2022.05.11_NAS安全運用前半.pdf

1. 前半
ランサムウェア、ウィルス、不正侵入からNASを守る

2. ランサムウェアとは
感染したコンピュータをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることによって使用不能にした
のち、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求するマルウェアです。
*マルウェアとは悪意のあるソフトの総称でこの場合はウィルスと読み替えて頂いても問題ございません。

3. 基本対策
・推奨版のQTSに更新
・「admin」ユーザーを無効化
・最新版のMalware Removerをインストール
・アンチウィルスの定期的実行
-----------------------------------------------今回はここまで
・IPアクセス保護 SSH保護を設定
・TELNET/SSH共に不許可
・「admin」ユーザーを無効化
・2段階認証の導入

4. QTSに更新
NASのメニューコントロールパネルを選択
コントロールパネル内のファームウェア更新を選択

5. 更新の確認をクリック

6. 「自動更新」のタブに移動して自動更新の頻度と時間
を設定

7. 管理者権限を持つユーザーの作成→「admin」ユーザーを無効化
コントロールパネル内のユーザーを選択

8. 作成タブ内にある「ユーザー作成」を選択
*こちらの作成作業は「admin」以外に管理者権限をもつ（「administratorsグループ」に所
属している）ユーザーがすでに作成済みの場合は不要です。

9. ユーザー名、パスワードを決めた後にユーザーグルー
プの編集を選択

10. 「administrators」にチェック

11. 必要に応じてフォルダのアクセス権限を設定
RO＝読み取り専用
RW＝読み書き
Deny＝アクセス拒否

12. 作成をクリック
アプリケーション権限の編集はadministratorsに属しているユーザー
は無制限となり通常操作の必要はありません。

13. ユーザー名「admin」のアカウントプロファイルの編集をクリック

14. 「このアカウントを無効にする」にチェックし「OK」をクリック

15. 最新版のMalware Removerをインストール
メニュー内のAppCenterを選択しセキュリティータブ内の
MalwareRemoverをインストール

16. MalwareRemoverを立ち上げ「スキャンを開始します」をクリック

17. 設定タブに移動し、スキャンのスケジュールおよび更新の時間を設定
して適用をクリック

18. アンチウィルスの定期的実行
コントロールパネルに戻り「アンチウィルス」を選択

19. アンチウイルスの有効化と自動更新にチェックがはいっているか確
認。更新頻度の日数を確認。

20. スキャンジョブのタブに移動してスキャンジョブの追加をクリック

21. 後はステップに従い設定す
れば終了です。
お好みの設定いただけます
が弊社のお勧めは図の通り
になります。
*スキャンするファイルの最
大サイズは現状最大
2048MBです。