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AWS費用一割カットできるかな?
- 2. © KOKOPELLI INC. 2
01 自己紹介
INDEX
02 コストカット心得
03 削減にあたっての勘所など
04 弊社対応事項紹介
05 意図せぬコスト増との戦い
- 4. © KOKOPELLI INC. 4
自己紹介
{
"名前": "高橋 智彦",
"現在の主な仕事": {
"役職": "SREグループマネージャー",
"担当業務": [
"インフラ環境開発",
"セキュリティ・他部署連携"
]
},
"趣味": [
"運転と車のワックスがけ",
"日本酒片手に刺身"
],
{
"ひとこと": "インフラ一筋13年。時々バックエンド
開発、まれにフロントエンド開発も",
"すきなAWSサービス": [
"AWS CloudFormation",
"AWS CDK",
"AWS Lambda"
]
}
- 5. © KOKOPELLI INC. 5
Big Advance : 経営DXプラットフォーム
提供価格:1企業あたり月額3,300円(税込)
機能一覧: ビジネスマッチング
ビジネスチャット(社内チャット)
金融機関とのチャット
福利厚生 (クーポンサイト利用)
オープンイノベーション
ホームページ作成機能
安否確認機能
セミナー予約
コラム配信
補助金・助成金情報
請求書管理
5
金融機関の取引先を支援するサブスクリプションサービス
- 6. © KOKOPELLI INC. 6
事業モデル
85
の金融機関と連携
金融機関と連携してのべ70,000社※以上に経営DXサービスを提供
70,000社以上の
中小企業にサービスを提供
経営DXプラットフォーム
テクノロジー系
経営分析 (AI)
オンライン融資 (AI)
ビジネスマッチング (AI)
ビジネスチャット
安否確認ツール
HP制作ツール
バックオフィス系
補助金・助成金
福利厚生
※数字は2023/03時点のデータ。導入企業数は複数サービスを導入している場合は重複してカウント
請求書管理
- 8. © KOKOPELLI INC. 8
コストカット心得
1.コストカットを目的としない(超重要)
✓ 事業に対する費用対効果を意識 (効果を上げるか、費用を下げるか)
✓ 落とすのは「贅肉」だけ。必要な「筋肉」まで削らないようにしよう
2.会社の利益にコミットできる手段
✓ 利益 = 売上 - コスト。コストを下げることは売り上げを上げることと同義
3.削減額と必要な工数は常に意識
✓ 削減できる額が高くても実施に時間が掛かったり工数が高い施策は優先度を
下げる
- 9. © KOKOPELLI INC. 9
コストカット心得
4.削減効果が高い物から優先的に実行すべし
✓ 発生するコストは時間とのかけ算。効果が高い物からなるべく早く実行する
4. 削減コストは可視化して他の部署・チームに随時共有
✓ お願い事の協力を得やすくなる・助けてもらいやすくなる
✓ 会社全体への意識付けにもなる
- 11. © KOKOPELLI INC. 11
削減にあたっての勘所など
1. まずはCost Explorerをくまなくチェック
○ 直近一週間分をくまなく見る
○ 続けて一ヶ月〜三ヶ月程度のトレンドも見る
i. 月初はWorkSpaceなどの月額料金が課金されるタイミング
ii. その他動かしているサービス次第では増加するタイミングも
- 12. © KOKOPELLI INC. 12
削減にあたっての勘所など
2. サービス毎にコスト要因を深掘り
○ サービスでフィルター後、ディメンションで使用タイプとAPIオペレーション
それぞれ設定してみてコスト要因を深掘り
- 13. © KOKOPELLI INC. 13
削減にあたっての勘所など
3. CloudWatch、CloudTrailなどからさらに深掘り
○ CloudWatchメトリクスやCloudTrailログなどでさらに深掘り
○ S3 Storage Lensのように分析機能が備わっている場合も
- 14. © KOKOPELLI INC. 14
削減にあたっての勘所など
4. 削減できるコストと対応に必要な工数を見積もり
○ ちゃんと見積もろうとすると時間が掛かる
○ この時点ではざっくりで問題ない
○ コストが高いからといって
すぐ飛びついてはいけない
- 15. © KOKOPELLI INC. 15
削減にあたっての勘所など
5. リスト化して優先順位が高い順に実施
○ 優先順位は削減予定コストと必要工数の比率
○ 実施前に実施して良いか関係各所に確認
i. 大抵の場合出来ていたことが出来なくなる
ii. 理由と削減額も伝えて納得してもらう
- 17. © KOKOPELLI INC. 17
弊社対応事項紹介
● RDSログ出力停止
○ RDSのクエリログの停止
○ CloudWatch Logsのロググループ一覧からログサイズ肥大化を確認
○ 開発で使っていないか、会社的に停止して良いのか確認
○ パラメータグループのlog_statementを変更
- 18. © KOKOPELLI INC. 18
弊社対応事項紹介
● S3コスト最適化
○ S3ストレージクラスの変更とバックアップスクリプトの改修
○ Storage LensとCloudWatchメトリクスからサイズ肥大化を確認
○ 利用部署に利用用途の確認・削減の相談
■ ストレージクラスの変更
● 最小サイズ、追加料金、最小期間など注意
- 19. © KOKOPELLI INC. 19
弊社対応事項紹介
● ECSネットワークモード変更
○ 高頻度ECSバッチタスクのネットワークモードの変更
○ CloudWatchとCloudTrailからConfigへの記録が増えていることを確認
■ タスク開始&終了でConfigへの記録が複数回行われる
○ Fargate -> EC2 (ブリッジモード)に変更
■ EC2のENIが共用で使われるためConfig記録のコストが抑えられる
- 20. © KOKOPELLI INC. 20
弊社対応事項紹介
● その他
○ EBS容量削減・ボリュームタイプ最新化
○ DynamoDBプロビジョンドキャパシティ変更
○ EFSプロビジョンドキャパシティ変更
○ ElastiCacheサイジング
○ ログ出力改修 (開発チームに依頼)
○ Workspace整理
○ Container Insights無効化
○ 不要サブスクリプション削除
○ など
- 22. © KOKOPELLI INC. 22
意図せぬコスト増との戦い
● セキュリティアプライアンス暴走事件
○ S3のアンチウイルスサービスの料金が突然爆上がり
○ 費用対効果の問題で優先度が低かったオブジェクトアップロード削減
対応を急遽実施
- 23. © KOKOPELLI INC. 23
意図せぬコスト増との戦い
● NAT Gateway通信量高騰事件
○ Cost Explorerから対象のアカウント・サービス・利用タイプを絞り
NAT Gatewayに原因を絞る
○ CloudTrailログ+アプリケーションログから利用ライブラリの不具合が
原因で短時間にECSタスクが立ち上がり続けた
■ ECRからのイメージpullが原因と判明
- 26. © KOKOPELLI INC. 26
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