大森山王ブルワリー2023年の振り返りと、2024年の方針をまとめました。 結果としてたくさんの「終わり」を作った2023年。2024年より大きく形を変えます。そんな過程を楽しんでいただけたら幸いです。

1. 大森山王ブルワリー2024
CHANGE FOR FUTURE

2. 2023の振り返り（総括）
■トピックス
・これまでの拠点「アキナイ山王亭」「Special End.」を終了し、「Hi-Time」を休業。
12月より3拠点で行ってきたことを集約できる新拠点「東京∞景」をオープン。
→これまで続けてきた酒屋事業からの脱却。
・大森駅東口駅前広場(イーストテラス)にて、「OMORI KAORU MARKET with しばふひろば」を主催。
地域のお店や団体を集めた月イチ開催の地域イベントを企画し、4月〜10月の7ヶ月間運営。
→地域事業の推進
・大森山王ブルワリーを再発信を宣言。これから始める「学校」を中心に、2024年度中のリニューアル
を予定。
・大森山王ブルワリーが作る場を通して、ビールはもちろん、ビールのある時間を楽しく過ごしてもら
うことに更にフォーカスした１年。

3. 2023の振り返り（売上）
■トピックス
・売上、昨年度比 65%UP
・イベント出店の影響も大きかったが、
企業コラボ、自主企画などの影響が大き
かった。
・卸売、ネット販売などは微増

4. 2023の振り返り（売上割合）
■トピックス
・店頭の合計売上割合が大幅に減少。
・コラボビール、イベント企画などの新しい事業領域「その他」の割合が大きく増える。
２０２２ ２０２３

5. 活動で見る
２０２３年の大森山王ブルワリー

6. １月：拡大カンパニースタート
２０２３年１月より、経営参画プロジェクト「サンデーカンパニー」の参加メンバーを拡大して実施。
夏以降に「アキナイ山王亭」を大森山王ブルワリーが単独で借りて活用することを考える予定が、アキナ
イ山王亭からの撤退、そして新店舗「東京∞景」につながるとは夢にも見てませんでした。
結果として「おわり」を作る場になるとは・・

7. ２月：アキナイ山王亭からの退去決定 / 新拠点見学
なんと、2月に時点で「アキナイ山王亭」からの退去撤退が決定。
商店街のお休み処としての機能が終了することに伴い、大森山王ブルワリーの大事な活動拠点を失うことに。
そんなタイミングでまさかの夢のような物件を紹介されたのでした。

8. ３月： Special End.企画 隆盛
西蒲田の2号店「Special End.」で、なかなかできなかった
企画ができるように。
今思えばこの時点で、酒屋からの転換が始まっていたのかも
しれません。

9. ４月：「OMORI KAORU MARKET with しばふひろば」スタート
「自分たちで大森の駅前でイベントをやる」
という無謀な試みを、４月から１０月までの７ヶ月に渡り、企画・運営。
最初は何も分からない中、サンデーカンパニーやBeetingのメンバーが関わり、
一人ひとりが頭を使い、皆の力でやりきりました。
本当に誰一人できなかっただろうと思いますし、強いチームワークを発揮でき
たからだと思います。
月イチ開催し毎回たくさんの人が集まるイベントをやりきったことで、大森で
の存在感を示すことができました。

10. ５月：何も無い５月
新店舗をつくることを決め、その準備の一環として都内色々なお店を視察。
が、この時期に夏以降の仕込みをしておけば・・・(´；ω；｀)
夏の新拠点プレオープンに向けた暗中模索の日々の始まり。

11. ６月：アキナイ山王亭終了
１０年間過ごした「アキナイ山王亭」、この場所があったおかげでビール、
何よりも今の仲間たちに会うことができました。
終わりってなんだか湿っぽさもあるけど、大森山王ブルワリーは元気いっぱ
い終えることができました。
始まりの頃にはここで何かをやったり関わったりする人が沢山いましたが、
少しずつ減っていく中、大森山王ブルワリーは数少ない最後までやり通した
１つでした。

12. ７月：Special End. 終了！
新拠点への移転を決めて、「Special End.」は１年半で終了することに。
4月以降は定期的に企画をできるようにもなっていましたが、大森・新拠
点に集中するために決めました。
正直、もっとうまくやれたのかなという思いはありますが、
どうしても、大森に気持ちがある中途半端な状態で改善を目指すことは難
しいと判断しました。
蒲田の皆さんと仲良くなれたことは今後の財産ですし、ここがあったおか
げで新たなスタッフにも会えました。

13. ８月：大森駅前の新拠点 プレプレOPEN
新拠点でビールを出せる状態になり、これまでHi-TimeやSpecialEnd,、
アキナイ山王亭に来て下さっていた方をお迎えしてプレプレオープン。
もうこの頃忙しすぎて何の記憶もありません。
６月にアキナイ山王亭退去、７月にSpecial End.の移転と自宅転居という
怒涛の引越しラッシュ、８月からの新拠点プレOPEN・・・
もうやりません。

14. ８月：竹芝で京浜東北ビールフェス開催！
京浜東北線沿線のブルワリー数社に声をかけてビールフェスを企画実施。
ウォーターズ竹芝で定期開催している「竹芝スペシャルオーケストラ」で
とてもお世話になってる竹芝タウンデザインさんとの共催企画。
これも大変だった・・・
今年はやれるのであれば、大成功させたい。

15. ８月：JTさんとのコラボビール「ICHI」発売
大田区商店街連合会のご紹介で、JTさんとのコラボビールを販売。
蒲田の歴史を調べ、大森と蒲田の共通点を見出し、関東大震災か
らちょうど１００年のこの年に１から始めようのメッセージとと
もにリリース。
自分たちにとってもスタートの「１」に。

16. ９月：読売新聞掲載！
これまでの活動がメディアに。
「あなたは何をしてるの？」という母親の問いに、
少しだけ答えることができた気がしました。。
９月に新店舗の「プレオープン」を迎えましたが、本オープン
に向けて模索する日々は続きます。。

17. １０月：イベントラッシュ
７月以降、毎月、毎週末のように何かしらのイベントに出店。
８月には大田区を飛び出しイベントチームで佐渡にも遠征。
特に大田区界隈のイベントにはだいたい呼ばれるようになったかなと感じてい
ます。
そして、昨年と違い、イベントでも売れる売れないという差が出てきました。
それだけ世の中にイベントが戻ってきたということですね。
これまでの「ただ出て売る」から、どう出るか、どう全体を盛り上げることが
できるか、視点を変えないと全くだめだなと反省のほうが強いかもしれません。

18. １１月：イオンリカーさんとのコラボビール「EN」発売
１１月に「Hi-Time」のご近所にOPENしたイオンリカーさんとのコラボビール！
Vector Brewingさんに醸造いただき、ビールの販売のみならず、壁面のデザインもさ
せていただきました。
イオンリカーさんと商店街沿いのご近所仲間としてつながったご縁で始まり、まちの
人たちがこのビールを片手に裏の公園で交流したり、輪（円）になって乾杯し楽しく
飲み交わす宴の光景を思い浮かべ、人と人の縁を艶っぽく繋いでいく存在になってく
れたらとの思いを込めて、「EN」という名前になりました（命名：ユウコ）。

19. １１月：「Hi-Time」休業へ
Hi-Time、それは大森山王ブルワリーの始まりでした。
この場所があったことで、色々なことが生まれました。
１２月より、目の前で工事が始まることになり、ホコリまみ
れになることが予想されることに加え、新拠点の作り込みに
集中するため、何よりここにも新しい形を作るために、一旦
リセットの意味で休業を決めました。

20. １２月：東京∞景 正式OPEN
ずっと決まらなかったお店の名前を「東京∞景」と命名してOPEN。
プレオープン期間を経て、OPENにあたり何を据えるのか、直前まで悩んでいました。
「学校」のような場所をつくろうと決めたのはOPEN３日前、そこから急ピッチで色々
なことを決めました。
「これまでの大森山王ブルワリーをやめる」ことを宣言し、新しいブルワリーをこの学
校で作っていくことに。
12月の1ヶ月間、学校説明会を行ってきて、これまでのメンバーに加えて、新しいメン
バーもたくさん参加してくれることになりました。これからが楽しみでしかありません。

21. １２月：クリスマスライブ実施
BimBomBam楽団・大山さんとのコラボ企画で、３日間のクリスマスライブを実施。
念願だった音楽イベント！
思い切り音を出せる最高の場所でのライブは大盛り上がり！
あとはテラスでやりたいことができれば、最強な場所になると信じています。
あと少し！

22. ２０２３年の振り返り
なんといっても「終わりの始まり」に尽きます。
それもすべてはさらなる飛躍を目指すためで、「アキナイ山王亭」「Special
End.」「Hi-Time」(一時的ではありますが、同じ形での営業をするかは未定で
す)と３つの拠点を閉じ、「東京∞景」という場所で、大森山王ブルワリーの終
わりを始めることにしました。
売上で見ても、昨年比＋６４％。黒字化もようやく視野に入ってきました。
何が１番だったのかと考えると、うちのチーム、一人ひとりの熱量がすごかった。
それぞれが頭を使い、体を動かし、連携を大事に、周りを信じてやりきった。

23. ２０２３年の振り返り
振り返るといつもうちのチームは
どこよりも楽しそうだった。
それが何よりうれしいし、誇らしいことでした。
もう、町田だけのブルワリーではない。
だからこそ、これまでの「大森山王ブルワリー」を一度壊し、
「町田の」から「関わる人たちの」ブルワリーを作ろうと決めました。
それが、これから始める「学校」に繋がります。

24. ２０２３年の振り返り
我々は完全に拡大期に入りました。（昨年は創業期→拡大期と表現）
２０２４年は、大森駅舎４０周年、蒲田駅１２０周年、イーストテラスの有効
活用、、、僕らが大森でやりたいことをもっとやれるチャンスです。
そのために、これまで１２年やってきました。
僕らはビール会社であるけど、人とあらゆるものの「間」を企画するチームで
あるということ。
楽しいと思うことを考え、頭を使って実行し、失敗も笑いに変えて、お客様に
楽しんで満⾜してもらい、気づいたらお客様が楽しませる側に回ってるような、
不思議な温かい世界を作る。
そして、何より誰よりも自分たちが１番楽しむ。

25. ２０２３年の振り返り
大森山王ブルワリーはやっぱり、楽しいこと考えるな。
大森山王ブルワリーに関わったら、ちょっと人生楽しくなったな。
そんなふうに考えてもらえるようこれからも邁進していきます。
今年も、今年こそは
そんな楽しい時間をご一緒できること
楽しみにしております！