CANTUS ANIMAE 15th
- 1. 2011/12/23(祝・金)
13:30 開場 14:00 開演
会場:第一生命ホール
入場料:全席自由 一般 2,500 円(前売り 2,000 円)
高校生以下 1,000 円
松本望 F. マルタン 三善晃
混声合唱とピアノのための組曲 「無伴奏二重合唱の 合唱組曲
「天使のいる構図」 ためのミサ曲」 「五つの童画」
指揮:雨森文也 ピアノ:平林知子
【連絡先 / チケット取り扱い】菱木明子:Tel 03-3918-8028 Fax 03-3910-1278 合唱団 URL http://www.cantus-animae.net
【後援】 日本合唱指揮者協会 東京都合唱連盟 21 世紀の合唱を考える会 合唱人集団「音楽樹」
- 2. message
「私は印象派ではない」。フランスの作曲家、ラヴェルの言葉です。19 世紀末にフランスで生まれた印
象派音楽は、同時期の重厚で大規模な後期ロマン派に代わって近代音楽の扉を開きました。私たちはラ
ヴェルを、その印象派の中心的存在として位置付けています。本人が否定しようとも、漂う“匂い”は
間違いなく印象派の“匂い”なのです。
前置きが長くなりました。印象派の時代が過ぎても、その“匂い”は受け継がれています。今回は、
そうした作曲家を 3 人取り上げます。スイス人のマルタンはラヴェルよりも 15 歳年下で、近代ロマン派
的な作品を書いた人です。しかし、30 代半ばで書いた「無伴奏二重合唱のためのミサ曲」には、ラヴェ
ルの影響が色濃く見られます。三善晃先生は、20 代前半にパリ音楽院にて近代フランス音楽の神髄を学
ばれました。三善先生主催の作曲コンクールで見出された若き才能、松本望さんも、パリ音楽院で学ば
れています。
さて、この 3 人が受け継いだ“匂い”を、みなさんはどう感じるでしょう。新しい時代を切り開いた
印象派音楽の精神≪魂≫が、音楽の根底に流れていると感じていただけたら、とても嬉しく思います。
音楽監督 雨森文也
profile
雨森文也[音楽監督] 平林知子[ピアノ]
1959 年生まれ。名古屋大学経済学部卒。指揮法を黒岩英臣、ピ 京都市立堀川高校音楽科 ・
(現 京都市立京都堀川音楽高校)を経て、
アノを立川のぶみの各氏に師事。銀行へ 12 年間勤務の後、1997 京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻を卒業。在学中、ソロを松
年合唱指揮者として独立。現在は、CANTUS ANIMAE(東京) 井和代、笠原咸子、荒憲一、室内楽を田中正大、チェンバロを春
合唱団まい(長野)PRO MUSICA VIVA(岐阜)など 7 団体の 山操、リート伴奏法を北村敏則の各氏に師事。ピアノソロやデュ
音楽監督を務める。全日本合唱コンクール全国大会で通算 23 度 オでリサイタルを開催した他、声楽・弦・管・打楽器など、あら
の金賞を受賞。2002 年世界合唱オリンピックに於いて CANTUS ゆるスタイルのアンサンブルや伴奏で多数の演奏会、コンクール
ANIMAE が混声室内合唱部門でオリンピックチャンピオン(金 に出演、また FM 放送や CD 録音にも参加。音と空間に対する優
賞第 1 位)
に輝き、同時に指揮者賞を受賞。2008 年にはアレッツォ れたバランス感覚には定評があり、共演者から厚い信頼を得てい
国際ポリフォニーコンテスト(イタリア)に於いて合唱団まいが、 る。特に合唱との共演では、関西を拠点として演奏会やコンクー
時代区分別コンペティション(バロック部門)に於いて第 1 位を ル、講習会などに多数出演、新作初演にも関わる事も多く、各地
受賞し、同時に最優秀指揮者賞も受賞。近時は、中部日本交響楽 に活動の場を広げている。2012 年 1 月には、大阪いずみホールに
団との学校公演などオーケストラの指揮者としても積極的に活動 てベートーヴェンのピアノ協奏曲第 4 番を演奏する予定。
している。日本合唱指揮者協会会員。
月島三小
access
第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内)
都営地下鉄 大江戸線 /「勝どき駅」A2a 出口 徒歩 8 分