脱原発福島ネットワーク�
�����石丸小四郎�
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「福島原子力発電所土木工事の概要」
   佐伯正治元東電福島原子力建設事務所土木課長
(土木技術22巻9号)
「まえがき」から「造成工事概要」へ
・最大出力46万KW当初最初の原子力発電所である。
・アメリカ・ゼネラル・エレクトリック(以下GE社)
・着工昭和41年12月1日で運転開始は昭和45年10月1日の予定
・発電所位置は大熊町、双葉町の地点297万㎡である。
・発電所建設工事のうち原子炉建屋、タービン建屋、廃棄物
 処理建屋、コントロールエリアなど主要構造物は当社では
 未経験であるので設計、施工、据え付け、運転開始まです
 べてGE社の責任において開始するターンキィ方式を採用
 した。したがって当社責任施工分の土木工事について以下、
 概要を述べる。
・進入路・発電所総掘削量120万m3
・発電所掘削分91万3千m3
・進入路掘削分28万7m3
・掘削土は発電所北側800m離れた土捨場へ搬送した。
・土木工事期間は約10ヶ月であった。
・「地質」は「富岡層に属するシルト岩(泥岩)および砂岩が
主体であり(略)湿潤化した場合、泥土化してゆるくくずれや
すくなる」とある。
「地質」は泥土化しくずれやすくなる
 第一原発平面図、施工基面図
・「復水器の揚水に必要な動力費、土工費および台風時の高
波および津波に対して十分安全な高さなどを総合勘案して30
㍍の断崖を削りOP(小名浜ポイント・海抜を表す単位)+10㍍と
決定した」「将来は南側へ増設」とある。
敷地造成工事の概要
基礎は海抜からマイナス1.32mに
しかもタービン建屋の地下にディール発電機が置かれていた!
建屋・タービン建屋は海面より下に
国会事故調資料編
Newton
施工実績は「湿潤化、泥土、崩れやすい」
・「施工と実績」は「湧水が激しく難渋した」とある。
・「排水対策」では「土木工事にとって最も重要な問題は排水処理である。
 当所(第一原発)ではこの問題にも大いに悩まされた」とある。
・「構内進入路」では「EL(水位)26.50㍍付近から湧水が生じ海岸へ向 
  かって約2.3%のコウ配を走っていた」とある。
湧水線図
 
発電所敷地では湧水が滲出した
333.643m3を掘削し湧水線を遮断し「泥田」状態にあった
掘削進行は湧水のため難渋した
     「②部は湧水がはけしく難渋した」とある
・「発電所敷地」ではEL24m以下は湧水が
全面的に地表に滲出してきてホイルローダー、
トラックの走行に支障を来したので敷地内に
深さ6m素堀側溝を数本掘削し、自然排水に
よる水位低下を行った。車両走行には覆工板
を使用し、コルゲートパイプを敷設した。
縦6㍍、横3㍍の素堀側溝を・・・
コルゲートパイプ
コルゲートパイプ素堀側溝配置図
「構内進入路」「発電所敷地」は
・EL26.50付近から湧水が噴出し海岸へ向かった約2.3%のコウ配を
 走っていた。湧水対策としてウエルポイントを北側187mに158本、南
 側に193m、145本、1.2m間隔て配置した。
       ウェルポイント工法       金属製覆工板諸元図
ウエルポイント工法と車両の搬入
タービン建屋東側は埋め立て
原石山は富岡町滝川近傍と会社
     今は草に覆われ見ることが出来ない          砕石会社
 タービン建屋の東側で海岸を約131m埋め立て造成し、
ディーゼル発電機や海水ポンプが置かれた海抜10㍍盤を造っ
た。同じく海抜4㍍盤も造り取水及び排水口とケーブルや配
管が入ったトンネル状のトレンチ口がある。
トレンチの汚染水は海に流れている
3
号
機
取
水
口
トレンチが原発の下を縦横に走る
  青色部分は地下にあるトレンチ
トレンチと汚染水流出カ所
地下水は流下させ工事を進める1号機
地下水1千トン原発へ流れ込む
地下水1日1千トンの止水は至難の技である
苦闘続く汚染水対策
海側遮水壁に続き原子炉を囲む遮水壁の建設の直前に規制委から「論理破綻!」
福島民報2014.5.4
原子炉・タービン建屋が浮き上がる
	
サブドレン復旧が急がれる理由!
    福島民報
東京駅総武線地下ホームがそれ例だ

	
浮き上がり防止のため 毎日数千トンくみ出し東京の水がきれいに・・・
防波堤設置を数百億の費用でボッ!	
 同じく2008年6月ごろ、過去に起き
た「貞観地震」で最大15.7㍍の津波が
おこりうる試算が出た。これを受け社
内検討会が開かれ、当時、原子力・立
地副本部長だった武藤栄と、原子力設
備管理部長だった吉田昌郎(第一原発所
長)が「防波堤を設置すれば、数百億
円の費用と4年かかる見込みであると
いう説明を担当者から受けながら、防
波堤を造ると、原発を守るために周辺
集落を犠牲にすることになりかねない
との判断から、社会的に受け入れられ
ない」などの発言をした。武藤と吉田
は「実際には津波はこない」として、
東電の重要問題として認識された形跡
はない。
    (政府事故調中間報告より)
事故後、英雄視される吉田所長
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阿武隈高地から原発まで10㌔
阿武隈山系から遠望した原発原発がすぐ近くに見える
東電の説明は「原子力発電所は岩盤の上に建設している・・・だった
「原発は岩盤の上に・・・」は大嘘
第一原発敷地には河川と分水界
第一原発の敷地は河川が幾筋にも流れ水が集まる場所
透水層に建つ第一原発
 30㍍の断崖を削り地下水が流れる透水層2つ(砂岩、砂
礫など水を通しやすい地層)を切った上に建つ第一原発
地層はザルのようなもの!
 双葉郡の地層は500㍍まで多賀層群    富岡町史
 第二原発も同じ多賀層群の上に建つ
 ボーリング柱状図区分
      第二原発原子炉予定地地質断面図

東京電力交渉での資料