ソフトウェアテストに関わる人のための Biased position talk
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BPP session at WACATE2015 http://wacate.jp/2015/summer/gaiyo.html
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ソフトウェアテストに関わる人のための Biased position talk
- 1. ソフトウェアテストに関わる人のための Biased Position Talk WACATE2015夏 BPPセッション Mass Kaneko / @masskaneko
- 2. ● 話すこと ○ ソフトウェアテストに関わる人々の 色々なポジションの捉え方と私のポジション ● ねらい ○ 皆さんが親睦を深めるためのネタの提供 ○ 純テスト畑で育ってきた人達への別の価値観の提示 ● 時々、皆さんにも問いかけます ○ 手を挙げて下さい。それがポジションの表明になります。
- 3. 今週テストした方
- 4. Mass Kaneko / @masskaneko ● 本当は Mass ではなく Masanori だが… ○ 偉大なる空手家マス・オーヤマにあやかって ○ トーマスがトムになるような感じを出したかった ● 電機メーカー勤務 ○ Programmer 2007-2012 ○ Product Planner 2012-2013 ○ Software Engineering Consultant 2013- ■ プログラマーとテスターにバイキルトをかける役割 ■ 技術支援, 教育, 研究など ● 作曲, DJ, 工作, 釣り, スキー
- 6. テストを学ぶまで ● SNSでテストのコラムを書く。 ● 池田暁さんが反応。テストの勉強会を紹介される。 ● その勉強会で発表。テスターとの出会い。 テスコン出場者, JaSST発表経験者…など。 JSTQB, JaSST, WACATE などのキーワードを知る ● あとは流れで ○ JaSST’14Tokyo, JaSST’15Tokyo 参加 ○ WACATE2014夏, WACATE2014冬 参加 ○ JSTQB-FL取得 ● 現在ではテストの仕事も行うように。 2012Q1 2015 2012Q2 2014
- 7. 以前は知らなかったこと ● テストには技術がある ○ ユニットテストは開発技術だと思っていた ○ システムテストは経験則でしかできないものと思っていた ○ 技術書コーナーに足を運んでもテスト本は目に入らず ● テストの資格がある ○ IPAの情報処理技術者試験は知っていたがISTQBは知らなかった ● テストのシンポジウムがある ○ デブサミは知っていてもJaSSTは知らなかった ● テストの会社がある
- 9. 業種 法人 向け 個人 向け 複数台の, 仮想化された, 高性能なコンピューター 単一の, 物理的で, 低性能なコンピューター
- 10. 業種 マップ 複数台の, 仮想化された, 高性能なコンピューター 単一の, 物理的で, 低性能なコンピューター 法人 向け 個人 向け ウェブサービス クラウド, スーパーコンピューター特定用途 シミュレーション 基幹系 業務系 社会 インフラ パッケージ, デスクトップ スマホアプリ コンソールゲーム ガジェット 工作用 ボード 生活家電 OA機器 スマートフォン, 情報家電, 電子楽器航空機器, 医療機器 特定用途部品 自動車 産業機器
- 11. 慣習的な 分類 法人 向け 個人 向け 複数台の, 仮想化された, 高性能なコンピューター 単一の, 物理的で, 低性能なコンピューター ウェブ ゲーム, モバイル 組込み エンター プライズ パッケージ
- 12. 職種 ● 品質を作る立場 (主に開発) ● 品質を明らかにする立場 (主にテスト) ● その他(どちらでもない or 両方) ○ 私の役目とは一体…？ うごごご！？ WACATEの参加者層は 3 : 6 : 1 くらい？
- 13. テストレベル ● 受け入れテスト ● システムテスト ● 統合テスト ● コンポーネントテスト ● コードレビュー, 静的コード解析 エンドユーザーの要望や、システム要求に 近いテスト 設計やコードに近いテスト WACATEでは、上の方が多めでしょうか？
- 15. SQiPシンポジウム2014の参加者層 ● SQiPシンポジウム2014オープニング資料 ○ http://www.slideshare.net/MakotoNonaka/2014sqip2014sqip ○ 37% 品質管理・品質保証 ○ 15% システム設計・開発 ○ 9% プロジェクト管理 ○ 9% プロセス改善 ○ 7% テスト ○ 5% 研究・開発 ● 普通のデベロッパーがもっと参加してもよいと 思いますが、いかがでしょうか？
- 16. テストの楽しさ・達成感の拠り所 ● バグを見つけたとき ○ やっぱこれに尽きますよ！大物を釣り上げてインシデン トレポートを書いた瞬間…たまりませんよね～ ● 品質が向上されたとき ○ 私のテストがプロダクトの品質向上に貢献したときに 「仕事したなぁ～」 と思います。 ● 楽しくありません ○ 生きるのがつらい…とても…つらい
- 17. きっちり網羅 vs サボりたい ● 「全数テストは不可能」 と言われているのは 知っているけど、できることなら網羅したい！ バグは一件も流出させない！ ● どうせ網羅なんて低いテストレベルと スモークテストくらいしかできないんだから 変更の影響範囲を見定めたり 狙い撃つテストに集中して賢くサボりたい。
- 19. テクノロジー指向とメソドロジー指向 ● 日本語の「技術」には両方含まれる ● テクノロジー：科学技術 ○ 動くものを作る ○ 新しいものを触る ○ ハックする ○ コンピューターにやらせる ● メソドロジー：方法論 ○ 人々が織りなす社会活動としてのソフトウェア開発に目を向ける ○ 人間が頭を使うべき創造活動にフォーカスする ○ 経験を工学に昇華させる
- 20. 名君指向, 名人指向, 名作指向 最近になって、意識の高い人間には三つのタイプがあることに 気づいた。名君になりたい人、名人になりたい人、名作を作りた い人である。名君になりたい人は、心の中の悪魔が「ひと山当 てて、一国一城の主になりたい」と囁く人。名人になりたい人 は、心の中の悪魔が「いつか、得意分野で一番になりたい」と囁 く人。そして名作を作りたい人は、心の中の悪魔が「ただ、いい ものを作り続けたい」と囁く人である。 by Shu Uesugi, 2013 http://web.archive.org/web/20130630032303/http://j.chibicode.com/posts/meikun-meijin- meisaku
- 21. テストは条件次第(by ISTQB)と嗜好 ● プロダクトに要求される品質、アップデートの 容易性、組織の文化、職種の違い、 品質達成のためにかけられるコスト…によって 行うべきエンジニアリングが異なる。 ● 更に、そのエンジニアリングを行うのに適した 嗜好が定まると考える。 ● 互いの「普通」はきっと違う。 この機会にそれを体感してみては？
- 22. いつまで若手？ ● 『若くて元気のいい人。また、集団の中で年齢の若いほうの 人。』 goo 国語辞典 ● WACATE公式の定義 ○ 『大学卒業からおおむね10年程度』 http://wacate.jp/about.html ● 皆さん個々人の感覚ではこのくらい？ ○ 25歳まで。「新人」とほぼ同じ感覚。 ○ 29歳まで。「20代」とほぼ同じ感覚。 ○ 35歳まで。 ● 私は若手ではないと思う。