カズラボ6月テーマ「 IoT」
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盛岡で開催している勉強会カズラボ。6月のメインテーマ「IoT」についての導入資料です。
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カズラボ6月テーマ「 IoT」
- 7. IoTとは • マサチューセッツ工科大学のケビン・アシュ トンさんによって提唱 • 「インターネットの仮想空間とリアルの現実 世界とが、あまねく設置されたセンサーを介 して接続されたシステム」 • と表現されました。
- 15. IoTとは • つまり肝は、いろんなモノに取り付けられ る「センサー」 • 従来「いろんなモノ」はネットとリアルタ イムにつながってなかったのですが、それ が繋がることによって、あらゆる「セン サーから得られる情報」が取得可能になり ます。 • 温度、位置情報、傾き、振動、画像識別… • そして、もうひとつの肝は、、、
- 16. IoTとは • もうひとつの肝は、「いままで取れなかったようなデータ」 を取得すること。そしてそれを利活用することです。 • IoTの真骨頂は、あらゆるデータが取得でき、それが【いま まで想定できなかったような】あらゆる利活用のされ方をす る、ということです。 「実態把握」 「予兆」 「性能の向上させかたを分析」 … • これによって、あらゆる新サービス／新ビジネスが生まれて いくと言われています。
- 22. 自動車とIoT • 自動運転 •安全性能 • 環境性能 • 快適性 •財産保全
- 23. 住まいや暮らしのIoT • スマートハウス、スマート家電 • HEMS（ホーム・エネルギー・マネジメント・システム） • それぞれの家電が連動し、省エネ等。賢い電気の使い方。 • 防犯や見守り スマホ 人感センサーカメラ
- 24. 事例紹介： Amazon GO • 財布をまったく出さなくてOK。 • 商品を自分の買い物袋に入れていって、店を出るだけ。 • レジがいらない。。 • https://youtu.be/NrmMk1Myrxc
- 25. 事例紹介： 「GE」の航空機エンジン • IoTで、代表的な事例として紹介されるのが「GE」 • 次第に主力事業をシフトしてゆく。 • 航空機エンジンにセンサーを取り付ける。 • リアルタイムでセンサー情報を分析 • サービスの提供 • メンテナンス、運行情報、エコ運転、等々 • IoTをビジネスに取り入れることで • ↓ • 「モノを売るだけでなくサービスを売る」
- 26. 世の中とIoT
- 27. 「第4次産業革命」と呼ばれていること • IoTのみならず、AIやビッグデータ活用等々。 • 第4次産業革命と呼ばれている。 • 第1次：蒸気機関の発明と機械生産。おもに紡績等の軽工業。 • 19世紀 • 第2次：鉄鋼・機械・造船などの重工業の発展。石油資源利用。 • 20世紀前半 • 第3次：コンピューターによる自動化 • 20世紀後半 • … • 第4次：あまり明確な定義はないが • 自律運転とか、多品種少量生産の自動化とか、 • それにIoTはかなり密接に絡む（IoTだけでなく 色んなテクノロジーの複合要素ですが） 少品種の大量生産 多品種・オーダーメイド生産
- 28. マス・カスタマイゼーション • コンピュータを利用した柔軟な製造システム で特注品を製造することを指す • 低コストの大量生産プロセスと柔軟なパーソ ナライゼーションを組み合わせたシステム • Wikipediaより 画一化されたものではなく、 その人に合った「商品」をつくり、 なるべく早く届けることが可能になっていく
- 31. いち早く動いたのはドイツ • 「インダストリー4.0」という言葉を提唱。 • 2011年のハノーバーメッセにて。 • ⇒背景としては、いま経済成長している国々の台頭に危機感を覚えたド イツが、連合体となって改革に動き出そうとしている、ということ。 • 様々なセンサーネットワークを駆使して、データのやり取りを高度に行 えるような産業環境をつくっていく、というような感じ。 • 国全体をひとつの工場ととらえる＝「スマートファクトリー」 • IoTというよりもIoS（インターネット・オブ・サービス）が一番の目標 • ⇒スペックをサービスとして売る
- 32. 一方でアメリカは • 国主導というよりも、GE社が主体的となって、協議 会を設立 • 「インダストリアル・インターネット」 • 世界各国から250社が参加 • 日立、富士通、三菱電機…等の企業も参画
- 33. 中国では • 「中国製造2025」 • 中国は、まだそれほど成熟社会ではない。 • なので、変革もしやすいかもしれない（社会体制も含めて） • ↓ • 電子通貨の急激な浸透も含めて（インドなんかも） サービスの進展は、発展途上な国のほうが 一気にいけるともいわれている。 東南アジア、アフリカ、等々。
- 34. ドイツとアメリカの動き • ドイツも中小企業の巻き込みには苦戦している • ドイツ主導の「インダストリー4.0」とアメリカ企 業主導の「インダストリアル・インターネット」、 それぞれの協議体は、2016年、「連携していく」 ことで合意。 • ⇒規格づくりが進展していくと期待されている
- 35. 日本 • IVI（インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ） • 「ゆるやかな標準を活用した、つながる工場」 • ⇒日本独自の標準化のありかたを模索… ドイツ等よりも動き出しが遅れている と言われている
- 36. IoTを支える技術
- 37. IoTを支える技術 • RFID（Radio Frequency IDentifier）： • 「ものの識別が可能」⇒「なにがどこに届いたか管理」 • ネットワークアドレスによる識別 • 携帯電話やSIMカード。それに識別番号を。 • センサー • 温度、湿度、圧力、光、傾斜、加速度、地磁気、アルコール等の検出… • スマホや自動車は多数のセンサーの塊 • 位置情報 • GPS：人工衛星からの電波利用なので屋内や地下は利用できない • Wi-Fi：そのWiFi近辺ということで、おおよその位置がわかる • ビーコン：それにスマホ等が近づけば、その近くにいるということを発信で きる • 無線ネットワーク • 携帯電話ネットワーク：LTEや４G • IoT活用を意識し、５Gの開発が、2020年頃に実用化を目指して進められている • Wi-Fi • LPWA（ロー・パワー・ワイド・エリア）
- 38. IoTで生まれるサービスを支える技術進歩 • ビッグデータ分析：かなり膨大なデータを比較的早く分析 • 人工知能（AI）：機械による判断 • クラウドコンピューティング：「データは個人端末にな い！」 • ロボット：作業をする • セキュリティとプライバシー
- 44. 参考文献 • 「図解でわかる IoTビジネス」神谷俊彦編著、アニモ出版 • 「日本の製造業はIoT先進国ドイツに学べ」熊谷徹、洋泉社