1. This document is unofficial for KILT. 1
DID(Decentralized Identity)
とKILTについて
2. 注意事項
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本ドキュメントはKILT Protocolから公式発表された
ものではなく、個人が勉強会向けに作成したもの
になります。
本発表は情報提供のみを目的とし、投資等の勧誘
を示唆するものではございませんことをご了承く
ださい。
3. アジェンダ
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① WEB2.0→WEB3.0のパラダイムシフト
② DIDとは何か
③ KILTの概要
④ KILTが解決する課題とは
⑤ KILTの仕組み
⑥ KILTのイノベーションとは
⑦ KILTで具体的に進んでいるプロジェクト
⑧ その他
5. ① WEB2.0→WEB3.0のパラダイムシフト
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WEB2.0はコンテンツ / ユーザーを囲い込むことが重要な戦略でした、
WEB3.0ではオーナーシップ / 所有権の民主化がされています
画像参考:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nc/18/122500088/122500001/
7. ② DID(Decentralized Identity)とは
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デジタルアイデンティティの分散管理 ≒ 民主化です
ユーザーがアイデンティティにまつわるコンテンツの
コントロール権を自らが保持しユーザーの許可した限りで
各サービスの連携を促すテクノロジーです。
8. ② DIDにおける2つの要素
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1. Credentials:資格、権利
2. Identifier:個人を特定する識別子
「◯◯をできるという資格を、☓☓さん(識別子)が持っていますよ」と
いう情報がデジタル化されたもの=DID
9. ② クレデンシャルとは
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運転資格、学位証明、漢検/英検/TOEIC/IT パスポート/簿記/宅建などの資格、飲酒をする
ことができる資格(≒年齢)、特定のサーバーにアクセスできる権利、車や扉を開ける
ことができる権利(鍵)、ワクチン接種状況など多種多様なものがあります
10. ③ KILTとは
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KILTはブロックチェーンの技術を使い、セキュア
に管理された匿名性の高いかつ取り消し可能なク
レデンシャルを作成・発行・提示・検証できるた
めのプロトコルを提供しています。
11. ④ KILTが解決する課題とは
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1. クレデンシャルを持っていることを証明するときに余計な個人情報
まで提示しなければならない ≒ 匿名性を担保できない
2. 中央集権管理されており、外部利用が限られている
3. 規格化がされていない
4. クレデンシャルは発行後に取り消しが難しい
23. ⑤ KILTの仕組み
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① Claimer:自分のクレデンシャルを証明した
いプレイヤー
② Verifier:Claimerに対してクレデンシャルの
提出を求めるプレイヤー
③ Attester:Claimerのクレデンシャルを担保す
るサードパーティプレイヤー
24. ⑤ KILTの仕組み
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① Claimer:就職したい企業に自分の大学卒業資格のク
レデンシャルを提供したい人
② Verifier:大学卒業資格の証明を行う機関(大学その
もの or それらをとりまとめている組織)
③ Attester:求職者に対して大学卒業資格を求める企業
まずClaimerは自身の大学卒業資格のクレデンシャルを
Verifierに対してKILTコインで利用料金を払い発行依頼を
行い、それを自身のSporranというブロックチェーンウォ
レットに格納します。
そしてそれを提出先であるAttesterに送信します。
25. ⑥ KILTのイノベーション
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1. 匿名性保持し、必要なクレデンシャルだけ共有できる
2. 後からクレデンシャルの取り消しが可能
3. トークンエコノミーによって多数のクレデンシャル発行機関がマネ
タイズできる経済圏が存在する
4. CTYPEsによるクレデンシャルの規格化
5. KILT SDKによってサードパーティの参入が容易