2022-06-25 Umeda.go 2022 Spring の登壇資料です。 https://umedago.connpass.com/event/248648/

1. Goはじめました
masanori_msl@ Umeda.go 2022 Spring

2. About me
 Name：Masui Masanori
 Work：無茶ぶり処理班
 Twitter：https://twitter.com/masanori_msl
 Blog：https://dev.to/masanori_msl

3. あらすじ
普段 C# や TypeScript を使っている人が
Pion/WebRTC 使うことになったので
Goを学んでいるお話
↓
参考資料とかGoの良いところとか
困ったところとかのお話

4. Goを学ぼう(参考資料)
A Tour of Go
https://go.dev/tour/welcome/1
↓
Go言語によるWebアプリケーション開発
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117522/
↓
実用 Go言語
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119694/
↓
Go言語による並行処理
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118468/
+
Pion/WebRTCのExample
https://github.com/pion/example-webrtc-
applications/tree/master/sfu-ws

5. A Tour of Go
A Tour of Go
やはり基本
Goでのコードの書き方、機能一巡り
英語版の方が更新が早いので両方参照が吉
(例： 英語版:https://go.dev/tour/basics/3 日本語版:https://go-tour-jp.appspot.com/basics/3)

6. Examplesに挑戦してみた
Examplesに挑戦しよう

7. Examplesに挑戦してみた
惨敗しました
基本的にmain.goファイルに全処理がまとまっているのですが、
完全に理解したレベルだと歯が立ちませんでした…。

8. Go言語によるWebアプリケーション開発
Go言語によるWebアプリケーション開発
以前Goにトライしようとしたときに買っていた
WebSocket(WebRTCのシグナリングで使用)周りを参考に
現在も参考になるものの、2016年の本だけに今からの購入は…。

9. 実用 Go言語
実用 Go言語
「実用」というだけに「Goらしい書き方」が中心に
自分で処理を書こうと思ったときに困ったら見る、みたいな読み方
通しで読みたい、とも思っている

10. Examplesに挑戦してみた 2
それっぽいサンプルできました!
(ただしChannel周りで無事死亡)
なんとかそれっぽく動くサンプルができました。
ただし、接続を閉じるときにCloseしたChannelに書き込もうとしてエラーに。

11. Go言語による並行処理
Go言語による並行処理
タイトル通り並行・並列処理に特化した一冊
Goroutine、Channel周りの話になると大抵この本が挙げられる
2018年出版ではあるものの今でも有用と感じる
「並行」が指すものがC#の並行・並列とちょっと違う？ため多少混乱も

12. Goで困った話
Language Server 突然の死
Channelの扱い
パッケージの切り分け
チームへの共有

13. Goで困った話1：Language Server 突然の死
package main
import "encoding/binary"
const messageBlockSize = 128
var K = []uint64{
0x428a2f98d728ae22, 0x7137449123ef65cd, 0xb5c0fbcfec4d3b2f, 0xe9b5dba58189dbbc,
0x3956c25bf348b538, 0x59f111f1b605d019, 0x923f82a4af194f9b, 0xab1c5ed5da6d8118,
0xd807aa98a3030242, 0x12835b0145706fbe, 0x243185be4ee4b28c, 0x550c7dc3d5ffb4e2,
0x72be5d74f27b896f, 0x80deb1fe3b1696b1, 0x9bdc06a725c71235, 0xc19bf174cf692694,
0xe49b69c19ef14ad2, 0xefbe4786384f25e3, 0x0fc19dc68b8cd5b5, 0x240ca1cc77ac9c65,
VS Code で書いていると、Go 自体のアップデートのタイミング？で
突然コンパイルエラーが。
Language Server が正しく動かなくなった？と思われる。
「package」とか変なところで
コンパイルエラーに

14. Goで困った話1： Language Server 突然の死
Goならではの困ったこと
Ctrl + S で保存すると、保存時に動作するフォーマッターが暴走し、
「func」の「f」が消えるなど大惨事に。
とりあえず Windows なら Notepad++ など Language Server が動かない
テキストエディタで対象のファイルを開いてコピペ＋保存
↓
VS Codeを再起動したり、別ウインドウで別の Go プロジェクト開いたりして
様子を見る。

15. Goで困った話2： Channelの扱い
書籍とか参考に頑張る

16. Goで困った話3
C#とGoのパッケージの切り分けで混乱しがち
慣れろ！という話ではある。
例えば一定時間待ちを入れたい場合。
C# : System.Threading.Tasks.Task.Delay(1000);
Go : time.Sleep(1000)
C#ではマルチスレッドを扱う処理にあるのに対し、Go は時間。
あと Go で JSON の byte[] を string() に渡すと文字列形式になるのも毎回驚く

17. Goで困った話4
Goの経験がないメンバーへの共有
言語機能的にはシンプル
ただし「Go らしく書く」をどう身に着けてもらうか
非同期処理が気軽に書けるが気軽に死ぬ

18. Goの良いところ
標準ライブラリが充実
Windows環境でも(サンプル含め)ちゃんと動く
型定義

19. Goの良いところ1
標準ライブラリが充実
例えば Web アプリを作る場合、
Web フレームワークを使わなくても簡単に作れてしまう。
(もちろん規模や用途によっては Web フレームワークも活用するとして)
副産物として、基礎的な部分も学んでみたくなる。

20. Goの良いところ2
Windows環境でもちゃんと動く
Pion/WebRTCで感動したのがコレ。
特に言語や動作が理解できていないときに、「とりあえずサンプルは動く」
はめちゃくちゃありがたい。
サンプルが動かないからその言語嫌い、はなくても、
サンプルもバッチリ動くから言語も丸ごと株が上がる、はある気がする。

21. Goの良いところ3
型が固すぎもせず緩すぎもせず
(個人の感想です) C# と TypeScript の中間くらいのイメージ。
よく話題にあがる error を戻り値で返すのも、自分としてはアリ。
(不便と思うことは正直あるけど)

22. Thank you！