Players' future-first Club 主旨(2017.9版)
みなさま はじめまして、Players' future-first Clubと申します。 ご存知のとおり、野球界は多くの課題を抱えています。競技人口減少、少年期の肩・肘などの故障の増加、スポーツ教育の方向性……。これらを解決していくには野球界だけでなく、スポーツ界全体、ひいては社会全体のあり方も合わせて考えることが重要だという指摘もされています。 しかし、野球現場は常に動いています。正解を待つのではなく、まずは具体的な行動が必要とされています。 少年期の野球は、子どもたちのもののはずです。ところが、いつの間にか指導者や保護者、つまり大人たちの都合で進められている傾向はないでしょうか。 子どもたちの将来のことを第一に考えて、大人としての使命を果たしたい。そう考えている人は少なくないでしょう。しかし、新たな挑戦には常に壁があり、個人個人の影響力は弱く、継続も楽ではありません。 現在、学童野球からプロ野球まで、「子どもたちの将来のために」という意志のある方々がそれぞれに考え、全国各地で変革を実践しています。それらを一つに括ることで、相互にエネルギーやアイディアを共有し、大きな変革エネルギーに換えられないか――。そう考えて、まずはその受け皿を整えてみようと思ったのがこの「プレイヤーズ・フューチャー・ファースト・クラブ」です。 わたしたち「プレイヤーズ・フューチャー・ファースト・クラブ」は、野球を子どもたちに返すことを宣言します。 詳細はこちらファイルを御覧ください。趣旨に賛同できる方のご参加をお待ちしています。 なお、メンバーになるには質問３点についてご回答頂く必要がございますのでご了承下さい。当クラブURLはこちらになります。 https://www.facebook.com/groups/463245244009592/
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Players' future-first Club 主旨(2017.9版)
- 2. ・活動目的 野球界変革に向けた現場からの賑わいづくり、ムーブメントづくり ・活動主旨 本資料参照 ・活動内容 個人、団体で取り組む変革事例紹介と各種情報の交換 ・参加者 本資料主旨に一部でも賛同でき、批評でなく現場で実践する方、 あるいはしようとされる方 ・活動対象 子ども（主に幼少～中学生）の全人格的成長を第一にできる 指導者・保護者。勝利第一でなく、育成第一を目指す関係者。 ・活動の方法 SNS上での情報交換、現地での講演や実演 ・キーワード ｢野球をこどもに返そう｣｢今日の勝利より、明日の成長｣ ｢学ばざるもの、教えるべからず｣ 「きわめる指導から、わきまえる指導へ」 ｢勝たなくても野球の面白さを伝えられるのが大人の指導｣ 「子どもは小さな大人ではない」 等々 プレイヤーズ・フューチャー・ファ－スト・クラブの骨子
- 3. 「野球を子どもたちに返そう」宣言 共通理解項目① 脱 ｢勝利至上主義｣ リーグ戦方式、個人成績重視など、 チームより個人の成長を基本とする 脱 ｢一筋主義｣ 早期の専門化を避け、野球以外・以前 の運動への意識と可能性の拡大 脱 ｢監督教祖主義｣ 監督は支援者であり、多様な個人生活 や考えが尊重される空気の醸成 野球を子どもたちに返そう宣言 野球に興味ある家庭に選択肢を増やす
- 4. これまで これから 指導者実績ファーストＧＧ プレイヤーズ・フューチャー・ファースト 大人の成果主義 こどもの成長主義 一筋主義（早期専門化） 多様な経験主義（マルチスポーツ） 親の負担大 親の負担小 チームの１勝 個人の将来 過酷なトーナメント大会 余裕のリーグ戦 大会の乱立と過多 大会の選択と縮小 出場選手厳選 出場選手多数 徹底した集団行動教育 個々のスポーツマンシップ教育 怒号・罵声 傾聴・支援 指導者は教祖 指導者は支援者 指導者ライセンスなし 学び続ける指導者 競技力向上 全人格的成長 管理主義 自立主義 勤勉と従順 自立と創造 野球第一 勉強ありき 「野球を子どもたちに返そう」宣言 共通理解項目② これらの変革に具体的な活動されている(検討されている)方、個人、団体問わず参加可能です。
- 7. ■ NPO法人日本少年野球研究所 野球以前のこどもたちの心と身体の軸づくり ■ 川口市野球人口増加プロジェクト 中学生が地域小学生向けに普及活動 ■ 堺ビッグボーイズ リーグ戦の開催等新しい取り組み多数 ■ 野球共育塾 野球肘検診活動ほか野球現場と医療を繋げる活動 ■ 早稲田大学野球部OB有志 監督不在ゲームの作成・推進、導入ゲーム推進 ■ 古島弘三(慶友整形外科) 群馬県少年野球の指導者ライセンス推進 ■ 川村卓(筑波大学) 各種野球の研究と普及活動多数 ■ 勝亦陽一(東京農業大学) 各種野球の研究と普及活動多数 ■ 古城隆利(日本体育大学) 横浜市青葉区での少年野球への交流活動 ■ 佐伯要(スポーツライター) 変革推進のための執筆活動 ■ 大渕隆(北海道日本ハムファイターズ) 変革の受け皿づくりと運営 ■ 星川太輔(一社Double Education) 変革の受け皿づくりと運営 立ち上げ時クラブメンバー(五十音順) 立ち上げにあたり、当クラブの考えにご賛同いただいたかた
- 10. 競技レベル 高 低 子どもたちは財産。勝ち続ける選手は限られている。 関わった子どもたちの心に何を残せるかが野球界全体の課題。 プロ・アマの境 活動の対象(全体像) ｢する・みる・ささえる｣ 現 役 残 存 選 手 社会人: 330(1.1%) 大学生: 872(2.9%) プロ : 28(0.09%) 高校生: 4,620(16%) 中学生: 7,800(26%) 小学生: 16,000(54%) チーム数の相対値と競技レベル (平成21年東農大勝亦先生調べ) ～全チーム数を100％とした時の各競技レベルのチーム数の割合～ ・高卒プロ入り率 0.07％ (東大入学 0.56％) ・プロ生涯成績(投手４勝・野手７２安打以上） 30％
- 14. 段階 指導段階 指導テーマ 指導内容 大学生 社会性向上期 『社会人としての人間形成』 チームが勝利するための組織の理解と実践を通じ、 社会のリーダー的存在になれるよう人間形成を促 すこと 高校生 競争期 『チーム勝利への貢献』 チームが勝利するための戦術などを理解・習得し、 チームメイト皆で勝利をする喜び、敗北する悔しさを 通じ人としての学びを得ること 中学生 自己探求期 『探究心の向上』 ｢遠くへ打つ｣｢速い球を投げる｣など、野球選手とし ての幅を広げることを目的とし、個人パフォーマンス 向上の探究心を増進させること 小学(後期) エンジョイ期 『野球の楽しさ』 関わる子どもたちのすべてが、野球が楽しくて楽しく て仕方がなくなるように育てること (目先の勝利にこだわらない) 小学(前期) 親睦期 『スポーツとの親しみ』 遊びを通した多種多様な運動機会を提供し、運動 が生活の一部、スポーツが友達となるよう導くこと 幼少 いざない期 『運動機会の創出』 遊びを目的に、誰もが運動することの機会を得られ るよう環境づくりに創意工夫をすること 『こどもは小さな大人ではない』 ・成長段階において指導するテーマは違う (大人と同じ扱いや常に勝利を目指すことばかりではない) →(例)小学(後期)指導者は｢野球が楽しくて楽しくて仕方ない子どもをたくさん育てる｣ことが優秀な指導者観 テーマ 『野球を子どもに返そう』 段階的育成目的一覧(たたき台)
- 15. 訴求する方法 訴求力 活動A (大阪) 活動B (群馬) 活動C (東京) 活動D (徳島) この写真 の作成者 不明な作成者 は CC BY-SA のライセンスを許諾されています 活動D (徳島) 活動C (東京) 活動A (大阪) 活動B (群馬)
- 18. ■ 堺ビッグボーイズ ・リーグ戦の開催(出場多数、ケガ防止) ・短時間練習(最大昼過ぎ) ・個人技術の向上主眼(身体つくり、自由な動き推奨) http://bb-future.net/ ■ 横浜市青葉区少年野球連盟 ・休日は半日練習を規定(H17～) ■ 早稲田大学野球部OB ・自立型ゲームの作成(監督不在、選手主体) ・ならびっこゲーム(導入活動) ■ 弘前市内少年野球 ・高校室内で定期開放(高校生が地域小学生を指導) ■ 川口市野球人口増加プロジェクト ・サークルベースボール(普及活動) https://www.facebook.com/kawaguchibaseballproject/ ■ エムエフティ野球スクール ・野球好きなこどもを増やすことを目的にした野球塾 http://mft.jp/index.htm ■ 野球共育塾 ・野球肘検診活動ほか 現場と医療を繋げる http://www.baseball-seminar.com/index.html ■ PLAY-BALL！埼玉 ・埼玉県広域4団体が野球振興プロジェクト https://baseballgate.jp/p/71319/ 現場での変革の動き②