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労働基準法
- 1. 労働基準法 試験対策
- 2. 労働基準の原則 労働条件は低下させてはならない。 当事者間の合意があっても駄目！！ 均等待遇 使用者は労働者の国籍、信条、社会的 身分を理由として差別しちゃ駄目！！ 男女同一賃金 労働者が女性だからと賃金や男性と 差別しちゃ駄目！！ 労働基準法 駄目なこと シリーズ！！ 中間搾取の排除 法律に基づいて許される場合のほか 他人の就業に介入して利益を得ては駄目！！ 賠償予定の禁止 労働契約の不履行に対して違約金を定めたり 又は損害賠償を予定する契約は駄目！！
- 3. 労働基準法 賃金シリーズ 賃金 給料・手当・賞与等 労働の対象全て 平均賃金 対象（３か月間）の賃金の総額を その期間の総日数で除した金額 問題で所定日数だったら ✖ 総日数だったら◎ 労働基準法 契約期間 契約期間 ３年以上の締結は✖ 契約期間と書いてあったら３年です。 派遣社員を想像すると良い。 この法律（労基）で基準に達しない労働契約は、その部分につき無効 無効となった部分はこの法律（労基）で定める基準になる。
- 4. 労働基準法 解雇シリーズ 解雇 ３０日は解雇してはならない 産前・産後女性含む 解雇の予告 少なくとも３０日以前に予告をしない場合は ３０日分以上の平均賃金を支払わなければならない。 労働基準法 休業＆退職等シリーズ 退職時等の証明 遅滞無く 死亡時 ７日以内 金品返還 休業手当 休業期間中に平均賃金60/100を 支払わなければならない 労働基準法 補償シリーズ 傷害補償 障害の程度に応じて 遺族補償 遺族に対して平均賃金の １０００日分 打切補償（うちきり） 平均賃金１２００日分の 打切り補償を支払わなければ ならない。
- 5. 労働基準法 労働者と使用者 シリーズ したがって ここはあきらめ 赤文字丸暗記 この定義のみでは、｢労働者｣と「使用者」の概念は捉えきれず、よりどころは、 通達 判例の集積に負うところが多くなります。 雇用形態・就業構造の多様化により、通達 判例も増えております。 労働基準法の｢労働者｣と「使用者」 労働基準法では、労働契約の当事者である｢労働者｣と｢使用者｣ついて、 ・第９条 この法律で「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所に使用され る者で、賃金を支払われる者をいう。 ・第10条 この法律で使用者とは、事業主又は事業の経営担当者その他その事業の労 働者に関する事項について、事業主のために行為をするすべての者をいう。 用語の定義は条文では２条です。
- 6. 労働基準法 労働時間＆賃金シリーズ 出来高制の場合 労働時間に応じて一定額の補償 労働時間 休憩時間を除き１日８時間 休憩時間を除き週で４０時間 休憩時間 ６時間を超える場合⇒４５分 ８時間を超える場合⇒１時間 休日 毎週少なくとも１回 ４週間を通じ４日以上 割増料金 休日＆深夜等 残業 ２割５分以下 深夜 ２割５分以上 休日 ３割５分以上 年次有給休暇 雇い入れの日より６箇月間継続勤務して ８割以上出勤した場合は、１０日の有給休暇 を与えなければならない。 有給申請時 請求された時期に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を 妨げる場合は、他の時期に与える（変更）ことが出来る。 労働者が業務中に負傷又は疾病にかかり療養した期間や 産前・産後の女性は、出勤したことになります。 減給 1回の額が平均賃金の半額を超えたら駄目 総額が一賃金支払い額の総額10分の１を超えたら駄目
- 7. 労働基準法 産前・産後シリーズ ・産まれる前は6週間（多胎妊娠14週間） 産後は8週間（医師が支障がないと認めた場合6週間） 就業させては駄目！！ ・使用者は妊娠中の女性がハードな部署の場合は他の軽易な業務に 転換させなきゃ駄目！！ 労働基準法 就業規則作成シリーズ（かなりの確率ででます。 要注意！！） 使用者は、就業規則の作成又は変更について当該事業場に労働者の過半数 で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で 組織する労働組合がない場合には労働者の過半数を代表する者の意見を 聞かなければならない。 ・会社の指名した人などの引っ掛けに注意！！（正解は過半数を代表するもの） ・『同意を得なければならない』などの引っ掛けに注意！！（正解は意見を聞かなければならない）
- 8. 労働基準法 年少者シリーズ 満18歳未満 年齢を証明する戸籍証明書を 事業場に備え付ける 未成年者 独立して賃金を請求できる 親権者又は後見人は未成年者の賃金を 受け取ったら駄目！！ 満18歳未満 午後10時～午前5時までの間 働いては駄目！！ 労働基準法 記録シリーズ 『労働基準法』で記録の保存が出てきたら３年間 労働基準法 就業規則シリーズ 就業規則を作成・行政長官に届け出る １０人以上
- 9. 労働時間等改善の基準 シリーズ １ヶ月の拘束時間 原則 ２９３時間 労働協定がある場合 １年間に６ヶ月まで １年の拘束時間が３５１６時間を 超えない場合３２０時間まで 延長できる １日の拘束時間 原則 １３時間以内 延長する場合の最大 １６時間 その条件 １日の拘束時間が１５時間を越える回数は 1週間に2回以内 休息時間 8時間以上 1週間の運転時間 2週間を平均して44時間以内 2日を平均して9時間以内 連続運転時間 4時間以内その後30分の休憩（荷降ろし等 含む）1回につき10分以上として分割できる。 （5分はカウントされない）
- 11. 拘束時間と休息時間
- 12. 拘束時間 • 運転者は、運転時間以外にも、休憩したり、出荷を待ったり、トラックを整備する 時間もあります。 これらの時間は仕事に必要な時間であり、いわば使用者に拘 束されている時間であり、これらを拘束時間といいます。 この拘束時間とは始業時刻から終業時刻までの時間で、労働時間と休憩時間 （仮眠を含む）の合計時間です。 ・ 休息時間とは勤務と次の勤務までの時間で睡眠時間を含む運転者の生活時間 として運転手が仕事から完全に解放されて自由に使うことができる時間です。 休息時間
- 14. 例 過去問（ｈ23-2-23）より抽出 問 ① １日についての拘束時間が改善基準に定める最大拘束時間に 違反する勤務があるか？ ② 勤務終了後の休息時間は改善基準に違反していないか？
- 15. 見るべきポイント ① 拘束時間 終業時間ー始業時間＝拘束時間 まずは月曜日から土曜日まで拘束時間を求める。
- 19. 見るべきポイント ④ 終業時刻から翌日始業時刻までに８時 間以上あるか？ 月曜日の休息時間 ２４時-２２時は＝２時間 火曜日０時から７時 ７時間＋２時間＝９時間 火曜日の休息時間 ２４時-２０時は＝４時間 水曜日０時から７時 ７時間＋４時間＝１１時間 水曜日の休息時間 ２４時-２０時は＝４時間 木曜日０時から７時 ７時間＋４時間＝９時間 木曜日の休息時間 ２４時-２２時は＝２時間 金曜日０時から９時 ９時間＋２時間＝１１時間 金曜日の休息時間 ２４時－２４時は＝０時間 土曜日０時から７時 ７時間＋０時間＝７時間 金曜日の休息時間が７時間！！ 勤務終了後の休息時間は改善基準に違反していることがわかった！！
- 20. 例 過去問（ｈ23-2-23）より抽出 問 ① １日についての拘束時間が改善基準に定める最大拘束時間に 違反する勤務があるか？ 答え 違反する勤務は１つ（金曜日） ② 勤務終了後の休息時間は改善基準に違反していないか？ 答え 違反する勤務は１つ（金曜日）
- 21. １箇月の拘束時間 • 拘束時間は１箇月について２９３時間を超えないものとする。ただし労働協定が ある時は１年のうち６箇月までは、１年間についての３５１６時間を超えない範囲 内において３２０時間まで延長することができる。 ４月 ５月 ６月 ７月 ８月 ９月 １０月 １１月 １２月 １月 ２月 ３月 ２９４ 時間 ２８２ 時間 ２９３ 時間 ２９７ 時間 ２５５ 時間 ２７２ 時間 ２９９ 時間 ２９４ 時間 ３１０ 時間 ２９５ 時間 ２５６ 時間 ３１０ 時間 合計 3457時間 問題パターンとしてこのような図が４つでます。その中から拘束時間に 「違反しているもの」「違反していないもの」を選べという問題が必ず出題されます。 ①合計時間3,516時間を超えているか？： ３５１６時間を超えていないので違反にはならない。 ②一箇月の拘束時間が３２０時間以上超えている月があるか？： ３２０時間を超えている月がないので違反にはならない。 ③一箇月の拘束時間が293時間を超える月が６箇月以上あるか？： ４月・７月・１０月・１１月・１２月・１月・３月と７個（７箇月）となるので 上の図は労働協定があっても改善基準に違反します。 見るべきポイントは３つ！ 例 ２９３時間以上 ３２０時間以内が ６個までだったら 違反していないと いうことになる。
- 24. 特定日の運転時間 この場合では「特定日＋特定日前日」と「特定日＋特定日の翌日」のそれぞれの 平均がいずれも９時間を越えてはいけないという意味であり、どちらか一方の平均 が９時間以内であれば改善基準に違反していません。 特定日特定日の前日 特定日の翌日 運転時間10時間 運転時間10時間 運転時間８時間 １０時間＋１０時間 ２０時間÷２＝１０時間 １０時間＋８時間 １８時間÷２＝９時間 この場合は「特定日＋特定日の翌日」 が９時間なので違反していない事になります。 重要事項
- 25. 違反の例 特定日特定日の前日 特定日の翌日 運転時間9時間 運転時間10時間 運転時間9時間 １０時間＋9時間 19時間÷２＝9.5時間 １０時間＋9時間 19時間÷２＝9.5時間 ※この場合は9.5時間と9.5時間 どちらも９時間を越えてるので違反になる。 ① ② ＰＯＩＮＴ！！ ①と②のどちらかが９時間を越えていなければ 改善基準には違反しない。 この問題も必ずといっていいほどでるので過去問題をみて 何度も何度もチャレンジしてください！！
- 26. 改善の基準 連続運転時間 ・連続運転時間は４時間以内でなければならない。 ・運転を開始した後、４時間以内、または４時間を経過した直後に３０分以上の休憩 等運転をしない時間を確保することによって運転を中断しなければならない。 ただし、運転を開始した後４時間以内に運転を中断する場合の休憩になどに少なく とも１回について１０分以上として時間を分割することが出来る。 運転時間 休憩時間 運転時間 休憩時間 ２時間 １０分 ２時間 ２０分 例（正解パターン） 運転時間 休憩時間 運転時間 休憩時間 １時間 １０分 ２時間 １０分 運転時間 １時間 休憩時間 １０分 ＰＯＩＮＴ！！ 中断時間とは運転してない時間です。荷積やトラックの整備時間も含まれます。 問題パターンとしてこのような図が４つでます