アイディアコンテスト「コトナス」の「築80年の長屋を再利用するためのアイディア募集！」において銅賞を獲得した「アニマル長屋」の企画書です！

1. アニマル長屋
【小動物を介して長屋に人が集まる場を構築】
・コンセプト
癒しを求める人たちと動物好きな人たちが小動物を介し
て気軽に集える場を作る。
ペットのいる人は長屋の小動物関連店舗を活用しながら、共有ス
ペースでペット同士を交流。
ペットのいない人は集う小動物たちと遊ぶ小さな子供たちを見て楽し
み、癒しを得る。

2. 【企画の背景】
小動物という「人間との相互作用」のある対象に着目し、
以下を実践する
１ 小動物関連の店舗展開
２ 子供と小動物のふれあいの場構築
３ 小動物によりもたらされる癒しの空間づくり
【結 論】
・長屋という店舗の連続性 → 関連店舗を展開
・人を集める必要 → 子供が喜び、リピート性があって
飽きない対象であること

3. 【ハードデザイン】
・動物関連の店舗配置
直接動物を扱う店舗
ペットショップ、ペットトリミング、動物病院等
動物を間接ツールとして扱う店舗
ネコカフェ、アニマルセラピー、熱帯魚バー、
ペット撮影スタジオ（前回企画案に追加）等
・おとなしい小動物を通路や店舗外側ディスプレイに配置
（ネコ、リス、ウサギ、ヤギ、ハムスター、熱帯魚、小鳥等）
・周遊空間を構築
観光客、癒しを求める高齢者、小学生・保育園児のため
のふれあいスペース・休憩場所を作る

4. 【ソフトデザイン】
・集積による相乗効果を訴え、動物関連業界へ協力要請
・小学校、幼稚園・保育園と連携、小学校の課外教育、保
育園児の散歩コースとして活用を図る
・通路にいる小動物は、高齢者と子供たちがボランティアと
して給餌や清掃などの世話をすることで、世代間交流を図
る
・集会場は普段は互いのペットを連れてきての交流場所と
するが、里親募集やペットのファッションショー、ペットフー
ド展示会等、動物関連イベントを定期的に開催

5. ★追加課題への回答★
①企画を考えるに至ったきっかけ
私も個人的に遠方に２件の誰も住まない老朽家屋を保
有しており、固定資産税と庭木の世話、防犯対策等その
扱いに苦慮しています。
本提案では、動物を仲介として高齢者の孤独死、子ども
たちの見守りといった社会問題の解決も企図しています。
特に私の住む被災地の建設中の復興公営住宅は、ほと
んどが高齢者の一人暮らしになると考えています。この課
題の解決にも一部応用可能なのでは、という考えも持って
います。
社会的には、総務省によるペット産業の市場規模は１兆
２７８億円、そして高齢化や未婚化による単身生活者増に
より現在の３軒に１軒のペット飼育割合は今後増加するも
のと推察します。

6. ★追加課題への回答★
②企画を実行する際のスケジュール
【企画設計：４ヶ月】
企画チームで店舗配置やレイアウト、家賃と改装費の負担区分、補
助事業の活用の可否等、企画の具体を詰めます。企画チームには市
のまちづくり担当者や商工会議所職員も入れます。
【企画広報：４ヶ月】
マスコミやＳＮＳを用いて大々的な企画の露出を図るとともに、並行
して店子の公募及び関連業界にアプローチしての一本釣りを行います。
一方、保育園や老健施設等にも連携を求めるアプローチを行います。
補助事業を活用する場合には事前着工にならないようスケジュール
の一部を後ろにずらします。
【入居工事：４ヶ月】
店子の入居と合わせて長屋全体の照明・デザイン等レイアウト工事
を行う一方、ミニコミ紙やローカルＦＭ、チラシを活用し、特に当該地域
での露出を高めます。
【オープニング：ここまで約１年】
マスコミ、地域の首長や議員等を交えたセレモニーは必須です。そ
のため日程だけは決めておいてＶＩＰのスケジュールを数ヶ月前から押
さえておきます。

7. ★追加課題への回答★
③アイディアを形にする上での懸念事項・リスク
まず、店子にとってはどれだけの来客が見込めるか、店子自身の居
住空間があるのかといった点が課題だと思います。店子公募条件を
決めるため、近隣の家賃相場や店子それぞれの業態のおおまかな経
営スタイルをリサーチしておきます。
家主としては、異種ペット間のトラブル、臭いや鳴き声による苦情、
人を噛むなどの事故などが懸念材料です。従って、防臭・防音対策や
動物の生態（夜行性かどうか）を考慮したレイアウトと傷害保険につい
てペットの専門家と協議するとともに、商店街組合への根回し、さらに
防疫も考え当初から企画時点で獣医師との協議が望ましいと考えら
れます。
資金としても改装と広報で相当の費用を要すると考えられますので、
「創業プラザあいち」への相談や「創業支援事業者補助金」「創業促進
補助金」等を活用することも検討すべきです。

8. ★追加課題への回答★
④仮にアイディアが採用された際に、どの程度ご参画いた
だけるか
現在宮城県石巻市に居住し大震災の復興業務を行って
いることから、東京で行われるだろうMTGにも直接参加は
かなり難しいと思われます。
ただ何らかの形で応援協力させて頂ければと思います。
例えば、実現に向けて動き出した際に発生する諸課題に
対してのアドバイスは可能です。