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Kotatsu RIN
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20120629 FS足代小学校 記念講演スライド
総務省フューチャースクール推進事業実証校である徳島県東みよし町立足代小学校の公開授業日に行なわれた記念講演で使用されたスライド。
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20120629 FS足代小学校 記念講演スライド
1.
フューチャースクール 3年目のチャレンジ
林向達 (徳島文理大学) rin@me.com
2.
お話すること フューチャースクール推進事業 ‣FS推進事業について ‣有識者としての関わりを振り返る 実証校における取り組み ‣初年度から3年目のチャレンジまで 4年目へのバトン渡し ‣学びのイノベーションの最終年度へ
3.
FS推進事業について 3年目の再説明…
4.
2011年4月8日 「教育分野におけるICT利活用推進のため の情報通信技術面に関するガイドライン」 (総務省) ☞機器環境整備を中心としたガイドライン
5.
2012年4月10日 「教育分野におけるICT利活用推進のため の情報通信技術面に関するガイドライン (手引書)2012」(総務省) ☞2年目の成果を追加したガイドライン
6.
検索すれば
出てきます NAVERまとめ
7.
見ておいてください…
8.
でもあえて
紹介するなら フューチャースクール推進事業 総務省の事業です ‣情報利活用促進の事業 ‣地域雇用創造ICT絆プロジェクト(教育情報化事業)とは 同時期に事業化されたこともあり,よく混同される。 情報端末激変期に遭遇した事業です ‣開始年度にスレート型タブレット端末(iPad)が登場 し,ポストPC時代を迎えてしまった。 廃止判定されるほど悪くはない事業です ‣現時点のICT機器や技術が,学校現場でどのような可能性 と限界を持つのか検証することには意義がある。
9.
有識者としての関わりを
振り返る
10.
あれはとある
夏のメール… 「先生のお名前 挙げさせていただき ました…」 中川先生
11.
「有識者は何する人ぞ?」
12.
有識者の仕事 地域協議会に出席する ‣学校単位で設置された会議に顔を出す ➡たまにだから難しくないか… 実証校に助言する ‣実証校の実情に根ざした助言を行なう ➡実績ある地域の学校だから難しくないか… 大人しくする ‣事業の行方を見守るだけで口出し無用
➡これは意外とキツかった…
13.
そして勝手に 旅回りへ
14.
旅回り 研究会や協議会を傍聴しに行く 他の実証校を見学しに行く 過去の教育情報化事業を調べに行く
15.
研究会や協議会を傍聴しに行く ICTを利活用した協働教育推進のための研究会 フューチャースクール推進研究会 学びのイノベーション事業推進協議会 ICTを活用した先導的な教育の実証研究に 関する推進協議会 ➡空気感を直接探る
16.
全部じゃないよ 他の実証校を見学しに行く 箕面市立萱野小学校(大阪) 広島市立藤の木小学校(広島) 石狩市立紅南小学校(北海道) 大府市立東山小学校(愛知) 長野市立塩崎小学校(長野) 佐賀市立西与賀小学校(佐賀) 飾区立本田小学校(東京) 新見市立哲西中学校(岡山) …
17.
過去の教育情報化事業を調べに行く 歴史に学ぶための整理がなされていなかった これまでの教育情報化事業をさかのぼる 文献と資料を探索する旅 いま起こっていることを記録する ➡意外と困難な作業が続く…
18.
そんなことの
重要性を感じた 過去に学び 未来に残す
19.
実証校の取り組み
20.
初年度 ICT機器導入に関する問題の洗い出し ‣機器の配置や使用ルール ‣共有フォルダの構成デザイン 新しい機器環境への適応 ICT支援員さんの赴任
➡トラブル続きの暗中模索を続けながらも,子どもた ちはあっという間に馴染んでいった
21.
たとえば
配置なら… 教室の地デジ対応テレビ(1年目)
22.
こんな感じに
変化したり… 教室の地デジ対応テレビ(2年目)
23.
パソコンのルール
ICT支援員 さんが つくりました
24.
2年目 災害対応と端末持ち帰り ‣足代小学校「緊急災害警報」ソフトの導入事例 日常的な活用の問題について ‣足代小学校「目の健康体操」ビデオの取り組み ‣タブレットPC使用時の姿勢の問題 デジタル教科書の実証作業が加わる ➡機器環境の見直しも続く中,デジタル教科書の開発調
整作業も加わった。それでも日常的な活用の模索と 様々なチャレンジが試みられた。
25.
足代小は
チャレンジが 3年目 持ち味 機器環境の日常化 ‣IWBの普段遣いと地デジ・テレビの使い分け等 ‣図書のバーコード管理 ‣教室プリンタの活用 継続的なチャレンジ ‣いまある機器や技術を活用した意外な活用 •算数の授業に遠隔制御ソフトを利用 ➡自由な発想と手間を惜しまぬ準備が可能性を拓く
26.
実証校を
まわって… ICT整備で授業はどう変わるのか できなかったことができる より素早くできる より高度なことができる より簡単にできる
27.
できなかったことができる 学外の人々との交流(社会や総合など) ‣従来:来校してもらうか、自分たちが学外に出かけて話 を聞く。あるいは手紙などでやり取りを行なう。 ‣ICT:カメラ内蔵タブレットPCに通話ソフトを導入す ると教室に居ながら学外の人とリアルタイムにやり取り
ができる。遠隔地の学校との交流学習にも活用できる。 紅南小学校
28.
できなかったことができる
手本のメロディを奏でる(音楽など) ‣従来:あらかじめ用意したCDを再生したり、備品の楽 器を生演奏して奏でる。 ‣ICT: パソコンの音符データをもとに、学校に備えの 無い楽器の音色に換えたり、テンポやアレンジを変え奏 でられる。各自のタブレットPCで操作し、個別の成果 を聞き合うことができるようになる。 藤の木小学校
29.
より素早くできる
学習成果の確認・共有 ‣従来:各自が練習帳やノートに問題を解いた後、指名さ れた児童が黒板に自分の解き方を再度板書してクラスで 確認する。 ‣ICT:各自がタブレットPC上のワークシートに問題を 解いた後、指名された児童の画面がすぐにIWBに表示さ れ、クラスで確認することができる。 足代小学校 萱野小学校
30.
より素早くできる 教材の掲示や配布と回収 ‣従来:前時で学んだ内容の確認や本時のめあての明確化 など掲示物の提示が頻繁にある。ワークシートを配布し たり回収したりする時間も必要になる。 ‣ICT:パソコンに保管された前時の記録や本時のための
スライドや動画教材などをIWBにすぐ表示できる。児童 のタブレットPCにワークシートを素早く配布でき、回 収は保存操作だけで済む。 西与賀小学校
31.
より高度なことができる 学習成果の表示 ‣従来:理科実験の結果を各自がグラフに記録したものを
平面に並べて比較し、結果の読み取りを共有する。 ‣ICT:タブレットPC上に各自が記録したグラフは、自 動的に並んで表示されるだけでなく、重ねて表示した り、色や組み合わせを変えて表示できる。 足代小学校
32.
より高度なことができる 視覚支援 ‣従来:算数の問題を理解するために、たくさんの図を描
くことがある。補足の書き込みが増えると見難くなるこ ともある。 ‣ICT:描画ツールの助けを借りて、図を容易に描くこと ができ、描いたものを一時的に消したり、部分を切り 取って移動させながら説明できる。アニメーション機能 によって問題の理解を視覚支援できる。 本田小学校 塩崎小学校
33.
より簡単にできる 低学年児童の試行錯誤 ‣従来:物語の登場人物の気持ちや自分の感想を鉛筆で ワークシートに書いたものを書き直すとき、消しゴムで もきれいに消えず、時間のロスだけでなくシートを傷め
て破いてしまうこともある。内容に集中できない。 ‣ICT:タブレットPC上にスタイラスペンで文を書いた 場合、文字を消すには線をなぞればよく効率的であり、 消しあともきれいで書き直しやすい。このことで内容に 集中しやすくなる。 東山小学校
34.
より簡単にできる 情報の共有と利用 ‣従来:調べ学習のために図書資料を図書室探しに行った
り、グループの共同制作物で個別の作業成果を紙ベース で突き合わせたりするときに手間があった。 ‣ICT:ネットに接続された手もとの端末から電子教材や ネット検索で調べ作業ができ、個別に作業した成果物も コラボレーション機能で簡単に組み合わせることができ る。入力された文字や図形の扱いも簡単である。 足代小学校 本田小学校
35.
4年目へのバトン渡し 学びのイノベーション事業として
36.
より教育と
学習に焦点を 課題 機器環境の維持管理と継続的な活用 授業と学びがどう変化したか確認し整理する 次期学習指導要領以降を見据えて取組む ‣「1人1台」までの道のりに電子黒板の「1教室1台」 ➡フューチャースクールの実証校で展開している風景 が全国で一般的になるにはまだ時間はかかるけれど も,しっかりとイメージを共有して進む必要がある
37.
全国の実証校の
皆さんありがとう ございます ご静聴有難うございました
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