0121 hab
- 2. 自己紹介
梁河 雄 (ヤナガワ タケル)
1987.3.13
大阪出身
高校、大学で建築を学ぶ。
大学卒業後、現場監督、建築模型制作、施工図作図の
業務を経てBIM従事者として現在は某社のBIM推進室勤務。
2017年の年度末に行われたイベントをキッカケに 様々なVR/MRのイベントに参加し、2019年に
HAB Inc.を友人と設立。
Twitter:@Takeru_Y
- 3. 自己紹介
岡田 翔碁 (オカダ ショウゴ)
1985.4.22
仙台出身
高校で情報通信、大学で建築を学ぶ。
大学卒業後、6年ほどオンプレミスでの保守運用・構築等を経験。
ここ4年ほどは社内の開発クラウドやSPAを活用した提案や受託開発に従事。
個人としてもVR領域にも興味関心があったのもあり、
「建築xIT」の浸透のため友人とともに会社を設立。
Twitter:@undbn
Editor's Notes
- ざっくり会社紹介 プログラミング教育系のイベントの話は軽く触れる
- HABの活動の一貫として2020年から義務教育化されるプログラミングについてプログラミングを学ぶ当事者である子ども向けにプログラミングとはどんなものかを学んでもらうために様々な知育玩具を用いたワークショップ形式のイベントを大阪で開催。
この時は子どもだけでなく保護者も対象にそもそもプログラミングとはどういったものかを理解してもらうのと同時に
保護者向けのコンテンツ(VR体験スペース)も設けた。
参加者は親子で60名ほど。
- 一度、現在の建設業界を振り返ります。
まず始めにここ20年間の建設業の労働生産性の推移についてですが
他の産業に比べてずっとほぼ横ばい状態が続いてます。
-
少子高齢化による人手不足。職人不足。
更に縦割りの圧倒的な縦社会。
- 古い業界体質。
いまだにFAXが現役(今の学生はFAXを知らない)
国内ではほぼ全ての現場で紙(2次元)ベースの図面が大量に使われて日々廃棄も大量に出る。
超アナログな業界。
- おおよそ20年前までは手書きがメインで
ドラフターや平行定規といった道具を使って
手書きで建築の図面を作図してました。
その後作図ツールとして主に使われてるのがCAD
と言われるPCでの作図ソフト
当時は今ほどPCも普及してなくてスペックも今ほど良くない中でも
比較的操作も簡単でかつPCなのでまっすぐな線も引ける
レイヤによって図面を重ねる事もできる(それまではトレーシングペーパーで重ねてた
手書きより圧倒的に早い
↑で満足出来てたのがここ20年
更にこれからは以前に比べてより生産性向上の為にも次の技術が必要なのでは?
いつまでも2Dの紙の図面でダメでは?
CADの画像
手書き→CAD→???
- 3Dモデルにinformation(情報)が付与された事により、一つのモデルから図面はもちろん
数量算出によるコスト(価格)の計算であったり、日付けを入れる事で現場がどの様に進むかを動画にして確認もできる。
更にパースなども容易に作成できる
近年はどこの会社もこのBIMに力を入れており、以前に比べてソフトの発達と共にBIMで出来るコトもかなり増えてきました。
だがしかし
- ①少子高齢化と圧倒的な縦社会、閉鎖的な業界であり
②古い業界体質
以上の事から各々の会社の社内でのみ開発や教育を行う事により→画像の通り、どんぐり状態
- 同じ様に新しい技術、デバイスが出た時のIT業界での動きをHololensを例にとって見てます。
今から丁度、2年前にHololensが出てMixedreality認定パートナーという形で様々な会社が協力しあって
使い方や開発をしている。
更に、Hololensmeetupというユーザーが主体となっているイベントも2か月か3か月に1回ペースで開催されて
そこでも盛んに情報交換が行われてる。
ちなみに2周年イベントは先週の金曜に開催されてました。
- つまり建築×ITでやりたいのは
建築の世界にITの文化を取り入れたい。
具体的には次項
- ITの文化を具体的には
ConnpasやxRtechTokyoといった勉強会やイベントの支援サイトがあり
プログラミングのコードの公開と共有、または他人のコードの添削が出来るSNSの様なサービスのGitHub(建築では考えられない)
さらにハッカソンやアイデアソンといった皆で技術と知見の共有が盛んな文化を建築も取り入れたい。
そこで…
- BIMBrasto(どーん)
各社のBIM従事者の方が集まって技術と知見の共有と悩み相談を目的として集まったのが始まり。
1,2,3回と会を重ねるごとに人数も増えて3回目では40名以上の方にご参加いただきました。
また第1,2回の時は各自の質疑や悩み相談を行い、ざっくばらんに話す事をメインに行っていましたが、
第三回からは参加者も含めてオープンなイベントとしたので、この場でどういった内容だったかを
説明させて頂きます。
- 我々のBIMBrastoは建設業界の常識を壊す為にも建設業界一、攻めたイベントを目指しております。
①休日開催。しかも有料。他のイベントは平日開催が多くどうしても業務優先でいけない事が多い
ましてや社内で肩身の狭い思いをしながらBIM業務に携わってる方がいれば尚更参加しにくい。
+開催側の意図としても休みの日にわざわざ時間とお金を使って参加してくれるだけの高い志を持った方に参加してもらえる。参加費は懇親会費用。
②これからの業界を担う学生にも建設業界の現状を知ってもらった上で学生ならではの意見を聞きたい。
③これは主にITやBIMソフトの開発やアドイン開発をされてる会社+後にも話しますがゲーム会社の人にも参加してもらう。
- 参加状況は大体建築とITの方で半分ずつ
更に参加者にとったアンケートの中でBIMの利用状況を聞いても既に利用が4割とこれからやりたい、勉強中が5割となってました。
では直近に行われた第三回の様子をお見せします。
- 会場は60名収容可能なセミナールームで行われました。
イベントの内容としては前半な会社、個人、学生、それぞれの立場から見たBIMについての取り組みと
事例の公開。また会場からの質疑応答。
- イベント後半ではバーカウンターも併設された会場でのお酒も交えた懇親会とVR/MR体験会。
- 懇親会にはほぼ全員ご参加いただきました。
- Unity社の方が持参して頂いたLookingGlassというデバイス
見切れてますがボタンがあって押すとここに移された建物が爆発する仕掛けになってました。
作る側の我々にとっては若干の苦笑いですね
- PCの隣にビール
HTC VIVEpro
こちらで体験して頂いたのは有志の方に持参して頂いた社寺のBIMモデルで
ArchiCADで作ったモデルをUnityにもっていったモノ。
- OculsRiftを使って見たのはコルビジェのサヴォア邸です
サヴォア邸はC4D(建築パース屋さんが使うソフト)+UE4
- MicrosoftのWinMRで体験して頂いたのはミースファンデルローエのバルセロナパビリオンです。
このデータはAutodesk社のMax+UE4をVRに
- もちろんHololensもありました。
- 今後もBIMBrastoは定期開催。おおよそ3か月に1回ペースで次回は3月2日に豊洲で開催します。
建設業界以外の方もBIMに興味を持ってる人が多く、弊社の活動の一環としてBIMソフトの講習も行っており、
まったく建築を知らない業界の方に建築の基本も含めて週一×4回で一月かけてRevitの講習も行いました。
今はBIMを使うのは大きな会社の事例が目立ちますが実は4号建築はBIMでの確認申請が出来たりと戸建ても
BIMに向いてると私は思うので町の工務店などでももっとBIMを普及させたいと思ってます。
ハードルを下げる為にもVRやMRをどんどん取り入れたい。
そしてここからはBIMの活用方法についてもう少し掘り下げたいと思います。
- 先程からちょくちょく話が出てたゲームエンジンについて
もともとは名前の通りゲームを作成する為のソフトウェアでしたがかなり最近になってBIMデータをゲームエンジンに持っていける様になりました。
その為、BIMソフトだけでは難しいVR化や避難経路シュミレーションや流体解析なども容易に。
更にもともとゲームに特化しているので従来のBIMソフトに比べて映像が綺麗。美しい。
今回はこの2社の内、UE4についてお話させて頂きます。
- 出自の違い-> ハイスペックPC向けのリアル志向なゲーム/映像向け :UE4
-> ソーシャルゲームなど、ノンフォトリアルなゲーム向け :Unity
なので建築用途では「現状」UE4の美しい映像表現が適しているように思います。
①UE4は映画の映像制作などにも使われるぐらい映像がとにかく綺麗。※ フォトリアル
BIMデータをもっていっただけでもBIMソフトより綺麗に見える
②データの変換スピードも早くて情報の欠落も少ない優秀な拡張子が使えるアドインが配布されてます。
ゲームエンジン内に取り込んだ後は難しい操作も必要なくゲームエンジンを使えなくても誰でも簡単にVR化できる。
③上記のアドインソフトも含めて全て無料。無料で使えます(Unreal Studioのβ2019/9までの予定)。
お金がかかるのは実際にゲームを作って販売した場合のみ。
Unityから現在出ているUnityBIMImporterはUnityのpro版のライセンスも含めて多少高めで
個人では中々手が出せない…
- BIMデータをVRで見れる事によってデザインの検討や
避難経路のシュミレーション。保守管理に工事の研修やデモもあり、
最近では安全体験VRとして社内研修でVRを使う会社も増えてきました。
とはいうものの、
・BIM技術者
・ゲームエンジン技術者
・高性能なPC
・HMDやセンサー、更に一定以上動き回れるスペース
・ツール間のワークフローが整理されていない
・現場で活用するためのナレッジの不足
など、課題も多くあります。しかし、ゲームエンジン各社も建築領域での利用に着目しており、
対応フォーマットの増加や、新機能のリリースを盛んに行っております。
それにより、BIMデータを活用する地盤が整いつつあるのが現状です。
- 当然、映像は綺麗。
HMDも必要ない。
ネット環境さえあればどこでも見れる
リアルタイムレンダラーを使うと綺麗な絵を見ようとすると
設備が大変。可搬性が悪い。機器も必要
そこで社内のサーバーを使って見れるのがピクセルストリーミング
C4dに変わる可能性がある
C4Dとかmaxはプリレンダー(計算時間が必要 数時間
UE4はリアルタイムレンダラー
リアルタイムレンダラーは計算時間は基本0秒
それを考えた時に時間短縮の部分ではかなり優れてる
短縮した時間でクオリティも上げられる
パース屋にとってはUE4は未来でしかない
今の現状を起点にお互いの業界に革命が起きるのでは
設計とVizの橋渡しになりうるのがゲームエンジン
橋渡しとしての機能も持ってる
BIMモデルをゲームエンジンにもっていく事で動画、静止画、解析、物理演算とか
パース屋的にUEはリアルタイムコンテンツ作り(家具変えたり)とアニメーションの制作
その為にUE4!
UE4のカメラは使いにくい(maxとかVrayのカメラを追ってほしい
カメラのモーション作りの点(変換で使える様になればいいな)
設計が求めてるのはアニメーション
UE4で動画静止画、両方いけるのでは?
- アジャイルで重要なのはイテレーションを高速化することです
- 当然、映像は綺麗。
HMDも必要ない。
ネット環境さえあればどこでも見れる
リアルタイムレンダラーを使うと綺麗な絵を見ようとすると
設備が大変。可搬性が悪い。機器も必要
そこで社内のサーバーを使って見れるのがピクセルストリーミング
C4dに変わる可能性がある
C4Dとかmaxはプリレンダー(計算時間が必要 数時間
UE4はリアルタイムレンダラー
リアルタイムレンダラーは計算時間は基本0秒
それを考えた時に時間短縮の部分ではかなり優れてる
短縮した時間でクオリティも上げられる
パース屋にとってはUE4は未来でしかない
今の現状を起点にお互いの業界に革命が起きるのでは
設計とVizの橋渡しになりうるのがゲームエンジン
橋渡しとしての機能も持ってる
BIMモデルをゲームエンジンにもっていく事で動画、静止画、解析、物理演算とか
パース屋的にUEはリアルタイムコンテンツ作り(家具変えたり)とアニメーションの制作
その為にUE4!
UE4のカメラは使いにくい(maxとかVrayのカメラを追ってほしい
カメラのモーション作りの点(変換で使える様になればいいな)
設計が求めてるのはアニメーション
UE4で動画静止画、両方いけるのでは?
- 当然、映像は綺麗。
HMDも必要ない。
ネット環境さえあればどこでも見れる
リアルタイムレンダラーを使うと綺麗な絵を見ようとすると
設備が大変。可搬性が悪い。機器も必要
そこで社内のサーバーを使って見れるのがピクセルストリーミング
C4dに変わる可能性がある
C4Dとかmaxはプリレンダー(計算時間が必要 数時間
UE4はリアルタイムレンダラー
リアルタイムレンダラーは計算時間は基本0秒
それを考えた時に時間短縮の部分ではかなり優れてる
短縮した時間でクオリティも上げられる
パース屋にとってはUE4は未来でしかない
今の現状を起点にお互いの業界に革命が起きるのでは
設計とVizの橋渡しになりうるのがゲームエンジン
橋渡しとしての機能も持ってる
BIMモデルをゲームエンジンにもっていく事で動画、静止画、解析、物理演算とか
パース屋的にUEはリアルタイムコンテンツ作り(家具変えたり)とアニメーションの制作
その為にUE4!
UE4のカメラは使いにくい(maxとかVrayのカメラを追ってほしい
カメラのモーション作りの点(変換で使える様になればいいな)
設計が求めてるのはアニメーション
UE4で動画静止画、両方いけるのでは?
- 内容:Revit、ArchiCAD、Unity、UE4のそれぞれのプロフェッショナルの方にひたすら質問を投げる会
ネットで配信予定
Twitterなどを使ってネットからも質問受付ます