礼文町で「地域おこし」をするための地域住民へのアンケート調査の概要です。

1. 礼文町「地域おこし」をめぐる
地域住民の意識調査
-地域おこし協力隊の新たな活動の展開を目指して-
2017年1月
礼文町地域おこし協力隊
片桐 勇人

2. 礼文島の「地域おこし」とは何か？
地域住民が住みやすく活気のある島にすることで、
島外からの移住・定住を促進する
rf.) “人口減少への対応として町外からの移住者の受け入れを検討する場合、
現在島に暮らしている町民の生活の満足度を高めることが移住者受け入れの基
盤となることが示唆される”（平成27年度 礼文町人口ビジョン策定支援業
務『人口減少対策に関するアンケート調査』報告書,p.70）
2

3. 調査の目標
今後の「地域おこし」のベースとなる基礎資料を作り、
資料を公共物として地域おこし協力隊員、行政、地域住民
に提供する
→「地域」というビルをつくる前の地質調査に相当
3

4. 「地域おこし」現状の課題
❶礼文島の「地域おこし」に関する全体像を簡単に俯瞰
できる資料がない
❷「地域おこし」への地域住民の関与が少ない
❸「地域おこし」のために活動する「地域おこし協力隊」
への地域住民の認知度が低い
4

5. 「地域おこし」調査の目的
❶「地域おこし」を望む住民・団体の可視化
❷「地域おこし」のための住民の主体的なニーズの把握
住民は何をしたいのか
❸ 調査を通じた協力隊の認知度向上
協力隊は何者で、何を考え、何をしたいのか
❹ 協力隊への住民のニーズの把握
「ヨソ者」である協力隊に住民は何を求めているのか
5

6. 2016年『人口減少対策に関する
アンケート調査』との比較
2016年『人口減少に関するアンケート調査』の目的：
人口減少対策のための行政側の施策の検討（住民は行政に何をしてほしいのか）
結果：公共住宅の整備、病院の整備等、住民の町政への
要望を抽出
6
行政 地域住民
要望の聞き取り
要望の回答

7. 2016年『人口減少対策に関する
アンケート調査』との比較
今回の調査の目的：
「地域おこし」のための住民の主体的なニーズの把握（住民は何をしたいのか）
予想される結果：「イベントを開きたい」等の住民の主体的な要望、
住民の「地域おこし」に対する考え・スタンス、
協力隊に対する要望を抽出
→住民が主体となる地域おこしを支援するための仕掛け作り（※）
7
行政 地域住民
要望の聞き取り
回答
協力隊 結果の報告
必要な支援
必要な支援

8. ※参考資料 コミュニティデザインの
進め方（山崎,2012）
今回の調査は「ヒアリング」に
相当
引用文献：山崎 亮,2012,『コミュニティデザインの時代』,中公新書
8
ヒアリング
ワーク
ショップ
チーム
ビルディン
グ
活動支援