QGISを用いたラスタデータ解析
~Landsat 8 画像でNDVI 算出~
中島 綾一朗(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
この作品はCC BY 4.0 ライセンスの下に提供されています。
小池 隆(合同会社緑IT事務所) 、中村 和彦・福本 塁(NPO法人オープンコンシェルジュ) 、
岩田 敏彰(独立行政法人 産業技術総合研究所)「Landsat 8 画像で NDVI 算出」
http://www.slideshare.net/openconcierge/landsat-8ndviを参照
0. NDVIとは
• 正規化差分植生指標
(Normalized Difference Vegetation Index; NDVI)
• 植生の量や活性を反映する指標
植物は赤い光を取り込んで光合成を行うため、植物が繁
茂している場所では赤い光の反射は少ない
• NDVI = ( NIR – Red ) / ( NIR + Red )
NIR:近赤外 Red:赤
1. Landsat 8 画像のダウンロード
• 産総研のLandBrowserからダウンロード
http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/
マニュアル
http://file.www5.hp-ez.com/tottyiwata/LBM1.pdf
重要ショートカット:Hで時間を戻す・Lで時間を進める
2. NDVI算出に必要なバンドを取得
• 上の「Save」をクリックして保存
• Landsat8の場合
• Band4(赤)とBand5(近赤外)の2つが必要
3. 画像の読み込み
• QGISのラスタ追加メニューから画像2つを読み込む
4. ラスタ計算機
• ラスタ -> ラスタ計算機 で計算
5. NDVIの計算
• NDVI = ( Band5 – Band4) / ( Band5 + Band4 )
6. NDVI算出結果の表示
• レイヤボックスに表示されたNDVIをダブルクリック
し、レイヤプロパティからスタイルを開く
7. NDVI算出結果の確認
• 新規カラーマップを作成からGreensを選択し、NDVI
の値が大きいほど緑が濃いように塗り分けて分類
し、適用
8. 画像として保存
• プロジェクトタブから画像として保存を選ぶ

環境情報学実習2015