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2010年1月18日
実践マーケティング勉強会
島田充啓
Mitsuhiro Shimada
第75回 スポーツマーケティング③ 海老原修
スポーツマーケティングの構造・
テレビとスポーツ
2016年 3月4日(金)8時00分〜9時30分
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
港南実学研究所”Zero”
スポーツマーケティングの世紀
海老塚 修
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
海老塚/修
1951年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。1974年電通入社。国際局、
営業企画局、ISL事業局を経て、現在スポーツマーケティング局ISL事業部長。この間、
FIFAワールドカップ(1986年、1994年)、世界陸上東京大会(1991年)、同セビリア
大会(1999年)などの数多くの国際スポーツイベントを担当。93~94年、ワールドカッ
プアメリカ大会のオペレーションを実施したISMサッカー社(バージニア州)に副社長と
して勤務。横浜市スポーツ振興事業団評議員(本データはこの書籍が刊行された当時
に掲載されていたものです)
参考にした資料というより、情報を引用させてもらった資料です。
この本は、超おススメ!
スポーツマーケティングの事例が数多く書かれている良書です。
皆さんご自身のマーケティング施策にヒント&アイディアをもたらしてくれる可能性大。
出所:海老塚修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (東洋経済新報社 2011年
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
港南実学研究所”Zero”
この本の内容を中心に情報を付け加えながら話を進めます。
【補足資料】
各事例における統計的データに詳しい本です。
より具体的な情報をこの本やネットなどで補足していきます。
スポーツビジネス最強の教科書
平田竹男
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
平田/竹男
1960年大阪生まれ。横浜国立大学経営学部卒業、ハーバード大学J.F.ケネディス
クール行政学修士。東京大学工学博士。1982年通商産業省(現経済産業省)入省。
在ブラジル日本大使館一等書記官、通商政策局資金協力室長等を歴任。プロ
リーグ化検討委員会に参加し、Jリーグ発足に尽力。日本サッカー協会国際委員と
してワールドカップ日本招致にも携わる。資源エネルギー庁石油天然ガス課長を
最後に退官し、2002年日本サッカー協会専務理事に就任(本データはこの書籍が
刊行された当時に掲載されていたものです)
現在は、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
港南実学研究所”Zero”
構成上、前回、前々回などと
ところどころ話題が重複しますが
それは簡単なリキャップ(復習)だと考えてください。
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
港南実学研究所”Zero”
1. スポーツと企業のパートナーシップ
2. スポーツマーケティングの構造
3. テレビとスポーツ
4. スポーツ用品メーカーのスポーツマーケティング
5. アジアのスポーツマーケティング
6. スタジアムのスポーツマーケティング
7. テクノロジー・ショーケース
8. ホスピタリティとスポーツイベント
9. スポーツ・ライセンシング
10.ゲームのスポーツマーケティング
11.アンブッシュ・マーケティング
12.スポーツ映像のマーケティング
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
目次
2016年3月4日
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実践マーケティング勉強会 2010
港南実学研究所”Zero”
1. スポーツと企業のパートナーシップ
2. スポーツマーケティングの構造
3. テレビとスポーツ
4. スポーツ用品メーカーのスポーツマーケティング
5. アジアのスポーツマーケティング
6. スタジアムのスポーツマーケティング
7. テクノロジー・ショーケース
8. ホスピタリティとスポーツイベント
9. スポーツ・ライセンシング
10.ゲームのスポーツマーケティング
11.アンブッシュ・マーケティング
12.スポーツ映像のマーケティング
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
目次
2016年3月4日
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実践マーケティング勉強会 2010
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そもそも“スポーツマーケティング”は、
スポーツの主体者である
“スポーツ団体(国際連盟、各国協会、プロリーグ、チームなど)”が
具体的な権利なり、
イメージなりを
「売る」という行為がなければ成立しない。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
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つまり
“スポーツ主体者”=(国際連盟、各国協会、プロリーグ、チームなど)
の役割、姿勢次第で
大きく変わる!
ということです。
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
港南実学研究所”Zero”
スポーツ主体者の役割、姿勢次第で大きく変わる。
“象徴的な事例”として取り上げたいのがこれ!
2016年3月4日
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Jリーグの発足
2016年3月4日
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実践マーケティング勉強会 2010
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日本サッカーは、この20年間で大きく成長。
1993年に日本初のプロリーグ「Jリーグ」が開幕。
2002年に日韓ワールドカップ共同開催
2010年 南アフリカ大会ベスト16
出所&参考:平田竹男(著)『スポーツビジネス最強の教科書』 (2012年東洋経済新報社)
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
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Before Jリーグ
以前は、ワールドカップ出場どころか、
韓国になかなか勝てない。。。
After Jリーグ
それがいまでは、ワールドカップ出場は当たり前。ぐらいまで
2016年3月4日
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実践マーケティング勉強会 2010
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日本サッカーは、この20年間で大きく成長。
我々日本人は、気づいていないかもしれませんが
Jリーグが開幕してわずか20年間という短い時間で
これほどまで一国のサッカーレベルを発展させた国は
世界でも本当に珍しい存在。
出所&参考:平田竹男(著)『スポーツビジネス最強の教科書』 (2012年東洋経済新報社)
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
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出所:平田竹男(著)『スポーツビジネス最強の教科書』 (2012年東洋経済新報社)
2016年3月4日
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【振り返り】ワールドカップへの道程
1930年の第1回ワールドカップ開催にあたり、開催地が南アメリカであることから欧州勢は相次いで不参加を表明した。これに対してFIFAは加
盟国に招待状を送ったものの、日本サッカー協会は参加を見送った。その理由は、当時の日本国内が1927年の昭和金融恐慌以来慢性的
な不況であったため、同年の昭和恐慌発生でさらに経済状態が悪化していたため、そして、日本サッカー協会自身も財政難であったためである。
なお、この大会は、以降の大会とは異なり、地区予選は行われていない。
日本は、1938年のフランス大会予選にエントリーした。この予選ではオランダ領東インドとの直接対決に勝てば本大会出場が決まる筈だったが、
折からの情勢不安により参加を辞退しエントリーのみに終わった。
第二次世界大戦後の1945年11月13日、戦後の混乱の中、会費が払えずFIFAから資格停止処分にされた[31][32][33]。それから2年
後の1947年4月1日に日本蹴球協会へと名称変更した上で再発足し[7][34]、連合国軍総司令部 (GHQ) の占領終了の2年前の
1950年9月23日にFIFAに日本蹴球協会として再加盟し[35][34]、日本サッカー界は政治の世界より一足早く国際舞台に復帰した。日本
代表は1954年のスイス大会で初めてワールドカップアジア予選への参加を果たした。韓国代表との一騎打ちとなったワールドカップアジア最終予
選は、本来ホーム&アウェイ方式で行われるはずが、韓国が李承晩大統領の意向(李承晩ライン)で自国開催を拒否したことにより、2試合と
も東京で開催されることとなった。日本はホーム開催のアドバンテージがあったにもかかわらず、その2試合とも敗れ出場を逃す。その後も、1950
年代から60年代の日本はアマチュアリズム全盛の時代で、ワールドカップの意義、ワールドカップに出場する意義について理解していたとは言いが
たく(当時選手として出場していた長沼健第8代JFA会長によれば1954年のスイス大会アジア予選に出場した頃は、そもそもワールドカップとは
どんな大会なのか分からずに戦っていたという)[7]、また東京オリンピックを目指して強化を進めていた時期も重なり、ワールドカップよりもオリン
ピック(以下五輪と略すことあり)に重点が置かれ、予選参加と辞退を繰り返す状態だった。
1968年のメキシコシティ五輪で銅メダルを獲得すると、メダル獲得の目的を達成した。これによって、次の目標としてワールドカップ出場にも関心
が向くようになり、1970年 メキシコ大会以降、継続的に予選に参加するようになった。しかし、オーストラリア(当時はオセアニアサッカー連盟
〈OFC〉の予選の勝者がアジア予選に参加)やイスラエル(当時アジアサッカー連盟〈AFC〉所属)といった国々の前に屈し、アジア予選での敗
退が続くことになった。この時期も依然として日本サッカー界にはアマチュアリズムの精神が色濃く残っていた。当時の日本代表選手にとっては
「ワールドカップはプロ選手の大会」という認識だったのである。そのため、ワールドカップはオリンピック前のチーム育成の一環として捉えられることが
多かった。例えば、ワールドカップアジア予選に若手を出場させ底上げを図り、主力のA代表(年齢制限のないその国最強の代表)を“本番”の
五輪に参加させるといったことも、しばしばあった。また、テレビ放送やサッカー雑誌によってワールドカップの紹介がなされるようにはなったものの、選
手もファンも、ワールドカップはあくまでもテレビで観戦するものであり、違う世界の出来事という認識を持っていた。
出所:ウィキペディア
2016年3月4日
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1974年8月31日、協会は財団法人となり、協会誕生より53年間の任意団体状態から脱却し、同時に日本蹴球協会から日本サッカー協会に
名称を変更した[36][34]。その後、2012年4月1日付で公益財団法人となり、それまで監督官庁だった文部科学省から完全な独立を果たし
た(2012年3月31日までは、財務諸表などを文部科学省に届ける必要があった)[37]。
1986年メキシコ大会アジア予選は1次予選を1位で通過すると、日本は2次予選で香港を破った。最終予選の韓国戦は第1戦ホームでは10番
木村和司のフリーキックが決まるも1-2で惜敗。ソウルでの第2戦も0-1で敗れ、日本は本大会出場を逃した。
この敗戦によりアマチュアリズムの限界を悟った日本サッカー協会は、翌1986年にスペシャル・ライセンス・プレーヤーの導入を決定した。また当時の
FIFA会長のジョアン・アヴェランジェの意向もあり、ワールドカップ日本開催が俄かに現実味を帯び始めたことで国内での状況にも変化が現れた。日
本でワールドカップを開催するとなれば、開催国の名に相応しい強い代表チームが必要となる。その為の強化に関わる様々な改革がなされるように
なった。1993年からスタートしたJリーグもその一つである。
1987年10月26日、引き分けでも日本の1988年ソウル五輪出場が決まる有利な状況の中、ホーム国立で行われたソウル五輪アジア最終予
選第6戦最終戦中国戦で日本が0-2で敗れ(中国が五輪出場)、予選敗退が決まった。それまで日本A代表の最大の目標だった五輪が、1992
年のバルセロナ五輪から23歳以下の選手の大会に規定が変更されていた為、このソウル五輪予選敗退直後から日本A代表の目標はFIFAワー
ルドカップ(W杯)へと完全に変わることになった[7]。
1992年3月に、日本のクラブを指導し実績を上げていたハンス・オフトを日本代表初の外国人監督として就任させ、それまで出場したことのない
ワールドカップ本大会への挑戦が本格化した。強化は順調に進み、1994年アメリカW杯アジア予選では最終予選に進出する。しかし、イラクと対
戦した最終戦で後半ロスタイム(現在のアディショナルタイム)に同点に追いつかれ引き分けたため、あと一歩のところで出場権を逃した(ドーハの
悲劇)。
1998年フランス大会は、日本にとってワールドカップ本大会初出場を自力で果たす最後のチャンスとなった。それは、2002年に日本でのワールド
カップが開催されることが決定していたためである。1997年のフランス大会予選では、最終予選グループでは韓国に次ぐ2位となったものの、プレー
オフでは延長戦の末、岡野雅行のゴールデンゴールでイランを3-2で破り、1954年のスイス大会予選から43年越し10回目の挑戦にして悲願の
ワールドカップ出場権を獲得した(ジョホールバルの歓喜)。
出所:ウィキペディア
2016年3月4日
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しかし、欧米はその程度のものじゃない!
アメリカには、スポーツマーケティングのプロがいる。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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2016年3月4日
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2016年3月4日
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2016年3月4日
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“NBA”から“NFL”にマーケティングの責任者が
転職する。ということが頻繁におこる。
余談:
我々のビジネスにおいても
この製品、カテゴリーしか扱えません。
というのはプロではない。と思うのです。
僕はいかなる商品であってもカテゴリーであっても
マーケティング出来ると思っています。
そう思っていない人もいるみたいですが。。。残念です。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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まあ、余談ですが
日本のスポーツ界でもこんなこと言う人知って
ます。
ラグビーの中竹竜二さん
(直接彼から聴きました。)
「僕も、ラグビー以外のこともやってみたい。
サッカーとか、バレーボールとか。
やれると思うんだけど。 」
ちなみに彼は、コーチングのプロです。
中竹 竜二(なかたけ りゅうじ、1973年5月8日 - )は、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター。
20歳以下(U20)日本代表監督。早稲田大学ラグビー蹴球部元監督。1996年度同部主将(第78代)。
2016年3月4日
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日本では、企業にしても、スポーツ団体にしても
スポーツマーケティングの専門家を採用したり
育成したりはしない。(してこなかった。。。)
(似た例が、ホスピタリティマーケティング。
日本には、この手のマーケティングのプロも不在
→第18回 ホスピタリティ・マネージメント(原忠之)で触れています )
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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【背景】
日本におけるスポーツイベントの多くが、
新聞社あるいは放送局の主催事業として
発展してきた。
という歴史と関係が深そうである。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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新聞社あるいは放送局の主催事業(事例)
春のセンバツ高校野球(毎日新聞社)
夏の全国高校野球(朝日新聞社)
都市対抗野球(毎日新聞社)
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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【背景】
日本においては、スポーツイベントは、
“広告出稿の1パターン”に過ぎないのです。
地方スポーツ団体の立場からすれば、
新聞社や放送局はリスクを取ってくれるので
必然的にセールス主体になりにくい。
これが日本の実情だった。。。。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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日本では、企業にしても、スポーツ団体にしても
スポーツマーケティングの専門家を採用したり
育成したりはしない。
事実、組織だった人材育成に関しても
順天堂大学スポーツ健康学部のスポーツマネージメント学科
(間宮聰夫教授)ぐらいしかなかった。。。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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順天堂大学スポーツ健康学部のスポーツマネージメント学科
間宮聰夫教授
スポーツは競技であると同時に
『商品』であり、
『メディア』であり、
双方の価値創造、それによる新たな情報発信が可能である。
という理念のもとスポーツマネージメントを教えている。
間宮さんは、電通のスポーツビジネスの草分け的存在。
卒業生の就職先は、
マスコミ、広告会社、一般企業、スポーツ団体など
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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その後日本でも近年、急速にスポーツマーケティング、ビジネス
をあつかう教育機関も増えてきています。[2]
1993年 順天堂大学がスポーツ健康科学部を設置
2007年 早稲田大学など10を超えた。
2011年 65
出所:[2]平田竹男(著)「スポーツビジネス最強の教科書」(2012年東洋経済新報社)
2016年3月4日
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そうそう、2015年WORLD CUP RUGBY
2016年3月4日
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“オール・ジャパン” 凄かったですね。
2016年3月4日
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2016年3月4日
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2016年3月4日
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『番狂わせだ!』と言わせる結果は他のスポーツでも度々みかけますが
ここまで世界中を興奮させた奇跡の勝利はないのではないでしょうか。
(いえ、選手関係者は裏付けとなる並々ならぬ練習、準備をしていたので奇跡と言っては失礼なのですが資料の構成上このように表現しました。)
2016年3月4日
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2016年3月4日
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これでALL JAPANの活躍で
日本でのラグビーへの関心は
一気に高まりました!
2016年3月4日
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ですが、同時にコレが顕在化してしまったのです。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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ラグビー空席。。。。
原因は見込み違い
企業割り当て分9000枚「5割しかさばけず」
2016年3月4日
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2016年3月4日
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次のワールドカップに向けて大いに日本ラグビーも発展してほしいですね。
2016年3月4日
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2016年3月4日
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2016年3月4日
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『スポーツマーケティング』 の効用
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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対象ターゲットによって
さまざまなスポーツマーケティングの効用がある。
【対象ターゲット】
①不特定多数の一般市民
②スポンサー企業
③取引先
④消費者
⑤競合社
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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①不特定多数の一般市民にとっての効用
スポーツ支援という形の社会貢献を通じて
(企業市民として)グッドウィルを獲得する。
・該当するイベント(例)
草の根~オリンピックまで幅広い
・手法(典型例)
マラソンのゼッケン協賛
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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Goodwill(グッドウィル:善意)を獲得する?
→だれしも持っている「自分自らの親善・善意を実感したい。 」という欲求に
応えるためのアプローチのこと
2016年3月4日
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②(スポンサー企業にとって)インナー効用
■期待していること
社員、特約店などのモラルアップの醸成。
・自分が所属する組織の「ふるまい」に共鳴し、結束を強めること
を目指す。
例①長野オリンピックにゴールドスポンサーとして
日本アムウェイが協賛したのはこれが理由だとか。
例②企業スポーツ
リストラの一環で解散に追い込まれたり、手放されたチームが話題になったが、
実業団のスポーツ大会に足を運ぶと、数多くの社員が自社のチームを応援する
ために大勢会場につめかけている。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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企業の『スポーツマーケティング』への期待
 『経営哲学』との整合性
 『事業内容』との相乗効果
実際成功したスポーツマーケティングは、
例外なく適切な評価を踏まえて実行に移されている。
ポイント!
『競技場内の看板にブランド名が露出すれば良い。』というものでは断じてない!
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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②(スポンサー企業にとって)インナー効用
■期待していること
社員、特約店などのモラルアップの醸成。
2016年3月4日
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ルーズベルト・ゲームの舞台は「鷺宮製作所」
2016年3月4日
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「鷺宮製作所」は、知名度こそそんなに高くないかもしれませんが
健全経営の素晴らしい企業です。
正直、僕は
「でも、こんな大がかりなチームを持つような企業ではない。
社長の道楽だろう。 」
ぐらいにしか思ってませんでした。
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
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いいえ、本当の狙いはココにあるようです。
自分が所属する組織の「ふるまい」に共鳴し、
結束を強めることを目指す。
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
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サギノミヤは 『全従業者の幸福の創造』を経営の理念としています。 この経営
理念は、「会社とは従業者各人が幸福になるために集う場であり、全従業者の
幸福に役立つか否かが経営の基準である」という創業の精神を集約したものです。
真に幸福とは一人だけのものではなく、社会の人からも愛され、受け入れられた
幸福が真の幸福であります。自分の幸福を創ると同時に、人の幸福も創っていか
なければなりません。 サギノミヤの社是は、そのことを訓えています。
『経営哲学』との整合性
鷺宮製作所の経営の理念
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
実践マーケティング勉強会 2010
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【余談】インナーマーケティング
オペレーションエクセレントカンパニーで良く聴く話。
弊社でも社内製の社員向けビデオを作ってます。
・ヤマト運輸
・オリエンタルランド など
2016年3月4日
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■インナーマーケティングを目的とした内製ビデオ(例)ヤマト運輸の場合
サービス業で接客に従事する方たちは、常日頃辛い思い、厳しいお叱り
を受けることが多いそうです。
「辛い業務だが自分たちはこんなに喜んでもらえている。
このビデオを観たことで喜びを共有・実感出来る内容になってます。
これを観たことでプライドを持ってこれからの業務にあたれる。」
そんなことを目的した社内内製のビデオです。
*僕は、このヤマト運輸さんのインナーマーケティングビデオを観たコトがあります。
3度(講演会2回。MBA授業1回)観て、3度泣いてました。自然と涙がこぼれていました。。
ヤマト運輸さんにお願いすれば見せてもらえそうですよ。
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
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インナーマーケティングとは、ちょっと違いますがこんなの思い出しました。「パセリ」。
こういう動画は、こんなことに効果がありそうです。
①【大企業病対策】お互いの仕事に興味を持とう。→官僚主義からの脱却。
②【付加価値】顔が見える関係で愛着を覚えてもらう。→ブランディング
2016年3月4日
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そういえば、ソニーでもこんなの作りましたね。
これもインナー・マーケティング、市場を意識したマーケティング
相通ずるものがあるのかもしれません。(僕も一瞬だけですが登場してますW)
https://youtu.be/Cilkvdzlr_A
2016年3月4日
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③取引先
■期待していること
インセンティブ・プログラムを実施することで
商取引を有利に運ぶ。
・イベントの開催地でディーラー・コンベンションなどを企画するこ
ともある。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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例:世界陸上開催中に自分が招待されたパーティー会場に
ボルトが現れる!これって凄くない?!
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④消費者
■期待していること
販促プログラムの展開による拡販。
(例)コカ・コーラのオリンピックやワールドカップサッカーをテーマにしたセールスプ
ロモーション。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
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⑤競合社
■期待していること
競合他社に対して差別化をはかり際立たせるために
協賛する。
その協賛自体に整合性があれば
スポーツ固有のパワーが牽引力になる。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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JVCはスポンサーシップに加えて
FIFAワールドカップの映像のビデオ化権も獲得。
ソフト面からもサッカーを軸にしたマーケティング展開
をおこなった。
(例)JVCがFIFAワールドカップへの協賛に踏み切った。
当時(1982年)は、ベータ vs VHSのフォーマット戦争まっただ中。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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ターゲット 説明 事例
1不特定多数の一般市民
スポーツ支援という社会貢献を通じて(企業市民として)グッドウィ
ルを獲得するのが目的。もっとも一般的にスポーツマーケティングが期
待される領域。
グラスルーツからオリンピックに至るまで様々な可能性がある。マラソン
のゼッケン協賛などは典型的な事例。
2インナー
社員、特約店などのモラルアップを醸成しようとするもの。自分が所属
する組織の「ふるまい」に共鳴し結束を強めることを目指すもの。
伝統的な形態としては、企業スポーツがこのカテゴリーに入ってくる。
リストラの一環で解散に追い込まれたり、手放されたチームが話題に
なったが、実業団のスポーツ大会に足を運ぶと、数多くの社員が自社
のチームを応援するために会場につめかけている。
長野オリンピックにゴールドスポンサーとして協賛した日本アムウェイの
決定事項はこれだと言われている。
3取引先
インセンティブ・プログラムを実施して商取引を有利に導くためにスポー
ツを活用する。
いわゆるビジネス・トゥ・ビジネスの観点から近年ことさら重要視されて
いる。
イベントの開催地でディーラー・コンベンションなどを
企画することもある。
4消費者
販促プログラムの展開により拡販を図る時にスポーツイベントの協賛
により獲得できる権利が活用できる。
イベント関連プレミアムの制作やチケット・プレゼントなどの展開の範疇
は広い。
コカ・コーラのオリンピックやワールドカップ・サッカーをテーマにしたセール
スプロモーションは典型的な例である。
5競合社
ターゲットという表現からは少々ニュアンスが異なるかもしれないが、競
合社を意識しないマーケティング活動は存在しないだろう。看板掲出
は言うに及ばず、スポンサーシップのメディア露出による知名度、イメー
ジアップは常に競合社のマーケティングを視野に入れたもの。存在感
を際立たせ、差別化を図るためだ。存在感を際立たせ、差別化を図
るには、その協賛自体に整合性があればスポーツ固有のパワーが牽
引力になるのだ。
JVCがFIFAワールドカップへの協賛を踏み切った背景には、当時
(1982年)のβ vs VHSの「フォーマット戦争」があり、コミュニケー
ション・プラットフォームとしてJVCはワールドサッカーを選んだ。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
各要素は、独立した要件ではない。
互いに影響しあっているし、補完あってしている。
2016年3月4日
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テレビの影響は大きいが必ずしも
スポーツイベントの放送が全てではない。。。。。
(ひとつの手段にすぎない)
『スポーツとのかかわりあいを
いかにコミュニケーションするか。出来るか。』
あくまでポイントはココ!
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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では、次の事例に行きましょう。
2016年3月4日
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冠イベント、冠スポンサー
(タイトルイベント、タイトルスポンサーシップ)
2016年3月4日
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冠イベントの落とし穴
大半の冠形式は、『○○○カップ』で、そこからはどういう種目の
スポーツイベントなのか判別できないものが多い。
安直にタイトル名を決めるのもよくないし、
始めるからには継続して開催することを覚悟しなくてはならない。
2016年3月4日
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冠イベント
数多くの冠イベントが企画され
成功して定着しているものもあれば、失敗例もある。
2016年3月4日
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【参考】冠イベントの原点
世界初のタイトル・スポンサーシップ(冠協賛)は、
『リプトン・ワールド・フットボール・トロフィー』(1909年開催)だと
言われています。
出所:『クラブW杯の歴史(1):世界を制した鉱夫たち』 (GOAL HP)
http://www.goal.com/jp/news/3850/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96w%E6%9D%AF/2014/11/17/6229511/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96w%E6%9D%AF%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B
2%EF%BC%91%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%88%B6%E3%81%97%E3%81%9F%E9%89%B1%E5%A4%AB%E3%81%9F%E3%81%A1
2016年3月4日
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冠イベントの成功事例
2016年3月4日
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冠イベントの成功事例①
TOYOTA CUP
正式名称は、
『トヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップ』
ヨーロッパ・チャンピオンズ・リーグの優勝チームと
南米のリベルダドーレス・カップの優勝チームにより
毎年争われる事実上のサッカーのクラブ世界選手権。
1980年(実際の開催は1981年2月)が第一回開催から
2004年までFIFAクラブワールドカップ( 6大陸の選手権王者がトーナメント方式)
に吸収されるまで続いた。
2016年3月4日
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2016年3月4日
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「販売実績のご褒美」として
TOYOTAカップにディストリビュータを家族全員ご招待。
これが大うけだった。そうです。
上記データの出所:TOYOTA HP
上記エピソードは、NISSAN出身のコンサルタントから聞きいた話です。
2016年3月4日
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冠イベントの成功事例②
メリルリンチ・スーパードームシリーズ
2016年3月4日
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この事例に関しては、
コミュニケーションの仕方とその狙いに注目してください。
2016年3月4日
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『野球』と『ベースボール』の違い
国による文化の違いを
コミュニケーションに活かした例
2016年3月4日
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『野球』と『ベースボール』の違い
(日本) (米国)
2016年3月4日
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『野球』と『ベースボール』との違い(例)
プレイスタイルが違う。
引用:『第13回:捕手編 城島捕手の課題と、日本、メジャーのリード、配球の違いは?』
(ベースボール・ゼミナール ベースボールマガジン社HP)
http://www.sportsclick.jp/baseball/05/index013.html
2016年3月4日
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『野球』と『ベースボール』との違い(例)
道具(ボール)が違う。
NPB公式球でもMLB公式球でもボールを作る規格は同じ。
・NPB (日本)公式球は規格数値の下限で製造
・MLB (大リーグ)公式球は規格数値の上限で製造
ボールは世界共通の規格で作られている
NPB公式球でもMLB公式球でもボールを作る規格は同じです。
○ 大きさは9インチ ( 22.9cm ) ~ 9.25インチ ( 23.5cm )
○ 重さは5オンス ( 141.7g ) ~ 5.25オンス ( 148.8g )
○ 表革は牛革 ( 事前承認があれば馬革に置き換える事も可
能 ) と決められています。
NPB公式球
NPB公式球は規格数値の下限で製造されます。
NPB公式球は縫い目が細やかで幅がやや狭い。
↓
“ 縫い目が若干低く、小さく、軽く感じる ”
MLB公式球
MLB公式球は規格数値の上限で製造されます。
MLB公式球の縫い目は幅が広い。
↓
“ 縫い目が高く、大きく、重く感じる ”
* NPB公式球は、牛革の鞣し具合や湿度の関係で握り心地
が変化するそうです。
* 表面はしっとり感があります。
* MLB公式球は、馬革のため表面が乾燥していてさらっとし
ている。
* 滑りやすいそうです。
引用:NPB公式球、MLB公式球との違い http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n1930
2016年3月4日
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『野球』と『ベースボール』との違い(例)
組織が違う。
引用:『300選手を抱える「ヤンキース」 メジャーベンチ入りは25人』
http://m.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/06/23/kiji/K20130623006071370.html
メジャーリーガー
マイナーリーガー
2016年3月4日
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『野球』と『ベースボール』との違い(例)
収益性が違う
引用:『収益格差4倍、メジャーとプロ野球の違いはどこに』(日経BP ONLINE)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120426/231411/?rt=nocnt
メジャーの収益源を大きく分けると、「チームビジネス」と「リー
グビジネス」があります。チームビジネスとは、各チームが独自
の裁量でやっているビジネスで、チケット収入、スポンサー収
入、グッズ収入、スタジアム内の飲食収入、ローカルテレビ
やローカルラジオからの放映権収入があります。
実は、平均してしまえば、日米ともにチーム単体のビジネ
スの規模はほぼ同じです。100億円のビジネスをやっている
チームが日本には12あり、米国には30あるという計算にな
ります。両者の決定的な違いは、メジャーでは平均40億~
50億円の分配金がリーグから出ることです。その分配金の
出処がリーグビジネスなのです。
リーグビジネスは、文字通りリーグ全体として展開する事
業です。全国ネットや海外の放映権収入、リーグスポン
サーからの広告獲得、オンラインでのチケット・グッズ販売な
どがあります。リーグからの分配金は、2003年が平均30億
円でしたが、2009年には40億円まで増えました。リーグビ
ジネスは急成長しているのです。
2016年3月4日
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『野球』と『ベースボール』の違い
↕
『野球道』と『ベースボール』
ポイントは、ココ!
この議論は、
ライフスタイル・組織論・精神論など
スポーツを超越した日米の比較文化論の域におよぶ。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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一般論として日米の比較においては
『“米国”が優れている』
『“米国”の良さ』
に議論が集中する傾向が強い。
これは、日本人の特性でもある。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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そして
日本の野球ファンの多くは、
来日するMLBオールスターに対し
『独特な期待感』をもって迎える。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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メリルリンチ・スーパードームシリーズ
2016年3月4日
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事例:日米野球1989年大会の場合
メリルリンチの日本市場進出にあわせて
メリルリンチが冠スポンサーした。
日米野球1998年
MLBオールスターズ vs 全日本、巨人
来日した主な選手
サミー・ソーサ、マニー・ラミレス、カート・シリング、ジェイソン・ジアンビ、
ノマー・ガルシアパーラ、トレバー・ホフマン、モー・ボーン
備考:本大会から賞金制シリーズで争われることになり、
また、全日本は固定メンバーで行うようになった。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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日本と異なり、
個人預貯金よりもファンドや株式投資によって
財産の運用をする米国から日本市場に「進出」するメリルリンチ
にとって自社の商品・サービスの優位性をアピールするにあたり
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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『米国の本物を日本のファンに提供する』
というメッセージを“日米野球のスポンサーシップ”によって発信する。
これは、“企業姿勢”や“営業方針”と十分に整合性がある。と
メリルリンチは判断したということ。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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スポンサーシップも、
単純に露出度をあげるかだけではなく
『スポーツとのかかわりあいを
いかにコミュニケーションするか。出来るか。』
がポイントのようです。
出所:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)の内容を著者が表形式にして転記
2016年3月4日
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補足情報
日米野球の歴史(~2006年、2014年~)
2016年3月4日
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MLBと日本のプロ野球のオールスター・チーム同士の試合。
二年に一度(偶数年)に開催。
レギュラーシーズン終了直後の11月に開催していたが2006年に
休止した。
2006年からMLB選手が参加する国際大会「ワールド・ベースボール・クラシック
(WBC)」が始まったことにより、日米のトッププロ選手による真剣勝負の場が誕生
したためだといわれています。
2014年以降は、侍ジャパンの強化試合という形で「日米野球」が復
活させたそうです。
冠スポンサーがコロコロ変わっているようです。
日米野球の歴史(~2006年、2014年~)
2016年3月4日
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1. スポーツと企業のパートナーシップ
2. スポーツマーケティングの構造
3. テレビとスポーツ
4. スポーツ用品メーカーのスポーツマーケティング
5. アジアのスポーツマーケティング
6. スタジアムのスポーツマーケティング
7. テクノロジー・ショーケース
8. ホスピタリティとスポーツイベント
9. スポーツ・ライセンシング
10.ゲームのスポーツマーケティング
11.アンブッシュ・マーケティング
12.スポーツ映像のマーケティング
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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テレビとスポーツ
冒頭でも触れましたが
テレビが文化に大きな影響を与えた。
その中でもスポーツが受けた影響は絶大である。
これは誰しも認めるところかと思います。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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テレビとスポーツ
反面、
スポーツがテレビを大きく成長させた。とも言えそうです。
映像産業全体を成長させています。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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つまり、
スポーツとテレビは、『持ちつ持たれつの関係』にある。
と言いたいのです。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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送る 見せる
テレビ電送のインフラ 映像収録技術
スポーツと映像機器&技術は、
持ちつ持たれつの関係①
✔
2016年3月4日
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テレビによってより広く大きく(例:FIFAワールドカップ)
①スタジアム観戦
延べ300万人程度
②TV視人数
延べ200億人以上
<FIFAワールドカップ観客動員数実績>
86年メキシコ 241万人
90年イタリア 252万人
94年アメリカ 259万人
98年フランス 279万人
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
テレビの技術革新とスポーツイベントの関係
世界初のサッカーのテレビ放送は、英国のBBCによって1938年に実現した。
BBCが中継したものはFAカップ・ファイナル。
(当時は、あらゆる番組が生中継)
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
『印刷メディア 』 と 『電波メディア』の違いは、ライブ性
テレビ
ラジオ
印刷メディア 電波メディア
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
ライブを日本中で楽しむためには、
ネットワーク網が必要となる。
▶テレビ局とテレビ局の間を結ぶ
テレビ回線(テレビジョン専用回線(専用線))なるものが
存在する。
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)と
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88
『ラインネット』 と 『テープネット』
主に同時に放送される場合に使われるが、受け手側で録
画・録音して時差放送される場合もある。
テレビの場合、マイクロ波を伝送手段として使うためにマイク
ロネットとも呼ばれる。
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)と
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88
『ラインネット』 と 『テープネット』
テープ媒体を使って物理的に送付するのがテープネットで
ある。
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
『ラインネット』 と 『テープネット』
日本国内では、NTTのマイクロ回線を使う。
地上波放送は、キー局などからの映像信号をマイク
ロ波に乗せて日本各地に設置されている中継アンテ
ナでリレーしていくことにより全国をカバーしている。
2016年3月4日
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民放テレビ各社における、全国ネット番組のキー局→地方局への配信、地方局が撮影した
ニュース素材VTRのキー局への伝送などを行う部署。
NTTコミュニケーションズ(NTT-Com)が持つテレビ中継用回線(NTT中継回線)を
NTT-Comと共同で運用しており、東京・青山にあるNTT-ComのTRC(テレビジョンリレー
センター)を中心とする全国ネットワークを利用して映像伝送を行っている。
元々は「社団法人民間放送テレビ回線センター」という別組織だったが、2004年4月1日
に民放連と統合され、民放連内の「テレビ回線部」となった。
出所:全国のTV放送を支えるNTT.comのデジタルテレビジョン放送中継システム
http://www.bcm.co.jp/site/2006/12/ntt-com/0612-ntt-com.pdf
2016年3月4日
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麻布を通った宇宙中継電波(ケネディ暗殺速報).その1
http://deepazabu.blogspot.jp/2012/10/1.html
2016年3月4日
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『ラインネット』 と 『テープネット』
基幹局(リレーセンター)と呼ばれる主要中継局は
東京、大阪、札幌、北九州の四か所。
2016年3月4日
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NTT中継回線は、テレビ放送の普及に合わせて日本全国に拡大された。
現在、地上回線と衛星回線等があり、主力は地上回線である。この回線を用いて、テレビの全
国ネットワークが構成されている。
2016年3月4日
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『ランドライン』
衛星回線、海底回線以外の地上回線をランドラインという。
日本国内では、NTTのマイクロ回線がそれにあたる。
地上波放送は、キー局などからの映像信号をマイクロ波にのせて
日本各地に設置されている中継アンテナでリレーしていくことにより
全国をカバーしていた。
現在は、地上デジタル放送などへの対応から、
地上回線については、より回線容量の大きい光ファイバー伝送に移行された。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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ウィキペディア『NTT中継回線』
ライブをヨーロッパ中で楽しむためには、
ネットワーク網が必要となる。
▶1930年に創設されたユーロビジョン(EUROVISION)現在の
EBU(欧州放送連合)がそれ。
ヨーロッパ諸国がお互いにニュース素材などの放送ソフトを
タイムリーに受け渡しをするために創られた『ネットワーク』
2016年3月4日
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欧州放送連合(European Broadcasting Union)
加盟国は52
加盟はしていないが提携している国(カナダ・アメリカ・メキシコ・インド・日本・香港など)が29
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
ライブをヨーロッパ中で楽しむためには、
ネットワーク網が必要となる。
▶やはりスポーツイベントがエポックになった。
1954年のFIFAワールドカップ(スイス大会)が
ユーロビジョンのランドラインを通じて
ヨーロッパ主要国にライブ中継がされた。
2016年3月4日
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1954年のFIFAワールドカップ(スイス大会)
2016年3月4日
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(画面左端) 微動だにしないアドルフ・ダスラー。
足元の袋は、サッカーシューズや工具が入っているのでしょうか。
アドルフ・ダスラー
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
▶テレビ先進国のアメリカの場合は、1948年のメジャーリーグ
ワールドシリーズからテレビ放送がランドラインにて全米中継を実現した。
2016年3月4日
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1963年
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
1962年 能動型通信衛星テルスターが打ち上げられた
2016年3月4日
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1963年
日米間で衛星中継の試験放送が成功
2016年3月4日
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2016年3月4日
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1963年
ブラジルにアースステーション建設
2016年3月4日
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そして1964年
東京オリンピックにつながる。
2016年3月4日
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『全世界をカバーする!』
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
2016年3月4日
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FIFAワールドカップ開催地一覧
開催年度 開催国 優勝国
第1回 1930 ウルグアイ ウルグアイ
第2回 1934 イタリア イタリア
第3回 1938 フランス イタリア
第4回 1942 ブラジル ウルグアイ
第5回 1946 スイス 西ドイツ ヨーロッパ主要国にランドラインにてライブ中継がされた。
第6回 1950 スウェーデン ブラジル
第7回 1954 チリ ブラジル ヨーロッパにムービーフィルムで空輸、ランドラインに乗せて放送。
第8回 1958 イングランド イングランド
第9回 1962 チリ ブラジル
NASAによりAT&Tが開発した通信衛星が打ち上げられた。(米国)
1963年には日米で衛星中継の試験放送が成功。
ブラジルに南米最初のアース・ステーションが建設された。
翌年1964年東京オリンピックから全世界への中継が実現。
第10回 1966 イングランド イングランド
第11回 1970 メキシコ ブラジル
第12回 1974 西ドイツ 西ドイツ
第13回 1978 アルゼンチン
アルゼンチ
ン
第14回 1982 スペイン イタリア
第15回 1986 メキシコ
アルゼンチ
ン
第16回 1990 イタリア 西ドイツ
第17回 1994 アメリカ ブラジル
第18回 1998 フランス フランス
第19回 2002 日本&韓国 ブラジル
第20回 2006 ドイツ イタリア
第21回 2010 南ア スペイン
第22回 2014 ブラジル ドイツ
第23回 2018 ロシア
第24回 2022 カタール
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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送る 見せる
テレビ電送のインフラ 映像収録技術
スポーツと映像機器&技術は、
“持ちつ持たれつ”の関係②
✔
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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送る 見せる
テレビ電送のインフラ 映像収録技術
スポーツと映像機器&技術は、
“持ちつ持たれつ”の関係②
✔
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
電波メディアと印刷メディアの最大の相違点はライブ性。
その特性があからさまに生きるコンテンツこそがスポーツ
2016年3月4日
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出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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「電波」メディアと「印刷」メディアとの違いは、
ライブ性
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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そのライブ性があからさまに生きるコンテンツ。
それこそが“スポーツ”
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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テレビ番組を観るとき、
ドラマやバラエティにライブ中継の
必然性は、必ずしもない。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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ニュースですら、
その大半はオンエアの時点では
過去の出来事。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
画像はイメージです(?)
2016年3月4日
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スポーツイベント。
結果もプロセスも不確定。
それゆえに視聴者としては一瞬一瞬を同時体験したい。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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あたかも競技場で観戦しているように。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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でも、一体感、臨場感というところまでは難しい。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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だが、TVはリアルタイムの魅力の上に
実際の観戦では望むべくもない演出を加味できる。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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見逃した決定的なシーンのリプレイ。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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スローモーション・アクション・プレイ
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
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2016年3月4日
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試合観戦しにいくと不思議な感覚になること
ありませんか?
2016年3月4日
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「あっ、いまの場面見てなかった!
あれれ、リプレイないんだっけ?
そっか、TV中継みてるわけじゃないから
リプレイないんだった。。。 」
2016年3月4日
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僕みたいにTV観戦が主だと、
リプレイやハイライトシーンを
前提に観てしまう。
それだけ、TV、映像技術はスポーツ観戦に
溶け込んでいる。不可欠なものになっているって
ことなのかもしれません。
2016年3月4日
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電波メディアの「ライブ性」に加えて
やはり、
「リプレイやスローモーションなどの映像技術」も
スポーツを面白くしているのは
間違いないと思うのです。
2016年3月4日
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世紀の一瞬を“繰り返し”目のあたりに出来る。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
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2016年3月4日
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目にもとまらぬアクションもスローでディテールがわかる。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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目にもとまらぬアクションもスローでディテールがわかる。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
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目にもとまらぬアクションもスローでディテールがわかる。
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
ウィキペディア『NTT中継回線』
2016年3月4日
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こんな映像技術もスポーツを変えています。
2016年3月4日
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スポーツでの機械判定
2016年3月4日
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2016年3月4日
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技術提供
・元は弾道ミサイルの照準技術
・ホークアイ・イノベーション社が提供
テニス 4大大会の全てが導入
2016年3月4日
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ホークアイ(Hawk-Eye)システム
・10台のハイスピードカメラで球の軌道を追っている
・数秒後にはCGとして再生可能
・試合会場にも映し出され、ショー的要素もある
2016年3月4日
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・同システムを最初に導入したのはクリケット
・放送時やトレーニングに活用されている
クリケット
出典 www.dailymail.co.uk
2016年3月4日
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2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
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・同システムがFIFAに正式採用される
・2012年クラブW杯で使用される
サッカー
出典 www.sony.co.jp
2016年3月4日
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2011年3月7日にはソニーがホーク・アイ・イノベーションズを買収している。
ホークアイ (Hawk-Eye) は、球技において、試合中にボールの位置や軌道を分析し、そ
れらをコンピューターグラフィックスで再現することにより、審判が下す判定の補助を行うコン
ピューター映像処理システム。
またボールの位置や軌道の統計を作成し画面に表示する。
クリケットの試合やテニスのウィンブルドン選手権等の国際大会で採用されており、他の球
技にも応用可能とされる。
出所&参考: ウィキペディア『ホークアイ (審判補助システム)』
2016年3月4日
実践マーケティング勉強会
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1. スポーツと企業のパートナーシップ
2. スポーツマーケティングの構造
3. テレビとスポーツ
4. スポーツ用品メーカーのスポーツマーケティング
5. アジアのスポーツマーケティング
6. スタジアムのスポーツマーケティング
7. テクノロジー・ショーケース
8. ホスピタリティとスポーツイベント
9. スポーツ・ライセンシング
10.ゲームのスポーツマーケティング
11.アンブッシュ・マーケティング
12.スポーツ映像のマーケティング
出所&参考:海老原修(著)『スポーツマーケティングの世紀』 (2001年 電通)
✔
✔
✔
次回4月8日の勉強会も引き続き
スポーツマーケティングがテーマです。
2016年3月4日
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