1. 大正、昭和前期の日本とロシア【続き】
日本人の見たロシア・ドミトリーアブリコソフの回想録・最後の駐日帝政ロシア大使
発表：宮崎啓太
《内容》
○特派員の見た第一次大戦から革命後のロシア
○”Revelations of a Russian Diplomat” から読み取るロシア人から見た日本
○最後の駐日帝政ロシア大使
Ⅰ 特派員の見た第一次大戦から革命後のロシア
『ロシア特派員』に基づき新聞社の特派員としてロシアに赴いた人々の記録を読みとる。
大正時代前：高石真五郎、二葉亭四迷等もロシアに行き、それを記録している
大正時代 ：大庭柯公、布施勝治、埋花畔人、黒田乙吉の記録
ⅰ)第一次世界大戦中のロシア－大庭柯公、布施勝治
ⅱ)ロシア革命寸前のロシア－埋花畔人、黒田乙吉
ⅲ)ネップ期と呼ばれる頃のソ連－黒田乙吉
Ⅱ “Revelations of a Russian Diplomat” から読み取るロシア人から見た日本
ⅰ)EDITOR’S FOREWORD
・(二度目の)日本との別れ
ⅱ)TOKYO
・日本の第一印象
・日本人像
・日本の女性
・日本の気候と対処
・日本語
・一度目の別れ
ⅲ)BACK TO JAPAN
・第一次大戦後の日本人の気分
・東京の変化
・大使としてみた、日本とロシアの関係
【補足】関東大震災と日本

2. Ⅲ 最後の駐日帝政ロシア大使
ドミトリーアブリコソフ (1876－1851)
ⅰ)人物
・出身
・性格
ⅱ)仕事
・日露戦争周辺
・1910 年代前半
・第一次世界大戦中
・1916 年から
ⅲ)革命後の生活
・革命への姿勢
・亡命生活
・神戸共同生活
ⅳ)回想録
・ベックとの出会い→消される歴史への抵抗
・レンセン博士による出版
【補足】ロシア大使とソ連の成立
駐日帝政ロシア大使 駐日ソ連大使
1916
～
ヴァシリ―クルペンスキー
1917
1921 クルペンスキー日本を離れる
～
代理大使ドミトリーアブリコソフ 1922 ソ連成立
1925 1925 日ソ国交樹立(旧ロシア大使館閉館)
～
ヴィクトル・コップ
1927
【参考文献】
・アレクサンドラ・トルスタヤ(2007)『お伽の国‐日本』群像社
・古本昭三(1991)『ロシア特派員』ナウカ
・ポダルコ・ピョートル(2010)『白系ロシア人とニッポン』成文社
・George Alexander Lensen (1964) “Revelations of a Russian Diplomat -The memories of
Dmitrii Abrikossow” University of Washington Press
・在日ロシア連邦大使館 http://www.russia-emb.jp/japanese/embassy/history/index.html
(アクセス：2014 年 10 月 1 日)