AIと著作権を考える際の前提知識

AIと著作権を考える際の前提知識
@katax
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自己紹介

“AI”は一義的な概念ではない

AI as a tool
AI as an agent
AI as an alternative

人が設定した基準に従ってAI
が判断する
AIが自ら基準を設定し、
それに従ってAIが判断する

「AIによる創作」で括らず、
創作主体がAIか人間かを見る

創作主体が人間の場合、
著作権的な特殊性は特にない

問題は・・・
AIが自律的に創作し始めた場合

既にAIによる創作物は存在する

人の手によるものであれば、
いずれも（二次的）著作物

とはいえ、著作権的には
特に問題視されることはない

AI創作物によって
著作権秩序は変容する

AI創作物による著作権秩序の変容
AIが自律的に創作し始めた場合

現行法を前提にすると、
AI創作物は著作物には該当しない

外形的には著作物だが、
著作権を伴わない創作物が
大量に発生することになる

想定１：
AI創作物を自らの手による創
作物であるとして、著作権を
主張する人が登場

想定２：
既存の著作物の特徴量を抽出
し、独自に「新作」を発表す
るAIが登場（そして、それは
PD）

想定３：
AIが大量に創作物を生成・公
開することで、著作物の独自
性が希釈化する（似たような
PD創作物が容易にみつかる）

AIが権利者になれないことを前提にす
ると、AI創作物の権利は、
• AIの作成者に帰属する？
• 創作を指示した人に帰属する？
• 事後調整をした人に帰属する？
AIが権利を持つ？

法人のように、登録したAIに権利能力
を認めてはどうか、という議論はある

登録制がワークするなら、罰則の直接
適用も考えられる。
禁錮（利用禁止）や罰金、場合によっ
ては死刑（削除）も・・・

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