosaka
 
スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)
スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)
スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)
kkcolumn
 

Similar to 1507地区リプラン_捨てる会議(前半) (9)

It研究会⑤
It研究会⑤It研究会⑤
It研究会⑤
 
ジュニアビジネス研究会第24回アジェンダ
ジュニアビジネス研究会第24回アジェンダジュニアビジネス研究会第24回アジェンダ
ジュニアビジネス研究会第24回アジェンダ
 
逆境からのアジャイル
逆境からのアジャイル逆境からのアジャイル
逆境からのアジャイル
 
BBS 2012#1
BBS 2012#1BBS 2012#1
BBS 2012#1
 
Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~
Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~
Agile japan2011 アジャイル体験記~ふりかえりで開発を後押し~
 
アジャイル開発へのイテレーション・ゼロ
アジャイル開発へのイテレーション・ゼロアジャイル開発へのイテレーション・ゼロ
アジャイル開発へのイテレーション・ゼロ
 
スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)
スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)
スライドシェア用 スクリーンテキスト 201307研修効果を最大化ポイントセミナー(人事実務シリーズ2013:wb)
 
「新興事業@東北」研修説明資料 20140610
「新興事業@東北」研修説明資料 20140610「新興事業@東北」研修説明資料 20140610
「新興事業@東北」研修説明資料 20140610
 
NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)
NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)
NPOのクラウド事務局1DAYセミナー【オープニング】マドレボニータ事務局紹介(マドレボニータ)
 

1507地区リプラン_捨てる会議(前半)

Editor's Notes

  1. 普段の業務も必ず洗い出す コスパの話に落ちる -目的/手段
  2. 観点+問い 問いは追加したい
  3. 10分
  4. 15分
  5. 10分