1. 環境大臣 殿
二本松市長 殿
夏無沼自然公園への仮設焼却場建設に反対する署名
二本松市針道字夏無地内に建設が計画されている放射性廃棄物減容化のための仮設焼却
施設について、私たちは以下の観点から建設に断固反対し、計画の撤回を強く求めます。
一、針道地区にはこども園、小学校、中学校、さらには浪江中学校まで、東和地域の教育施
設が集中しており、わずかでも放射能による汚染の可能性がある施設の建設地として、
適切でないと考えること。
一、自然公園として整備された夏無沼・口太山への施設の建設は、廃棄物搬出入車輌の通行
などと相まって、各地区の祭典などの観光資源にとっても大きなイメージダウンとなり、
登山客のみならず、広く観光客の減少を招く恐れがあること。
一、夏無沼は地域の重要な水源地であり、万一事故等があれば、大気はもちろんその水も汚
染される可能性があること。また、焼却時の排煙・排水に放射性物質が含まれる可能性
は否定できず、有機農業や果樹栽培など、特色ある農業に取り組んできた東和地域の農
業生産に、風評、実害を合わせ、大きな損害をもたらす可能性があること。
一、建設候補地の選定に至る過程において、住民の意向を聞く機会が設定されておらず、市
民に対する人権軽視とも言うべき、一方的な手順で計画が進められていること。
これに関しては、今後住民側が納得できる、開かれた公正な環境での協議に応じること
を、重ねて要求する。
氏 名 住 所
＜ 夏無沼と東和の環境を考える会 ＞ 世話人共同代表 久野文廣 高橋敏