16. 社会情報の視覚化 America Revealed PBS
Britain from Above の制作スタッフによる、アメリカの可視化をテーマにした番組が、 America Revealed 。
食品、交通、電力、ものづくり等、アメリカの今を様々な視点から切り取るドキュメンタリー番組に挿入されるデ
ータの可視化映像は有益で美しい、インフォグラフィクスになっている。
http://www.pbs.org/america-revealed/
22. Data.gov
オバマ大統領の Open Government Initiative 施策の一環として、世界中の「公共データの民主化」を目指す活
動。様々なデータの公開と、それらを利用したアプリケーション開発・配布を支援している。 Open
Government の流れに乗り、サイト公開から3年で30カ国にネットワークが広がっている。2009年5月開設。
(米国版は、現在新規活動停止か?サイトは公開継続されている。)
25. SPEEDI (緊急時迅速放射能影響予測システム)
「原子力発電所などから大量の放射性物質が放出されたり、そのおそれがあるという緊急事態に、周辺環境における放
射性物質の大気中濃度および被ばく線量など環境への影響を、放出源情報、気象条件および地形データを基に迅速に予
測するシステム。結果は、ネットワークを介して文部科学省、経済産業省、原子力安全委員会、関係道府県およびオフ
サイトセンターに迅速に提供され、防災対策を講じるための重要な情報として活用されます。」∼SPEEDI HP より
26. Debris from Japan Tsunami Travels Across the Pacific
3.11の大震災で発生したがれきの多くが海に流れ、海流に乗って太平洋を漂流している。その様子をアメリカ海洋大
気庁(NOAA)が、コンピュータ・シミュレーションと人工衛星による観測を組み合わせて予想している。
がれきは単なる廃棄物として迷惑なだけでなく、トドやアザラシが口にすると生命の危険もあると言う。またサンゴ
礁や船のスクリューにもダメージを与える恐れがある。そして今回は、放射能に汚染されたがれきも含まれる。
震災がれきは、地球の広い範囲に長期間にわたって影響を与える大きな問題だと言うことが実感できる可視化映像。
27. グラフの発明: William Playfair, 1759 ‒ 1823
スコットランドのエンジニア、政治経済学者。それまでは表でしか示されなかった数値データを、折れ線グラフ、棒グラフ、パイチ
ャート、バーグラフの4種類のグラフで始めて表現した(1786年)。
32. GOOD Magazine(米)
思想信条に関係なく、クリエイティブ、持続可能、生産的、シェア等をキーワードにした「代替モデル」を支援、展
開するサイト。購読料を選ぶことができる上に、購読料は購読者が選んだ非営利団体へ寄付されるというユニークな
システムで運営している雑誌。Information Graphicsが多く使われている。
33. GOOD Sheet @ Starbucks
Great Conversations at Starbucks (スターバックスで素敵な会話を)キャンペーンの一環として、店内で無料
配布された。GOOD Magazineのインフォグラフィクスをペーパーナプキンに印刷したもので、二酸化炭素排出、教
育、移民、経済、ヘルスケア、ガソリン価格など、客の会話や行動につながるような身近なテーマを扱っている。
34. GOOD Sheet @ Starbucks
Great Conversations at Starbucks (スターバックスで素敵な会話を)キャンペーンの一環として、店内で無料
配布された。GOOD Magazineのインフォグラフィクスをペーパーナプキンに印刷したもので、二酸化炭素排出、教
育、移民、経済、ヘルスケア、ガソリン価格など、客の会話や行動につながるような身近なテーマを扱っている。
35. Arms Globe(兵器の地球) by Google
各国の小型兵器と銃火器の売買を可視化したインタラクティブ・コンテンツ。
毎年450∼600億ドル(3兆6千億∼4兆8千億)の武器が世界中で売買され、そのうち大半(約75%)は発展途上国
への輸出である。国連の常任理事国である米国、ロシア、フランス、英国、中国の5カ国に、ドイツ、イタリアをあ
わせると、2002年から2009年の武器売買の85%を占める。世界中で増え続ける紛争による死者の8割は民間人
で、その9割は小型兵器によるものだと言う。
36. Financial Times, Graphic World
@ Grand Central St., N.Y.
ファイナンシャル・タイムズと、インフォグラフィック・ジャーナリスト、デビッド・マカンディスの共同プロジェクト。ニューヨー
ク、グランドセントラル駅構内に、インタラクティブ映像を投影した。映像のテーマは、グローバル・エコノミーや景気後退、お金
の話、など、ファイナンスに関するインフォグラフィック映像になっている。
37. Financial Times, Graphic World @ Grand Central St. (2012)
ファイナンシャル・タイムズと、インフォグラフィック・ジャーナリスト、デビッド・マカンディスの共同プロジェ
クト。ニューヨーク、グランドセントラル駅構内に、インタラクティブ映像を投影した。映像のテーマは、グローバ
ル・エコノミーや景気後退、お金の話、など、ファイナンスに関するインフォグラフィック映像になっている。
41. オープン&シェアのものづくり∼メーカー・ムーブメント( Maker Movement )
自分自身の手でモノを作り、その成果を多くの方と共有する「Makerムーブメント」が広がりつるある。
More than just digital quilting(単なるデジタルキルティングではない) -- テクノロジーと社会:「Maker」ムー
ブメントには、科学の学び方や、科学が革新を促進させる形を変える力がある。それは、新たなる産業革命の前兆か
もしれない。止まらない科学離れへの対策や、停滞したものづくり産業を復活させる力としての期待もある。
46. Grassroots Mapping by M.I.T.
インターバル撮影できるデジカメを取り付けた風船付きの凧をあげて、しばらく後に回収すると言う方法で撮影された
画像を「つなぎ合わせ」ツールを使って高解像度画像に変換すると言う、市民参加プロジェクト。得られた空撮データ
は、NASAやNOAA(アメリカ海洋大気圏局)の人工衛星画像よりも解像度が高いと言う。ペルーで土地権利問題に携
わったことが開発のきっかけ。その後、メキシコ湾の石油流出事故で活躍した。
47. 街のムードを可視化する Fuehlometer ("Feel-o-meter")「感情計」
Julius von Bismarckらによる2008年のプロジェクト。ドイツ、Lindau島湖畔に設置されたデジタルカメラで、人々の
顔を撮影する。そのデータはサーバーへ送られ、うれしい・悲しい・どちらでもないと言った表情が解析、合計され
る。その結果にもとづいて、湖畔の灯台の頂上にとりつけられた「ニコニコマーク」の顔が変わる。
このようなしくみで「街の表情」を可視化した。
63. NCSAの可視化事例
Nonlinear Evolution of the Universe: Visualization of an F3 Tornado:storm chaser perspective
from 20 million to 14 billion years old (F3竜巻の可視化:ストーム・チェイサーの視点)
(宇宙の非定常的進化∼2000万年から140億年前) 2003年サウス・ダコタで観測されたF4竜巻を初期条件とし
て、強力なスーパーセル型ストームが発生し、強力な竜巻が発
ウィルキンソン宇宙背景放射によって求められた非定常的進化 生する、約1時間の現象を計算したもの。出力データは数テラ
のコンピュータ・シミュレーション。 バイトにのぼる。
銀河クラスターの形成には巨大な空間を扱う必要がある。 データを重視した可視化によって、内部構造が明瞭にわかる。
2005-2006年当時、この分野の計算では最大の解像度を誇 流管は上昇中はオレンジ色に、下降中は青色で示され、ストー
る。. ム内の経路を見せている。低圧の竜巻の渦中の回転する赤い球
は、成長する竜巻を表現している。地表面では、円錐の傾きが
風速と風向を表す。温度を表す色によって、竜巻の根元付近の
暖気と冷気の境界がわかる。
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