2016/10/29 Japan VR Fes in DCEXPO

1. VRで勇者になる話
～VR ロールプレイングアトラクションのつくりかた
2016/10/29 Japan VR Fest in DCEXPO
ウダサン @udasan_koubou

2. 自己紹介
 なまえ : ウダサン
 しゅみ : ぶいあーる
 しごと : ゆうしゃ
ぷろぐらま
@udasan_koubou

3. VR ロールプレイング アトラクション
ソード＆プリンセス
 勇者になってお姫様抱っこ
しながら戦う
 http://udasankoubou.blogspot.jp/2016/04/blog-post.html
 以下動画 (20 秒) https://youtu.be/4eUs740Zm-I

4. ソード＆プリンセス 概要
 姫を助ける勇者にな
りきれる
 姫の重さは疑似再現
 CV : 四ッ谷ちとせ氏
 単に戦うだけではな
い、勇者になる体験

5. おもな出展履歴
 超 VR アトラクションズ
in ニコニコ超会議 2016
 Unity VR EXPO Akiba
 プレイヤーチョイスアワード (得票数) 3 位
 グッドコンテンツアワード (得票率) 3 位
 1 プレイ 5 分 30 秒 (うち体験 3 分 30 秒) で
体験者 82 / ツイート人数 16 : 約 20% (ｴｺﾞｻ!!1)

6. 勇者とは

7. 勇者とは？
 勇者になりたい
 勇者になれる VR をつくりたい
 勇者とは？
 戦士とは違う
 勇気？
 血筋？

8. 勇者とは
 物語の主人公で、
 困難を乗り越え、
 女の子にほめられる人
 敵を倒したいのではない

9. 勇者になれるコンテンツの
つくりかた

10. ジャンル
 ロールプレイング = 役割を演じる
 なりきりたいと思わせ、それを叶える
 アトラクション
 体験は違っても、みんな勇者になれる
 使えるものはデバイスでも何でも使い、
短時間の体験の密度を上げる

11. 結果 : 勇者らしい振る舞い
 抱っこしている姫を逆さまにして覗
こうとする人が過去一人もいない
 みんな勇者すぎるでしょ…
 対策(スパッツ)実装の意味がなかった
 忙しくしてある
 姫が目覚めて、勇者様と呼ばれ、敵
が襲ってくる、守らないと…

12. ゲーム性、リプレイ性 (1)
 テーマパークやイベントに置くこと
を意識した作り
 お金を払って、長時間並んで、ゲー
ムオーバーは厳しい
 まずはみんな楽しんでほしい
 ゲームオーバーでも 2 週目来る？

13. ゲーム性、リプレイ性 (2)
 最低でも通常クリアで、ハイスコア、
隠しアイテム、別ルート発見など
 今回は回避パターンで体験の差あり
 「帰りにもう一回あれ行こうね」な
ら最高、一年後に来たときにまた
寄ってくれるのでも十分良い
 (稼働率が低い前提なら話は変わると思う)

14. 姫について
 最重要
 目的は勝つことではなく、ほめられること
 うれしい必要がある
 最後に出てきても、誰？となる
 短時間の体験で、最大のコミュニケーションを
 できるならほぼ常時一緒にいさせたい
 背中に庇う？見えない
 お姫様抱っこしかない
 プレイヤーのかわりに痛がる担当兼務

15. 姫の錬成 (1)
 折りたたみ水タンク 10 L PW-10
 「レディに体重を聞くなんて！」が公式設定です。
よろしくお願いします。
 形状が雑では？
 水こわいので空気嫁に水は却下
 持ち方 (下から支える) でカバー
 Hugvie 的なアプローチ？
 頑丈なものを予備で複数買います

16. 姫の錬成 (2)
 Betta キャリーミー！プラス
 Kokuyo ファイルと紐 (Vive コン固定)
(ベースステーションから隠れにくくしつ
つ着脱を容易に。穴が大変便利)
 ボディソニック DN-82305

17. 重さの活用
 何 kg に感じたか聞くと、3～30kg
まで幅がある
 第一声が「重っ」の方が結構いる
 (本当の姫はさすがにもっと重いはずで
すが) 好意的なコメントを頂いています

18. 状態変更について
 VR 体験を継続したまま、リアルで何かを
持つ/置く、乗る/降りる等の状態から別の
状態への自然な変更はけっこう大変
 VR ZONE のガンダムはチャレンジしている
 姫を途中で降ろすのは難しい
 が、できるならシーンを転換したい
 ネタバレなのでご体験お待ちしております！()

19. シナリオ、世界観
 お姫様抱っこはイロモノっぽい
 それ以外は王道
 「変」のトライアングル
 変なものは 1 つまで
 「レベルアップ」のゲームデザイン
Scott Rogers
 王道が少ないなら変化球でなくても

20. VR JRPG まだ見かけない？
 知っている範囲で、ですが
 おすすめあったら教えてください！
 ぜひ作ったら教えてください！
ほかの世界でも勇者になりたい！

21. むずかしそうなところ (1)
 レベル上げが向かない？
 (コンテンツ消費時間 / 開発コスト)
 ダメージ、死の表現
 近接攻撃の表現
 特に鍔迫り合いは不可

22. むずかしそうなところ (2)
 NPC の開発コスト
 村人さえ作るのが超ハイコスト
 ヒロイン 1 人作るのも大変なのに
 RPG に限らず、NPC 2 人が掛け合いす
るコンテンツ自体少ない
中に人を入れたいくらい

23. PR – OMNI JUMP by Hashilus
 ゴム + トランポリン
 ソフト担当しました
 国の調査事業 (女の子は出ません)
 科学未来館 7F で展示してます

24. OnDestroy() {
}
 ご清聴ありがとうございました

26. 勇者への道 2014
 見習い空賊と天空の少女
 映画風な世界の主人公になって、さらわれた女
の子を助けに行く VR フライトアトラクション
 http://udasankoubou.blogspot.jp/2014/05/oculusrift.html

27. 勇者への道 2015
 PSMoveServer
 当時はポジトラつきモーションコントローラー
で入手性が高く安価なデバイスは少なかった
 PSMove + Oculus で剣を振ってみる
 剣は必須ではないが、一番勇者らしくはある