2022.06.29_ウェビナー配信20220623.pdf

1. ライブ配信代行サービス
自分で作る
ライブ配信講座4

2. 配信 について
ライブ配信の流れについて説明している自分でつくるライブ配信講座の4回目です。
さて、前回はカメラについて説明しました。
今回はライブ配信というプロセスについて説明します。
ライブ配信がどういう仕組で行われているか？
というところの解説をします。

3. 1.ライブ配信の現在
ライブ配信と呼ばれるようになって今の仕組みで一般ユーザーが配信できるように
なってから15年位経ちます。
別の言い方をすると生放送または生中継のような感じです。
テレビの生放送などと違うのはインターネット回線を通じて行われることであり、電波
を送出するための大掛かりな設備がなくとも映像を伝送することが可能ということで
す。以前は映像データは非常に大きいものであった上、インターネット回線の伝送容量
が小さかったこともあり、視聴に耐えうる画質、解像度の映像を伝送することが難し
かったのですが、現在はブロードバンドの普及や、データの圧縮伝送技術によって誰
でも手軽に映像の伝送を行うことが可能になりました。
テレビと比べ今やインターネットの映像伝送のほうが優れている部分も多く、4K8Kと超
高画質映像を特別な設備なく受信することが可能です。

4. 2.ライブ配信の仕組み
ライブ映像を配信する上で必要な設備を見ていきましょう。
一般的なライブ配信サービスの場合、ユーザーが映像を送出するまでのローカル環境
と配信ASPが提供するサーバ環境があります。
ローカル環境はエンコーダーと呼ばれる機材が必要です。
一般的にはライブ配信送出ソフトを利用できるパソコンと言う認識で問題ありません。
このパソコンの性能によってカメラ映像を取り込むプロセスや配信ソフトの機能をど
のくらい使えるかなどのリソースが変わってきます。
ZoomなどのMTGシステムでノートPCに搭載しているウェブカメラを使ってMTGする程
度であればノートPCでも構いませんが、視聴者を募るような配信ですときれいに見せ
ることが出来るエンコードシステムを整える必要があります。
PCに入力された映像を配信ASP側で受け取れる形にエンコードし配信ASPのサーバに
向けて送出します。
入力された映像を、サーバが受け取
れるように変換（エンコード）して送出

5. サーバー
配信ASP側のお話になります。Youtubeなどの一般的な配信ASPを使用しているのであれば、使う側はあまり意
識すること、意識するところもありません
RTMPサーバ
ローカルPCから送られてきた映像をRTMPサーバーで受け取ります。
エンコードPCにに入れるソフトの設定にサーバURLというのがあると思いますがよく見てみるとRTMP://という
形式で書かれています。
普通のウェブに使用するHTTP://ではありません。その他にHLSなどがあります。
ストリーミングサーバ
次に受信したサーバからデータを別のサーバに受け渡し、送信します。
このときに使われるサーバはストリーミングサーバと言われるサーバです。
動画を流すためのサーバだと思ってもらえれば大丈夫です。
ウェブサーバ
おなじみのHTTPサーバです。
普通にWEBページを表示するサーバです。で、なぜライブ配信でこれが必要かというとよくご覧になる配信ASP
を見てください。配信が行われているページはhttps://で始まってるはずです。ストリーミングサーバからの
データを直接受信しているわけではありません。
WEBページに対してストリーミングサーバから配信されている配信映像を見に行っているわけです。
これによりアクセスが多くてもよりキャパシティの高いWEBサーバーによって正常な閲覧を可能にしています。
映像
リクエスト
映像
映像
RTMPサーバ
ストリーミング
サーバ
WEBサーバ

6. エンコードPCの選び方
エンコードPCには重要な項目がいくつかあります。
結果的にはいかにきれいな映像を送出できるか？という部分になってきます。また、
映像リソースを取り込むにはどうしたらいいか？操作ミスをできるだけ減らしたいと
いうのもハードウェア側でできるだけ防いでいくことが大切です。また、常に配信す
る場所が決まっている場合と配信場所が毎回違うなど多数の送信場所に対応しなけ
ればならない場合で可搬性を考えなければなりません。
ライブ配信に特化した仕様をセットでお届け
ComstationVMシリーズ
コムワークスがお届けするライブ配信エンコードPC
「ComstationVMシリーズ」 では使い方や規模によりい
くつかのグレードをご用意。
搭載ソフトは業務使用に耐えうる安定性のｖMIXをプリ
インストール。プリセット可能なハードウェアコントロー
ラを設定済みで提供。マウス、キーボードでの操作より
も確実性を重視しています。

7. Comstation VMp
ComstationVMpは据え置き型の配信エンコーダーです。
マルチステーションと言えるくらいのスペックの高さで、多数の入力も持っています。
HDMIｘ4系統の同時入力が可能で複数のカメラをミキシングしたいときには最適です。
この方式で取り込むとUSBリソースを消費することもないので正確に映像信号を入力
することが出来ます。HDMIはオプションでSDIカードに差し替えることも可能なので業
務用カメラの接続も可能です。またSDI-HDMIコンバータなどを使用して入出力するこ
とも可能です。
ミドルタワー製品あので冷却にも余裕があり、スペックの高いシステムになっています。
マシンパワーが高いおかげで、たくさんのカメラ映像、映像挿入、画像挿入などの画面
演出やテロップや合成と言ったハイレベルな効果をマージンを持って使用することが
可能です。

8. ComstaionVMeはコンパクトな筐体でパワフルな動きが可能。可搬性が高く発熱も小
さいので様々な場所でお使いいただけます。
モバイルディスプレイをセットにすることでより持ち運びでの環境を重視しました。
映像の入力はHDMI-USBキャプチャで行います。
USBリソースを考慮し映像やコントローラーを接続する箇所を確定させることで多数
の映像入力に対応させています。
Comstation VMe
Comstation CS
Comstation Csは今紹介した2機種とは違い、ハードウェアとしては存在しておらず、ク
ラウドに展開されるスタジオとなっています。
お手持ちのPCからアクセスしクラウド上のComstationCSに接続して使用するため、イン
ターネット環境があればどこからでも使用することが可能です。
カメラソースなどのリアルタイム映像はSRT、RTMPプロトコルでクラウドに送出。その
ソースを自由に使用することが可能です。実際の機材のようにメンテナンスが必要な
く、資産として計上せずにいつでもサービスとして利用できるクラウドスタジオです。

9. ご質問やお問い合わせ、申込みは下記URLかQRコードからアクセス
してください。
https://comworks.co.jp/rakuvideo/eventscast-net-8-form/
さて、ライブ配信の仕組み、そして送信する機材の重要性などの説明をしましたがおわ
かりいただけましたでしょうか？
実際にどういう仕組で動いているのかがわかるだけで解決につながるトラブルもあっ
たりします。そして、配信するのに必要な機材を一つ一つ見繕って構成して・・というだ
けでも手間なのに更に、繋がらない、映らないなどのトラブルがあれば目も当てられま
せん。弊社で提供するComstationVMシリーズは全て動作検証済みです。
届いたらすぐ使い出せることを念頭に置いて提供しておりますので、必要だ！という
方だけでなく、先々あったほうがいいかも？程度の考え方で聞きたいことがあるとい
う方でもぜひお問い合わせください。