3. 昨年度の活動 ① 詳細設計法 の構築に必要な構造力学的未解明 事項の検討 ② 実大震動台実験の実験目的の明確化と実験内容 の検討・試験体の構造要素・配置計画の検討 ③ 詳細モデルによる時刻歴解析 事前解析(応答予測)と事後解析(挙動の解明) ④ 限界耐力計算による検討と実験結果の比較 計算条件の検討と今後の検討課題 ⑤ 設計法に必要な基本的項目と内容の検討
4. 設計法の構築で検討すべき重要事項 ① 石場建ての性能評価と設計法 伝統的構法の特徴である石場建てをどう生かすか ② 主要な構造要素の性能評価 土塗り全壁、小壁(垂壁、腰壁)など ③ 水平構面(床・屋根)の性能評価 水平構面の剛性と変形が応答に及ぼす影響を評価 ④ 仕口接合部・継ぎ手の性能評価 変形性能を担保する、倒壊・崩壊を防ぐ性能 ⑤ 通し柱の効果 通し柱の折損などの損傷と地震応答に及ぼす影響を評価 1 ② ③ ③ ④ ② ④ ⑤ 上記の個別性能を建物として総合的に評価 ◆ 偏心・上下階の剛性・耐力バランスの評価と設計法への組込み ◆ 設計のクライテリア をどのように設定するかの検討 入力地震動レベルと構造物全体・各部の耐震性能および許容できる損傷の程度