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1.
国立大学法人
大分大学 環境報告書 2009 OITA UNIVERSITY ENVIRONMENTAL REPORT
2.
目
次 学長からのメッセージ ~環境報告書2009の刊行にあたって~ 1 1 環境方針 2 2 中長期的環境負荷削減計画及び2008年度の目標及び主な取組 3 3 環境管理体制の構築 環境マネジメント体制 4 大分大学概要 5-10 4 環境負荷の少ないキャンパスの構築 マテリアルバランス 11 活動に伴う環境負荷 12-19 環境負荷低減への取組 20-21 5 環境研究の推進と環境教育の実践 環境に配慮した研究 22-24 環境教育の実施状況 25-27 大学内での環境に関する取組 28-30 6 地域社会への協力・支援 環境関連の講演・イベント等 31-37 環境に関する地域行政との連携 38-39 7 法規制の遵守 40 8 第三者のコメント 41 編集後記 42 大分大学環境報告書 2009
3.
学長からのメッセージ
~環境報告書2009の刊行にあたって~ 法人化以降始まった環境報告書の発行も、本号で4回目を迎えま した。環境報告書は、環境保全に関する方針・目標・計画、ならび に環境マネジメントに関する状況や環境負荷の低減に向けた取組状 況等について取りまとめ、企業や法人などの事業者が定期的に公表 するものです。これにより、環境への取組に対する社会的説明責任 を果たすことが可能となり、環境コミュニケーションを促進する効 果が期待できるとともに、事業者の環境保全に向けた取組の自主的 改善が促進され、社会からの信頼を得ることに繋がるものと考えら れます。最近は多くの企業等において環境報告書が作成され、その 公表が積極的に進められています。環境報告書に特に定められた形 式はありませんが、環境省が公開しているガイドラインがあり、本 報告書もこれに沿って作成されています。 大学の主たる目的は教育・研究・社会貢献であり、企業のそれとは異なります。しかし組織と して一定程度の規模を有し、使用するエネルギーや資源の量も大きいことを考えますと、大学と して環境へ与える負荷をきちんと把握しその削減に日々努めることは、重要な課題です。現在最 も深刻な環境問題は地球温暖化ですので、主たる原因と考えられている二酸化炭素の排出削減や そのための低炭素社会の構築が、大きな目標です。これら以外に、水の汚染や廃棄物も避けて通 ることの出来ない問題です。 本学では、エネルギーや資源の使用量ならびに温室効果ガスの排出量に対して削減目標を掲げ 毎年その達成状況の検証を行っています。結果については報告書をご覧いただきたいと思います が、達成できなかった項目もあります。何故達成できなかったのか、その原因を調査し、達成の ための行動計画(アクション・プラン)を作成し、全構成員がこれに対して共通の理解を持つこと が求められます。また大学は、教育・研究・社会貢献という大きな目標を達成する中で、環境と の関わり合いを意識的に求めていく必要があります。本報告書には、それらに関する報告もまと められています。 環境問題は多様です。構成員ひとりひとりが、それぞれの持ち場で環境を意識したアクション を起こすことが、大きな環境保全の力となっていきます。皆さんの協力で、大分大学を「環境に 貢献する大学」に育てましょう。 2009年9月 国立大学法人 大分大学 学長 羽 野 忠 大分大学環境報告書 2009 -1-
4.
環 境 方
針 Ⅰ.基本理念 大分大学は、地球環境問題が21世紀における人類の重要課題の一つであるとの認識に 立ち、教育、研究、診療に伴うあらゆる活動において、環境負荷の低減に努め、「環境に貢 献する大学」として、基本方針に沿った活動を継続的に行う。 Ⅱ.基本方針 環境管理体制の構築 環境負荷の少ないキャンパスの構築 ・理事(財務担当)を総括責任者とする環 ・温室効果ガス、排出の削減 境マネジメント対策推進会議、及び教職 ・廃棄物の削減と排水の適正な管理 員で構成する環境専門部会の充実・強 ・省エネルギー、省資源の推進 化 ・化学物質の安全管理の徹底 ・財務、施設、施設環境整備部門会議 ・グリーン購入の推進 との連携、調整による環境管理体制の 充実・強化 環境研究の推進と環境教育の実践 地域社会への協力・支援 ・本学の重要的研究分野である ・地域の環境行政に対して専門的な 「人間環境科学」等の環境に配 立場からの協力、支援 慮した研究の推進 ・市民や企業の環境意識の向上及び ・大学や附属学校での環境教育 取組への支援 の実施 大分大学環境報告書 2009 -2-
5.
中長期的環境負荷削減計画及び
2008年度の目標及び主な取組 ★環境負荷削減目標★ 2004年度を基準として2005年度から5年間で5%の縮減、 対前年度比1%の削減 大分大学では、これまでエネルギー消費抑制に向けた取り組みとして、附属病院を除く各部局ごとの光熱水量の 使用目標値 (2006年度実績の約1%減、使用量ベース) を設定するとともに、使用実績を学内ホームページ等で公 表し、エネルギー消費節減に向けた意識の涵養を図るなど積極的に取り組んできました。 ◆活動計画の目的・目標◆ 環 境 目 標 主 な 取 組 ・エアコンの冷房設定温度は28℃暖房設定温度は19℃厳守 ・昼休みは業務に支障のない限り、エアコン・電灯・パソコン等の 電源切断 エネルギー使用量の 前年度比1% 削減 ・クールビズの実施 削減 ・使用実績の学内公表による消費節減の促進 ・工事等による省エネ設計の実施 温室効果ガス排出量 ・公共交通機関等利用促進 CO2前年度比1%削減 の削減 ・エネルギーの転換(重油からガスへ) コピー用紙の前年度比 ・用紙の両面利用の促進 紙使用量の削減 1%削減 ・会議資料の電子化の促進 ・節水型機器への更新 水資源投入量 ・自動水栓の設置 前年度比1%削減 ・トイレ擬音装置の設置 ・基準適合品調達の推進 環境物品の調達 グリーン購入の徹底 (100%) 環境汚染の防止 排水による環境汚染の防止 ・実験廃液や生活排水による環境汚染の防止 大分大学環境報告書 2009 -3-
6.
環境管理体制の構築
環境マネジメント体制 本学の環境マネジメント体制は、環境報告書作成体制として、施設環境整備部門会議で環境報告書 の審査を行い環境マネジメント対策推進会議に報告します。 また、各学部等から選出したメンバーで構成された環境報告書の作業部会として、環境専門部会 が置かれています。 (2007年度~) 大分大学環境報告書 2009 -4-
7.
大分大学概要
◆組織図(2008年5月1日現在)◆ 教育福祉科学部 附属学校園 教 学 経済学部 育 部 国 研 監監 事事 医学部 附属病院 究 立 評 査査 室室 務務 局局 工学部 大 監 議 会 教育学研究科 学 事 経済学研究科 法 大 医学系研究科 人 役 学 長 学 院 員 工学研究科 大 会 理 事 福祉社会科学研究科 分 学 図書館(本館・医学図書館) 術 拠 情報基盤センター 情 大 経 報 点 医学情報センター 営 協 学 議 学 イノベーション機構 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー 会 研 内 地域共同研究センター 福祉科学研究センター 共 究 同 施 総合科学研究支援センター 先端医工学研究センター 教 設 育 等 入学企画支援センター 高等教育開発センター 国際教育研究センター 保健管理センター ◆職員数、学生・生徒・児童及び幼児数◆ ■役員 ※( )内は非常勤で内数 2008年7月1日現在 学 長 理 事 監 事 1 5 2(1) ■教職員 大学 教務 附属学校 事務・ 技能系 医療系 看護系 合 計 教員 職員 教員 技術職員 職 員 技術職員 職員 571 7 83 335 29 99 490 1,614 ■学部 ※( )は,2年次後期,または3年次編入学者を内数で示す。 1年次 2年次 3年次 4年次 5年次 6年次 合計 1,151 1,168 1,323 1,228 98 95 5,063 ( 1 ) (34) (43) (12) (8) (98) ■大学院 1年次 2年次 3年次 4年次 合計 317 333 39 35 727 ■附属学校 1学年 2学年 3学年 4学年 5学年 6学年 合計 附属学校 小学校 120 120 120 120 120 119 719 中学校 160 160 160 480 小学部 4 3 3 3 3 0 16 附属特別支 中学部 7 6 6 19 援学校 高等部 8 7 6 21 3歳児 4歳児 5歳児 合計 附属幼稚園 32 64 58 154 大分大学環境報告書 2009 -5-
8.
教育福祉科学部
教育福祉科学部 教育学研究科 ●学校教育課程 ●情報社会文化課程 ●人間福祉科学課程 大学院 教育学研究科 ●学校教育専攻 ●教科教育専攻 教育福祉科学部は、人間福祉の視点に立って、教育の現場で溌剌と 活躍しうる資質の高い教員の養成や、使命感にあふれた福祉の分野に 携わる人材の養成及び成熟した社会にあって専門的知識を創造的・総合的に活用できる人材の養成 を行い、豊かな共生社会の実現に貢献することを目指しています。 教育学研究科は、学部教育の基本的知識並びに学校教育現場における教師としての経験や知見を 土台に、さらに学校教育における教育の理論と実践に関する学術分野の総合的な研究・教育を行う ことにより、高い研究能力と教育的指導力を備え、地域教育の発展に貢献できる実践力豊かな人材 の養成を目指しています。 人間福祉科学課程生活環境福祉コースに環境分野を置き,快適で安全な生活に相 応しい環境のあり方 を自然科学の立場から探究しています。関連する授業科目のうち数科目を学部共通科目ないし課程共通 科目として開講し,学部全体の教育方 針の一環と位置づけています。 2007~08年度の学部棟耐震改修工事において,東屋の屋上を緑化するなど,環境 への配慮をしていま す。 大分大学環境報告書 2009 -6-
9.
経済学部
経済学部 経済学研究科 ●経済学科 ●経営システム学科 ●地域システム学科 大学院 経済学研究科 博士前期課程 ●経済社会政策専攻 ●地域経営政策専攻 博士後期課程 ●地域経営専攻 経済学部は、経済学、経営学を中心にしながら社会科学の諸分野について、基礎から応用・実践に至 るまで幅広く学習することを通じて、経済社会の動向を的確に把握し、社会の中核を支える人材を養成 することを目指しています。特に、今日の高度化・複雑化する社会に柔軟に対応しながら、各方面で真 価を発揮するために不可欠な、学生の基礎的能力を高めることを目的としています。 経済学研究科博士前期課程は、旧来の枠にとらわれない高度な学際的・総合的なアプロ-チと実務に 直結する政策的・応用的アプロ-チを通じて、現代経済社会の諸問題に対処しうる実践的な判断力と能 動的な問題解決能力の涵養を図り、高度な専門職業人を中心として、21世紀のリーダーとなるべき有為 の人材を地域社会の各分野に供給することを目的としています。 経済学研究科博士後期課程は、経済のグローバル化とともに地域の自立が求められる今日の社会にお いて、地域経済の発展をめざし、地域づくりを担う、高度の専門性をもつ人材を養成することを目的と しています。 大分大学環境報告書 2009 -7-
10.
医学部
医学部 医学系研究科 ●医学科 ●看護学科 大学院 医学系研究科 修士課程 ●医科学専攻 ●看護学専攻 博士課程 ●医学専攻(基礎研究領域、臨床研究領域、がん研究領域) 医学部は、医と看護に関する最新の学術を教育・研究し、高度の医学並びに看護学の知識と技術、そ してこれらを支える高い倫理観と豊かな教養を備えた医師あるいは看護師、さらには医学、看護学研究 者を育成し、これらの学問の進歩、国民の健康増進、医療・保健を中心に地域や国際社会の福祉に貢献 することを使命としています。 医学系研究科は、最新の学術を教授・研究し、高度の医学及び看護学の知識と技術並びにそれらの本 義を見失わない倫理観と、それを支える豊かな教養を身につけた教育・研究者及び医療人を育成し、 もって医学及び看護学の進歩、国民の健康の維持増進、更に医療・保健を中心に地域及び国際社会の福 祉に貢献する人材を養成することを目的としています。 大分大学環境報告書 2009 -8-
11.
工学部
工学部 ●機械・エネルギーシステム工学科 ●電気電子工学科 工学研究科 ●知能情報システム工学科 ●応用化学科 ●福祉環境工学科 建築コース メカトロニクスコース 大学院 工学研究科 博士前期課程 ●機械・エネルギーシステム工学専攻 ●電気電子工学専攻 ●知能情報システム工学専攻 ●応用化学専攻 ●建設工学専攻 ●福祉環境工学専攻 博士後期課程 ●物質生産工学専攻 ●環境工学専攻 工学部は、世界に通用する科学技術を創造し、もって地域に貢献するとともに個性豊かで創造性あふ れる人材を育成することを教育理念とし、自らの課題を探求する意欲と柔軟な思考力を有し、国際基準 を満たす基礎・専門分野の学力に裏打ちされた社会性並びに国際性豊かな人材を養成することを教育目 的としています。 工学研究科博士前期課程は、自らの課題を探求する意欲と柔軟な思考力を有し、国際基準を満たす基 礎・専門分野の学力に裏打ちされた、社会性並びに国際性豊かな世界に通用する人材を育成することを 目的としています。 工学研究科博士後期課程は、質の高い特色ある教育と研究を通じて、世界に通用する科学技術を創造 し、地域に貢献するとともに、豊かな創造性・社会性及び人間性を備えた人材を育成することを目的と しています。 環境に配慮した研究として、水産加工業で生じる排水の処理、残渣及び有機廃棄物の発酵処理の研究、 半導体製造工場から排出されるシリコン汚泥についての研究等があります。 大分大学環境報告書 2009 -9-
12.
福祉社会科学
大学院 福祉社会科学研究科 研究科 ●福祉社会科学専攻 大学院福祉社会科学研究科は、福祉を総合的・多角的に捉え、問題発見・解決のできる実践能力の涵養を図 るため、社会福祉学・法学・社会学・経済学・経営学・教育学などの社会科学を駆使し、社会の様々な分野で活躍 する高度職業人の養成を目指します。 大分大学環境報告書 2009 -10-
13.
環境負荷の少ないキャンパスの構築
マテリアルバランス 本学の教育・研究活動を行うことによりエネルギーや資源を消費し、廃棄物や廃液の排出等様々な形で環境 に負荷を与えています。 本年度は、教育・研究活動に関わるエネルギー、資源や廃棄物などの量を把握することに努めました。 主要団地(旦野原キャンパス・挾間キャンパス・ 王子キャンパス)の物質やエネルギーのインプッ トとアウトプットの環境負荷数値 環境負荷低減のベンチマーク (成果を定量的に判断) 電 気 24,700(千kWh) 温室効果ガス 15,161(t-CO2) ガ ス 2,262(千m3) 大 一般廃棄物 218(t) 上 水 302(千m ) 3 分 A重油 224(kℓ) 大 産業廃棄物 497(t) 灯 油 4(kℓ) 学 下 水 306(千m3) 用紙類 81(t) ※小数点以下、四捨五入 CO2換算係数 電気については九州電力,ガスについては大分ガスのCO2排出係数 A重油・灯油については温室効果ガス総量排出算定報告マニュアルにおけるCO2排出係数 上水道については2006年度文部科学省学校における省エネルギー点検におけるCO2排出 係数 電気(kWh) 0.375 (kg-CO2) ガス(m3) 2.28 (kg-CO2) A重油(kℓ) 2.71 (kg-CO2) 灯 油(kℓ) 2.49 (kg-CO2) 上水(m3) 0.36 (kg-CO2) 大分大学環境報告書 2009 -11-
14.
活動に伴う環境負荷
大分大学の活動に伴う環境負荷の主なものとしては、エネルギ-消費に伴うもの、教育、研究、医 療活動などに伴い排出されるものが考えられます。全学的なこれらの負荷の状況について示します。 総エネルギー投入量 年度 2004 2005 2006 2007 2008 (基準年度) エネルギー投入量[GJ] 基準年度比(%) (GJ) (%) エネルギー 投入量[GJ] 244,933 240,736 236,778 242,331 246,256 400,000 100 99.4 95.6 97.7 99.7 100 電気 対基準年度比 300,000 (%) 100 98.3 96.7 98.9 100.5 200,000 50 エネルギー 投入量[GJ] 37,112 34,528 34,491 68,661 104,156 100,000 ガス 対基準年度比 0 0 (%) 100 93.0 92.9 185.0 280.7 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 年度別エネルギー投入量(熱量換算) エネルギー 投入量[GJ] 77,223 81,758 72,257 40,977 8,758 重油 対基準年度比 (%) 100 105.9 93.6 53.1 11.3 エネルギー 投入量[GJ] 1,138 1,248 991 99 150 灯油 総エネルギー投入量は、前年度に比べ 2.0%の増加となりました。 対基準年度比 (%) 100 109.7 87.1 8.7 13.2 これらの要因は、附属病院での外来患 者数の増加と24時間体制の医療活動によ るものと考えられます。また、旦野原 エネルギー キャンパスでの校舎改修が完了し、空調 投入量[GJ] 360,406 358,270 344,517 352,068 359,320 設備が増加したことや各種設備機器の充 計 実、教育研究の進展に伴うものと考えら 対基準年度比 れます。 (%) 100 99.4 95.6 97.7 99.7 目標 (前年度比1% 削減) ★エネルギー源別発熱量表★ 実績 (2.0% 増加) 灯油 ( ℓ ) 36.70 (MJ) A重油 ( ℓ ) 39.10 (MJ) ガス (m3) 46.05 (MJ) 電力 (kWh) 9.97 (MJ) 大分大学環境報告書 2009 -12-
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エネルギー投入量[GJ]
基準年度比(%) 電気使用量 (GJ) (%) 300,000 100 98.3 96.7 98.9 100.5 100 電気は、前年度に比べ1.6%の増加とな りました。 200,000 要因は、病院での外来患者数の増加、 旦野原キャンパスで校舎改修が完了し、 50 講義室等の利用が増え設備機器の使用が 100,000 増えたことが考えられます。 目標 (前年度比1% 削減) 0 0 実績 (1.6% 増加) 2004年度2005年度2006年度2007年度2008年度 年度別電気使用量(熱量換算) ガス使用量 エネルギー投入量[GJ] 基準年度比(%) (GJ) (%) ガスは、前年度に比べ95.7%の増加とな 120,000 280.7 300 りました。 要因は、2007年10月より挾間キャンパ 250 スのボイラー燃料をガスに転換したこと、 80,000 185.0 200 旦野原キャンパスの校舎改修工事に伴い 150 講義室等の空調にガス空調方式を採用し 40,000 100 93.0 92.9 100 た事が考えられます。 50 目標 (前年度比1% 削減) 0 0 実績 (95.7% 増加) 2004年度2005年度2006年度2007年度2008年度 年度別ガス使用量(熱量換算) 重油使用量 エネルギー投入量[GJ] 基準年度比(%) (GJ) (%) 100 105.9 重油は、前年度に比べ41.8%の減少となり 80,000 93.6 100 ました。 要因は、2007年10月より挾間キャンパス のボイラー燃料を、A重油からガスに転換 53.1 したことが考えられます。 40,000 50 目標 (前年度比1% 削減) 11.3 実績 (41.8% 削減) 0 0 2004年度2005年度2006年度2007年度2008年度 年度別重油使用量(熱量換算) 大分大学環境報告書 2009 -13-
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水資源投入量
水資源投入量[m3] 基準年度比(%) 3 (m ) (%) 年度 2004 2005 2006 2007 2008 500,000 (基準年度) 100 100 水資源 400,000 投入量[m3] 449,353 297,716 284,572 289,550 301,848 66.3 63.3 64.4 67.2 300,000 対基準年度比(%) 100 66.3 63.3 64.4 67.2 50 200,000 100,000 水資源投入量は、前年度に比べ2.8%の増加とな りました。 0 0 要因は、病院での外来患者増加に伴う水使用の 2004年度2005年度2006年度2007年度2008年度 増加および空調用蒸気量の増加が考えられます。 年度別水資源投入量 目標 (前年度比1% 削減) 実績 (2.8% 増加) 総排水量 総排水量[m3] 基準年度比(%) 年度 2004 2005 2006 2007 2008 (基準年度) 3 (m ) (%) 100 100 総排水量[m3] 417,700 274,378 262,891 278,436 306,023 400,000 73.3 対基準年度比(%) 100 65.7 62.9 66.7 73.3 300,000 65.7 62.9 66.7 200,000 50 総排水量は、上水量から、冷却塔の冷却水補給水 と散水栓使用量を差し引き、地下水濾過装置の洗浄 100,000 用排水を加えたものになります。 総排水量は、前年度に比べ5.6%の増加となりまし た。 0 0 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 要因は、2007年度から購入を始めた地下水の使用 量が増え、濾過装置の洗浄用排水が増加したためと 年度別総排水量 考えられます。 大分大学環境報告書 2009 -14-
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温室効果ガス排出量
CO2換算量(t-CO2) 基準年度比(%) 年度 2004 2005 2006 2007 2008 (基準年度) (t) (%) CO2換算量 16,641 16,624 15,791 15,465 15,161 (t-CO2) 100 99.9 94.9 100 16,000 92.9 91.1 対基準年度比 100 99.9 94.9 92.9 91.1 (%) 2008年度の総エネルギー投入量は、前年度に比べ 50 増加しましたが、2007年10月より挾間キャンパスの ボイラー燃料をA重油からガスに転換したことによ り、CO2排出量を前年度に比べ1.8%削減しました。 60 0 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 電気 (kWh) 0.375(㎏-CO2) ガス(m3) 2.28 (㎏-CO2) A重油( ℓ ) 2.71 (㎏-CO2) 上水(m3) 0.36 (㎏-CO2) 灯油 ( ℓ ) 2.49 (㎏-CO2) CO2排出量 目標 (前年度比1% 削減) 実績 (1.8% 削減) 総物質投入量 大分大学への物質投入には、コピー用紙や水資源の他,実験装置、事務用品等があります。 しかし、物品の使用量は定量的に測定することが難しく、また環境負荷も比較的小さいと考えられることか ら、コピー用紙を総物質投入量として公表します。 コピー用紙使用量(t) 基準年度比(%) 年度 2004 2005 2006 2007 2008 (基準年度) (t) (%) コピー用紙 90.0 84.0 78.1 73.5 81.1 80.8 使用量(t) 100 96.5 96.2 100 対基準年度比 93.0 100 93.0 87.5 96.5 96.2 87.5 (%) 80.0 コピー用紙使用量は、前年度に比べ0.3%の減少 50 となりました。 70.0 要因は、使用量の削減が進んだためと考えら れます。 60.0 0 目標 (前年度比1% 削減) 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 実績 (0.3 %削減) 年度別総物質投入量 大分大学環境報告書 2009 -15-
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2004
年度 2005 2006 2007 2008 (基準年度) 特別管理産業廃棄物(t) 224.0 241.6 197.7 217.9 236.5 産業廃棄物(t) 185.1 115.8 320.4 231.6 269.2 一般廃棄物(t) 399.3 324.8 327.5 220.1 218.0 合 計 808.4 682.2 845.6 669.6 723.7 対基準年度比(%) 100 84.4 104.6 82.8 89.5 一般廃棄物(t) 産業廃棄物(t) 特別管理産業廃棄物(t) 対基準年度比(%) (t) (%) 900.0 104.6 100 特別管理産業廃棄物は、前 800.0 100 年度に比べ8.3%の増加となり 89.5 ました。 84.4 82.8 要因は、附属病院の手術件 700.0 数の増加及び挾間キャンパス の動物実験施設からの廃棄物 600.0 が増えた事が考えられます。 500.0 産業廃棄物は、前年度に比 べ16.1%の増加となりました。 50 要因は、挾間キャンパスの 400.0 汚泥排出及び旦野原キャンパ スの校舎改修に伴う不用物品 300.0 の廃棄によるものと考えられ ます。 200.0 一般廃棄物は、前年度に比 べ0.5%の減少となりました。 100.0 要因は、分別回収が徹底さ れたことが考えられます。 0.0 0 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 年度別総物質投入量 大分大学環境報告書 2009 -16-
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グリーン購入・調達状況 グリーン購入・調達については、“ 大分大学における「環境物品等の調達の推進を図るための方針」につ いて
”を策定、公表し、これに基づいて特定調達品(準特定調達物品等を含む)として環境物品等の調達を 推進してきました。 2008年度の調達の状況は、調達125品目中全品目において調達目標を達成しました。以下は、具体的な グリーン購入・調達の実績です。 分 野 目標値 総調達量 特定調達品 目標達成率 紙 類(7) 100% 103,640 kg 103,640 kg 100% 文 具 類(76) 100% 361,361 個 361,361 個 100% オフィス家具等(9) 100% 2,077 台 2,077 台 100% OA機器1(8) 100% 1,620 台 1,620 台 100% OA機器2(5) 100% 42,584 個 42,584 個 100% 家電製品(2) 100% 69 台 69 台 100% エアコンディショナー等(2) 100% 49 台 49 台 100% 温水器等(2) 100% 3 台 3 台 100% 照 明(3) 100% 7,613 本 7,613 本 100% 消 火 器(1) 100% 77 本 77 本 100% 制服・作業服(1) 100% 747 着 747 着 100% インテリア・寝装寝具(3) 100% 196 枚 196 枚 100% 作業手袋(1) 100% 208 組 208 組 100% その他繊維製品(1) 100% 16 枚 16 枚 100% 役 務(4) 100% 9,553件 9,553 件 100% ※( )品目数 目標 (全品目 100%) 実績 (全品目 100%) ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の保存状況 本学では、PCB廃棄物について「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」 に基づき、工学部機械電気工学研究棟の倉庫を保管場所と定め、PCBが外部に漏れ出さないような密閉容 器に収納して保管を行っています。保管状況の届出書を大分市に毎年提出しています。 化学物質の管理 化学物質の適正な管理の促進を目的とした「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促 進に関する法律(PRTR法)」に基づき毒物及び劇物管理規程を設け、管理責任者と使用責任者を定め管 理しています。また挾間キャンパスはホルムアルデヒドが1tを超えており大分県に第一種指定化学物質の 排出量及び移動量の届け出を毎年提出しています。 アスベスト対策状況 吹き付けアスベストについては、平成20年度にJIS法が改正されたことに伴い再度新測定方式でアスベスト含有調 査を行った結果、旦野原キャンパス教育福祉科学部総合研究実験室棟・工学部大学院校舎及び挾間キャンパス医 学部臨床講義棟のひる石から新たにクリソタイルが検出され、全て撤去しました。 大分大学環境報告書 2009 -17-
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低炭素社会の実現へ向けた取り組み 1)ボイラー燃料をA重油からガスに転換 CO2削減のため、医学部附属病院ボイラ-2基の燃料を、A重油からガスに転換(転換時期:2007年10月) 重油転換前の2006年度と比較。
CO22 削減 CO 削減 943(t) 943(t) 単位熱量(GJ)当たりのCO2排出量 2006年度 2008年度 ガス+重油 ガス+重油 A重油 69.3 kg-CO2/GJ 6,714 5,771 (t) (t) ガ ス 49.5 kg-CO2/GJ ガス+重油によるCO2排出量比較(t- CO2) CO2排出量 大分大学の 削 減 CO2排出量 943[t-CO2] 23日分相当 ※大分大学の1日平均CO2排出量は、 2008年度 15,161[t-CO2]÷365日=41.5[t-CO2] 大分大学環境報告書 2009 -18-
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2)エレベーターリニューアルによるCO2削減 【改修前】
【改修後】 消費電力量 累計 消費電力量 累計 起動回数 累計起動 使用開始 累計起動 No kWh 消費電力量 kWh 消費電力量 (1日あたり) 回数 日 回数 (1日あたり) kWh (1日あたり) kWh 1 444 6.255 80,419 1132.155 2008/11/17 3.094 80,419 560.014 2 900 19.026 81,040 1712.340 2009/2/16 8.370 81,040 753.300 3 185 4.033 26,055 568.653 2008/12/27 0.967 26,055 136.347 4 1,411 39.761 244,113 6869.830 2008/11/25 19.683 244,113 3405.159 5 1,486 41.875 166,415 4690.000 2009/1/25 20.729 166,415 2321.648 6 1,947 61.739 132,373 4198.252 2009/3/10 20.365 132,373 1384.820 計 173 kWh 64 kWh <年間消費電力量> 改修前EV = 173 kWh/日 × 365日 = 63,145 kWh 改修後EV = 64 kWh/日 × 365日 = 23,360 kWh <年間CO2排出量> 改修前EV = 63,145 kWh/日 × 0.000387 tCO2/kWh = 24.4 t 改修後EV = 23,360 kWh/日 × 0.000387 tCO2/kWh = 9.0 t ※年間削減量 = 15.4 t (CO2 63%削減) 3)その他の取り組み ・改修工事は、再生資源を活用し、環境負荷の低減(ゴミを出さない)に努めています。 ・Hf照明器具の採用をすすめています。 ・照明制御センサ-等で照明を制御しています。 ・アモルファス変圧器を採用しています。 ・節水型器具を採用しています。 ・改修工事では屋根及び外壁等の高断熱化及びペアガラスの使用による空調負荷の低減に 努めています。 ・空調機の集中管理による効率的な運転を行っています。 大分大学環境報告書 2009 -19-
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環境負荷低減への取組 旦野原・挾間・王子キャンパス ■節電対策について 下記の内容を学内専用ホームページにて通達し節電対策の徹底を図りました。 1.冷房期間(7月1日~9月10日)及び冷房設定温度28℃を厳守しています。(医学部附属病院は除く) 2.「私にできる5つのポイント」を建物の各所に貼付、省エネルギーの推進を図っています。 私にできる5つのポイント Ⅰ.節電対策 (1) 昼休みの消灯を徹底し、使っていない場所の照明はこまめに消す。
(2) エアコンの温度を適温(冷房時28℃、暖房時19℃)に設定し、使っていない部屋や長時間部屋を離れる場合 はエアコンをこまめに消す。また、エアコンのフィルターの清掃はシーズン始めとシーズン途中1回程度 (目安)行う。 ・残業時は業務に支障が無い限り、エアコンの電源を切る。 (3) 使わない電気製品はコンセントから抜く。 電気製品を長時間使用しない場合は、コンセントからプラグを抜く。 (4) 必要のないOA機器の電源は切る。退庁時には確認する。 Ⅱ. 節水対策 (1) シャワー(湯沸かし器のお湯)を流しっぱなしにしない。 (2) 手洗い・洗顔時に水道を流しっぱなしにしない。 Ⅲ.節ガス対策 (1) 食器洗いの湯は、低めの温度にする。 (2) 給湯器の火種はこまめに消す。 Ⅳ.コピー縮減対策 (1) 不要なコピーはしない。複写する場合は、両面コピーを徹底する。 (2) 学内通知等は電子メールを活用して,印刷物を減少させる。 印刷する場合は、使用済裏面も活用する。 (3) 会議等での配布資料は、必要最小限に努める。 Ⅴ.ごみ対策 (1) 無駄なごみは出さないようにする。 (2) ごみの分別を徹底する(リサイクルの徹底)。 (3) なるべくリサイクル製品を購入する 。 挾間キャンパス(医学部・医学部附属病院) ■交通問題から見た環境整備 ◎立体駐車場の設置にあたり、周辺の樹木を可能な限り維持しました。(2007年度) ◎仮設駐車場の設置にあたり、高木や周りの雑木は残し、アスファルト舗装は行わず環境に配慮したもの としました。(2007年度) ■学内の省エネルギーへの取り組み ◎医学部における省エネルギーの推進体制 ・省エネルギー推進委員会で、エネルギーの効率的使用について総合的に審議を行い、省エネルギー の推進を図っています。 ・医学部ホームページに、毎月の光熱水量の使用実績を公表し、省エネを呼びかけるとともに、省エネ のアイデアを募集しています。 随時アイデアを募集しています 省エネにピーン と来たらこちらまで↓ :youdo1@med.oita-u.ac.jp 大分大学環境報告書 2009 -20-
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・毎日正午に、「医学部省エネルギー推進委員会」より、昼休みの消灯、パソコン等の電源の切断を全館 放送し、節電を呼びかけています。
・節水コマを設置し水使用量を抑制しています。 ・ トイレに擬音装置を設置し水使用量を抑制しています。 ・ボイラー燃料を重油からガスへ転換しCO2削減を実施します。 (2007年10月実施) ・会議資料をサーバーに登録し、備え付けのPCを利用して会議を実施することにより、ペーパレス化を 図っています。 (2006年度~:病院連絡会) ■医療系廃棄物の適正処理 医学部及び附属病院で発生する使用済注射針、血液・体液などの付着したガーゼ、布類などの医療系廃棄 物の管理・処理方法に関しては他の廃棄物と区分し、法により厳しくその取り扱いが規定されています。 医学部では、医療系廃棄物は所定の専用容器等を使用し、ある程度蓄積されると業者が回収し焼却処分等 の中間処分を行った後、公認の最終処理施設で埋め立ての処分を行っています。 尚、これらの廃棄物の排出にあたっては、種別ごとに産業廃棄物処理票(マニュフェスト)に記載するこ ととなっており、排出から最終処分までの処理が適正であるかを確認しています。 ■廃棄物の抑制・リサイクル ◎廃棄物の分別回収の徹底によるリサイクルの推進。医学部ホームページにゴミの分別表を掲載し、関係 者に協力を依頼しています。 ◎医療系廃棄物以外の廃棄物については、ビン・カン等の不燃物及び紙類の分別回収を行うなどリサイク ルやゴミの減量化に努めています。 ◎例年、環境月間に教職員による「挾間キャンパス周辺美化運動」を実施し、廃棄物分別処理・減量等の 必要性・重要性の再認識を図っています。 ◎書類のシュレッダー搭載車処理よるリサイクル資源化。(2007年度~) ◎廃プラスチックの分別によるリサイクル化への取組み。(2006年度~) 大分大学環境報告書 2009 -21-
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環境研究の推進と環境教育の実践
環境に配慮した研究 ◆化学工学を背景とした環境に関する研究◆ 工学部 応用化学科 平田 誠 化学工学という学問は、製造プロセスの開発・設計・操作の効率化とともに公害防止や安全性向上のために生まれ てきた学問ですので、すべての研究において環境に配慮することが前提となりますが、ここでは特に環境保全のため に行っている研究のいくつかを紹介します。 1.水産加工排水簡易処理装置の開発 関アジ、関サバ、城下カレイ、臼杵フグなどの全国的なブランド魚で知ら れるように大分は水産資源が豊富で、同時に水産加工も盛んに営まれて います。水産加工において、排水を適切に処理せずに放流すると、赤潮な どを発生させる原因となり、水産資源を脅かす結果となる危険性がありま す。しかしながら、本格的な処理を行うためには大きな設備が必要となり、 維持管理においても多大な費用負担を強いるため現実的ではありません。 図1 干物加工工程(米水津) そのような観点から本研究では、佐伯市や県の補助を受け、企業と共同で、 水産加工排水の簡易処理装置の開発を行っています。パイロット装置の実 試験結果では、物理的な処理のみで油分や蛋白を除去することができ、有 機物濃度の指標となるCOD(化学的酸素要求量)の値として、約60%の除 去率を達成しています。 2.水産加工残渣を用いた養殖飼料の開発 水産加工場からは、排水だけでなく廃棄魚やアラなどの非可食部が水産 加工残渣として多量に排出されています。ここでは、蒲江の水産会社、千 葉県の企業や水産大学校などとの共同で、水産加工残渣を高温発酵させ て魚養殖の飼料とすることに取り組んでいます。高温で発酵させることによ り、病原菌の増殖を抑制できるだけでなく、発酵物には安定性の高い酵素 図2 水産加工排水簡易処理装置 などが含まれるため、高温発酵飼料は様々な機能を有することが分かって きています。全国一の出荷高を誇る佐伯のヒラメ養殖に用いたところ、病死 魚率が著しく低下し、得られるヒラメは、肉質が良いだけでなく、アミノ酸や タウリンなどの呈味・栄養成分に富むことが明らかとなっています。また、一 般の魚粉を用いた飼料に比べて嗜好性が良く、食べ残されて散逸する割 図3 養殖ヒラメ 大分大学環境報告書 2009 -22-
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合が低いため、水を汚しにくいなどの特長もあります。このような高温発酵飼料を用いた養殖は、 抗生物質を用いないため食の安全・安心が確保されるとともに、周辺海域の水環境の保護にも寄与 するものであると考えています。 また、本高温発酵物は肥料、畜産飼料や排水処理の微生物資材などとしても有効であることが分 かっており、魚廃棄物以外にも果汁搾り滓や焼酎粕などを高温発酵処理すると同時に、どのような 発酵物であればより付加価値の高い製品として利用できるかについても共同研究しています。 図4
魚廃棄物(はらわた) 図5 米ぬか 図6 焼酎粕 3.有機性廃棄物の発酵栄養源としての利用に関する研究 生ゴミや食品産業廃棄物などの有機性廃棄物は、水分を多量に含み、また腐敗しやすいために、 処分や再資源化が容易であるとは言えません。ここでは乳酸発酵を例として取り上げ、魚の頭など の有機性廃棄物を発酵の栄養源とすることを検討しています。魚の頭については、アラ炊きで出汁 をとるように温水により栄養成分を回収した後、固形分のみを酸と熱により処理することで、一般 に用いられている高価なものと同等かそれ以上の栄養源とすることに成功しています。また、干物 製造で廃棄されるはらわたの他、米ぬかや焼酎粕も発酵の栄養源として有効であることを明らかに しています。乳酸発酵により得られる乳酸は、ポリ乳酸という植物由来で生分解性のある環境に優 しいプラスチックの原料として利用できます。また、乳酸発酵には腐敗防止の効果もあるため、有 機性廃棄物の保存性の問題を解決することができ、発酵物は肥料や飼料をはじめ様々な製品として の利用が期待されます。 大分大学環境報告書 2009 -23-
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4.廃シリコン汚泥を用いた脱酸素材の開発 半導体製造工場から排出される多量の排水には、 シリコンウエハーの裏面を研磨した際に発生する 極めて小さな粒子のシリコンが低濃度で含まれて います。ここでは、大分県LSIクラスター形成推進 会議の研究開発事業として、このシリコンを効率 的に回収して非鉄系の脱酸素材に利用することを 検討しています。シリコンを用いた脱酸素材は、 一般の鉄系の脱酸素材のように金属探知機に検出 されることがないため、金属異物の検出が容易と なります。シリコン脱酸素材は、一時的に市場に 出回りましたが、粉末シリコンの飛散などの問題
図6 廃シリコン汚泥 により現在は製造されていません。 本研究では、廃シリコンの回収方法から検討することにより、これまでの問題点を解決すると ともに、製品価格をより安価にすることに取り組んでいます。 5.その他廃棄物の再資源化に関する研究 これまでの乳酸発酵などで得られた知見を基にして、醤油製造で排出される大豆煮汁などの廃 液の再資源化に関する研究に取り組んでいます。また昨今の原油高の影響もあり、その他に廃植 物油の燃料化についても検討しています。 大分大学環境報告書 2009 -24-
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環境教育の実施状況 大分大学では、多くの環境関連の講義が開講されています。 2008年度には、約120講義が総計約5,900時間開講され、延べにして約9,000名の学生が受講しています。 「環境教育」は人間福祉科学課程の全コースを対象としています。環境教育の目的・目標,歴史などの一般的な 話題に加えて,地域における行政・企業の実践例を扱っています。 本学で開講されている環境関連の科目名は以下のとおりです。 環境関連の科目名(2008年度開講) (教育福祉科学部) 環境物理学、住環境論、表現と環境、生活科(小)、生物学Ⅱ、環境生物学Ⅰ、環境生物学実習Ⅰ、環境 科学入門、環境化学概論、基礎環境化学実験Ⅰ・Ⅱ、地球化学、地形環境論、地域地形論、自然地理学実 習、地形学演習、大気海洋科学Ⅰ・Ⅱ、気象海洋学実験Ⅰ・Ⅱ、環境教育、環境教育演習、環境科学概論 、地球科学、地質学概論、生活環境福祉関連外書講読、地学Ⅱ、理科指導法(小)、理科指導法(中)、 理科授業論、体験実習Ⅰ・Ⅱ、基礎ゼミⅠ・Ⅱ、理科教育学演習Ⅱ(大学院)、地学実験Ⅰ・Ⅱ、家庭科 指導法(小)、家庭科指導法(中)、消費者教育、消費生活論、総合演習など (経済学部) 開発経済論、経済地理学Ⅰ、日本経済史Ⅱ、都市経営論Ⅰ・Ⅱ、経済学Ⅲなど (医学部) 微生物学、人間発達学、臨床心理学、人間関係論、公衆衛生、疫学、保健政策論、社会福祉学、健康科 学、疾病論Ⅰ~Ⅶ、看護学概論、生活行動論Ⅰ、基礎看護技術Ⅰ・Ⅱ、看護アセスメント学Ⅰ・Ⅱ、成人 看護学概論、母性看護学概論、小児看護学概論、精神看護学概論、老年看護学概論、地域看護学概論、 生活行動論Ⅱ、看護倫理、クリティカル・ケア、家族看護学、ターミナルケア、医学のための哲学、人 体構造概略、組織学、生理学、生化学、病理学、病原体、薬理学、免疫・血液、呼吸器、消化器、循環 器、腎・泌尿器、内分泌・代謝、運動器、皮膚、神経・筋、行動・精神・心理、ライフサイクル医学、 特殊感覚器・頭頚部、治療、周術期医学、社会医学、看護のための心理学、看護のための生物学など (工学部) 建築環境工学Ⅰ、建築環境工学Ⅰ演習、建築環境工学Ⅱ、建築環境工学Ⅱ演習、建築環境計画Ⅰ、建築 環境計画Ⅱ、建築環境計画Ⅲ、福祉環境工学総論、環境工学、エネルギーと環境、デザイン実習、エネ ルギーシステムデザイン、電力エネルギー工学、ヒューマン・インタフェース、コンピュータグフィッ クス、応用化学入門、都市計画、都市システム工学、住居論、福祉環境計画など 教養教育科目(全学共通) (人文分野) 地域の住まい学習 (自然分野)
日本の自然、地球と生命の歴史、生物学入門、海流とその研究、大気のはたらき、 建築環境計画、地球環境とエネルギー (課題コア~環境~) 大野川Ⅰ~川から学び、川に遊ぶ~、大野川Ⅱ~大野川から世界へ~、 環境の化学、化学物質と環境影響、里海と里山~蒲江・くじゅうから考える持続可能な地域社会~、 地域の気象を探る、海洋開発・環境政策 大分大学環境報告書 2009 -25-
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附属学校での 環境教育の取組
大分大学教育福祉科学部附属小学校 本校では生活プログラムの中で、昼休みの後に清掃時間を設けて 無言清掃に取り組んでいます。無言清掃とは、清掃中おしゃべりを しないことで、短時間に効率よく清掃を行うことを目的としていま す。清掃区域は子どもの発達段階を考慮しながら各学年に振り分け ており、自分の教室はもちろん、どの清掃場所に行っても無言清掃 ができるように指導を続けています。 毎年、生徒指導委員会が中心になって清掃指導を行っていますが、 本年度は「無言」の「無」に加え「無駄をなくす」ということも入 れて指導に力を入れています。 「使う道具の無駄をなくす」「雑巾を洗う水の無駄をなくす」「掃 除をする時間の無駄をなくす」を重点に指導し、環境美化を進めて います。 「使う道具の無駄をなくす」については、清掃場所の人数、方法、分担から必要な道具と必要数を選び出 して、掃除道具を配分します。「雑巾を洗う水の無駄をなくす」については、雑巾とバケツをセットにして 使う指導を徹底しています。雑巾の汚れはバケツの水の中で汚れている面をこすりあわせ、落ち具合を確か めながら洗って落とすことを指導しています。「掃除をする時間の無駄をなくす」については、全校朝会の 場で指導しています。子どもは、清掃の開始時刻と終了時刻は合図のチャイムで感じていますが、その間に 何を行うのかが見えていません。そこで時間枠を5分単位で区切った表を提示し、その区切った時間の中に 掃除の作業内容を分解し、埋めることで掃除の時間と作業を結びつけます。掃除は連続的な動きですが、 移動する・掃く・拭く・ゴミを捨てる・片付けるといった 動きに分解することが可能です。分解した動きを並べるこ とで時間の無駄をなくそうと考えたのです。自分たちの清 掃場所の時間枠を埋めていき、清掃カードで動きを確認す ることにより無駄が無くなり、効率的な清掃と資源の節約 について学んでいきます。 大分大学環境報告書 2009 -26-
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附属特別支援学校 大分大学教育福祉科学部附属特別支援学校では、領域・教科を合わせた指導の『作業学習』で、リサイ クルに関する学習を行っています。 ふるいにかけ土にならないものを除去する
たい肥や牛ふんを運搬する 中学部では、校内の落ち葉や雑草などで作ったたい肥を有効に活用し、牛ふんや古土、赤玉土と混ぜ、花 や野菜を植える配合土に再生させる学習に2年生が取り組んでいます。 この学習は1年を通して行っており、たい肥掘り、土ふるい、配合の作業工程にそって、生徒が主体的に取り 組んでいます。 出来上がった配合土は、みんなでお世話をしている花だんに使うだけでなく、各家庭にも配り、リサイクルの 意識を高められるようにしています。『学校中をきれいな花でいっぱいにしよう』を合言葉に、美のある学校にも 貢献しています。 高等部は、家庭や学校で消費されるアルミ缶 を収集し、分別処理をする学習を1年生が行っ ています。 生徒は、この学習を通してゴミの分別収集に ついての理解を深め、自立的な家庭生活を送る ための基礎的な内容を学ぶことができると考え ています。 年度当初に他の附属学校園に空き缶回収の 依頼を行った後は、「回収作業」と「分別→洗う →つぶす」作業になりますが、回収した空き缶 にはゴミが入っていたり、スチール缶が混じって いたりするなど、そのまままとめてリサイクルに 回せるものばかりではありません。 ゴミの捨て方を考える上でも、効果的な学習 の場になっています。 洗浄した缶をつぶす作業 大分大学環境報告書 2009 -27-
30.
大学内での環境に関する取組 【「環境月間」行事
(挾間キャンパス周辺美化運動)】 環境省が提唱する「環境月間」行事の一環として、「挾間キャンパス周辺美化運動」を実施してい ます。当日は、初夏の暑い日差しの下、講座等からの参加者を含め総勢約27名が16時から約1時間、6 ~7名を1グル-プとし4グル-プに分かれ、それぞれ挾間キャンパス周辺の歩道や側溝及び構内の駐 車場・植込み周辺等の空き缶やペットボトル・タバコの吸殻等のゴミを回収しました。 玄関集合 C班 (病院エリア・外来駐車場) 医事課4名・解剖学2名 【クリーン大作戦(旦野原キャンパス内・大学周辺地域 清掃活動)】 学生団体(文化会・体育会)が大学周辺地域・キャンパス内の清掃活動を毎年行っています。 20年度は3.5.10月に合計4回実施し,延べ400名の学生が参加しました。 大分大学環境報告書 2009 -28-
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【第5回聡明祭(学園祭)】 常設ごみ箱を撤去し,特設「ごみステーション」のみで集中分別回収を行いました。案内役に よる環境啓発活動のほか,紙製食器等での露店販売に取り組みました。 【禁煙環境への取り組み】 挾間キャンパスでは、平成15年6月1日から「附属病院内禁 煙」、平成19年1月1日には他大学に先駆けて「敷地内全面禁 煙」を実施してきましたが、職員及び外来者の尚一層の喚起を 促すべく「平成20年度学長裁量経費」により、敷地内全面21箇 所に「禁煙サイン」の設置を行いました。
また、5月の職員定例健康診断の問診票から医学部職員の喫煙 者割合を算出してみると以下のとおり喫煙者が減少しており 「禁煙環境の取り組み」に一役買っていることが明らかになり ました。 ※医学部職員の喫煙者 男女別推移 (%) 平成18年 平成20年 男 性 32.3 23.9 女 性 4.4 3.1 (平成18年5月及び平成20年5月 健康診断問診票から集計) 【禁煙パトロール及び清掃活動】 旦野原キャンパスでは、禁煙パトロール及び清掃活動を学生支援部学生支援課職員全員により毎週 月曜日に実施しています。 大分大学環境報告書 2009 -29-
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【化学物質等の安全管理・安全衛生について】 挾間キャンパスでは、平成20年3月1日に法改正され、規制が強化 されたホルムアルデヒドの曝露低減対策として、他大学等の先駆け となるべく解剖実習室の大改造及び作業環境測定の実施による作業 場所の状況把握を行い、積極的に「換気装置」を設置しました。 本学の設置した「プッシュプル型換気装置」は、有効な換気の手 法であるだけでなく、全体換気や局所排気と比べて消費電力を抑え ることができ、もって温室効果ガス(CO2)排出量削減にも貢献できるものであります。
また、還流(室内循環)方式も採用しており、FAフィルタを使用することにより、排 気ダクトによる屋外排気を必要としないため、大気へも影響を与えません。よって、化 学物質等の安全管理及び安全衛生に資するものです。 【その他の取組】 事 項 期 間 場 所 P環境委員会による警備活動 6月~3月 教育福祉科学部附属中学校 (生徒昇降口・玄関及び中庭) 附属幼稚園PTAによる清掃 6月17日 教育福祉科学部附属幼稚園 (保育室・テラス) 親子清掃 6月12日 教育福祉科学部附属小学校 (校舎内附属小学校PTA) 大分大学環境報告書 2009 -30-
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地域社会への協力・支援
環境関連の講演・イベント等 学外の環境関連の講演会や、公開講座、イベントなどに教員や学生が積極的に協力、県内全域に出 掛けて支援しています。 1.優しい灯りに包まれて-キャンドルナイトin分大- 照明を消し、最低限の明かりで過ごす全国的な省エネ運動「キャンドルナイト」の一環として、大分 大学の学生団体である「B-net」が中心となって「キャンドルナイトin分大」を開催しました。当 初開催予定であった6月20日は、雨天のため屋外のイベントは延期し、VBLセミナー室において「手作り キャンドル教室」を開催しました。講師の梶原俊江さんの指導のもと、参加した学生たちは紙コップで 手軽にできるキャンドル作りに挑戦しました。 翌週も雨天が続き開催が危ぶまれましたが、学生たちの願いが通じたのか、6月27日には雨も上がり、 予定どおり学生センター横憩いの広場で「キャンドルナイトin分大」を開催しました。 18時30分から、邦楽部の演奏で幕を開け、「Rhythm & Harmony」、ダンスグループ「野鳥研究会」、 エコロジーに関するクイズ大会が行われました。会場が暗くなってから、ハート型のモニュメントに参 加者全員が火を灯した後、マンドリンクラブ、オーケストラ同好会、SWING BROTHERS JAZZ ORCH. が 演奏しました。柔らかい光と美しい音楽がキャンパスを包みこみ、今年のキャンドルナイトも大成功と なりました。 2.親子が大学のキャンパスで自然体験 6月14日に、本学で「親と子の大学キャンパス自然観察 会」を開催しました。この事業は、大分南部公民館の 「ネイチャー・ウォーキング・スクール」の活動の一環 として、平成11年度から本学と連携して、夏の部と秋の 部の2回、親子が緑豊かなキャンパスを探検したり、自然 を使ったものづくりなどを体験しています。 大分大学環境報告書 2009 -31-
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当日は、約40名の親子が参加し、初めにキャンパス内の自然観察を行いました。この自然観察会の第1 回目から指導している武井雅宏名誉教授から、「3枚の葉っぱで1枚の葉っぱ(クズ)」、「シナモン
の近縁で樟脳の材料(クス)」、「お札の原料と なっている楮(コウゾ)」などの説明を受け、子ど もたちのみならず保護者の方も興味深く聞いていま した。 引き続き行われた「ものづくり体験」では、竹を 使った「紙鉄砲」や「花瓶」を作り、いたるところ で親子の楽しそうな笑い声があがっていました。 3.親と子の大学キャンパス自然観察会(秋の部) 10月11日に、本学で「親と子の大学キャンパス自然観 察会(秋の部)」を開催しました。 この事業は、大分南部公民館の「ネイチャー・ウォーキ ング・スクール」の活動の一環として、平成11年度から 本学と連携して、春の部と秋の部の2回、親子が緑豊かな キャンパスを探検したり、自然を使ったものづくりなど を体験しています。 当日は、14名の親子が参加し、はじめにキャンパス内の自然観察を行いました。子どもたちは、高等 教育開発センターの牧野治敏教授から秋の草花の説明を受けました。 引き続き、「くすぐったいもの」「すべすべしたも の」等を揃える「フィールドビンゴ」や、自然の中の 人工物を探す「カモフラージュ」などのネイチャー ゲームを行いました。 今回は「第8回全国障害者スポーツ大会」の開会式と 日程が重なったため例年より参加者が少なく、校舎改 修工事のため活動範囲も制限されましたが、今後も子 供たちが自然と触れ合う機会を提供していきたいと思 います。 大分大学環境報告書 2009 -32-
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4.ハイテク機器で自然観察
-電子図鑑をつくろう- 3月7日に、地域開放推進事業の一環として、Jr.サイエンス事業「ハイテク機器で自然観察 -電 子図鑑をつくろう-」を旦野原キャンパスにて開催しました。 この事業は、教育福祉科学部の山下茂教授が中学生を対象に企画したもので、ハイテク機器の最先 端といえる携帯電話を使って身近な生物を撮影し、電子図鑑をつくるものです。 参加した中学生たちは、はじめに教育福祉科学部 武井雅宏名誉教授から、花や木に関する興味 深いエピソードを聞きながら、キャンパス内の草花を撮影しました。撮影した画像は自動的に各 参加者のホームページに取り込まれ、教育福祉科学部情報システム室で、山下教授の指導のもと、 それぞれ工夫をこらして電子図鑑をつくりました。 最後に武井教授から、「携帯電話はこのように便利なツールですが、悪質な書き込みで不幸な 事件につながる事もあります。自分の言葉が人を傷つけないか注意して、マナーを守って使って ください」とメッセージがあり、中学生たちも胸に刻んでいたようでした。 大分大学環境報告書 2009 -33-
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5.大分大学花マップを作成 広大な敷地を持つ本学旦野原キャンパスには、四季を通じ てたくさんの草花が咲き誇ります。本学名誉教授の武井雅宏 先生は、長年にわたりキャンパス内の草花の写真を撮り続け、 膨大な写真と説明文をまとめてこられました。 この程、本学は同先生の全面的なご協力のもとキャンパス内の草花を紹介する「FLOWER
MAP(旦野 原キャンパス 秋→初冬編)」を発行しました。 このマップはキャンパス内の大まかな地図にどんな草花がどの辺に生息しているかを写真付きで紹 介しています。あえて大まかな地図にしているのは、散策に訪れた方々がご自身でひっそりと咲く草 花を見つけて欲しいというメッセージを込めてのものです。 とかく入って来難いイメージのある大学構内ですが、市民の皆様にはお気軽に足を運んで頂き、 キャンパスの草花に触れて頂きたいと思っています。FLOWER MAPはご自由にお持ち帰り頂けるよう門 衛所に常備しております。また、本学ホームページ上に、季節の草花を写真と文で説明するwebサイト を設置しています。 6.活き2プロジェクト(学生提案企画) 学生エコニット「Eco Uni-O」(エコ・ユニオ)が,海岸の清掃活動やフリーマーケットを開催し, 環境啓発活動に取り組みました。 大分大学環境報告書 2009 -34-
37.
7.「おおいた水フォーラム」がNPO法人に認定 「おおいた水フォーラム」は、大分県内の水環境に関わる活動を行うNPO法人、大学、工業高
等専門学校、事業者などの諸団体と個人が集まっている団体です。羽野忠理事長(本学学長)、 川野田實夫事務局長(教育福祉科学部教授)をはじめとする大分大学教員を中心に運営されて います。2008年度、大分県の「水環境保全活動ネットワ-ク化促進事業」に採択されました。 同年10月31日に特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を得ました。 活動内容は、(1)水に関する「知」の集積と共有と、(2)水環境に関わる活動の支援です。 2008年度に開催した主な行事をふたつ挙げます。 2008年12月7日に「水と食のフォーラム」を別府市のビーコンプラザで開催しました。沖大幹氏 (東京大学生産技術研究所教授)の記念講演、県内で水環境に関する諸活動に携わっている方々に よるシンポジウムなどの企画が行われました。2009年2月21日に「おおいた学生水フォーラム2009」 を別府大学にて開催しました。清野聡子氏(東京大学大学院総合文化研究科)の記念講演と、大分 県内の各大学、高専の学生による研究報告会などが行われました。 大分大学環境報告書 2009 -35-
38.
8.「ホルムアルデヒド対策に関する講演会」を開催 本学医学部(挾間キャンパス)では、10月7日「第59回全国労働衛生週間(10月1日~7日)」の一環と して、今年の3月1日に法改正され、規制が強化されたホルムアルデヒドの対策について講演会を開催し ました。 講師には、興研(株)九州営業所
南舘所長を招き、専門家の立場から事例を交えて、ホルムアルデヒ ドの曝露対策について講演していただき、質疑応答、局所排気装置のデモを行い1時間程度の簡潔な講演 会を終了しました。 つぼを押さえた解りやすい話しぶりは、教員・技術職員・事務職員等、多岐に渡る職種のいずれにも 評判が良く、ホルムアルデヒドの特性及び人体への影響を再確認すると共に今後の対策目標を明確にで きた有意義な講演会となりました。 大分大学環境報告書 2009 -36-
39.
9.大分に青少年科学館を作る会 大分市には科学館がありませんが、このことは人口40万人以上の日本の都市としては異例で す。そこで、「大分に青少年科学館を作る会」が2005年に設立されました。本学からは仲野誠教 授(教育福祉科学部)らが加わって諸活動を行っています。会の主催行事として、2008年11月8 日、大分市コンパルホールにて「サイエンスカフェ 2008 Autumn」が開かれ、川野田實夫教授 (教育福祉科学部)が講演「おおいたの水の顔~おいしい水ってどんな顔!?」を行いました。
教育福祉科学部教授 川野田實夫 ・大分の水に関する講演 (大分県内各地) 教育福祉科学部教授 千田昇 ・大分の活断層・地震環境に関する講演 (6件) 教育福祉科学部教授 高濱秀樹 高等教育開発センター教授 牧野治敏 ・無垢島における小中学生を対象とした体験学習 10.公開講座 「私たちが出来る地域づくり活動講座」 大分駅南地区再開発が目指す「街づくり」をベースに,行政が行うハード整備と住民が 実践できる「環境」「コミュニケーション」づくりの両面から「住みたい街・大分市」づ くりについて学び直し,学習者自らが「地域づくり」に参画するための活動を考える講座 (大分市との連携講座)として開催しました。11月2日から12月7日まで全6回に分けて大 分市コンパルホールで実施し,15人が受講しました。 大分大学環境報告書 2009 -37-
40.
環境に関する地域行政との連携 大分大学の多くの教員が、学識経験者としての立場から県内の環境に関する審議会等に参画し 協力しています。 以下の表は本学教員が参画した2008年度の環境に関する審議会等の一覧です。
区分 審議会等 政府 地震調査研究推進本部専門委員会 環境省 中央環境審議会瀬戸内海委員会 国土交通省 第二関門橋地質検討委員会委員会 国土地理院 都市圏活断層図作成検討委員会 大分県 ごみゼロおおいた作戦県民会議 地球温暖化防止活動推進センター指定団体選定委員会 環境審議会 公害審査会 リサイクル製品認定審査委員会 ごみゼロおおいた作戦県民会議 産業廃棄物リサイクル施設等整備支援事業選定審査委員 名勝耶馬渓保存管理計画策定指導委員 都市計画審議会 桂川流域委員会 大分県漁業被害認定審査会 天然記念物緊急調査指導委員 大分県文化財保護審議会 大分県環境影響評価技術審査会 大分県自然環境保全審議会 大分県温泉監視調査委員会 大分県地震被害想定調査検討委員会 大分市 環境審議会 放置自動車廃物判定委員会 産業廃棄物審査会委員・産業廃棄物処理施設等設置検討委員会 景観審議会 (仮称)地球温暖化対策市民会議 大分市放置自動車廃物判定委員会 産業廃棄物適正処理指導計画策定委員会 清掃事業審議会 大分市文化財保護審議会 大分市既成宅地防災工事等助成検討委員会 大分大学環境報告書 2009 -38-
41.
区分
審議会等 宇佐市 宇佐市地域新エネルギービジョン策定委員会 臼杵市 臼杵市まちづくり基本計画策定委員 九重町 九重町バイオマスタウン構想策定委員会 佐伯市 エコセンター番匠環境保全委員会 竹田市 史跡岡城跡調査整備委員会 中津市 中津市環境審議会 日出町 日出町水道水源保護審議会 日田市 史跡咸宜園跡保存整備委員会 日田市町並み保存審議会 豊後大野市 豊後大野市水道水源審議会 豊後高田市 景観保存調査委員会 別府市 別府市都市景観審議会 福岡県 福岡県宇美断層調査検討委員会 福岡市 福岡市警固断層調査検討委員会 大分大学環境報告書 2009 -39-
42.
法規制の遵守 教育研究事業活動のあらゆる側面において環境に関する法令や地方自治体の条例等を遵守しています。
法令の名称 関係する主な事業活動 大気汚染防止法 ボイラー・自家発電設備の運転に伴うSOx、NOx、ばいじん等の 排出の管理 下水道法 キャンパス内から公共下水道へ流す排水の管理 騒音規制法 自家発電設備・建設工事等に伴う騒音の発生防止 特定化学物質の環境への排出量 キャンパス内で使用する化学物質の環境への排出管理 の把握及び管理の改善の促進に関 する法律 毒物及び劇物取締法 毒物及び劇物の適正な管理 ダイオキシン類対策特別措置法 現在焼却炉はすべて稼働停止 廃棄物の処理及び清掃に関する法 教育・研究活動によって発生する廃棄物の適正な管理 律 エネルギーの使用の合理化に関す 第一種管理指定工場(挾間キャンパス)・第二種管理指定工場 る法律 (旦野原キャンパス)におけるエネルギーの使用の合理化 ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な PCBの適正な管理 処理の推進に関する特別措置法 吹き付けアスベストに関する法 新たに発見された飛散性アスベストの撤去 化学物質等の安全管理・安全衛生 労働安全衛生法等に基づき,次のとおり実施しています。 ※有機溶剤中毒予防規則関係 有機溶剤使用箇所の曝露濃度の測定、6ヶ月毎に年2回 健康診断を6ヶ月毎に年2回の受診 ※特定化学物質障害予防規則関係 特定化学物質使用箇所の曝露濃度の測定、6ヶ月毎に年2回 健康診断を6ヶ月毎に年2回の受診 ※作業環境測定法,同施行令,施行規則関係 局所排気装置の定期自主点検 大分大学環境報告書 2009 -40-
43.
第三者のコメント
環境問題は地球規模で考えなければならない重要課 題であり、オバマ政権となった米国を始め主要各国に おいても地球温暖化対策等に対する歴史的な転換点を 迎えています。 さて大分大学は、2006年度より環境報告書を作 成しており、今年度で4回目となります。2008年 版より記載のある「中期的環境負荷削減計画」を中心 に見てまいりますと、温室効果ガス排出量・水資源投 入量に関しては、2004年度を基準とし2005年 度から2009年度までの5年間で5%の縮減目標を 達成出来きる見込みがついたように見受けられます。 しかしながら、エネルギー使用量に関しては、目標 達成出来るかどうか疑問であり、より一層の努力が必 要だと考えられます。 環境教育に関しては、小学校から大学まで幅広い取 り組み・講演等が行われており、評価出来る点だと思 います。 総エネルギーの削減に関しては、クリーンエネル ギーへの切り替え、省エネ機器への更新、環境教育の 充実等より一層の具体的な行動を期待します。 また、この環境報告書を公表することにより、大学 の環境への取り組みを周知し、教職員・学生・地域社 会のコミニュニケーションを図り、環境問題への関心 を深め行動する事を期待いたします。 新日本有限責任監査法人 環境CSR担当マネージャー 吉村 祐二 大分大学環境報告書 2009 -41-
44.
編 集 後
記 大分大学環境報告書2009が、関係者のご協力により公表の運びとなりました。 ご尽力いただいた方々にお礼を申し上げます。特に執筆に当たられた先生方にはデータ等 の収集整理分析などに教育研究の時間を割いて担当していただき感謝しております。 大学にとりまして教育研究の発展に伴い、容易に CO2の削減が出来ない状況になること も予想されるわけでありますが、現時点では計画通りの削減が果たせており皆様のご努力 の賜と考えております。 本報告書では、それぞれの部署におきます取組について掲載するなど、本学の構成員の 皆様における努力の状況も記述しました。こうした事例等もお読みいただき、新たな取り 組みの参考としていただけることを願っております。 最後に、今後とも大分大学の社会的使命を果たすため、引き続き環境問題に取り組んで まいりますので、本報告書なり、新たな対応なりご意見等がございましたら大分大学環境 専門部会までご連絡いただければ幸いであります。 環境専門部会長 財務担当理事 岩切 平治 大分大学環境報告書 2009 -42-
45.
大分大学環境報告書2009
◆ 参考にしたガイドライン ◆ 環境省「環境報告書ガイドライン2008年度版」 ◆報告書対象組織 ◆ 旦野原キャンパス (教育福祉科学部、経済学部、工学部) 挾間キャンパス (医学部、附属病院) 王子キャンパス (附属学校園) 中津江研修所、鶴見研修所、 別府職員会館、国際交流会館 大学全キャンパス等を捕捉 (職員宿舎等を除く) ◆ 報告対象期間 ◆ 2008年4月~2009年3月 ◆ 発行日 ◆ 2009年9月 ◆ 作成チーム ◆ 環境専門部会 ◆ 連絡先 ◆ 国立大学法人大分大学 http://www.oita‐u.ac.jp (財務部施設企画課・施設管理課) 〒870-1192 大分市大字旦野原700番地 TEL 097-554-7495 FAX 097-554-7435 E-mail keikaku@ad.oita-u.ac.jp 大分大学環境報告書 2009
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