Bibliobattle
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slides used for a presentation about bibliobattle in Hakodate, Aug 28, 2013
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Bibliobattle
- 1. 知的書評合戦 ビブリオバ トル 角 康之 はこだて未来大学 教授 ビブリオバトル普及委員、ビブリオバトル北海道 委員 sumi@acm.org twitter: @y_sumi 函館ビジネス塾、2013年8月28日
- 3. ビブリオバトルとは • http://www.bibliobattle.jp/ • 3人集まればできるゲーム。ルールは簡 単！ 1. お気に入りの本を持って集まる！ 2. 順番に一人５分で紹介する！（＋２～３分 のディスカッション） 3. 「どの本を一番読みたくなったか？」で投
- 4. たかがゲーム、されどゲーム • ゲームです。遊びです！ – 知的書評合戦 – 勝ち負けを決める • 人を通して本を知る、本を通して人を知 る – 本好きのおしゃべり。好きにしゃべろう。 ただし5分ずつ！ – 本の紹介は、ただのおしゃべりの口実！？
- 6. ビブリオバトルの歴史 • 発明者：谷口忠大（たにちゅー） – 立命館大学准教授 – 専門：創発システム（ロボット、コミュニ ケーション） • 2007年頃 京都大学ポスドク研究員の頃 – 輪読会や論文紹介を面白くしたい – 5分ルールとYouTubeとの融合 • ～2010年 関西周辺でじわじわ – 角もこの頃ビブリオバトルを初体験
- 7. ビブリオバトルの普及 • 2010年から爆発的な展開 – 普及委員会が発足 • 書店、図書館での開催 • 学会での余興として – 情報処理学会「インタラクション」（2011～） • 首都決戦 – 2011年秋から毎年、東京秋葉原で – 全国の大学生を中心に全国大会化 • Library of the year 2012大賞受賞 • 小中高大学への導入例増加 • なんか変な歪を感じるような。。。初心を見直 そう！
- 8. （遊びだからこそ）ルールへのこ だわり • 5分へのこだわり – 必ず5分使い切る！ • なぜチャンプ本を決めるのか – やるからには勝つ！ • なぜ自分で本を選ぶのか – アンチ！課題図書＋読書感想文 • なぜ原稿を用意してはいけないのか – 即興的にその場で語る！
- 9. 5分へのこだわり • 本の内容やあらすじを話すだけなら、5分 は長い – 試しに3分版をやってみたら、あらすじだけに なってつまらない。。。 • あらすじだけじゃなく、自分がどう感じ たか、なぜ読んだのか、を語る • 苦し紛れの余計な話。出たとこ勝負
- 10. なぜチャンプ本を決めるのか • 「勝敗なんて決めなくていいんじゃない か？」 • 「勝つために本を読むわけじゃない」 • みんながみんなのためになる本を持ってくる – 本を通したコミュニケーションが生まれる • みんなに語りかけるようになる – 伝える努力が求められる • みんなの視点がわかるようになる – 独りよがりではなく多様な価値観に気づく • プレゼンテーションに対する適度なフィード バック
- 11. なぜ自分で本を選ぶのか • 参加者が自分で本を選ばないと・・・ – 発表者の人となりに出会う機会を減らしてし まう – 本に出会うチャンスを減らしてしまう • 発表者の人となりに出会う！ – 自分を表現する手段として • 新たな本に出会う！ – 様々な人と本が集まることの多様性、相互作 用
- 12. なぜ原稿を用意してはいけないの か • 遊びなので気軽にやろうよ • ライブ感を楽しもう！グダグダだってOK • コミュニケーションにおいて、あらかじ め決められたプランは壊れるだけ。その 場の動的な相互作用を楽しもう。
- 13. 「他人事」であることの妙 • 勝負のはっきりしたゲームである • とは言え、人の書いた本を紹介しているのだ から、負けてもそんなにへこまない • ①書いた人、②紹介する人、③それを聞く人 • 似たような構造は世の中に結構ある – 博物館・美術館：①専門家・作者、②キュレー ター、③来館者 – 観光案内、レストラン案内、、、 – 人の紹介（就職、結婚、、、） – ①、②、③の間に適度な距離があることがうま くいくコツ？？ → 「弱い紐帯の強さ」
- 14. ちょっと横道にそれて・・・ • ふでばこワークショップ（佐藤優香さん） – ペアを組んで互いのふでばこ（カバン）の中身を見せ合う – 相手のモノやエピソードでミニ展示を作る – みんなで鑑賞する • 持ち主、キュレータ、鑑賞者の3役を体験
- 15. 未来大ビブリオバトル部の活動 （１） 学園祭でのビブリオバトル • 本と出会う、人と出 会う • 学生と市民のコミュ ニケーションの場 • 華道部の展示会との コラボレーション
- 17. 未来大ビブリオバトル部の活動 （３） 教育現場でのビブリオバトル • 学内オリエンテーションにて教員バトル – ブックガイド、教員からのメッセージ – 顔見せ：人となりを見せる – バトル後の気軽なおしゃべり
- 19. 最後に尐し研究紹介 も・・・
- 20. ビブリオバトルを科学する • ビブリオバトルの計測（発話交替、視線、ジェスチャ、 うなずき、あいづち、姿勢変化・・・） • 非言語反応から見た共感度の推定 • 発話内容分布と日本語上達の関係 [須藤ら] • 5分間の妥当性の検証 [谷口ら]
- 23. まとめにかえて・・・ 大人のビブリオバトル • 呑み屋でビブリオバトル – 呑み屋での説教や与太話も知的にゲーム化 • ビブリオバトル×α – ピクニック – 合コン、集団お見合い – 言語学習 – 就活 • 勉強会のアイスブレイク – そもそもはそこからスタートした