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韻律情報による議論の場の空気推定手法の検討
- 3. 先行研究 1
03
対話音声における韻律と声質の特徴を利用
したパラ言語情報の抽出の検討 [石井 05]
韻律パラメータとしてF0move(基本周波数の変化量)と発話
の持続時間を用いる
F0moveと発話長という2次元平面上での発話行為の分布か
ら分類を試みている
肯定・同意・相槌の際は「短下降型」,聞き返しは「短上昇
調」,疑いは「動きの幅が広い短上昇調」,考え中・戸惑い
は「平坦,長下降調」,否定的または曖昧な表現は「長上昇
調,長平坦調」となる
[石井05]石井他:対話音声における韻律と声質の特徴を利用したパラ言語情報の抽出の検討. 第22
回AIチャレンジ研究会, 2005.
- 12. まとめと今後の展望
12
まとめ
議論中の発言を音源分離し,F0推定により得られたグラフから
発話タイプを判定できるか,目視により調査した
議論の予備実験を行い,議論における発話タイプの割合を調査
発話タイプ自動検出の際に問題になりうることの検討を行った
今後の展望
自動検出の際に問題になりうることに考慮し,発話行為を自動で識別でき
るようなものを構成する
今後は,円滑な議論/紛糾した議論といった「場の空気」が観察できるよ
うな実験設定を工夫する必要がある
F0推定によって得られた発話タイプの割合,DASによる発話,受け答え
頻度の割合から場の空気を推定するような機構の実現
「場の空気」をまだ定義できていないので、どう定義すべきか検討する
脳波や視線による推定も検討しており[北川17, 熊崎17]今後これらの研究
と統合したい
[幸浦 17] 幸浦弘昂、白松俊 韻律情報による議論の場の空気推定手法の検討 H29東海支部連合大会
[熊崎 17] 熊崎滉大,白松俊,一ノ瀬修吾 視線と表情を用いた議論の場の空気の推定手法の検討 H29東海支部連合大
会