TheWestsideofSilkRoad
2015.02.20~03.29
55thSatoruAbe
1
もくじ
はじめに、期間とルート
交通手段一覧
グルジア Georgia
イラン Iran
トルクメニスタン Turkmenistan
ウズベキスタン Uzbekistan
カザフスタン Kazakhstan
キルギス Kyrgyzstan
付録 Food
おわりに
…	
  2
…	
  3
…	
  4
…	
  6
…11
…16
…19
…21
…23
…25
2
◎はじめに
	
  シルクロード。そこには僕をひきつけてやまない、なにがしかの浪漫があった。砂漠、オアシス、草原、遊牧民族、バ
ーザール、モスク。どことなく陽光と土煙の匂いをまとったそれらのイメージに胸をふくらませて、 2015 年 2 月 20 日、
僕は日本を出発した。
◎期間とルート
2015.2.20〜3.29(39 days)
2.21	
  	
  	
  	
  トルコ(イスタンブール)
2.22〜2.27	
  グルジア
2.28〜3.12	
  イラン
3.12〜3.14	
  トルクメニスタン
3.14〜3.23	
  ウズベキスタン
3.23〜3.25	
  カザフスタン
3.25〜3.28	
  キルギス
地図は表紙を参照。
↑ウズベキスタンの村にて。馬に乗りご満悦な筆者。
3
◎交通手段一覧
From To 交通手段 価格 所要時間 備考
日本(成田) → イスタンブール 飛行機 55,000JPY エティハド航空
イスタンブール → トビリシ(グルジア) 飛行機 9,000JPY 2.5h Atlas Jet
トビリシ ⇄ ムツヘタ メトロ・マルシュ 0.5+1 ラリ(片道) 40m(片道)
トビリシ → テヘラン(イラン) 飛行機 21,600JPY カタール航空
テヘラン → エスファハーン バス 170,000Rls 5h Normal
エスファハーン → シーラーズ バス 170000Rls 5h Normal
シーラーズ → ヤズド バス 230,000Rls 6h V.I.P(夜行)24:00 発
ヤズド → マシュハド バス 580,000Rls 13h V.I.P.(夜行)19:00 発
マシュハド → アシガバット(トルクメ) バス・タクシー 詳細は後述
アシガバット → ダルヴァザ(地獄の門) 乗合タクシー 20USD 4h 高め
ダルヴァザ → ダシュオウズ バス 20Manat 3h
ダシュオウズ → ヒヴァ(ウズベキスタン) タクシー 10USD 1h 高め
ヒヴァ → サマルカンド 鉄道 72,000çym 14h 開放寝台(夜行)
サマルカンド ⇄ Tylak タクシー 35,000çym ?? 二人で 70000
サマルカンド → タシケント 乗合タクシー 30,000çym 4h
タシケント → シムケント(カザフスタン) 乗合タクシー 10,000çym + ? ???
シムケント → アルマトゥ 鉄道 7,000 テンゲ 10h CB(夜行)20:00 頃発
アルマトゥ ⇄ メデウ 市バス 50 テンゲ(片道) 1h(片道) 12 番バス
アルマトゥ → カザフ・キルギス国境 マルシュ ??? 3h 国境まで
カザフ・キルギス国境 → ビシュケク(キルギス) タクシー ??? 1h
ビシュケク ⇄ アラ・アルチャ国立公園 マルシュ・ヒッチ ??? ??? ほぼタダ
ビシュケク → 日本(成田) 飛行機 48,500JPY エミレーツ航空
4
〜Georgia〜	
 
◎基本情報	
 
言語はグルジア語。英語の通用度は低い。通貨はグルジアラリ(1USD=2.2 ラリ)(2015 年 2 月現在)。物価はとても安い。1
日 1000 円以下で生活可能。	
 
	
 
Tbilisi 2.22~2.27 ★★★★☆
◎移動
空港から市内へ…37 番の市バス(0.5 ラリ)or	
 200 番のマルシュ(0.8 ラリ)で約 1 時間。Hostel	
 Georgia に行くならば
Station	
 Square 駅で降りる。市内から空港に行くときは駅前のロータリーから同じく 37 番の市バスか 200 番のマルシュ
に乗る。	
 
◎宿	
 
*Hostel Georgia(D8 ラリ、夕食付、紅茶・コーヒー飲み放題、シャワー△、Wi-Fi◎、キッチン付)	
 
あまりにも有名な日本人宿。オフシーズン価格とはいえ、約 500 円で夕食付、紅茶・コーヒー飲み放題という CP は圧巻
の一言。夕食はラリちゃんというグルジア人のお姉さんが作ってくれる。設備は古いが、それを補って余りある居心地の
良さがある。情報ノート有。ちなみにオンシーズン(3 月〜12 月)は 10 ラリ。	
 
追記(5/23)グルジアのオアシス、ホステルジョージアは売りに出されてしまったとのこと...	
 
・ホステルフリント(D10 ラリ、食事は付かない)	
 
最近 Hostel	
 Georgia の前にできた刺客。夕食は付いていないものの、Hostel	
 Georgia よりはるかに良い設備を備えてい
るため、Hostel	
 Georgia からこちらに移る人も多いとか。	
 
	
 
Mtskheta ★★★☆☆
トビリシの北東 20km に位置する古都。世界遺産の「ムツヘタの歴史的建造物群」がある。それ以外は何もない。ト
ビリシから日帰りで行ける。	
 
◎移動	
 
メトロの DIDUBE 駅前のバスターミナルから白いマルシュで 1 ラリ。所要 1h。終点は町の北外れなので、サムタヴロ
教会前の広場で降りるとよい。	
 
◎みどころ	
 
・ジュヴァリ大聖堂	
 Dzhvari tamari	
 
	
  ムツヘタの町を見下ろす山上に立つ、グルジア初期の教会建築を代表する 6 世紀の教会。徒歩で行く場合は、町の
北側のダム経由で川の東側に渡り、高速道路?を横断し南下したのち、山を登る。山道はかなり急で、もはや道と呼
べるか怪しいほどに荒い。足を滑らせたら最悪死にます。所要 1.5〜2h。
5
6
〜Iran〜	
 
◎基本情報	
 
言語はペルシャ語(ファールスィー)。英語はまず通じない。	
 
通貨はイランリアル(Rls)(1USD=34,000Rls)(2015 年 3 月現在)。リアルは桁数が多すぎるため、日常生活ではトマー
ンという単位が用いられることに注意(1 トマーン=10Rls)。闇レートと公定レートが存在するが、普通に両替商で両替
すれば闇レートで両替することになるのであまり気にせずともよい。また、日本円の両替は期待しないほうがいい。ア
メリカとの外交関係上、クレジットカードは全く使えないので、USD キャッシュを多めに持ち込んだ方がよい。	
 
ペルシャ数字を覚える必要がある。飲食店のメニューの料金、バスの番号など、ペルシャ数字で表示されているものは
とても多い。文字は右から左に読むが、数字は左から右に読むので注意。	
 
ネットは遅い。インターネット規制があり、twitter や facebook、google などが対象になっている。「Opendoor」とい
うアプリを使えば規制を無視してこれらのサイトを閲覧可能。また、LINE は規制されていないため、写真の送受信、LINE
電話ができる程に通信速度が速い。	
 
◎ビザ情報	
 
2014 年夏時点では、イランのトラブゾン、グルジアのバトゥミで即日取得が可能だったが、昨年 11 月に制度が改悪さ
れ、所要 2 週間から 3 週間、かつ取得できるかは運次第になった。2015 年春現在、海外での観光ビザ取得はおすすめで
きない。	
 
残された手段は①空港でのアライバルビザ取得(15 日間有効)②旅行代理店に依頼し観光ビザ取得(30 日間有効)だ
が、自分は①を強く推したい。②は確実な方法ではあるが、2万円前後とかなり高額だ。一方、①ならばテヘラン着=
50 ユーロ、シーラーズ着=40 ユーロでビザを取得できる。取得方法も簡単で、飛行機を降りてから Visa オフィスの窓
口で申請書を受け取り記入後、隣にある銀行でお金を払い、もらった領収書を申請書と一緒に窓口に提出するだけ。必
要なのは現金と筆記用具、パスポートのみ。顔写真は不要。出国日、出国手段は空欄のままでも大丈夫だった。15 日以
上滞在したいならば、延長も可能とのこと。アライバルビザ、おすすめ。	
 
出典:Wikipedia
7
Tehran 2.28~3.01 ★☆☆☆☆
	
  トルクメニスタンのビザ申請(詳細は後述)のためだけに訪れた都市。渋滞はひどいし、空気は信じられないほど汚
いし、特に見るものがあるわけでもない。自分は行っていないが、宝石博物館は少し面白いらしい。	
 
◎移動	
 
空港から市内へ…交通手段はタクシーしかない。値段は大きな掲示板に書かれており、値下げ交渉はできない。歩き方
に載っている値段の 2 倍になっていて、600,000Rls もした。	
 
◎宿	
 
*Hotel Mashhad(S300,000Rls、食事なし、シャワー◯、Wi-Fi◯、キッチン付)	
 
歩き方にも載っている有名な安宿。情報ノート有。ここで最新の情報を入手しよう。	
 
	
 
Esfahan 3.01~3.03 ★★★☆☆	
 
	
  「世界の半分」。観光地だからか、ダル絡みしてくるイラン人がとても多かった。エマーム広場がとてもよかった。
日本語で話しかけてくる絨毯屋はぼったくってくるわけではないので、話を聞いてみても損はしない。夕焼けに染まる
スィー・オセ橋は一見の価値あり。自分は行かなかったが、川の南側のアルメニア教会も行く価値ありとのこと。	
 
◎移動	
 
長距離バス…テヘランからのバスは北バスターミナルに着き、シーラーズへのバスは南バスターミナルから出る。	
 
市バス…5,000Rls。エスファハーンは割と広いので使うこともあるだろう。	
 
◎宿	
 
*Amir Kabir(D300,000Rls、しょぼい朝食付、シャワー◯、Wi-Fi◯、キッチン×)	
 
Wi-Fi は弱く、安定しない。着いた日の夜から翌日の昼まで全く繋がらなかったりした。レセプションは時間帯によっ
て英語を解さず、頼りにはならない。しかし、ドミは交流が生まれやすいつくりで、雰囲気がよかった。ちなみに、55
代佐竹君がナニをナニした宿でもある。	
 
	
 
Shiraz 3.03~3.05 ★★★★☆
バラと詩で知られる街。ペルセポリス観光の起点であり、庭園なども有名だが、どちらも自分は行っていない。だが、
ステンドグラスで知られる、『BIRD』の表紙にも使われたマスジェデ・ナスィーロル・モスクに行けただけで大満足。
朝の8時、開館すぐに行かないとその美しさは満喫できない。中国人が大挙して押し寄せ、写真撮影大会を始めるから
だ。行くなら早朝に。また、バザール付近で英語で親しげに話しかけてくる輩は小銭稼ぎ狙いのガイドなので注意。	
 
◎移動	
 
長距離バス…街の北東にあるバスターミナルが唯一のもの。ここから宿まではせいぜい 2〜3km なので徒歩で移動可能。
8
◎宿	
 
・Niayesh Boutique Hotel(D10USD、朝食付、シャワー◯、Wi-Fi◎、キッチン×)	
 
歩き方には載っていないが、超おすすめ宿。宿代が高いといわれてきたシーラーズで 10USD はかなり良心的。しかも朝
食は豪華バイキング。ナン、ヨーグルト、ゆで卵、野菜類はもちろん、惣菜も4〜5種類用意され、ミルク、コーヒー、
紅茶も朝食の時間内(3 時間)ならば飲み放題。正直この朝食だけでも 4、5 ドルの価値がある。建物もイランの伝統的様
式で作られていて、中庭が気持ちいい。シャワー・トイレが少ないが清潔で、設備も申し分ない。	
 
	
 
Yazd 3.06~3.07 ★★★★☆	
 
	
  土造りの町。大通りから一本中に入れば、そこには土造りの家々が広がっている。日中は町にほとんど人気がなく驚
く。しかし、そんな荒涼感がまた心地よい。ちなみに物価も他の都市に比べ安め。宿でのんびりしているだけでもよい。	
 
◎移動	
 
Yazd からのバス・鉄道チケットは市内の Tourist	
 Info で買える。	
 
長距離バスターミナル…長距離のターミナルは一つ。市内に行くにはタクシーを使わなければならない(相場
80,000Rls)。	
 
鉄道…こちらもタクシーを使う。マシュハドまでの夜行列車は 16:00 発でバスとあまり値段は変わらなかったはず。	
 
◎宿	
 
*Kohan Traditional Hotel(D250,000Rls、朝食付、チャイ飲み放題、シャワー◎、Wi-Fi◎、キッチン◎)	
 
イランの伝統的建築様式で作られた宿で、家族経営。スタッフは皆親切で、英語もよく通じる。朝食はバイキングで、
シンプルながらとても美味しい。チャイ飲み放題なので、中庭でチャイを飲みながら一日中ゴロゴロするのもありだ。
個人的にはシーラーズの Niayesh	
 Boutique	
 Hotel よりも好みだった。	
 
・Silkroad(D6USD、朝食 3USD)	
 
朝早く町に着いてここを訪れインターホンで呼び出したら、出るのに 3 分くらいかかった挙句、眠そうな声で「Full(ふ
ゅる)」と言って切られた。オフシーズンなのに満室なわけはないので、オーナーの怠慢であろう。ちなみに、Hotel	
 
Mashhad の情報ノートによるとここのオーナーはアジア人に対してよく差別をするらしい。	
 
	
 
Mashhad 3.08~3.12 ★★★☆☆	
 
	
  イラン第二の都市であり、シーア派の聖地でもある。とにかく大きい。ハラメ・モタッハル広場は必ず行くべき。こ
れといった宗教をもたない自分にとっては、ここに渦巻く宗教的エネルギーは衝撃的だった。昼と夜では趣も違うので、
できればどちらも行くことをおすすめする。エマーム広場何個分だってくらいに大きい。内部はムスリムでなくとも入
れる。余談だが、マシュハドは一番フルーツジュースのバリエーションが多かった。メロンジュースはうまい。	
 
◎移動	
 
長距離バスターミナル…LRT の駅が近くにある。宿まで歩いていくことも可能(所要約 1h)。
9
市内の移動…LRT かメトロを使うことになるが、それぞれ IC カードを購入する必要がある。といいつつイラン人が IC
カードを貸してくれたりおごったりしてくれたので自分は購入しておらず、デポジットがいくらなのかは知らない。一
回 5000Rls。	
 
◎宿	
 
*Vali’s Non-Smoking Hostel(D10USD、朝食 3USD、夕食 5USD、シャワー◯、Wi-Fi◎、キッチン△)	
 
設備に比して値段が高い。オーナーの Mr.Vali とガイドの Mr.Rafi が毎日宿にやってくる。Mr.Vali はお金にうるさい
が悪い人ではない。トルクメのビザ関係、出国までについて詳しい。Mr.Rafi はとてもいい人。夕食は高いが、それだ
けの価値はある。Mr.Vaki の奥さんが作る家庭料理は種類も量も多く、美味しい。滞在中一度くらいはたのんでみよう。
朝食はボリュームに欠けるので近所のサンドイッチ(だいたい 1USD)でも食べにいったほうがよいかも。チャイは頼めば
いつでも無料で淹れてくれる。Wi-Fi はとても速い。
10
11
	
 
〜Turkmenistan〜	
 
	
  別名「中央アジアの北朝鮮」。大統領による独裁をはじめとして、豊富な石油や天然ガスにより首都が異常に整備さ
れていたり、そして首都を一歩出れば国土の 85%を占める砂漠が広がっていたり、水道・ガス・電気・医療費・学費が
無料だったり...とにかくトルクメニスタンは不思議な国だ。一人砂漠の中を歩いてガスクレーターに向かったときに
は「自分は今冒険をしているんだ」と思ったりもした。煩雑なビザ申請、限られた滞在期間、不当に高い宿など面倒な
こともあったが、訪れる価値は十分にあった。	
 
◎基本情報	
 
言語はトルクメン語またはロシア語。英語の通用度は低い。ホテルのスタッフ以外に英語を話すトルクメ人は大学生く
らいしかいなかった。	
 
通貨はトルクメマナト(1USD=35 マナト)	
 (2015 年 3 月現在)。両替はホテルでしてもらえる。	
 
政策により物価が低めに抑えられているため、移動費、飲食費はあまりかからない。飲食費についてはウズベキスタン
と同程度の感覚。	
 
なお、ネットは全く使えない。	
 
◎ビザ情報	
 
	
  トルクメニスタンの観光ビザは、全日程にわたる宿泊、移動手段、ガイドを予約しないと取得できない。そのため、
われわれ貧乏旅行者に残された手段はトランジットビザのみとなる。トランジットビザについても、なかなか厄介なの
で、以下で詳しく説明する。	
 
	
  トランジットというからにはトルクメニスタンを挟んで別の国に抜けなければならない。ルートとしては主に以下の
3つが考えられる。	
 
(1)イラン→トルクメニスタン→ウズベキスタン	
 
(2)ウズベキスタン→トルクメニスタン→イラン	
 
(3)ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン(カスピ海経由)	
 
	
  ウズベキスタンのビザは日本で簡単に取得でき、イランではトルクメニスタンビザのテヘラン申請マシュハド受取が
可能なので、(1)が最も行きやすい。(2)は、前述の通りイランビザのアライバルビザ以外での取得が困難になっている
ため、おすすめできない。(3)について。アゼルバイジャンビザは申請が面倒だが、日本で申請でき、かつ日本人は無
料で取得できるため、悪くないルート。	
  ただ、ここでは主に(1)のテヘラン申請マシュハド受取の場合のビザ取得情
報について述べる。	
 
〜〜〜〜	
 
・テヘランでのビザ申請	
 
①パスポートのコピー(カラー)	
 
②通過先の国のビザのコピー(カラー)	
 
③顔写真(サイズは適当)	
 
以上を持って大使館に行き、application	
 form と request	
 letter を窓口でもらい、項目を埋めて提出する。この際、
12
出入国日(最大の 5 日間で申請すること)、出入国地点の指定をしなければならない。	
 
・マシュハドでのビザ受取(申請から約1週間以上後)	
 
①パスポートのコピー(カラー)	
 
②通過先の国のビザのコピー(カラー)	
 
③顔写真(サイズは適当)	
 
申請時と同じ以上の3点に加え	
 
④55USD	
  を持って大使館へ。定休日と祝日には注意。理由なく帰れと言われることも。	
 
〜〜〜
(3)のルートについて補足。グルジアで出会った旅行者が実際にこのルートでトルクメを抜けていた。	
 
ウズベキスタン→ガスクレーター→アシガバード→トルクメンバシュ(バクーへのフェリーがここから出る)	
 
というルートで、4日間で抜けられたとのこと。フェリーといってもたいていの場合は商用船に乗せてもらうことにな
る(80USD〜100USD)。もちろん快適ではない。アタリの時には豪華な客船に乗せてもらえる(50USD〜100USD)。出発時
間が遅れることも多々ある。そうなると滞在期間を過ぎてしまうこともあるのでは?と心配になるが、出国スタンプだ
けは押してもらえるとのこと。	
 
ウズベキスタンでのトルクメビザ申請については各自で調べてください。	
 
*とにかく情報が少ないトルクメニスタン。英語も通じないので道やバスの時間を聞くのにも難儀するものだ。そこで、
ここでは「◎移動」の欄において、詳細な移動の記録を掲載する。会員の役に立てば幸いである。
Day 1. Ashgabat 3.12 ★★★★☆	
 
◎移動(Mashhad から Ashgabat まで)	
 
5:30	
 Vali's	
 Homestay	
 
↓	
 	
 タクシー	
 150,000Rls	
 
6:00	
 Meraj(?)	
 バスターミナル	
 
↓	
 	
 グーチャン行バス	
 1$	
 
9:00	
 グーチャン	
 
↓	
 	
 乗合タクシー	
 20,000Rls?(イラン人が払ってくれた)	
 
9:15	
 バシェギラーン行乗合タクシー乗り場	
 
↓	
 	
 乗合タクシー	
 60,000Rls	
 or	
 2$(イラン人に交渉してもらった)	
 
10:40	
 バシェギラーン	
 
↓	
 	
 国境バス	
 or	
 徒歩(1,2km)	
 
11:00	
 イラン側ボーダー	
 
	
 
11:15	
 トルクメ側ボーダー	
 
(時差+1.5h&税関で 2h 待たされる)
13
入国税 12$(2 人だと 1 人あたり 11$になる。レシートはひとつしかもらえないが、出国時にチェックはないので知らな
い人とシェアするのも可。自分はたまたま居合わせた仏人と払って 11$だった。)	
 
15:00	
 トルクメ側ボーダー	
 
↓	
 	
 国境バス	
 15$	
 
15:30	
 パスポートチェックポイント	
 
↓	
 	
 タクシー	
 12$(シェアできれば安くなるかも)	
 
16:15	
 Syyahat	
 Hotel(Hotel	
 Tourist)	
 
一泊 35$(高い!!)	
 
	
 
◎宿	
 
*Syyahat Hotel(S35USD、超しょぼい朝食付き、シャワー×、Wi-Fi×)	
 
「Tourist	
 Hotel」とも。現在アシガバードで貧乏旅行者が泊まれる宿はここ一択。ツーリスト料金でとても高い。も
ちろん値段は質に見合っていない。シャワーは冷水しかでなかった(逆に熱湯しかでなかったという人も)。トルクメ
人にはよく利用されているようだ。ソ連式?の長い廊下、外観に見合わぬ内観のしょぼさがみどころ、なのだろうか。
イラン人の鼻息荒いおじさんが部屋までついてきて怖かった。	
 
	
 
Day 2. Gas Creator 3.13 ★★★★★
◎移動	
 
ダルヴァザへの行き方	
 
・シェアタクシー	
 	
 20$	
 
13 番の市バス(0.3 マナト)に乗って Gundogar	
 Bazary 前で降りる(1h くらい)	
 
13:00 に Gundogar	
 Bazary に行ったところ、シェアタクシーの運ちゃんはほとんどおらず、結構粘ったものの 20$まで
しか下がらず。早めに行けばある程度人も集まっていて、値段ももっと下がるのかも。	
 
・バス	
 20~30 マナト?	
 
Teke	
 Bazar から 7 番か 47 番の市バスに乗って、終点(長距離バスターミナル)で降りる(1h)	
 
Dashoguz 行きのバスは 7:00,8:00 発のみ。このバスは途中でガスクレーター付近のチャイハナで食事休憩をとるのでそ
こで途中下車可能。交渉で 30 マナト以内に収まる…はず。	
 
◎チャイハナについて	
 
地獄の門(ガスクレーター)への拠点となるダルヴァザには 5 軒のチャイハナがある(それしかない)。そのうち、幹
線道路の東側、奥の方のピンクのチャイハナが宿泊、荷物置き無料。バスもここに止まる。人も親切で、夜にプロフと
コーヒー、朝にナンやらコーヒーやらいただいたが、結局プロフ代 8 マナトだけでいいと言ってくれた。とてもよかっ
た。と思っていたら、毛抜きと爪切りと手袋を盗まれていた。宿泊客は自分一人だったので、チャイハナをやっている
家族の犯行に間違いない。渡航中に会った人も毛抜きと爪切りを盗まれていた。そんなに集めてどうする。	
 
結論。ただより高いものはない。
14
幹線道路西側の一番奥のチャイハナが 10USD で宿泊&荷物を置かせてくれるので、そこに行きましょう。	
 
◎チャイハナからガスクレーターへ	
 
ガスクレーターがよく見えるのはなんといっても夜。人の手による明かりが全くない、真っ暗な砂漠の真ん中であかあ
かと燃える様は本当に素晴らしい。	
 
ガスクレーターは、チャイハナから東に 6,7km 離れた場所にあり、片道1時間半ほど砂漠を歩くと着く。行きはガスク
レーターの明かりに向かって歩けばいいので楽だが、目印がない帰りは迷いやすい。コンパスを持っていくか、チャイ
ハナの方向の星の形を覚えておくこと。自分は AM3:00 にチャイハナを出発し、AM7:00 過ぎに戻った。	
 
ちなみに、道中はチャイハナ→線路→緩やかな丘→平地→再び丘→ガスクレーターといった順番。	
 
	
 
Day 3. To the border 3.14
◎移動	
 Gas	
 Creator から Xiva まで	
 
11:30	
 チャイハナ	
 
↓	
 	
 バス	
 20 マナト	
 
15:00	
 Dashoguz	
 
↓	
 	
 タクシー	
 10~15 マナト	
 
16:00	
 トルクメ側ボーダー	
 
↓	
 	
 国境バス	
 3 マナト	
 or	
 1$	
 
17:00	
 ウズベキスタン側ボーダー	
 
↓	
 	
 タクシー	
 10$(もう少し安くなるかも?)	
 
18:00	
 Xiva	
 
	
 
Dashoguz 行のバスは 11:00 に前述のピンクのチャイハナに着いて休憩をとる。自分の時はキョーネウルゲンチ行だった
が、このバスも Dashoguz を経由する。チャイハナの人が途中乗車について交渉してくれた。11:30 発、15:00 着で 20
マナト。	
 
しかし、前述の通り僕が泊まったチャイハナは泥棒宿だったのでこのチャイハナに泊まることはおすすめしない。他の
チャイハナからバスが来る頃に泥棒チャイハナまで行き、乗せてもらうことは多分可能。あるいはヒッチハイクもメジ
ャーな移動手段。ボーダーは 18:00 に閉まる。
15
16
	
 
〜Uzbekistan〜	
 
◎基本情報	
 
言語はウズベク語またはロシア語。英語はあまり通じず。	
 
通貨はウズベクソム(çym)(1USD=35,00〜4000cym)	
 (2015 年 3 月現在)。闇両替が基本。宿で両替してもらうことも可能。
バザールや土産物屋のおっちゃんが一番レートが良い。再両替は難しいので、あまりがでないようにしたほうがよい。
高級ホテルの ATM で USD をキャッシングできる。	
 
ネット規制はないが、全体的に Wi-Fi の速度は遅い。	
 
民営の長距離バスはほとんどなく、移動は鉄道かマルシュルートカ(乗合タクシー)が主な手段となる。一般に、鉄道
が使えるなら鉄道のほうがよい。鉄道の料金はそれほどマルシュと変わらないし、マルシュで悪路を何時間も走るのは
結構キツい。夏ともなれば灼熱地獄だという。	
 
◎ビザ情報	
 
東京にあるウズベキスタン大使館で申請・取得可能。所要1週間〜10 日、3000 円。シングルでもトリプルでも値段は
変わらないので、出入国回数は多めにとっておいたほうがよい。	
 
	
 
Xiva 3.14~3.17 ★★★★☆
	
  怒涛のトルクメニスタン三日間を終え、燃え尽きかけていたため、あまりよくはみていない。結構田舎だが、のんび
りしていて雰囲気がよい。イチャンカラは共通入場券(12USD)を買わなくても城壁の中に入り、建物を外から眺める
ことができる。自分は外から眺めているだけで満足した。土産物の靴下はヒヴァでしか売っていない。電力不足なのか、
夜は全く街灯が無く、トルクメニスタンの夜の砂漠なみに星がよく見えた。よく停電が起こる。	
 
	
 
◎移動	
 
ヒヴァからブハラやサマルカンドに行くにはウルゲンチを経由する必要がある。ウルゲンチまではトロリーバス
(1,000çym)かマルシュルートカ(乗合バン)(2,000 か 3,000?)で行ける(所要 30m〜1h)。ブハラへはマルシュが基本(相
場 20USD)。サマルカンドへはウルゲンチから夜行列車が出ている。開放寝台で 72,000çym。ヒヴァのイチャンカラ北門
の北にあるチケットオフィスで予約できる。	
 
◎宿	
 
*L’ali Opa(D10USD、朝食付、ミネラルウォーター飲み放題、シャワー△、Wi-Fi◯、キッチン×)	
 
イチャンカラ東門のすぐそばにある B&B。設備は微妙だが、オーナーがとても親切。オフシーズンで宿泊客もいなかっ
たため値切ったら一泊 9USD にしてもらえた。	
 
・アリペック(D10USD、朝食付)	
 
ラリオパの二軒先にある B&B。朝食がラリオパより豪華らしい。アリベックのほうが宿泊客は多かった。
17
Samarqand 3.18~3.22 ★★★★★
◎移動	
 
鉄道…市内へはバスかタクシー。値段は確認していない。	
 
マルシュ…サマルカンドへのマルシュはショブバザール近くから出ている(相場 30,000Rls)。サマルカンドからタシケ
ントまでなら、マルシュもありだと思った。移動時間も長くないし、宿まで送ってくれるし。	
 
◎宿	
 
*Bahodir	
 (D10USD、朝食付、夕食 3USD、チャイ、シャワー◯、Wi-Fi◯、キッチン×)	
 
とてもいい宿。4 泊くらいした。主人がとても親切で、朝食、夕食もグッド。特に夕食は毎日メインを変えて飽きない
ようにしてくれたり、量が多かったり、梅ジュースもついていたり、そしてもちろん美味しい。居間で NHK	
 World が映
る。情報ノート有。	
 
◎伝統競技クッカリを見に行こう	
 
	
  ナウルーズというものがある。ペルシャ暦の新年にあたる3月21日に毎年イランや中央アジア全域で祝われるゾ
ロアスター教起源のお祭りである。そのナウルーズにしか行われない伝統競技があるという。その名は「クッカリ」
(キルギスやタジキスタンでは「ブスカジ」)。ラグビーのようなもので、選手は馬に乗って、ボールは子羊や山羊の
胴体を使う。	
 
	
  これは見るしかない、ということで Xiva で出会った同い年の北大生マサキくん(仮名)とクッカリを観に行くこ
とになった。だが、そもそも歩き方にもちょろっと二文くらいしか書いてないのでとにかく情報が無い。宿の人に聞
いてもツーリストインフォの人に聞いても場所も時間もわからない。そんななかかたっぱしからきいてみようと向か
ったバザールに、救世主はいた。「明日、チュパナタで 11:00 からやってるぜ。パカラッパカラッ!」(ここまでジェ
スチャーと片言のやりとり)クッカリ知ってる?と聞いたら、始めはそんなもんもあったなという反応だったからだ
めかと思ったが、これだけ自信満々に断言してるし大丈夫だろうと納得することにした。	
 
	
  翌日、マサキくんとともにタクシーに乗ってチュパナタへ向かう。広がる一面の緑、ひとっこひとりいない草原。
そう、クッカリはやっていなかった。おいおい、これどうするよと二人で途方に暮れていたらタクシーの運ちゃんが
謎の積極性を見せて、あたりの人や、はては軍の人にまで近くでクッカリをやっている場所はないかと尋ねてくれた。
その結果、数十キロ先にある Tylak というところでクッカリをやっている村があることが判明し、そちらへ向かう。	
 
	
  今度は本当にお祭りが行われていた。クッカリの前に村人総出で昼食をとっているところに招かれ、同じ昼食を振
舞われる。観光客なんてものは初めてらしく、その後も歓待を受け続けた。クッカリの会場に着いてもビールやシャ
シリク(肉の串焼き)をもらったり、一緒に写真を撮ってくれとせがまれたり、馬に乗せてもらったり。こういうの
を求めてシルクロードに来たんだよなあとマサキくんと二人して感慨に浸った。クッカリについては、百聞は一見に
しかずということで、自分の目で確かめてください。(次ページに写真あり)
18
Tashkent 3.22~3.23 ★★☆☆☆
特に語るべきところはない。	
 
◎宿	
 
*グルナーラ(D60,000çym、朝食付、シャワー◎、Wi-Fi◯、キッチン?)	
 
少々高いが、清潔で、シャワーの水圧なども申し分ない。ソム払いしかできないので注意。Book	
 Exchange 有。
19
〜Kazakhstan〜	
 
	
  そもそもがキルギスに行くために経由しただけの国なので、あまり語るところはない。強いて言うなら、夜行寝台が
よかった。	
 
◎基本情報	
 
言語はカザフ語またはロシア語。やはり英語は通じない。	
 
通貨はカザフスタンテンゲ(1USD=184 テンゲ)(2015 年 3 月現在)。お札がとてもかっこいい。カザフスタンでも ATM
でキャッシングが可能。	
 
物価は中央アジアで一番高い。経済的に発展していることや、ロシアの関税同盟に加入していることが関係しているよ
うだ。	
 
Symkent 3.23	
 	
 ★★★☆☆	
 
	
  シムケントには有名な地ビールが二つあり、それぞれ「Symkentskoe	
 Pivo」と「the	
 Bavarian-style	
 microbrew	
 Sigma」
という。僕は前者しか飲まなかったが、なかなかおいしかった。1本 100 円くらい。	
 
◎移動	
 
この地域の冬は事故リスクが高くなるので、夜行バス移動は避けたほうが無難。	
 
バスターミナルから鉄道駅へ…徒歩で行ける。市バス(50 テンゲ)を使っても。	
 
鉄道…ナウルーズの直後だったため、アルマティ行夜行の安い席は全部埋まっていて、おそらく一番高い席(クペと呼
ばれる二人用コンパートメント)に乗った(7,000 テンゲ)(=5,000 円弱)。それはもう快適で、今回の旅で一番寝心地
がよかったのがこの夜行寝台だった。カザフスタンのハイライトである。	
 
	
 
Almaty 3.24~25 ★★★☆☆
	
  新しくできたメトロがみどころ。街は広く、市バスを駆使することになる。	
 
◎移動	
 
鉄道…Almaty	
 II 駅のすぐ近くにメトロのライインベク駅がある。	
 
ウズベキスタン国境まで…サイラン・バスターミナルからマルシュが出ている。バスターミナルまでは 16 番か 37 番の
市バスで行ける。昼頃に行けばそれほど待たずに乗れるはず。値段は忘れた。が、安かったと思う。マルシュの運転手
は「ビシュケクビシュケク!」と言っているが国境までしか行ってくれないので注意。	
 
◎宿	
 
*Almaty Backpackers(Mark-Inn Hotel)(D2500 テンゲ、シャワー◎、Wi-Fi◯、キッチン×)	
 
ロンプラで見つけた宿。マサキくんと二人で値下げ交渉したら 2000 テンゲで泊めてくれた(マサキくんとはサマルカ
ンドからビシュケクまでずっと一緒だった)。アクセスは悪いが、設備は清潔で値段も安い。
20
21
〜Kyrgyzstan〜	
 
◎基本情報	
 
言語はキルギス語またはロシア語。	
 
通貨はキルギススム(1USD=64 スム)(2015 年 3 月現在)。要は 1 スム=2 円くらい。ATM でキャッシング可能。	
 
物価は中央アジアの中でも群を抜いて安い。グルジア産のコニャックがグルジア本国より安かったり、チェコの黒ビー
ルが 1 本 40 円で売っていたり、もう何が何だかよくわからない。	
 
	
 
Bishkek 3.25~28 ★★★★☆	
 
	
  今回の旅の最終目的地。たった三日間の滞在ではあったが、満足度はかなり高い。というのも「南旅館」の存在が大
きいだろう。自信を持って中央アジアのベスト宿だということができる。長期滞在している雑誌『旅行人』の元ライタ
ーの F さんの博識ぶりにはうんうん頷くほかない。F さんに教えてもらった「馬肉のベシュバルマック」は太いラーメ
ン風の麺にゆでた馬肉をガツンと載せた料理で、キルギスでは結婚式や葬式のときに食べる最高のご馳走だということ
で、今回の旅の最後の晩餐にふさわしい料理だった。	
 
◎移動	
 
市内交通…マルシュでの移動が基本。マルシュは 200 番台まであるが「Bus.Kg」というアプリを使えば自在にマルシュ
を乗りこなせる。10 スム。	
 
空港まで…南旅館で頼めば、タクシーを手配してくれる。自分は朝 5:50 発だったが、当日の晩に頼んで 3:00 に宿の前
に手配してもらえた。550 スム。	
 
◎宿	
 
*南旅館(D250 スム、シェア飯あり、シャワー◯、Wi-Fi◎、キッチン◎)	
 
中央アジア一の日本人宿。日本人宿といってもおちゃらけた感じではなく、アパートの一室を利用していることもあり、
とても静かで、落ち着いた雰囲気。蔵書も人文系のかための本が多い。ちくま学芸文庫がおいてある宿があるなんて!
設備も新しくはないが、よく手入れされている。F さんがつくるシェア飯は絶品。Wi-Fi は中央アジア最速といわれて
いる。情報ノート有。場所は非常にわかりづらく、この前歩き方のライターがたどり着けずスルーしたほど。行き方の
詳細はネットで調べてみてください。ちなみに入り口のパスは「22K」	
 
・さくらゲストハウス(D550 スム)	
 
ビシュケクのもう一つの日本人宿。かなり有名だが、おすすめはしない。値上げをして明らかに値段と質が見合ってい
ないことに加え、周辺は治安が悪く、この宿に泊まる客を狙った強盗事件も起きている。オーナーはハッパをやってい
て、宿泊客に性的暴行を加えた前科あり。
22
◎アラ・アルチャ国立公園	
 
ビシュケク郊外にある自然公園。景色がとてもいい。ただ、3 月はまだ雪が残っていてあまり歩けない。	
 
行き方…265 番のミニバス(40 スム?)で最初の門まで行ける。そこから二つ目の門(こちらが本当の入り口)までは高
低差約 700m、距離 13km の道がのびる。体力に自信があれば歩いてもいいが、ヒッチが無難。意外と乗せてくれるもの
で、行きも帰りもただで乗せてもらえた。
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Extra. Food	
 
	
 
	
 
	
 
	
 
	
 
	
  	
 
地
域
に
よ
て
入
る
具
材
や
調
理
法
が
異
な
る
大
釜
で
十
数
人
前
が
一
度
に
作
ら
れ
る
プ
ロ
フ
右
は
中
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み
ら
れ
る
ナ
ン
	
 
左
は
イ
ラ
ン
の
ナ
ン
しばしば中央アジアには数種類し
か料理がないと言われる。ここでは
それらの数少ない中央アジアの代
表的な食べ物について紹介する。チ
ャイは必須。
⑴ナン
インドやパキスタンをはじめ、中央アジア
やイランでも食べられているパンである。形態は
様々で、平べったい楕円形のものもあれば、円形
になっているものもある。サマルカンドのナンが
最も美味と言われ、5cm ほどの厚みがあり、中
央が窪んだ台地のような特徴的な形になってい
る。その生地の密度は他のナンとは一線を画し、
ずっしりと重たい。中央アジアのナンは一般的に
表面に模様が付けられている(右上参照)。生地
に玉ねぎが練りこまれているものや、ゴマが練り
こまれているものもある。10 数円〜100 円で買え
る。
中央アジアにおいてナンは絶対的主食である。と
いうのも、プロフやラグマンを頼むと必ずナンも
付いて来るのだ(プロフ、ラグマンは主菜扱い)。
炭水化物アンド炭水化物。
⑵プロフ
プロフは肉、玉ねぎ、人参、米をデギ(deghi)
もしくはカザン(qazan)と呼ばれる特別製の大
釜で炒めた後に炊きあげた料理である。肉には羊
肉が使われることが多い。
プロフを食べるなら朝が一番だ。というのも、朝
の出来立てが最もおいしく、時間を経るごとに味
が落ちていくからだ。大体どこの店にも置いてあ
り、200〜300 円ほど。
24
	
  	
 
⑶ラグマン
中央アジアで広く食べられている手延べ麺。ふ
つう、これに牛のスープにトマトペーストを加
えた汁で煮た羊肉、野菜、唐辛子などの具をか
けて食べる。
焼きうどんのように焼いたものをボソラグマ
ンといい、スープの無い具だけのものをギュロ
ラグマンという。300 円前後か。
⑷サムサ
パンやパスタ生地に肉や野菜を詰めて蒸す、焼
く、揚げるなどした料理。形状は三角形(三角
錐)であることが多い。中央アジアだけでなく、
イランやインドでも軽食として食べられてい
る。
同じ店に並んでいるものは、形が違っても(値
段も違っている)具材は大抵同じ。生地を焼く
か揚げるか、生地と具材の重量比、などによっ
て値段が変わっているようだ。50 円前後で買
える。
⑸シャシリク
シャシリク(Шашлык)はロシア語で、肉の串焼
き。トルコなどではケバブ、キャバーブなどと
呼ばれる。羊肉が多いが、稀に牛肉のものもあ
る。1本 150〜200 円ほどで、割と高め。
ス
プ
無
の
ラ
グ
マ
ン
ス
プ
有
の
ラ
グ
マ
ン
バ
ザ
ル
で
整
然
と
並
ぶ
サ
ム
サ
宿
に
て
牛
肉
の
シ
シ
リ
ク
25
◎参考にした本	
 
地球の歩きかた	
 イラン 2013〜14(ダイヤモンド社)	
 
地球の歩きかた	
 サマルカンドと中央アジアの国々2013〜2014(ダイヤモンド社)	
 
Lonely	
 Planet	
 Central	
 Asia	
 2014	
 Edition	
 
旅行人ノート	
 シルクロード	
 改訂版(旅行人)	
 
指差し会話帳	
  ペルシャ語(情報センター出版局)	
 
Bird	
 きらめきのシルクロード(講談社)	
 
乙嫁語り	
 森薫(エンターブレイン出版)	
 
	
 
◎おわりに	
 
	
  今回、中央アジアに行こうと思い立ったのは 12 月の末。自分に残された渡航の機会が本当に限られていることに気
づき、いつかは行きたいと思っていたシルクロードの国々に行こうと決めた。中央アジアのベストシーズンは夏で、先
輩にも春に中央アジアに行ったという人はいなかったので情報が少なく、どうなることやら...と一抹の不安を抱えて
いったが、結果的には春でよかったなと思った。観光客が少ない分のびのびといろいろなものをみることができたし、
クッカリをみることもできたし。キルギスやカザフスタンの山や渓谷に雪が残っていたのは残念だったが...トルクメ
ニスタンという超ニッチな国に行けたのも収穫だろう。寒さも日本の冬と変わらないくらいだから、少なくとも今回自
分が行った「シルクロードの西側」は春でも十分に楽しめる。東側は寒さが厳しく、3月時点でも道路の凍結があった
りして移動がしづらいようだ。今度機会があれば、夏に中国からウズベキスタンまでのルートも挑戦してみたい。	
 
	
  最後にひとつ。「maps.me」というアプリを大変重宝した。これは一度国ごとの地図データをダウンロードしておけば、
オフラインでも詳細な地図が見れるというもの。縮尺の拡大縮小はもちろん、場所の検索、ルート検索まで可能。スマ
ートフォンに搭載されている GPS と組み合わせて使えば、もう道に迷うことはほとんどなくなるのではないか。ちなみ
に GPS は機内モードを ON にしていると使用できないので注意。無料なので、是非使ってみるべし。
26
	
 
	
 
	
  	
 
Good Bye!
27

イラン・中央アジア帰国報告書

  • 1.
  • 2.
    1 もくじ はじめに、期間とルート 交通手段一覧 グルジア Georgia イラン Iran トルクメニスタンTurkmenistan ウズベキスタン Uzbekistan カザフスタン Kazakhstan キルギス Kyrgyzstan 付録 Food おわりに … 2 … 3 … 4 … 6 …11 …16 …19 …21 …23 …25
  • 3.
    2 ◎はじめに シルクロード。そこには僕をひきつけてやまない、なにがしかの浪漫があった。砂漠、オアシス、草原、遊牧民族、バ ーザール、モスク。どことなく陽光と土煙の匂いをまとったそれらのイメージに胸をふくらませて、2015 年 2 月 20 日、 僕は日本を出発した。 ◎期間とルート 2015.2.20〜3.29(39 days) 2.21 トルコ(イスタンブール) 2.22〜2.27 グルジア 2.28〜3.12 イラン 3.12〜3.14 トルクメニスタン 3.14〜3.23 ウズベキスタン 3.23〜3.25 カザフスタン 3.25〜3.28 キルギス 地図は表紙を参照。 ↑ウズベキスタンの村にて。馬に乗りご満悦な筆者。
  • 4.
    3 ◎交通手段一覧 From To 交通手段価格 所要時間 備考 日本(成田) → イスタンブール 飛行機 55,000JPY エティハド航空 イスタンブール → トビリシ(グルジア) 飛行機 9,000JPY 2.5h Atlas Jet トビリシ ⇄ ムツヘタ メトロ・マルシュ 0.5+1 ラリ(片道) 40m(片道) トビリシ → テヘラン(イラン) 飛行機 21,600JPY カタール航空 テヘラン → エスファハーン バス 170,000Rls 5h Normal エスファハーン → シーラーズ バス 170000Rls 5h Normal シーラーズ → ヤズド バス 230,000Rls 6h V.I.P(夜行)24:00 発 ヤズド → マシュハド バス 580,000Rls 13h V.I.P.(夜行)19:00 発 マシュハド → アシガバット(トルクメ) バス・タクシー 詳細は後述 アシガバット → ダルヴァザ(地獄の門) 乗合タクシー 20USD 4h 高め ダルヴァザ → ダシュオウズ バス 20Manat 3h ダシュオウズ → ヒヴァ(ウズベキスタン) タクシー 10USD 1h 高め ヒヴァ → サマルカンド 鉄道 72,000çym 14h 開放寝台(夜行) サマルカンド ⇄ Tylak タクシー 35,000çym ?? 二人で 70000 サマルカンド → タシケント 乗合タクシー 30,000çym 4h タシケント → シムケント(カザフスタン) 乗合タクシー 10,000çym + ? ??? シムケント → アルマトゥ 鉄道 7,000 テンゲ 10h CB(夜行)20:00 頃発 アルマトゥ ⇄ メデウ 市バス 50 テンゲ(片道) 1h(片道) 12 番バス アルマトゥ → カザフ・キルギス国境 マルシュ ??? 3h 国境まで カザフ・キルギス国境 → ビシュケク(キルギス) タクシー ??? 1h ビシュケク ⇄ アラ・アルチャ国立公園 マルシュ・ヒッチ ??? ??? ほぼタダ ビシュケク → 日本(成田) 飛行機 48,500JPY エミレーツ航空
  • 5.
    4 〜Georgia〜 ◎基本情報 言語はグルジア語。英語の通用度は低い。通貨はグルジアラリ(1USD=2.2ラリ)(2015 年 2 月現在)。物価はとても安い。1 日 1000 円以下で生活可能。 Tbilisi 2.22~2.27 ★★★★☆ ◎移動 空港から市内へ…37 番の市バス(0.5 ラリ)or 200 番のマルシュ(0.8 ラリ)で約 1 時間。Hostel Georgia に行くならば Station Square 駅で降りる。市内から空港に行くときは駅前のロータリーから同じく 37 番の市バスか 200 番のマルシュ に乗る。 ◎宿 *Hostel Georgia(D8 ラリ、夕食付、紅茶・コーヒー飲み放題、シャワー△、Wi-Fi◎、キッチン付) あまりにも有名な日本人宿。オフシーズン価格とはいえ、約 500 円で夕食付、紅茶・コーヒー飲み放題という CP は圧巻 の一言。夕食はラリちゃんというグルジア人のお姉さんが作ってくれる。設備は古いが、それを補って余りある居心地の 良さがある。情報ノート有。ちなみにオンシーズン(3 月〜12 月)は 10 ラリ。 追記(5/23)グルジアのオアシス、ホステルジョージアは売りに出されてしまったとのこと... ・ホステルフリント(D10 ラリ、食事は付かない) 最近 Hostel Georgia の前にできた刺客。夕食は付いていないものの、Hostel Georgia よりはるかに良い設備を備えてい るため、Hostel Georgia からこちらに移る人も多いとか。 Mtskheta ★★★☆☆ トビリシの北東 20km に位置する古都。世界遺産の「ムツヘタの歴史的建造物群」がある。それ以外は何もない。ト ビリシから日帰りで行ける。 ◎移動 メトロの DIDUBE 駅前のバスターミナルから白いマルシュで 1 ラリ。所要 1h。終点は町の北外れなので、サムタヴロ 教会前の広場で降りるとよい。 ◎みどころ ・ジュヴァリ大聖堂 Dzhvari tamari ムツヘタの町を見下ろす山上に立つ、グルジア初期の教会建築を代表する 6 世紀の教会。徒歩で行く場合は、町の 北側のダム経由で川の東側に渡り、高速道路?を横断し南下したのち、山を登る。山道はかなり急で、もはや道と呼 べるか怪しいほどに荒い。足を滑らせたら最悪死にます。所要 1.5〜2h。
  • 6.
  • 7.
    6 〜Iran〜 ◎基本情報 言語はペルシャ語(ファールスィー)。英語はまず通じない。 通貨はイランリアル(Rls)(1USD=34,000Rls)(2015 年 3 月現在)。リアルは桁数が多すぎるため、日常生活ではトマー ンという単位が用いられることに注意(1 トマーン=10Rls)。闇レートと公定レートが存在するが、普通に両替商で両替 すれば闇レートで両替することになるのであまり気にせずともよい。また、日本円の両替は期待しないほうがいい。ア メリカとの外交関係上、クレジットカードは全く使えないので、USD キャッシュを多めに持ち込んだ方がよい。 ペルシャ数字を覚える必要がある。飲食店のメニューの料金、バスの番号など、ペルシャ数字で表示されているものは とても多い。文字は右から左に読むが、数字は左から右に読むので注意。 ネットは遅い。インターネット規制があり、twitter や facebook、google などが対象になっている。「Opendoor」とい うアプリを使えば規制を無視してこれらのサイトを閲覧可能。また、LINE は規制されていないため、写真の送受信、LINE 電話ができる程に通信速度が速い。 ◎ビザ情報 2014 年夏時点では、イランのトラブゾン、グルジアのバトゥミで即日取得が可能だったが、昨年 11 月に制度が改悪さ れ、所要 2 週間から 3 週間、かつ取得できるかは運次第になった。2015 年春現在、海外での観光ビザ取得はおすすめで きない。 残された手段は①空港でのアライバルビザ取得(15 日間有効)②旅行代理店に依頼し観光ビザ取得(30 日間有効)だ が、自分は①を強く推したい。②は確実な方法ではあるが、2万円前後とかなり高額だ。一方、①ならばテヘラン着= 50 ユーロ、シーラーズ着=40 ユーロでビザを取得できる。取得方法も簡単で、飛行機を降りてから Visa オフィスの窓 口で申請書を受け取り記入後、隣にある銀行でお金を払い、もらった領収書を申請書と一緒に窓口に提出するだけ。必 要なのは現金と筆記用具、パスポートのみ。顔写真は不要。出国日、出国手段は空欄のままでも大丈夫だった。15 日以 上滞在したいならば、延長も可能とのこと。アライバルビザ、おすすめ。 出典:Wikipedia
  • 8.
    7 Tehran 2.28~3.01 ★☆☆☆☆ トルクメニスタンのビザ申請(詳細は後述)のためだけに訪れた都市。渋滞はひどいし、空気は信じられないほど汚 いし、特に見るものがあるわけでもない。自分は行っていないが、宝石博物館は少し面白いらしい。 ◎移動 空港から市内へ…交通手段はタクシーしかない。値段は大きな掲示板に書かれており、値下げ交渉はできない。歩き方 に載っている値段の 2 倍になっていて、600,000Rls もした。 ◎宿 *Hotel Mashhad(S300,000Rls、食事なし、シャワー◯、Wi-Fi◯、キッチン付) 歩き方にも載っている有名な安宿。情報ノート有。ここで最新の情報を入手しよう。 Esfahan 3.01~3.03 ★★★☆☆ 「世界の半分」。観光地だからか、ダル絡みしてくるイラン人がとても多かった。エマーム広場がとてもよかった。 日本語で話しかけてくる絨毯屋はぼったくってくるわけではないので、話を聞いてみても損はしない。夕焼けに染まる スィー・オセ橋は一見の価値あり。自分は行かなかったが、川の南側のアルメニア教会も行く価値ありとのこと。 ◎移動 長距離バス…テヘランからのバスは北バスターミナルに着き、シーラーズへのバスは南バスターミナルから出る。 市バス…5,000Rls。エスファハーンは割と広いので使うこともあるだろう。 ◎宿 *Amir Kabir(D300,000Rls、しょぼい朝食付、シャワー◯、Wi-Fi◯、キッチン×) Wi-Fi は弱く、安定しない。着いた日の夜から翌日の昼まで全く繋がらなかったりした。レセプションは時間帯によっ て英語を解さず、頼りにはならない。しかし、ドミは交流が生まれやすいつくりで、雰囲気がよかった。ちなみに、55 代佐竹君がナニをナニした宿でもある。 Shiraz 3.03~3.05 ★★★★☆ バラと詩で知られる街。ペルセポリス観光の起点であり、庭園なども有名だが、どちらも自分は行っていない。だが、 ステンドグラスで知られる、『BIRD』の表紙にも使われたマスジェデ・ナスィーロル・モスクに行けただけで大満足。 朝の8時、開館すぐに行かないとその美しさは満喫できない。中国人が大挙して押し寄せ、写真撮影大会を始めるから だ。行くなら早朝に。また、バザール付近で英語で親しげに話しかけてくる輩は小銭稼ぎ狙いのガイドなので注意。 ◎移動 長距離バス…街の北東にあるバスターミナルが唯一のもの。ここから宿まではせいぜい 2〜3km なので徒歩で移動可能。
  • 9.
    8 ◎宿 ・Niayesh BoutiqueHotel(D10USD、朝食付、シャワー◯、Wi-Fi◎、キッチン×) 歩き方には載っていないが、超おすすめ宿。宿代が高いといわれてきたシーラーズで 10USD はかなり良心的。しかも朝 食は豪華バイキング。ナン、ヨーグルト、ゆで卵、野菜類はもちろん、惣菜も4〜5種類用意され、ミルク、コーヒー、 紅茶も朝食の時間内(3 時間)ならば飲み放題。正直この朝食だけでも 4、5 ドルの価値がある。建物もイランの伝統的様 式で作られていて、中庭が気持ちいい。シャワー・トイレが少ないが清潔で、設備も申し分ない。 Yazd 3.06~3.07 ★★★★☆ 土造りの町。大通りから一本中に入れば、そこには土造りの家々が広がっている。日中は町にほとんど人気がなく驚 く。しかし、そんな荒涼感がまた心地よい。ちなみに物価も他の都市に比べ安め。宿でのんびりしているだけでもよい。 ◎移動 Yazd からのバス・鉄道チケットは市内の Tourist Info で買える。 長距離バスターミナル…長距離のターミナルは一つ。市内に行くにはタクシーを使わなければならない(相場 80,000Rls)。 鉄道…こちらもタクシーを使う。マシュハドまでの夜行列車は 16:00 発でバスとあまり値段は変わらなかったはず。 ◎宿 *Kohan Traditional Hotel(D250,000Rls、朝食付、チャイ飲み放題、シャワー◎、Wi-Fi◎、キッチン◎) イランの伝統的建築様式で作られた宿で、家族経営。スタッフは皆親切で、英語もよく通じる。朝食はバイキングで、 シンプルながらとても美味しい。チャイ飲み放題なので、中庭でチャイを飲みながら一日中ゴロゴロするのもありだ。 個人的にはシーラーズの Niayesh Boutique Hotel よりも好みだった。 ・Silkroad(D6USD、朝食 3USD) 朝早く町に着いてここを訪れインターホンで呼び出したら、出るのに 3 分くらいかかった挙句、眠そうな声で「Full(ふ ゅる)」と言って切られた。オフシーズンなのに満室なわけはないので、オーナーの怠慢であろう。ちなみに、Hotel Mashhad の情報ノートによるとここのオーナーはアジア人に対してよく差別をするらしい。 Mashhad 3.08~3.12 ★★★☆☆ イラン第二の都市であり、シーア派の聖地でもある。とにかく大きい。ハラメ・モタッハル広場は必ず行くべき。こ れといった宗教をもたない自分にとっては、ここに渦巻く宗教的エネルギーは衝撃的だった。昼と夜では趣も違うので、 できればどちらも行くことをおすすめする。エマーム広場何個分だってくらいに大きい。内部はムスリムでなくとも入 れる。余談だが、マシュハドは一番フルーツジュースのバリエーションが多かった。メロンジュースはうまい。 ◎移動 長距離バスターミナル…LRT の駅が近くにある。宿まで歩いていくことも可能(所要約 1h)。
  • 10.
    9 市内の移動…LRT かメトロを使うことになるが、それぞれ ICカードを購入する必要がある。といいつつイラン人が IC カードを貸してくれたりおごったりしてくれたので自分は購入しておらず、デポジットがいくらなのかは知らない。一 回 5000Rls。 ◎宿 *Vali’s Non-Smoking Hostel(D10USD、朝食 3USD、夕食 5USD、シャワー◯、Wi-Fi◎、キッチン△) 設備に比して値段が高い。オーナーの Mr.Vali とガイドの Mr.Rafi が毎日宿にやってくる。Mr.Vali はお金にうるさい が悪い人ではない。トルクメのビザ関係、出国までについて詳しい。Mr.Rafi はとてもいい人。夕食は高いが、それだ けの価値はある。Mr.Vaki の奥さんが作る家庭料理は種類も量も多く、美味しい。滞在中一度くらいはたのんでみよう。 朝食はボリュームに欠けるので近所のサンドイッチ(だいたい 1USD)でも食べにいったほうがよいかも。チャイは頼めば いつでも無料で淹れてくれる。Wi-Fi はとても速い。
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    11 〜Turkmenistan〜 別名「中央アジアの北朝鮮」。大統領による独裁をはじめとして、豊富な石油や天然ガスにより首都が異常に整備さ れていたり、そして首都を一歩出れば国土の 85%を占める砂漠が広がっていたり、水道・ガス・電気・医療費・学費が 無料だったり...とにかくトルクメニスタンは不思議な国だ。一人砂漠の中を歩いてガスクレーターに向かったときに は「自分は今冒険をしているんだ」と思ったりもした。煩雑なビザ申請、限られた滞在期間、不当に高い宿など面倒な こともあったが、訪れる価値は十分にあった。 ◎基本情報 言語はトルクメン語またはロシア語。英語の通用度は低い。ホテルのスタッフ以外に英語を話すトルクメ人は大学生く らいしかいなかった。 通貨はトルクメマナト(1USD=35 マナト) (2015 年 3 月現在)。両替はホテルでしてもらえる。 政策により物価が低めに抑えられているため、移動費、飲食費はあまりかからない。飲食費についてはウズベキスタン と同程度の感覚。 なお、ネットは全く使えない。 ◎ビザ情報 トルクメニスタンの観光ビザは、全日程にわたる宿泊、移動手段、ガイドを予約しないと取得できない。そのため、 われわれ貧乏旅行者に残された手段はトランジットビザのみとなる。トランジットビザについても、なかなか厄介なの で、以下で詳しく説明する。 トランジットというからにはトルクメニスタンを挟んで別の国に抜けなければならない。ルートとしては主に以下の 3つが考えられる。 (1)イラン→トルクメニスタン→ウズベキスタン (2)ウズベキスタン→トルクメニスタン→イラン (3)ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン(カスピ海経由) ウズベキスタンのビザは日本で簡単に取得でき、イランではトルクメニスタンビザのテヘラン申請マシュハド受取が 可能なので、(1)が最も行きやすい。(2)は、前述の通りイランビザのアライバルビザ以外での取得が困難になっている ため、おすすめできない。(3)について。アゼルバイジャンビザは申請が面倒だが、日本で申請でき、かつ日本人は無 料で取得できるため、悪くないルート。 ただ、ここでは主に(1)のテヘラン申請マシュハド受取の場合のビザ取得情 報について述べる。 〜〜〜〜 ・テヘランでのビザ申請 ①パスポートのコピー(カラー) ②通過先の国のビザのコピー(カラー) ③顔写真(サイズは適当) 以上を持って大使館に行き、application form と request letter を窓口でもらい、項目を埋めて提出する。この際、
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    12 出入国日(最大の 5 日間で申請すること)、出入国地点の指定をしなければならない。 ・マシュハドでのビザ受取(申請から約1週間以上後) ①パスポートのコピー(カラー) ②通過先の国のビザのコピー(カラー) ③顔写真(サイズは適当) 申請時と同じ以上の3点に加え ④55USD を持って大使館へ。定休日と祝日には注意。理由なく帰れと言われることも。 〜〜〜 (3)のルートについて補足。グルジアで出会った旅行者が実際にこのルートでトルクメを抜けていた。 ウズベキスタン→ガスクレーター→アシガバード→トルクメンバシュ(バクーへのフェリーがここから出る) というルートで、4日間で抜けられたとのこと。フェリーといってもたいていの場合は商用船に乗せてもらうことにな る(80USD〜100USD)。もちろん快適ではない。アタリの時には豪華な客船に乗せてもらえる(50USD〜100USD)。出発時 間が遅れることも多々ある。そうなると滞在期間を過ぎてしまうこともあるのでは?と心配になるが、出国スタンプだ けは押してもらえるとのこと。 ウズベキスタンでのトルクメビザ申請については各自で調べてください。 *とにかく情報が少ないトルクメニスタン。英語も通じないので道やバスの時間を聞くのにも難儀するものだ。そこで、 ここでは「◎移動」の欄において、詳細な移動の記録を掲載する。会員の役に立てば幸いである。 Day 1. Ashgabat 3.12 ★★★★☆ ◎移動(Mashhad から Ashgabat まで) 5:30 Vali's Homestay ↓ タクシー 150,000Rls 6:00 Meraj(?) バスターミナル ↓ グーチャン行バス 1$ 9:00 グーチャン ↓ 乗合タクシー 20,000Rls?(イラン人が払ってくれた) 9:15 バシェギラーン行乗合タクシー乗り場 ↓ 乗合タクシー 60,000Rls or 2$(イラン人に交渉してもらった) 10:40 バシェギラーン ↓ 国境バス or 徒歩(1,2km) 11:00 イラン側ボーダー 11:15 トルクメ側ボーダー (時差+1.5h&税関で 2h 待たされる)
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    13 入国税 12$(2 人だと1 人あたり 11$になる。レシートはひとつしかもらえないが、出国時にチェックはないので知らな い人とシェアするのも可。自分はたまたま居合わせた仏人と払って 11$だった。) 15:00 トルクメ側ボーダー ↓ 国境バス 15$ 15:30 パスポートチェックポイント ↓ タクシー 12$(シェアできれば安くなるかも) 16:15 Syyahat Hotel(Hotel Tourist) 一泊 35$(高い!!) ◎宿 *Syyahat Hotel(S35USD、超しょぼい朝食付き、シャワー×、Wi-Fi×) 「Tourist Hotel」とも。現在アシガバードで貧乏旅行者が泊まれる宿はここ一択。ツーリスト料金でとても高い。も ちろん値段は質に見合っていない。シャワーは冷水しかでなかった(逆に熱湯しかでなかったという人も)。トルクメ 人にはよく利用されているようだ。ソ連式?の長い廊下、外観に見合わぬ内観のしょぼさがみどころ、なのだろうか。 イラン人の鼻息荒いおじさんが部屋までついてきて怖かった。 Day 2. Gas Creator 3.13 ★★★★★ ◎移動 ダルヴァザへの行き方 ・シェアタクシー 20$ 13 番の市バス(0.3 マナト)に乗って Gundogar Bazary 前で降りる(1h くらい) 13:00 に Gundogar Bazary に行ったところ、シェアタクシーの運ちゃんはほとんどおらず、結構粘ったものの 20$まで しか下がらず。早めに行けばある程度人も集まっていて、値段ももっと下がるのかも。 ・バス 20~30 マナト? Teke Bazar から 7 番か 47 番の市バスに乗って、終点(長距離バスターミナル)で降りる(1h) Dashoguz 行きのバスは 7:00,8:00 発のみ。このバスは途中でガスクレーター付近のチャイハナで食事休憩をとるのでそ こで途中下車可能。交渉で 30 マナト以内に収まる…はず。 ◎チャイハナについて 地獄の門(ガスクレーター)への拠点となるダルヴァザには 5 軒のチャイハナがある(それしかない)。そのうち、幹 線道路の東側、奥の方のピンクのチャイハナが宿泊、荷物置き無料。バスもここに止まる。人も親切で、夜にプロフと コーヒー、朝にナンやらコーヒーやらいただいたが、結局プロフ代 8 マナトだけでいいと言ってくれた。とてもよかっ た。と思っていたら、毛抜きと爪切りと手袋を盗まれていた。宿泊客は自分一人だったので、チャイハナをやっている 家族の犯行に間違いない。渡航中に会った人も毛抜きと爪切りを盗まれていた。そんなに集めてどうする。 結論。ただより高いものはない。
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    14 幹線道路西側の一番奥のチャイハナが 10USD で宿泊&荷物を置かせてくれるので、そこに行きましょう。 ◎チャイハナからガスクレーターへ ガスクレーターがよく見えるのはなんといっても夜。人の手による明かりが全くない、真っ暗な砂漠の真ん中であかあ かと燃える様は本当に素晴らしい。 ガスクレーターは、チャイハナから東に 6,7km 離れた場所にあり、片道1時間半ほど砂漠を歩くと着く。行きはガスク レーターの明かりに向かって歩けばいいので楽だが、目印がない帰りは迷いやすい。コンパスを持っていくか、チャイ ハナの方向の星の形を覚えておくこと。自分は AM3:00 にチャイハナを出発し、AM7:00 過ぎに戻った。 ちなみに、道中はチャイハナ→線路→緩やかな丘→平地→再び丘→ガスクレーターといった順番。 Day 3. To the border 3.14 ◎移動 Gas Creator から Xiva まで 11:30 チャイハナ ↓ バス 20 マナト 15:00 Dashoguz ↓ タクシー 10~15 マナト 16:00 トルクメ側ボーダー ↓ 国境バス 3 マナト or 1$ 17:00 ウズベキスタン側ボーダー ↓ タクシー 10$(もう少し安くなるかも?) 18:00 Xiva Dashoguz 行のバスは 11:00 に前述のピンクのチャイハナに着いて休憩をとる。自分の時はキョーネウルゲンチ行だった が、このバスも Dashoguz を経由する。チャイハナの人が途中乗車について交渉してくれた。11:30 発、15:00 着で 20 マナト。 しかし、前述の通り僕が泊まったチャイハナは泥棒宿だったのでこのチャイハナに泊まることはおすすめしない。他の チャイハナからバスが来る頃に泥棒チャイハナまで行き、乗せてもらうことは多分可能。あるいはヒッチハイクもメジ ャーな移動手段。ボーダーは 18:00 に閉まる。
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    16 〜Uzbekistan〜 ◎基本情報 言語はウズベク語またはロシア語。英語はあまり通じず。 通貨はウズベクソム(çym)(1USD=35,00〜4000cym) (2015 年 3 月現在)。闇両替が基本。宿で両替してもらうことも可能。 バザールや土産物屋のおっちゃんが一番レートが良い。再両替は難しいので、あまりがでないようにしたほうがよい。 高級ホテルの ATM で USD をキャッシングできる。 ネット規制はないが、全体的に Wi-Fi の速度は遅い。 民営の長距離バスはほとんどなく、移動は鉄道かマルシュルートカ(乗合タクシー)が主な手段となる。一般に、鉄道 が使えるなら鉄道のほうがよい。鉄道の料金はそれほどマルシュと変わらないし、マルシュで悪路を何時間も走るのは 結構キツい。夏ともなれば灼熱地獄だという。 ◎ビザ情報 東京にあるウズベキスタン大使館で申請・取得可能。所要1週間〜10 日、3000 円。シングルでもトリプルでも値段は 変わらないので、出入国回数は多めにとっておいたほうがよい。 Xiva 3.14~3.17 ★★★★☆ 怒涛のトルクメニスタン三日間を終え、燃え尽きかけていたため、あまりよくはみていない。結構田舎だが、のんび りしていて雰囲気がよい。イチャンカラは共通入場券(12USD)を買わなくても城壁の中に入り、建物を外から眺める ことができる。自分は外から眺めているだけで満足した。土産物の靴下はヒヴァでしか売っていない。電力不足なのか、 夜は全く街灯が無く、トルクメニスタンの夜の砂漠なみに星がよく見えた。よく停電が起こる。 ◎移動 ヒヴァからブハラやサマルカンドに行くにはウルゲンチを経由する必要がある。ウルゲンチまではトロリーバス (1,000çym)かマルシュルートカ(乗合バン)(2,000 か 3,000?)で行ける(所要 30m〜1h)。ブハラへはマルシュが基本(相 場 20USD)。サマルカンドへはウルゲンチから夜行列車が出ている。開放寝台で 72,000çym。ヒヴァのイチャンカラ北門 の北にあるチケットオフィスで予約できる。 ◎宿 *L’ali Opa(D10USD、朝食付、ミネラルウォーター飲み放題、シャワー△、Wi-Fi◯、キッチン×) イチャンカラ東門のすぐそばにある B&B。設備は微妙だが、オーナーがとても親切。オフシーズンで宿泊客もいなかっ たため値切ったら一泊 9USD にしてもらえた。 ・アリペック(D10USD、朝食付) ラリオパの二軒先にある B&B。朝食がラリオパより豪華らしい。アリベックのほうが宿泊客は多かった。
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    17 Samarqand 3.18~3.22 ★★★★★ ◎移動 鉄道…市内へはバスかタクシー。値段は確認していない。 マルシュ…サマルカンドへのマルシュはショブバザール近くから出ている(相場 30,000Rls)。サマルカンドからタシケ ントまでなら、マルシュもありだと思った。移動時間も長くないし、宿まで送ってくれるし。 ◎宿 *Bahodir (D10USD、朝食付、夕食 3USD、チャイ、シャワー◯、Wi-Fi◯、キッチン×) とてもいい宿。4 泊くらいした。主人がとても親切で、朝食、夕食もグッド。特に夕食は毎日メインを変えて飽きない ようにしてくれたり、量が多かったり、梅ジュースもついていたり、そしてもちろん美味しい。居間で NHK World が映 る。情報ノート有。 ◎伝統競技クッカリを見に行こう ナウルーズというものがある。ペルシャ暦の新年にあたる3月21日に毎年イランや中央アジア全域で祝われるゾ ロアスター教起源のお祭りである。そのナウルーズにしか行われない伝統競技があるという。その名は「クッカリ」 (キルギスやタジキスタンでは「ブスカジ」)。ラグビーのようなもので、選手は馬に乗って、ボールは子羊や山羊の 胴体を使う。 これは見るしかない、ということで Xiva で出会った同い年の北大生マサキくん(仮名)とクッカリを観に行くこ とになった。だが、そもそも歩き方にもちょろっと二文くらいしか書いてないのでとにかく情報が無い。宿の人に聞 いてもツーリストインフォの人に聞いても場所も時間もわからない。そんななかかたっぱしからきいてみようと向か ったバザールに、救世主はいた。「明日、チュパナタで 11:00 からやってるぜ。パカラッパカラッ!」(ここまでジェ スチャーと片言のやりとり)クッカリ知ってる?と聞いたら、始めはそんなもんもあったなという反応だったからだ めかと思ったが、これだけ自信満々に断言してるし大丈夫だろうと納得することにした。 翌日、マサキくんとともにタクシーに乗ってチュパナタへ向かう。広がる一面の緑、ひとっこひとりいない草原。 そう、クッカリはやっていなかった。おいおい、これどうするよと二人で途方に暮れていたらタクシーの運ちゃんが 謎の積極性を見せて、あたりの人や、はては軍の人にまで近くでクッカリをやっている場所はないかと尋ねてくれた。 その結果、数十キロ先にある Tylak というところでクッカリをやっている村があることが判明し、そちらへ向かう。 今度は本当にお祭りが行われていた。クッカリの前に村人総出で昼食をとっているところに招かれ、同じ昼食を振 舞われる。観光客なんてものは初めてらしく、その後も歓待を受け続けた。クッカリの会場に着いてもビールやシャ シリク(肉の串焼き)をもらったり、一緒に写真を撮ってくれとせがまれたり、馬に乗せてもらったり。こういうの を求めてシルクロードに来たんだよなあとマサキくんと二人して感慨に浸った。クッカリについては、百聞は一見に しかずということで、自分の目で確かめてください。(次ページに写真あり)
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    18 Tashkent 3.22~3.23 ★★☆☆☆ 特に語るべきところはない。 ◎宿 *グルナーラ(D60,000çym、朝食付、シャワー◎、Wi-Fi◯、キッチン?) 少々高いが、清潔で、シャワーの水圧なども申し分ない。ソム払いしかできないので注意。Book Exchange 有。
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    19 〜Kazakhstan〜 そもそもがキルギスに行くために経由しただけの国なので、あまり語るところはない。強いて言うなら、夜行寝台が よかった。 ◎基本情報 言語はカザフ語またはロシア語。やはり英語は通じない。 通貨はカザフスタンテンゲ(1USD=184 テンゲ)(2015 年 3 月現在)。お札がとてもかっこいい。カザフスタンでも ATM でキャッシングが可能。 物価は中央アジアで一番高い。経済的に発展していることや、ロシアの関税同盟に加入していることが関係しているよ うだ。 Symkent 3.23 ★★★☆☆ シムケントには有名な地ビールが二つあり、それぞれ「Symkentskoe Pivo」と「the Bavarian-style microbrew Sigma」 という。僕は前者しか飲まなかったが、なかなかおいしかった。1本 100 円くらい。 ◎移動 この地域の冬は事故リスクが高くなるので、夜行バス移動は避けたほうが無難。 バスターミナルから鉄道駅へ…徒歩で行ける。市バス(50 テンゲ)を使っても。 鉄道…ナウルーズの直後だったため、アルマティ行夜行の安い席は全部埋まっていて、おそらく一番高い席(クペと呼 ばれる二人用コンパートメント)に乗った(7,000 テンゲ)(=5,000 円弱)。それはもう快適で、今回の旅で一番寝心地 がよかったのがこの夜行寝台だった。カザフスタンのハイライトである。 Almaty 3.24~25 ★★★☆☆ 新しくできたメトロがみどころ。街は広く、市バスを駆使することになる。 ◎移動 鉄道…Almaty II 駅のすぐ近くにメトロのライインベク駅がある。 ウズベキスタン国境まで…サイラン・バスターミナルからマルシュが出ている。バスターミナルまでは 16 番か 37 番の 市バスで行ける。昼頃に行けばそれほど待たずに乗れるはず。値段は忘れた。が、安かったと思う。マルシュの運転手 は「ビシュケクビシュケク!」と言っているが国境までしか行ってくれないので注意。 ◎宿 *Almaty Backpackers(Mark-Inn Hotel)(D2500 テンゲ、シャワー◎、Wi-Fi◯、キッチン×) ロンプラで見つけた宿。マサキくんと二人で値下げ交渉したら 2000 テンゲで泊めてくれた(マサキくんとはサマルカ ンドからビシュケクまでずっと一緒だった)。アクセスは悪いが、設備は清潔で値段も安い。
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    21 〜Kyrgyzstan〜 ◎基本情報 言語はキルギス語またはロシア語。 通貨はキルギススム(1USD=64 スム)(2015 年 3 月現在)。要は 1 スム=2 円くらい。ATM でキャッシング可能。 物価は中央アジアの中でも群を抜いて安い。グルジア産のコニャックがグルジア本国より安かったり、チェコの黒ビー ルが 1 本 40 円で売っていたり、もう何が何だかよくわからない。 Bishkek 3.25~28 ★★★★☆ 今回の旅の最終目的地。たった三日間の滞在ではあったが、満足度はかなり高い。というのも「南旅館」の存在が大 きいだろう。自信を持って中央アジアのベスト宿だということができる。長期滞在している雑誌『旅行人』の元ライタ ーの F さんの博識ぶりにはうんうん頷くほかない。F さんに教えてもらった「馬肉のベシュバルマック」は太いラーメ ン風の麺にゆでた馬肉をガツンと載せた料理で、キルギスでは結婚式や葬式のときに食べる最高のご馳走だということ で、今回の旅の最後の晩餐にふさわしい料理だった。 ◎移動 市内交通…マルシュでの移動が基本。マルシュは 200 番台まであるが「Bus.Kg」というアプリを使えば自在にマルシュ を乗りこなせる。10 スム。 空港まで…南旅館で頼めば、タクシーを手配してくれる。自分は朝 5:50 発だったが、当日の晩に頼んで 3:00 に宿の前 に手配してもらえた。550 スム。 ◎宿 *南旅館(D250 スム、シェア飯あり、シャワー◯、Wi-Fi◎、キッチン◎) 中央アジア一の日本人宿。日本人宿といってもおちゃらけた感じではなく、アパートの一室を利用していることもあり、 とても静かで、落ち着いた雰囲気。蔵書も人文系のかための本が多い。ちくま学芸文庫がおいてある宿があるなんて! 設備も新しくはないが、よく手入れされている。F さんがつくるシェア飯は絶品。Wi-Fi は中央アジア最速といわれて いる。情報ノート有。場所は非常にわかりづらく、この前歩き方のライターがたどり着けずスルーしたほど。行き方の 詳細はネットで調べてみてください。ちなみに入り口のパスは「22K」 ・さくらゲストハウス(D550 スム) ビシュケクのもう一つの日本人宿。かなり有名だが、おすすめはしない。値上げをして明らかに値段と質が見合ってい ないことに加え、周辺は治安が悪く、この宿に泊まる客を狙った強盗事件も起きている。オーナーはハッパをやってい て、宿泊客に性的暴行を加えた前科あり。
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    22 ◎アラ・アルチャ国立公園 ビシュケク郊外にある自然公園。景色がとてもいい。ただ、3 月はまだ雪が残っていてあまり歩けない。 行き方…265 番のミニバス(40 スム?)で最初の門まで行ける。そこから二つ目の門(こちらが本当の入り口)までは高 低差約 700m、距離 13km の道がのびる。体力に自信があれば歩いてもいいが、ヒッチが無難。意外と乗せてくれるもの で、行きも帰りもただで乗せてもらえた。
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    23 Extra. Food 地 域 に よ て 入 る 具 材 や 調 理 法 が 異 な る 大 釜 で 十 数 人 前 が 一 度 に 作 ら れ る プ ロ フ 右 は 中 央 ア ジ ア に よ く み ら れ る ナ ン 左 は イ ラ ン の ナ ン しばしば中央アジアには数種類し か料理がないと言われる。ここでは それらの数少ない中央アジアの代 表的な食べ物について紹介する。チ ャイは必須。 ⑴ナン インドやパキスタンをはじめ、中央アジア やイランでも食べられているパンである。形態は 様々で、平べったい楕円形のものもあれば、円形 になっているものもある。サマルカンドのナンが 最も美味と言われ、5cm ほどの厚みがあり、中 央が窪んだ台地のような特徴的な形になってい る。その生地の密度は他のナンとは一線を画し、 ずっしりと重たい。中央アジアのナンは一般的に 表面に模様が付けられている(右上参照)。生地 に玉ねぎが練りこまれているものや、ゴマが練り こまれているものもある。10 数円〜100 円で買え る。 中央アジアにおいてナンは絶対的主食である。と いうのも、プロフやラグマンを頼むと必ずナンも 付いて来るのだ(プロフ、ラグマンは主菜扱い)。 炭水化物アンド炭水化物。 ⑵プロフ プロフは肉、玉ねぎ、人参、米をデギ(deghi) もしくはカザン(qazan)と呼ばれる特別製の大 釜で炒めた後に炊きあげた料理である。肉には羊 肉が使われることが多い。 プロフを食べるなら朝が一番だ。というのも、朝 の出来立てが最もおいしく、時間を経るごとに味 が落ちていくからだ。大体どこの店にも置いてあ り、200〜300 円ほど。
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    24 ⑶ラグマン 中央アジアで広く食べられている手延べ麺。ふ つう、これに牛のスープにトマトペーストを加 えた汁で煮た羊肉、野菜、唐辛子などの具をか けて食べる。 焼きうどんのように焼いたものをボソラグマ ンといい、スープの無い具だけのものをギュロ ラグマンという。300 円前後か。 ⑷サムサ パンやパスタ生地に肉や野菜を詰めて蒸す、焼 く、揚げるなどした料理。形状は三角形(三角 錐)であることが多い。中央アジアだけでなく、 イランやインドでも軽食として食べられてい る。 同じ店に並んでいるものは、形が違っても(値 段も違っている)具材は大抵同じ。生地を焼く か揚げるか、生地と具材の重量比、などによっ て値段が変わっているようだ。50 円前後で買 える。 ⑸シャシリク シャシリク(Шашлык)はロシア語で、肉の串焼 き。トルコなどではケバブ、キャバーブなどと 呼ばれる。羊肉が多いが、稀に牛肉のものもあ る。1本 150〜200 円ほどで、割と高め。 ス プ 無 の ラ グ マ ン ス プ 有 の ラ グ マ ン バ ザ ル で 整 然 と 並 ぶ サ ム サ 宿 に て 牛 肉 の シ シ リ ク
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    25 ◎参考にした本 地球の歩きかた イラン2013〜14(ダイヤモンド社) 地球の歩きかた サマルカンドと中央アジアの国々2013〜2014(ダイヤモンド社) Lonely Planet Central Asia 2014 Edition 旅行人ノート シルクロード 改訂版(旅行人) 指差し会話帳 ペルシャ語(情報センター出版局) Bird きらめきのシルクロード(講談社) 乙嫁語り 森薫(エンターブレイン出版) ◎おわりに 今回、中央アジアに行こうと思い立ったのは 12 月の末。自分に残された渡航の機会が本当に限られていることに気 づき、いつかは行きたいと思っていたシルクロードの国々に行こうと決めた。中央アジアのベストシーズンは夏で、先 輩にも春に中央アジアに行ったという人はいなかったので情報が少なく、どうなることやら...と一抹の不安を抱えて いったが、結果的には春でよかったなと思った。観光客が少ない分のびのびといろいろなものをみることができたし、 クッカリをみることもできたし。キルギスやカザフスタンの山や渓谷に雪が残っていたのは残念だったが...トルクメ ニスタンという超ニッチな国に行けたのも収穫だろう。寒さも日本の冬と変わらないくらいだから、少なくとも今回自 分が行った「シルクロードの西側」は春でも十分に楽しめる。東側は寒さが厳しく、3月時点でも道路の凍結があった りして移動がしづらいようだ。今度機会があれば、夏に中国からウズベキスタンまでのルートも挑戦してみたい。 最後にひとつ。「maps.me」というアプリを大変重宝した。これは一度国ごとの地図データをダウンロードしておけば、 オフラインでも詳細な地図が見れるというもの。縮尺の拡大縮小はもちろん、場所の検索、ルート検索まで可能。スマ ートフォンに搭載されている GPS と組み合わせて使えば、もう道に迷うことはほとんどなくなるのではないか。ちなみ に GPS は機内モードを ON にしていると使用できないので注意。無料なので、是非使ってみるべし。
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    26 Good Bye!
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