住民にとって魅力的な墓地とは
横浜国立大学
教育人間科学部人間文化課程
都市生活スタジオ
立山 岸良 本間 繁永 井上
• 墓不足⇔しかし高齢社会には必須
約13500基(約12万体が埋葬可能)の墓地を
整備
・住民反対への懸念
テーマ
• 住民にとって魅力的な墓地とは?
• 深谷通信所(泉区)
→面積約77ha(このうち15haを墓地に)
→戸塚駅からバスで約20分
お墓のイメージといえば…
・暗い、怖い、渋滞、殺風景、不衛生…
⇒近所にはあってほしくない
↔高齢社会では必要不可欠
⇒近隣住民の方々に
「あってよかった!」「我が町のシンボル!」
といったように思って頂ける新しい墓地を
‼
Photo by http://illustration-
card.livedoor.biz/archives/1402811.html
こんなお墓を提案します
• 「見守る」墓
・・・生者と死者が見守り、見守られる関係
• 「共存する」墓
・・・生者と死者、幅広い年齢層
全体図
駐車台数
2000台18号線
中
学
校
小学校
保育園
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
・駐車場について
基数 一基当たり納骨
数
合計納骨数
合葬式 1 20000 20000
日本式 3000 4 12000
プレート式 10000 4 40000
樹木式 50 1000 50000
合計 13051 122000
合計基数⇒約13000
12万体分を埋葬可能に。
※家族で利用できるものは1家族4人として考えるものとする。
• 必要駐車場数
墓の基数 × 0.05 =必要駐車可能数
13051 × 0.05 ≒ 653
お盆などのピーク、周りの施設を含めた深谷全体で
利用できる駐車場を考慮 ⇒2000台駐車可能に。
分散した配置、円環道路を利用してどこからでも
入ることができる立地 ⇒渋滞を解消
バス
駐車場
完備
交通渋滞
の解消
水素などをつかったクリーンな
交通機関
中
学
校
小学校
保育園
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
スポーツ施設と中学校
野球場やテニスコートなど色々なスポーツができる施設
⇒中学校の部活動や市民が気軽に運動できる空間づくり。
中
学
校
小学校
保育園
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
芝生と小学校、住宅地
・近隣の小学生が遊べたり、 住民の方が家族等で
くつろげる芝生地帯に。
・野外イベントなどの開催も可能。
・災害時には体育館などと合わせて避難所としての
役割も。
中
学
校
小学校
保育園
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
公園、広場、アスレチックと保育園
近くの保育園の園児が遊んだり、
保護者の方が交流を図ることができる公園や広場
アスレチックのような施設を。
中
学
校
小学校
保育園
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
みんなが集う憩いの水場
• 近接する幼稚園との関係性を考え、
水遊びができる施設を提案
• いろいろな人たちの心を明るく爽やかなものに
• 子供が集まることで大人も元気をもらえる場所に
• 泉区、港町横浜という環境に溶け込む
“憩いの水場”
中
学
校
小学校
保育園
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
みんなで作る菜園
• 近隣の幼稚園・小学校の体験学習にも活用
• 付近の住民が参加しやすい
• 調理スペースも確保
• 近隣住民に親しまれていた深谷の
市民菜園を存続させる
中
学
校
小学校
保育園
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
住宅地
お墓(全体図)
外から順に樹木型、プレート型、日本式、合葬型。
中に行くにつれて、静寂な雰囲気になるような
配置とした。
樹木葬
・個人~家族で利用
・サイズが小さめのものを
家族で使うこともできる。
・並木道のようなイメージ
プレート型
・家族などで利用できる。
・約1万基を設置。
・災害時の安全性
・平地という特徴を生かし、景観が良い。
日本式
・日本に昔からある石造りの墓
→高さは控えめに
・一族で使えるようなお墓
・3500基ほどを設置、間隔をあけて
ゆとりのある空間に
合葬型
・個人単位で利用可能
・2万ほど納骨可能
お墓(全体図)
動
静
お墓と共に過ごす一年(4~9月)
4月 5月 6月 7月 8月 9月
行事
イベント
・花見
・夜桜
・ライト
アップ
・アジサ
イロード
・祭り、
縁日
・ひまわ
りロード
・盆
・灯籠流
し
・彼岸
・読書の
秋
季節の
草花
桜 藤
チューリップ アヤメ
アジサイ ひまわり ススキ
コスモス
通年企画
朝顔
春
○お花見
・墓地で見ることによって、故人とともに楽しむことができる。
→「死者との共生」
○夜桜
・ライトアップをすることにより、「夜の墓地は怖い」というイメージ を打破。
・ライトアップは通年で行う。
○花畑、花道
・一年で一番花が咲く季節であるので、それを利用して 「花の名所」とする。
夏
○祭り、灯籠流しの開催
・水辺から墓の中の池に向かって灯篭を流す。
・広場での縁日から灯籠の池へと、墓内に誘導できる
→お墓で開催することによって祭りの意義や
“魂に会いに行くこと”を再認識。
+ひまわりロード
あじさいロード
お墓と共に過ごす一年(10~3月)
10月 11月 12月 1月 2月 3月
行事
イベント
・月見
・読書の
秋
・七五三 ・キャンド
ルナイト
・イルミ
ネーショ
ン
・成人式
・寺子屋
・習い事
・彼岸
季節の
草花
ススキ
梅
キンモクセイ
紅葉
菊
水仙
椿サンシュユ 菜の花 桜
秋
○お月見
・お墓の見晴らしの良さを利用
・東屋でゆったりと(団子に煎茶など)
・ススキや虫の声に囲まれて月を見る、貴重な経験の提供
○読書の秋
・近隣の図書館と協力し、
移動図書館を誘致
・お墓の静かな雰囲気の中で読書
・「死」について考えを深められる本の
常設コーナー
+紅葉
冬
○イルミネーション
・日本でも中々見られないお墓イルミネーション
・並木道をライトで彩る
・お墓に対する暗いイメージの逆転
○成人の日のお墓参り
・人生の節目を故人に報告することで
若者との距離を近づける。
○屋内施設の活用
寺子屋や習い事でお墓に訪れるきっかけを提供。
・花見による人とのつながり
・慰霊の意味を込めた祭りの開
催
・スポーツ・文化の拠点としての
受容
・ライトアップなどでお墓の静けさ
に
対しての肯定的なイメージ
・四季を感じる場所、自然と触れ
られる場所
・冬の寒さや夏の暑さを和らげ
る自然や施設によってより来
やすい場所に
・盆や彼岸の時だけではなく年
中を通して訪れることのできる
場所
住民に対して 参る人に対して
●行事やイベントが果たす役割
●住民と参る人の関係の変化
・自分の家の、親しい故人の墓が住民に受け入れられている
・慰霊の意味が理解され、まちの文化に織り込まれている
⇒参る人にとっても来やすい場所になる。
住民とお墓参りに来る人が共存できる空間
人びとが墓と日常的に関わり、
共に生活を営む
⇒見守り
ご清聴ありがとうございました
参考資料
・墓地に関する市民アンケート(横浜市)
・横浜市と米軍基地(横浜市政策局基地対策課)
・米軍施設返還跡地利用指針(横浜市)

霊園提案最終版