Q8.隊員経験がその後の進路、仕事、人生にどのように影響しましたか
- 1. Q8.隊員経験が、その後の進路・仕事、人生にどのように影響しましたか。
大きなプラス /自分の中での大事件 ①自然破壊もするのだけれど「人間」という生物が好きになった。 ②動物相手(研究)から人
間相手(教育や普及)に興味がシフトした。 ③誰かの親になって一人前になる、と思った → 仕事と育児を両立する女性を尊敬する
ようになった ④日本人がどんなに恵まれているのかを知って、不平や不満ばかり言ってないでたくましく生きていかなくてはいけな
いと思った。 ⑤会えなくなった家族や友人のありがたみが分かった。会いにきてくれてすごく嬉しかった。 → 人間関係をいろいろ
見直した
大きなプラス /協力隊に行く前と後では、人生観や価値観が大きく変化し、日常の人間関係の豊かさに重きを置くようになったと思
う。実際に現在の人間関係に関しては、豊かだと感じるが、ボランティアが板について、収益を上げるという概念が弱くなっている。
ここは反省点だと思う。
ややプラス /異業種でありながら、職務経験ありとして採用されたので。職場内のゴタゴタモ楽しめるポジティブさを得たこと。現
在のところ、現業務に直接経験を生かせていないのが残念。
大きなプラス /任国の治安が悪く、時々停電や水が水道から出ないという体験をしてきたことで、現在の仕事で僻地へ行っても、自
分なりの治安対策、インフラ整備の悪い時の対応策(たまに川の水や山の湧き水で過ごすこともあり)をもてるようになった。国籍や
人種などのバックグラウンドの違う人たちと仕事することに殆ど抵抗がなくなった。しかし、協力隊の仕事は専門性が思っていたより
も求められておらず、物足りなさを感じていた。そのため、大学院へ行き、ジュニア専門員となってより専門的な仕事に取組むことに
した。
ややプラス /帰国後、3年もかかり、やっと教員免許が取れそうです。そして、今年、教員採用試験を受けてみました。結果、なん
と合格することが出来ました!来年4月から神奈川県の公立小学校の教員になる予定です。その試験では、協力隊兼社会人経験者の特
別枠もあったのですが、私はあえて、一般で受けました。(特別枠では試験がいくつか免除されるため倍率は意外と高く、同じような
経験をした人より優れている自信がなかったので。)ですが、一般で受けたにも関わらず、協力隊経験を面接で突っ込まれることが多
かったです。また、試験に受かってからも、どんな活動内容だったのか詳しく知りたい、と聞かれました。一般枠でしたが、協力隊の
経験をかっての合格だったと思います。
ややプラス /協力隊前は国立公園等豊かな自然の中で仕事することに興味がありましたが、現地での自然と人の近さや家族のあり方
等、幸せの形について考えた事もあり。現在の里山に行きつく(派遣前は里山の人が利用してできた自然にはあまり興味なしでし
た)。
大きなプラス /学生生活で就職活動を行った際は大手企業ばかりに目が向いて、自分がしたいことがわかりませんでしたが、協力隊
に参加することで、いろいろな世界が見れて、自分がしたいことがなんとなく見え、会社選びにもとても役に経ち、むやみに数多く受
験することもありませんでした。
大きなプラス /最近教育界ではグローバル人材の育成が叫ばれていることもあって、協力隊の経験は就職活動においてもアピールポ
イントになったように思いました。
ややプラス /語学・コネクションという点では役に立つが、現地の仕事のスタンスが復職後の日本ビジネススタイルで活かされてい
ることは殆どない。人生感という意味では隊員経験を通じて、自分そして家族を大事にしようという気持ちが強くなった。
大きなプラス /隊員時代の出会いによって、今の仕事をしています。隊員時代に築いた現地の人たちとのネットワークが、今の仕事
をする際にも生きています。
大きなプラス /あの経験が今の仕事にすべて役に立っていることから、生かしていると言えます。
ややプラス /今のところ直結はしていないので「ややプラス」にチェックしました。協力隊の経験により、私の世界が広がったの
で、これからどんどんプラスに影響してくると思います。
協力隊の仕事=ボランティア活動と考えて、自分の理想を相手に押し付けている隊員を時々見かけました。それがうまくいかないと、
相手のせいにしていたり。しかし、実際はそうではなく相手が求めているものは何なのか、そして、その人たちのニーズに自分はどう
答えたらよいのかということを考え、行動していくことが大切だと思います。自分はボランティア気分でも、同僚にとっては生活がか
かっている大事な仕事なので、一緒に真剣に仕事に取組みニーズに答えていくことが大切です。 その姿勢は専門家になっても同じだ
と思いました。もちろん仕事の責任の重さ、業務量は協力隊時代に比べると大きな差があります。しかし、基本的な考え方は協力隊時
代に身につけたのではないかと思っています。 また、私は協力隊の時に経験豊富なSV、JICA職員&専門家、日本や他国の大使館員、
国連職員、NGO関係者といった様々な人々と出会うことができました。これらの人たちから色々なこと(仕事の内容も)を教えてもら
い、どんな仕事を自分がしたいか、できるかといったことを考えることができました。これからの隊員も要請に書かれた仕事をこな
し、他の隊員と過ごすだけでなく、様々なことにチャレンジすることをお薦めします。
大きなプラス /帰国後は恐らく元の業界に戻るだろうと思っていたが、その通りになり、また海外を舞台とした業界に就職すること
が出来たのは、協力隊の経験のおかげに他ならない。また視野が広くなったせいか、多少のことではイライラしなくなった。
大きなプラス /民間へ入社した時も、協力隊の経験を買って採用を頂きました。教員になった時も、採用試験では面接では話す内容
に困らず、採用をいただきました。 就業後も、どの職場でも元協力隊員というキャラクターのおかげで、多少おかしなことを言って
も許してもらえています!
大きなプラス /ずっと国際協力に関わる仕事がしたいと思っていました。だから協力隊の2年間は自分のやりたいことをやれた2年
だったと思います。また、日本に帰ってきてからも、任国とのつながりで出会いが広がったりして、そういう人との出会いが自分の人
生が豊かにしてくれている気がします。
大きなプラス
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