アニメを見てて思ったことをまとめてます。

1. モノノ怪から学ぶ
現状分析の観点
薬師川なぽり

2. モノノ怪ってなに
● 概要 ※ウィキペディアより引用
○ 『モノノ怪』は、2000年代後期の日本で深夜系テレビアニメ番組として作られた、
和製ホラーアニメ作品。
謎の薬売りを主人公とし、近世（江戸時代）の日本をモチーフにした世界
（ただし、最後のエピソードのみ近代）を舞台に、
「座敷童子」「海坊主」「のっぺらぼう」「鵺（ぬえ）」「化猫」
という5つの怪異エピソードがオムニバス形式で描かれる。
個人的には「鵺（ぬえ）」編「のっぺらぼう」編が好き。

3. 基本的な話の流れ
モノノ怪（妖怪）が事件を引き起こす
主人公（薬売り）が様々な人から話を聞き、
モノノ怪の形・真・理を明らかにする
退魔の剣を抜き、モノノ怪を倒す

4. 作中のキーワード
● あやかしとは
○ この世のものではないものたちの総称、それらの行動原理は人に理解できない
例：船幽霊や付喪神など
● モノノ怪とは
○ 激しい情念や怨念があやかしと結びつくことで生まれる、人を病のように祟るモノ、
退魔の剣でしか斬って退治することができない
（モノ：荒ぶる神のこと、怪：病のこと、憎しみや悲しみなど感情的な苦しみを意味する）
● 形とは
○ モノノ怪の見た目、姿のこと
● 真とは
○ 事の有様、現象のこと
● 理とは
○ 心の有様、どのような思いがあったのか

5. キーワードの捉え方を変えてみると
● モノノ怪とは
○ 感情的な苦しみ（悲しみ、後悔、憎しみなど）によって引き起こされた悩み・問題
● 形とは
○ 悩みの名称
● 真とは
○ 起こした行動とその目的・結果など、現実で起こった事の詳細
● 理とは
○ 行動・目的・結果の背景にある考え方や思いや感情など、心の詳細
● 退魔の剣
○ 悩みを解消するための具体的な行動
形・真・理とは悩み（特に精神的なもの）の分析に使える観点となりそう

6. 話の流れの捉え方を変えてみる
モノノ怪（妖怪）が事件を引き起こす
→悩みや問題が発生する
主人公（薬売り）が様々な人から話しを聞き、
モノノ怪の形・真・理を明らかにする
→悩みや問題の現状を分析する
退魔の剣を抜き、モノノ怪を倒す
→分析結果を参考に解決案を模索、解決する
問題認識フェーズ
分析フェーズ
解決フェーズ

7. 例えば
悩みや問題が発生する
悩みや問題の現状を分析する
分析結果を参考に解決案を模索、解決する
【問題】
ある会社員（部下）が無気力とな
り、会社に来なくなる
【分析】
「形」うつ病
「真」仕事中にミスを問い詰めら
れる。部下の説明は上司に聞
いてもらえず、殴られ蹴られ罵
倒され続けていた
「理」部下は上司と対話によって
ミス防止策を考え、上司の役に
立ちたかった。しかしそれは叶
わず、無力感や悲しみ恨み等
によって絶望
【解決】
・うつ病の治療法を調べる
・休職し、心療内科へ行く
・会社からの上司への指導

8. 学んだこと
悩みや問題を解決するとき、効果的な解決策を実践しなければならない、
そのためには冷静に現状分析をしないと効果的な解決策は見つからない。
そして現状分析には形・真・理の観点で行うと整理がしやすい。
形：今起こっている事象に名前をつける
真：自分・他者が持つ目的と付随する行動、その結果を整理して理解する
理：自分がどのような思いや考えを持っていたか、
他者がどのような思いや考えをもっていたかを想像し整理して理解する

9. 引用
● モノノ怪ってなに
○ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%8E%E6%80%AA