Web2.0 ~  Return of The Web  ~
岸田 健一郎 永和システムマネジメント所属 オブジェクト倶楽部、担当デザイナー、メルマガライター 自称デザエンジニア   Des ign   +  E ngi neer   =  Desingineer Web 系開発を得意とし、 PHP/JavaScript/ActionScript/HTML/CSS などフロント系技術に精通
マイコミから絶賛発売中。 よろしくお願いします。 Web2.0 サイトを作るために必要な技術 HTML CSS Web サーバ データベース Ajax Perl PHP&CakePHP Ruby&Ruby on Rails Python&TurboGears を学べる1冊です。
PHP / CakePHP CakePHP が今熱い! R on R に影響を受けて誕生したフレームワーク 勉強会の申し込みが30分で満席 2/20 に2回目が実施 書籍も続々発売
2007 年 11 月 15 日 ( 木 ) ~ 16 日 ( 金 ) 渋谷セルリアンタワー  B1F にて開催 2,988 名が来場 コンファレンスは 739 名 (ちなみに参加費は 98,000 円) 。
ビッグネームが来日 Tim O’Reilly  Evan Williams  Hakon Wium Lie  その他大勢
 
Folksonomy Rich User Experiences User as contributor Long tail Participation Radical Trust Radical Decentralization Folksonomy 階層分類 ( カテゴリ、ディレクトリ ) でなく、ユーザーが自由に分類 ( タグ ) Rich User Experiences AJAX,DHTML,Greasmonkey 等、ページ上で直感的操作 User as contributor ユーザー体験の蓄積をサービスに転化(レビュー) Long tail ユーザーセルフサービスの提供でロングテールを取り込む Participation ユーザー参加型開発、ユーザー生成コンテンツ Radical Trust 知のオープンソース( Wikipedia) Radical Decentralization 進歩的分散志向 (BitTrrent)
Web2.0 ってどう? 難しい 複雑 広範囲 バズワード 怪しい ヒルズ族 Docomo2.0 見たことある いいイメージが少ない
2007 年 11 月 14 日 Web2.0Expo のために来日した Tim O’reilly 氏 と 2ch の ひろゆき氏が CNET の Venture BEAT Project にゲスト出演。 そこで Web2.0 について対談しちゃいました。
2ch で有名な「ひろゆき」氏 僕は O'Reilly の本を読んだことがないけど、 Web 2.0 ってどう?みたいな話はよくネット上に流れてた。 で、僕も完全にバズワードだろうと考えていたから、それバズワードじゃないですか?って聞いてみたかったんです。
Web 2.0 について書いたのは 2005 年。でも概念について考え始めたのは 10 年前くらいから。 Web 2.0 って言葉の前に「 Open Source Paradigm Shift 」っていう論文があったんだ。 「 Web2.0… 」ばからしい名前だよ。ウェブの新しいバージョンだと思っている人が多いし、そういう意味で使ったんじゃないのに。 みんな、ドットコムバブルの後、ウェブが終わったと思っていた。でもウェブは戻ってきた。「 Return of the Web 」なんだ。
続きは Web で・・・ http://japan.cnet.com/interview/media/story/0,2000055959,20361105,00.htm
2.0 で何が変わったのか? Web1.0 をふりかえってみると・・ 広告といえば DoubleClick PhotoHighway などの写真共有 mp3.com による音楽配信 BBS などでのコミュニケーション 検索エンジンへの URL 投稿 (SEO 対策 ) コンテンツの公開 (HTML 編集 ) カテゴリなどの分類 相互リンク Web2.0 と同じじゃね??
いつから Web2.0 なのか? 2005 年 5 月、 YouTube ベータ開始 2005 年 2 月、 Google Map 開始 2004 年 10 月、第一回 Web2.0 カンファレンス 2004 年 7 月、 Ruby on Rails の誕生 2004 年 6 月、 Flickr が写真共有を開始 2003 年 2 月、 Google が Blogger を買収
2004 年の重大ニュース ブログがブームに。各社続々とサービス開始 レコード会社各社、 CCCD 廃止の方向に Web ブラウザ「 FireFox 」が公開 Windows XP SP2 リリース ソーシャルネットワークサービスが 20 代ユーザーを中心に広まる 最大容量ギガ単位の Web メールサービス開始 「 MSN ミュージック」「 MSN サーチ」開始 Linux サーバシェア爆発的成長
Web2.0 までの対立構図 プラットフォームとしてのウェブ Netscape : Microsoft IE Netscape : Google Apache : Microsoft IIS Flash(Flex) : Ajax アプリケーション、インターネットはプラットフォームの支配的、画一的なアプローチで成長してきたが、 Web2.0 時代は切り札にならない
コミュニケーションの変遷 1対1の対話 電話 ショートメッセージ 電子メール IRC メッセンジャー twitter 人はコミュニケーションをしたいもの
Web2.0 時代コミュニケーション 口コミ Trackback SNS Blog Twitter RSS マッシュアップ キッカケは検索することから SEO 対策が採られた Blog や Google 巨大データベースによって 知りたい情報を簡単に得て コミュニケーションを取る事が可能に
Web2.0 用語 XHTML CSS2.0 HTML5.0 Acid2 JSONP REST 次世代フレームワーク スクリプト言語 タギング オープンソース
オープンソースが開いた Web2.0 への道 サーバ: IA 機器 Web サーバ: Apache 言語: Perl,PHP,Ruby,Python... DB : MySQL,PostgreSQL 負荷分散: mod_proxy_balancer クラスタ: LVS(Linux Virtual Server) キャッシュ: squid サーバ以外、全部タダ (言い方悪いですが) 。 つまりノウハウさえあれば、速く、安く、安心・安全に Web サービスを始めることができるようになった。
クライアント環境の変化 多くのブラウザがクロスプラットフォームに対応 MacBook Air  に見られる光学ドライブの廃止 オフライン Ajax 技術の進歩 MS の Yahoo! 買収の動き 無線 LAN 網の拡大 ネットワーク上の(無料)大規模データベースに、データを置くことで、いつでも、どこでも、自分の環境を利用することができる。 ⇒ クラウドコンピューティングへ
ここで次世代 Web デモを
Web2.0 時代の課題 動的コンテンツがページ上で躍動するため、デザイナーとプログラマーの仕事の境目をどこに設定するか難しい データを何でやり取りするか、 XML 、 HTML 、 XSLT ( Amazon などは指定して HTML を返せる) 結果、デザイナーとプログラマの仕事の境界が見えなくなってきた そこで・・・・ デザエンジニア   ( Des ign  + E ngi neer  = Desingineer)
日本発 Web2.0 サービスを・・ Google Map  スゲー!
日本発 Web2.0 サービスを・・ iPhone  カッコいい!
日本発サービスを・・ でも、、これって王道 ウィ~ 楽しいか? 負けてる感じがする そんなの関係ねぇ!?
正しい茶の入れ方 欧米文化の象徴 新しい茶葉を使う ティーポットとティーカップを温める 茶葉をスプーンで量る 汲みたての、沸かしたての湯を使う しっかり蒸らす これって王道ですよね
日本では茶道ですが・・ 人をもてなす際に現れる心の美しさ 茶会での博打や飲酒を禁止し、亭主と客との精神交流を重視する 美しい石灯籠を「完璧すぎる」 とわざと打ち欠く 割れて接いだ茶碗を珍重する 庭に宇宙を感じる 茶器を回す etc ・・・・ これってお茶の味の本質 ( 王道 ) とは関係ないんでは?!
元来、コンピューターとは、 Compute r  ->  計算機(計算する人) 正しい計算結果を返す という 機能を提供する 王道な使われ方
日本では、 計算機といえば電卓 コンピュータ 、 は 仕事をしてくれる ロボットのイメージ
お伺い商売 おもてなし The   受託開発
日本発サービスを・・ ケータイ・サービスは世界一 お財布ケータイ ケータイナビ ケータイ小説 etc ・・・
データを持っていること データを蓄積し、情報の見え方、配信方法が 多様化することで新しい価値が生まれる データがなければ共有もできない アイデアをまず形にすること 使い方を考えるのはユーザであり、価値を高める のもユーザーである オープンソースソフトウェアを使うことで、少ない コストで始めることも可能 コミュニケーションを形にすること 現代は皆、情報を発信する側になりたがっている Web2.0 を始めるには アイデアをまず形にすること 使い方を考えるのはユーザであり、価値を高めるのもユーザーである オープンソースソフトウェアを使うことで、少ないコストで始めることも可能 データを持っていること データを蓄積し、情報の見え方、配信方法が多様化することで新しい価値が生まれる データがなければ共有もできない コミュニケーションを形にすること 現代は皆、情報を発信する側になりたがっている
ご清聴ありがとうございました。 続いて、第2部へ ー>

Web2.0 講演スライド 2008/2/26