K-DiPS®
Solo
K-DiPS®
Online
当事者参画型災害備えシステム:K-DiPSのご紹介
Kanazawa Medical University
金沢医科大学看護学部 中井 寿雄
2022年7月23日14時から
2022年東和中和南和医療圏防災web会議資料
http://k-dips.jp
K-DiPS Online
効率的なオペレーション
K-DiPS Solo
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K-DiPSとは?
看護師・ケアマネによる入力支援 当事者情報に基づいた備蓄・対策
K-DiPS Online
発災
災害要支援者台帳
避難支援個別計画
自分の情報をスマホに入力して、要支援者台帳、個別計画、
備蓄ができるシステムを開発しています。
「個別避難計画の作成」が努力義務に
内閣府 https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/r03/101/news_02.html
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2022年6月28日 NHKニュースウオッチ9
N=1741
計画作成完了した
「策定済」は7.9%
「未策定」33%
要支援者770万人と
のこと
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220628/k10013693121000.html
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災害時要支援者対策の最新情報
報道内容をまとめると、
• 城県常総市は、筑波大学の川嶋教授の協力を得て、対象者が
多いから絞り込みました。
• 具体的には、元気高齢者と浸水深50㎝以下を除外して2300人
に絞り込みました。
• 滋賀県高島市は、福祉専門職の協力を得て作成しています。
• 同志社大学の立木茂雄教授は、行政の縦割りを改善して福祉と
防災の部局と住民の協力で対策することが唯一の改善策ですと
述べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220628/k10013693121000.html
2022年6月28日 NHKニュースウオッチ9
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この報道の結論は、
2022年6月28日 NHKニュースウオッチ9
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• 計画を作ること
これまでの経験から、計画を作らないより作って
おいた方が、助かる確率が上がる。
• 作成済みの割合を上げること
一人でも多くの人が作成していた方が、作成して
ないより多くの人が助かる可能性がある。
K-DiPSを用いた個別計画の立案
• 現在
聞き取り→Excel入力→印刷→コピー
• K-DiPS使用
スマホに自分で入力→送信→クラウドに集約
プリントアウトして紙媒体で停電に備える(紙も
大事)
個別計画を作ること
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要支援者の情報をスマホに入力しておく!
K-DiPS Solo
自分(子ども)の情報を
自分の判断で開示!
スマホはいつでも持っている!
誰でも無料で使用できます
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①
②
③
④
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要支援者(家族)の判断で、情報を支援者に開示
K-DiPS Solo利用のメリット
• スマホから情報をすぐ取り出せる。
• 災害時に自分の判断で開示できる。
• DMATらは、迅速に患者を把握できる。
• 災害だけでなく、事故や突然の受診時にも役立つ。
• 無料なので誰でも気軽に利用可能である。
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K-DiPS Soloの情報をクラウドに集約
クラウド
K-DiPS Online
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災害時要支援者台帳 災害時要支援者個別計画 迅速な安否確認・救助
避難訓練(シミュレーション)
自治体がクラウドに
アクセス
K-DiPS Solo をK-DiPS Onlineに接続
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クラウド
•ADLを可視化
•バックアップ電源をリアルタ
ムに集計し可視化
K-DiPS Soloユー
ザーが備蓄して
いるバッテリー
の合計をグラフ
表示
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個別計画の自動作成
K-DiPS Onlineのメリット
• 要支援者の最新情報が得られる。
- 要支援者台帳の自動作成
- 個別計画の作成
- 備蓄の見積もり
- 訓練
- シミュレーション
• 居場所の可視化による安否確認ができる。
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個別計画作成者を増やすには
•K-DiPS Soloユーザーの普及
•自治体がK-DiPS Onlineを採用
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停電対策のK-DiPS新機能
• 給電車(PHV, HV, EVなど)を用いた助け合い。
• 豪雨の際の停電時の共助の仕組み。
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停電時にK-DiPSのSOSタップで給電車が駆け付ける
バッテリー搭載車 を給電リソース と捉える
K-DiPS
®
Solo とK-DiPS
®
Onlineの地域との
連携機能の一部として開発中!
地域には給電リソースが存在する!
給電車ユーザーによる共助
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K-DiPS 新機能!
緊急給電システム (動画)
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新機能の活用動画
K-DiPSを導入したからといって
助かるとは限らない!
• あくまでもツールにすぎない。
• 要支援者と支援者と自治体が、地域の実情に合わせた
オペレーションを考えることが大事。
• 訓練やシミュレーションなど、要支援者と一緒に実施
する。
• 実施するまでの想定、準備や議論のプロセスが重要な
知見となる。
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奈良県:2022年度東和中和南和医療圏防災web会議資料.pdf