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スクラム はじめの一歩 つぎの一歩
- 3. いきなりですが質問です
- 7. 今日のゴール
- 13. スクラム概要
- 14. の前に
- 15. アジャイルって何？
- 17. ここに注目しがち
- 18. こっちが大事
- 20. あらためて
- 21. スクラム概要
- 24. 不確実性
- 26. どう立ち向かうか
- 31. スクラムのプラクティス
- 34. 成果物１．プロダクトバックログ • ユーザの要求が記載されている一覧 • 優先順位が設定されている • 優先「度」ではない • 顧客やステークホルダーが価値を感じる単位で記載されている • 要求毎に見積もりが行われている • ユーザーストーリー形式で書かれることが多い • ＜役割＞として、私は＜目的＞したい。なぜなら＜利益＞だからだ。
- 37. 役割１．プロダクトオーナー • プロダクトのビジョンをチームやステークホルダーに説明する • プロダクトバックログの内容について責任を持つ人 • プロダクトバックログは誰が書いても良いが、プロダクトオーナー は常に中身について投資対効果（ROI）が最大化となるように 優先順位を設定する必要がある。 • プロダクトオーナーはWhat、Whyを指定する
- 40. 役割2．開発チーム • プロダクトバックログの内容をプロダクトとして実現する人 • プロダクトを作るために必要なスキルをチーム全体で持つ • スプリントと呼ばれる固定期間毎にプロダクトを開発する • 7±2人で構成される • プロダクトオーナーが指定したWhatに対してHowを考える • 生産性を向上させる活動を継続的に実施する
- 41. 役割2．開発チーム 製品作る人
- 42. スプリント中に 何をどう作るの？
- 43. 会議1．スプリントプランニング • スプリント開始時に、スプリント中の活動計画を立てる • スプリント内でどのプロダクトバックログの要求を実現するかを プロダクトオーナー、開発チームで合意する • スプリント内でどう作るのかをプロダクトオーナー、 開発チームで合意する
- 45. 何が出来ればOKなのか？
- 46. 成果物2．完了の定義 • プロダクトバックログに記載された要件が「完了」になるために 必要なタスク全てを記載する • 設計書作成、開発、ソースコードレビュー、単体テストケース作成、 テストコード作成、結果レビュー、リポジトリコミット、テスト環境 デプロイ、、、 • スプリント中に実行できるものをDoneと呼ぶ • スプリント中には実行できないものをUndoneと呼ぶ • セキュリティ診断等が該当 • Undoneはプロダクトバックログに項目追加して管理する
- 48. どう作るかを検討した結果って？
- 49. 成果物3．スプリントバックログ • プロダクトバックログに記載された要件を実現するために 必要なタスク一覧 • タスク毎に時間見積もりを実施し、スプリント期間中に 収まる範囲までスプリントバックログを作成する • 1タスクは1時間程度に分割する（最大でも1日以内） • スプリントバックログには担当は割り振らずに、日々の活動で チームメンバが主体的にタスクを実施していく
- 52. 会議2．デイリースクラム（朝会） • 毎日決まった時間に開始し、15分で行う • 主に3つの質問を開発チームメンバそれぞれが共有する • 昨日実施したこと • 今日実施したこと • スプリントゴールを達成する上で問題点を見つけたか • この場で問題解決は実施しない • スクラムマスターやプロダクトオーナーへの報告ではなく、 チームが検査、適応するための会議
- 54. スプリントの成果物って？
- 55. 成果物4．プロダクト • 実際に動く製品、ソリューション • 毎スプリント毎に増分を作成し、すこしづつ大きくしていく • 全ての機能は完了の定義を満たしている
- 56. 成果物4．プロダクト 製品
- 58. 会議3．スプリントレビュー • スプリント終了時にスプリント中に開発したプロダクトの検査を 実施する • プロダクトを動かしながら、今後プロダクトに必要な機能を議論 する • こっちが重要 • 可能であればステークホルダーを呼んで実施するのが望ましい • 1週間のスプリントの場合、1時間
- 61. 会議4．レトロスペクティブ（ふりかえり） • スプリントの最後に、スプリントの内容を振り返り、生産性を 向上させるための1つ以上の改善策を決める • チームが主体となって行う • 改善策は次のスプリントのスプリントバックログに入れて管理する • 1週間スプリントの場合、1時間
- 64. 会議5. プロダクトバックログリファインメント • プロダクトバックログの内容を改善し、将来の見通しを立てる • プロダクトバックログの項目に対して、見積もり、分割、精緻化、 並べ替えを実施する • 重要なのはプロダクトバックログを開発可能（Ready）にする • 実施タイミングは決まっておらず、1週間スプリントの場合、 全体で2時間程度実施する • 1日でやってもよいし、毎日すこしづつやっても良い
- 67. 役割3．スクラムマスター • スクラムチームがより良いチームになるように活動する • 外部の妨害からスクラムチームを守る • 従来の主導型チームリーダーではなく、支援するリーダー （サーバントリーダーシップ） • スクラムマスターはチームやプロダクトオーナーだけでなく、 ステークホルダや所属組織も働きかけの対象とする
- 70. • アジャイルってのは手法じゃなくて状態なのかー • スクラムってのは不確実な状況に効果があるらしいぞ • スクラムには3つの役割、4つの成果物、5つの会議があるらしい • まぁ良くわからないから、後で調べればよいか ここまでのまとめ
- 72. 今日は役割に絞って考えましょう
- 75. 役割分担はなぜ必要？
- 76. 組織構造から考える
- 87. ゴール 今 理想
- 93. 現実：ゴールに向けて集中できない • ゴールを定めたり、障害を取り除くのは手間や時間がかかる • ゴールを定めるための活動例 • ビジネス環境分析 • マーケティングリサーチ • ソリューションコンセプト検討 • 機能、仕様の明文化 • ステークホルダー調整、合意 • 障害を取り除くための活動 • 顧客組織にチームのやり方を説明する • チーム内の軋轢、問題を仲裁する • 将来的に発生しそうな問題点を予測する • 開発の傍らやると、開発にまったく集中できない
- 94. 現実：マルチタスクによる生産性低下 • マルチタスクの弊害 • 一つ以上のことに集中しようとすると集中力が40%下がる。 これは徹夜明けとほぼ同じ集中力だ • 企業の従業員は平均2.1時間、外的な影響により集中力を下げている。 週に10時間以上、つまり月曜日から木曜日はフルに働き、金曜日は何も していないと同じことだ • 仕事で働く人は、10.5分毎に集中力を阻害されている。 • メールや電話で集中力を阻害された従業員は、平均してIQが10下がる。 ※1 http://erichorvitz.com/taskdiary.pdf ※2 http://www.businessinsider.com/the-perils-of-multitasking-infographic-2012-8 ※3 https://www.fastcompany.com/944128/worker-interrupted-cost-task-switching ※4 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/4471607.stm
- 98. この衝突は設計ミス？ • あえて、健全な衝突が発生するように組織設計 • プロダクトオーナーが居なければ開発チームに緊張感が無くなる • スクラムマスターが居なければ過負荷により開発チームの 生産性が下がる
- 102. 開発チーム内に役割を定義すると？ • 専門的な役割が割り当てられると、その役割しか仕事をしなくなる • 開発チーム内に役割毎のサブチームが出来上がる • サブチーム間での仕事のやり取りが増え、ボトルネックが発生する • 待ち時間に別な仕事を始めて、さらにボトルネックが拡大する • 個々のサブチームの生産性にのみ着目し、チーム全体の生産性に 目を向けなくなる • コンウェイの法則により、アーキテクチャが最適化されなくなる • ・・・
- 103. 注意 • チームとして横断的なスキルを持つことを推奨している • 開発に必要なスキルを全て個人で持つ必要は無い • 同じチームとしてお互いの不得意部分を少しずつ成長 させる気持ちが重要
- 109. ご清聴ありがとうございました！