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感度・特異度・陽性的中率・尤度比とベイズの定理
1. 2020/2/25 Likelihood
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感度・特異度・陽性的中率・尤度⽐とベイズの定理
Feb/25/2020
ハーバード公衆衛⽣⼤学院 ⽊下喬弘
1) 陽性的中率を求めるためには感度・特異度だけでなく有病率が必要
まず最初に感度・特異度についておさらいします。
感度(Sensitivity)の定義は「疾患が陽性の⼈の中で検査陽性の確率」
特異度(Specificity)の定義は「疾患が陰性の⼈の中で検査陰性の確率」なので、
となります。
: Sensitivity
: Specificity
: Test positive
: Test negative
: Disease positive
: Disease negative
注︓ という書き⽅は⾒慣れないかも知れませんが、難しくはありません。
であることがわかっている⼈の である確率(条件付確率)という⾵に考えてください。
Se = P (T + |D+)
Sp = P (T − |D−)
Se
Sp
T +
T −
D +
D −
P (A|B)
B A
さて、「検査が陽性だった時に疾患が陽性である確率」を求めることをゴールとします。
すなわち、
が知りたい値です。
この値を陽性的中率と呼びます。
これは感度・特異度だけでは定まりません。
陽性的中率を求めるためには、有病率
を設定することが必要です。
これを今から証明していきます。
P (D + |T +)
P (D+) = p
いきなりですが、ベイズの定理より
となります。
P (D + |T +) =
P (T + |D+) ⋅ P (D+)
P (T +)