Pepperアプリケーション開発で気
をつけるべきこと
株式会社ネクスト
HOME'S事業本部 業務支援推進部 流通ネットワークユニット
上津原一利
もくじ自己紹介
上津原 一利 福岡県出身
Webデザイナー → iOSエンジニア → リッテルラボ → 今
もくじ
1. Pepperについて
2. ユーザが思うPepperと開発者とのギャップ
3. ロボットコンテンツの体験づくり
4. よりよいロボットコンテンツ体験へ
Pepperについて
Pepperについて
Softbank Roboticsが開発した人型ロボット
と言うよりは
人型の
コミュニケーション
インターフェース
Pepperについて
頭脳 :クラウド
目 :デプスセンサー・カメラ
手、頭、足元:タッチセンサー
胸タブレット:Androidタブレット
耳 :頭部マイク
口 :耳スピーカー
勝手に喋りかけて来る
タッチセンサー付きSiriだと思えば大体OK
ユーザが思うPepperと
開発者のギャップ
一般ユーザの考えるPepperのあるべき姿
開発を始めて気づくPepperの姿
都合のいい機能などなかった
あっ、全部自分で作らなきゃいけないのか
ユーザが思うPepperと開発者のギャップ
ユーザの考えるPepper体験のレベルは非常に高く
それを開発するには近道など無い
頑張ったつもりでも
がっかりなコンテンツになってしまう
ロボットコンテンツの
体験づくり
ロボットコンテンツの体験づくり
体験ストーリーを作る
↓
ストーリーに必要なコンテンツを作る
(タブレットUI・アニメーション)
↓
実際に実行してみる
↓
改善を繰り返す
特に大事なのは、最後まで体験してくれること
Pepperはコミュニケーションがメイン
コミュニケーションができなければ
人はすぐに離れてしまう
だからこそストーリーがとても大事
ロボットコンテンツの体験づくり
QA時に考えるべきこと
• どういう場所で使うのか?(銀行?家電量販店?外はNG)
• Pepperはどんな役割なのか?(メインキャラクター?アシスタント?)
• どんな人が来るのか?(大人?子供?家族?ビジネス?)
• どんなものならユーザは喜ぶのか?(面白い?ためになる?)
• ユーザが何を手に入れれば成功なのか?(好印象?買うものがわかる?)
• ユーザの抱いているPepper像は?(かわいい?かっこいい?かしこい?)
• 途中でユーザが諦めないか?(問いかけは正しいか?)
肯定の選択肢
はい、うん、そうだね、そうだよ、イエス、おっけー、
いいよ、それで、あってる、大丈夫、だよね、わかる、する
いいえ、ちがう、ううん、ノー、ダメ、嫌い、やだ
お断りだ、しない、いらない
否定の選択肢
住宅展示場で働いた
・展示場のスケジュールを話すだけ
要件は満たしていたが
ユーザとしてはがっかりPepper化
その場でコンテンツを変更
ユーザがよく話しかけてくる単語に
反応するように変更
「こんにちは」「かわいい」「おはよう」
ウケるようになり、
コンテンツも読んでくれる様になる
よりよい
ロボットコンテンツ体験へ
Pepeprというだけで
ウケるのは今だけ
キャラクターと立場が生きる
コンテンツづくりが大事になってくる
Pepper(ロボット)だから
許せる・かわいい・おもしろい・わかりやすい
クオリティ=コミュニケーションデザインが
問題なくできているか?
おしまい

Papperアプリケーション開発で気をつけるべきこと(160527)