2011年大阪市長選挙結果分析
- 2. research question 2011 年大阪市長選挙結果 橋下徹氏 750,813 票(獲票率 58,96 % ) 平松邦夫氏 522,641 票(獲票率 41.04 % ) 橋下氏の圧勝 大阪24 区 ごとの 惜敗率 を集計、分析 (惜敗率=当該候補者の獲得票数 ÷ 選挙区での最多得票者の獲得票数 ) WHY? 各区統計データ(特に今回は 高齢者比率 に着目)や マニフェスト との関連性を分析し、橋下氏の勝因を導き出す
- 3. 惜敗率 の集計と 分散 分析 ① 集計 2011 年大阪市長選挙における大阪24区ごとの惜敗率、すなわち 平松氏の獲票数を橋下氏の獲票数で割ったもの を集計 ② 分析 分散分析 を行い、各区において 惜敗率に差はあるのか 調べる ③ 結果 惜敗率が高ければ平松氏がその区において善戦。低ければ橋下氏の圧勝 惜敗率が分散しているならば、その原因を調査 区によって 惜敗率のバラつき が見られた 仮説 選挙活動中、橋下氏は若者の集まる繁華街に出向くなどの若年層への支持を獲得する戦略を取った。したがって 区によって惜敗率が大きく異なったのは、年齢層別人口に関係がある のでは 区ごとの 高齢者比率 ( 全人口における 65 歳以上の割合 ) を 説明変数 に、区ごとの 惜敗率 を 目的変数 に取り、 単回帰分析 を行う
- 6. 2011 年大阪市長選挙結果分析(まとめと考察) ・橋下氏 750,813 票 ・平松氏 522,641 票 ・区ごとの惜敗率の分散 ・ 高齢者比率 と 惜敗率 の 相関 ・ 70歳以上 の 51.5 % が 平松氏 に投票 ・ 30代 の 74.2% が 橋下氏 に投票 選挙結果 R による分析 世代間による差 選挙結果分析 ・繁華街を重点的に回る ・元タレント ・橋下氏42歳、平松氏63歳という年齢差 橋下氏のイメージ戦略・選挙運動 橋下氏マニフェスト ・大阪都構想 ・水道、バス事業見直し ・公務員改革 選挙戦略分析 橋下氏の若年層への支持拡大を図った選挙運動やイメージ戦略、改革を押し出したマニフェストなどによって若年層の支持率・投票率が上昇。結果として高齢者比率の高い区で惜敗率が高まった。