社内勉強会資料 iOS9のATS対応, IPv6対応, App Thining, 新APIについてまとめ

1. iOS9新仕様まとめ
@社内勉強会

2. 目次
・iOS 9 仕様変更点
- App Thining
- ATS対応
- IPv6対応
・iOS-9-Samplerで新APIの動きを見てみる

3. App Thiningについて
◉ App Slicing
◉ On-Demand Resources (ODR)
◉ Bitcode
アプリ容量削減やバイナリ(.ipa)の最適化の話
公式
https://developer.apple.
com/library/watchos/documentation/IDEs/Conceptual/AppDistributionGuide/AppThinning/AppThinning.html
参考：http://qiita.com/usagimaru/items/cb19f283db4ac0cd8bd6

4. ・Asset CatalogでImage Setを作成
・端末に合わせた画像ファイルのみがコンパイルに
含まれるらしい
公式にはthe store delivers universal apps to customers.って書いて
あるので多分手元で確認できない
App Slicing

5. ↑これ

6. こんな感じで指定

7. ・リソース後からダウンロード
・Apple提供なので多分CDN要らず
・iOS8以下/Androidで使えない問題はある
On-Demand Resources (ODR)
※公式
https://developer.apple.
com/library/prerelease/ios/documentation/FileManagement/Conceptual/On_Demand_Resources_Guide/

8. プロジェクトナビゲーターからプロジェクトを選択して Build Settingsから
Enable On-Demand ResourcesをYesにする(デフォルト:Yes)
画像：公式から

9. Resource Tagsからassetに対してタグを
設定

10. アセットを取得する時は↓のように書く
On-Demand Resources (ODR)
※公式
https://developer.apple.
com/library/prerelease/ios/documentation/FileManagement/Conceptual/On_Demand_Resources_Guide/
NSSet *tags = [NSSet setWithObjects: @"body", @"face", @"hair"];
resourceRequest = [[NSBundleResourceRequest alloc]
initWithTags:tags];

11. 下記のようなメソッドもある
On-Demand Resources (ODR)
※公式
https://developer.apple.
com/library/prerelease/ios/documentation/FileManagement/Conceptual/On_Demand_Resources_Guide/
・すでにダウンロード済みかチェック
・ダウンロード後コールバック
・ダウンロードの優先度付け
・プログレスに反映する為に進捗率をとる

12. 容量制限あり
On-Demand Resources (ODR)
※公式
https://developer.apple.
com/library/prerelease/ios/documentation/FileManagement/Conceptual/On_Demand_Resources_G
uide/PlatformSizesforOn-DemandResources.html#//apple_ref/doc/uid/TP40015083-CH23-SW1

13. Bitcode
ソースコード ネイティブの機械語 この中間表現が
※参考
http://qiita.com/gamako/items/f37dbb05de9d3832ce6b
https://project-flora.net/2015/09/13/xcode-7%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%83%87%E3%83%95%E3%82%
A9%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%A7%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%89%E6%99%82%E3%81%
AB%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%8C%E5%90%
メリット
・それぞれのアーキテクチャ毎にapple側でコンパイルを最適化してくれる
・パフォーマンス上がるかも

14. Bitcode
デメリット
※参考
http://qiita.com/gamako/items/f37dbb05de9d3832ce6b
https://project-flora.net/2015/09/13/xcode-7%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%83%87%E3%83%95%E3%82%
A9%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%A7%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%89%E6%99%82%E3%81%
AB%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%8C%E5%90%
・ライブラリとかが対応してない場合、「does not contain bitcode.」エラー
・ダメな時はプロジェクトのBuild SettingsからEnable BitcodeをOff
・ライブラリの対応を待つしかない…

15. ATS(App Transport Security)
について

16. ※参考
http://qiita.com/yanayanalte/items/e6d83c12af77fa238a58
ATS(App Transport Security)
について
iOS 9, OS X 10.11 以上向けのビルドの場合、すべての接続は基本的にATS の
動作に従うことになり必要条件を満たさない接続はエラーが返ってきます。
http://dev.classmethod.jp/smartphone/iphone/ios-9-intro-ats/
NSURLConnection等でhttp://xx.co.jp などにアクセスするとNSErrorDomainと
か返ってきてつながりません。

17. ※参考
http://qiita.com/yanayanalte/items/e6d83c12af77fa238a58
ATS(App Transport Security)
対応方法
対応方法は四つのどれか
・XCode6系以前でビルドする
・info.plistにNSExceptionDomains等設定してドメインごとにATSをオフ
・info.plistにNSAllowsArbitraryLoadsを設定して ATS自体をオフ
・サーバーをATSに対応したドメインに設定する

18. ・TLS バージョン 1.2 以上
・暗号スイートがApple指定のもの
・SSL証明書の暗号化アルゴリズムがSHA256以上
・SSL証明書の暗号強度がRSA2048bit以上、もしくはECC256bit以上
※参考
http://qiita.com/yanayanalte/items/e6d83c12af77fa238a58
ATS(App Transport Security)
対応方法
サーバーサイドでこれに対応する場合SSL対応した上で下記が必要です
↑特に証明書の方は対応してないとNSURLConnectionやってもサーバーまで
アクセスすらきません

19. IPv6対応について

20. ※参考
http://qiita.com/shao1555/items/4433803419dfc72bf80b
IPv6対応について
どういうこと？
・ユーザーの端末がIPv6のネットワーク環境でもアプリが正常に動くようにしな
いといけない
・大体のWebサービスはIPv4で動いていて、大体キャリアがIPv6でアクセスし
てきても透過的にアクセスできるようにしてくれる
・UDPとか、中でgetHostByName使ってるようなのはエラー吐く

21. ※参考
http://qiita.com/shao1555/items/4433803419dfc72bf80b
IPv6対応について
・必ずIPv6 only Networkの環境でデバッグしましょう
・できれば審査前必ずその環境でデバッグする体制を作りたい
来年初頭以降これに対応しないとAppleの審査に通らなくなる！

22. ※参考
http://qiita.com/shao1555/items/4433803419dfc72bf80b
IPv6対応について
対応方法
・El CapitanのMac用意
・システム環境設定→共有をoptionクリック(optionやらないと出てこない)
→create nat64 networkにチェックを入れてインターネット共有スタート
・WifiポイントをそのMacにしてアプリを動かす

23. iOS9 新APIについて

24. iOS-9-Sampler
・iOS9の新APIを抽出したデモ
http://d.hatena.ne.jp/shu223/20150917/1442440780
・画像見ただけで何ができるようになるのか大体分かる
いいサンプル

25. ・3Dでガシガシ動く
・日本エリアだと遅い…？
iPad miniで↓すげー重かった
https://github.com/hirai-
yuki/ShopMapSample
Map Customizations
MKMapViewのMKMapTypeにFlyoverが追
加

26. Text Detector
文字認識のサンプル

27. New Image Filters
・CIFilterクラスの静止画フィルター
・自分の端末だとちょっと重い

28. Etc...
他、下記を落としてきてXcode7でビルドしてみてください
https://github.com/shu223/iOS-9-Sampler

29. 以上
ありがとうございました